スーパーロボッ娘 鉄刃23号 (ガガガ文庫 ま 3-1)

【スーパーロボッ娘 鉄刃23号】 舞阪洸/ゴロボッツ ガガガ文庫

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「弥茂祢のすべては貴方様のもの!あんなところからそんなところまで!あまつさえこんなところまで、す、べ、て!」こいつが今日から僕の下僕になったスーパーロボッ娘。なぜ一人暮らしをしている、僕(高校生)のところに来たのかは知らん! エロトークをやめようとしないのが大変迷惑!?であるが、僕の言うことをなんでもきくという。「一緒にお風呂に入れ、とお命じにはならないのですか?」命じないよ! まあ、だとしたら……僕はいったい何を命令すればいい? わからんことだらけ、エロトークだらけの共同生活が始まった!


最近は駄弁り日常系というジャンルが広がりつつあるけれど、本気でくだらない駄弁りを延々と続ける事に関しては、既に舞阪洸という作家様が立った一人で勢力を築いてしまっているような気がします。
近年は話の進展すら擲って、内容なんて放置して、駄弁り続けることに執心している節すらありますしねえ。でもね、このくっだらない、ホントにくだらないとしか言いようがないお喋りが好きな人には、この人のシリーズはみんな兎に角楽しいんですよね。中身が皆無だろうと楽しいものは楽しいんだ、という楽しみ方もあって然るべきではないでしょうか。
まあ、舞阪さんは、兎騎士団みたいな戦記物になると、同じノリでもだいぶ密度が変わってくるのですが。

「つまりあれだ、弥茂祢の属性はエロッ娘ってことか」
「そうでもないかと」
「どうして? 弥茂祢の属性は完全にエロス方向じゃないか!?」
「いえ、鉄刃シリーズ、エロス方面の属性は基本性能として揃えておりますので」
個人的にはメイド服のミニスカバージョンは許せないタチなのだけれど、弥茂祢の場合はむしろロングスカートの方が違和感がある。彼女のチャームポイントはズバリ膝小僧だと思うからだ。いきなり何の話かと思うが、自分でもなんでいきなりこんな話をし出したのか理解出来ない、いったいどうしたことだろう。
弥茂祢さん、未だ感情を実装していない無表情娘だと自称しているが、はたして感情薄弱なものでも性格悪い、という事はあるんだろうか。ご主人様と慕い懐いてきながらこのロボッ娘、親愛の情の表し方を、弄る、という行動の一点に絞っているあたり、なかなかの強者である。
「春日井鷹斗が鉄刃斎弥茂祢に命じる。日本に帰るまでは、エロトークもエロジョークも一切禁止だ!」
「ぐはぁっっ」
 空母より強いロボッ娘が、なんでそんな命令でダメージ受けてるんだよ。
「鷹斗様、今のショックで弥茂祢の戦闘力が三割減となりました」
まあエロトークと言っても、それほど露骨なのはないんですけどね。軽い下ネタくらいで、生々しくはないのでそっちが苦手な人でもご安心を。

今のところ、出てくる登場人物は主人公と弥茂祢の二人きりで、延々と二人での会話がつづいているんだけれど、どうも幼なじみの羅蘭とか最終話で東南アジアまで回収にいった25号など、新しくキャラも増えそうな伏線が出ているので、またぞろぞろと出てくるんだろうなあ……。
って、そういえば羅蘭ってGA文庫の【サムライガード】の方に出てたような……w