ヒャッコ  (フレックスコミックス)

【ヒャッコ 6】 カトウハルアキ フレックスコミックス

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上園学園、体育祭開催!
だけどもちろん、その内容は一筋縄でいくわけがなく……?
文化祭もあって、お祭り満載の第6巻!

「この戦場には化物がいるぞ――」
体育祭でサバゲーて、サバゲーて(爆笑
すげえフリーダムだな、この学校。先生までちゃっかり参加してるし。優勝商品付きだもんなあ。しかも、焼肉食べ放題は分かってる、よく分かってる。
でも、むしろ去年の体育祭の方がどんなのだったんだろう、と興味をそそられるんですよね。なにしろ「東京フレンドパーク」ですよ!?
いったいどんな体育祭だったんだろう。

さて、サバゲーなんていうからてっきり、当たり判定付きのセンサーを導入して本格的にやるのかと思ってたら普通のBB弾で被弾については完全に自己申告制なのですね。これは意外だった。こういうことを気負いなくサラッと出来るところがこの学校の素晴らしい所なんだろう。なにしろこれって結局、生徒のことを全面的に信用している、不正はないと信じている以前にアタリマエのこととして受け入れられているわけですから。上下山の狐さんですら、策略陰謀に騙し討ちと謀略の限りを尽くしても、撃たれた事をごまかしたり、という狡っ辛い真似だけはしないのである。
いい学校だ。
しかし、これだけキャラがたくさん出揃ってくるとこうやって大勢でわいわいやるイベントは余計に楽しいですね。まあキャラがたくさんになりすぎたからこそ、こうやって大量一気に出せるイベントが用意されたんでしょうけど。最近アレな扱いだった獅々丸がリアル五右衛門をやってて吹いた。というか、サバゲーでなんで一人だけ木刀振り回してるんだ!? しかも、持ち手も五右衛門だし。剣道でそんな持ち方しないだろうが。それでなぜBB弾を撃墜できる!?(笑
で、ルパンと次元が先生コンビとして(ちゃんとワルサーP31装備してたぞ)、不二子ちゃんは何処に?
で、で、結局傘先生は何人分奢らされたんだろう。イラスト見ると結構な人数がいるけど、ああでも雀以外はそんなに食べないか。って、先生、女の園に一人だけ男ってまた羨ましいのか何なのかw

後半は文化祭準備にかまけた歩美の中学時代の友人の顔見せ。人に歴史あり、って奴ですなあ。
しかし、従兄弟に妹か。いったい誰なんだろう。

それはそれとして、初顔というか初喋りの子も大量に出現した、文化祭の出し物ミーティング。特定の子だけがしゃべるんじゃなくて、みんなでグダグダと雑談めいたノリで意見を出したり、それについてボケたり突っ込んだり喋っていく回なんだけど、なんか良かったなー。というか、これだけ大量のキャラを僅かなコマと喋りだけで特徴をしっかりと印象づけていくあたり、地味に凄いわ。
というか、とんとんとテンポが良くて、でもリズム感は目茶苦茶で、ふらふらと蛇行してるみたいな話なんだが、これがまた楽しかった。一本のテーマがあってそれについてガガガを進めていく話もいいけど、こういうだらしなく纏まってる話を描ける人って案外少ないんじゃないだろうか。あんまり見たことないし。貴重貴重。
というわけで、この巻も素晴らしく面白かったです。刊行スピードはゆっくりなんだけど、クオリティはまったく落ちないなあ。

さて、あともう一つ注目情報が。帯の裏に、【夕日ロマンス】の新作の掲載情報が。夕日ロマンスですよ、夕日ロマンス! 一話短編かも知れないけど、あれの続きが読める日が来るとはっ!!
4月発売のブラコンアンソロジー(笑)なるものに掲載されるようで、楽しみ楽しみ。


カトウハルアキ作品感想