神様ドォルズ 8 (サンデーGXコミックス)

【神様ドォルズ 8】 やまむらはじめ サンデーGXコミックス

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大学進学を機に故郷を後にし、東京で暮らす匡平。
しかし、案山子(カカシ)という神の人形を操る、隻 (せき)である妹の詩緒、同郷の阿幾という青年が現れた日から、彼の平穏は終わる。
そんな中、匡平に想いを寄せる黒衣の隻・まひるが現れ、事態は一層複雑化、詩緒VSまひるの案山子バトルに発展!!
詩緒は辛くも勝利を収めるが、詩緒の案山子・玖吼理(ククリ)が動かなくなり、彼女はパニック寸前に!!
阿幾は匡平に故郷の村への戦いの継続を宣言、そして、今まで謎に包まれていたあの隻が現れた!!
うわああっ、勾司朗!! こ、これはあかん。こういうシーンで作者のやまむらさんって銃の使い方、徹底してるんだよな。変に勿体ぶらない。お陰で絶望感が半端ないんだ。そんなパンパン撃たなくても(半泣
案山子なんて超常の兵器が扱われてる作品なのに、何気に銃という武器の重みが大きいんですよね、これ。
先の国会議員を久羽子が拳銃で撃っちゃった時も、取り返しの付かない事になった、という感じだったし、純然たる人を殺すための凶器、としての冷たく重い感覚が銃器に備わっているかのような描写だ。案山子がどこか、生物めいた雰囲気が備わっているのとは裏腹に。
逆に、案山子にはそれを操る人の感情がダイレクトに反映されるんですよね。反映というか、雰囲気というかオーラというか。欲に駆られた悪意にしても、老醜によって築かれた狂気にしても、想い人を傷つけられた怒りにして、どこか隻の感情が乗り移ったかのように、案山子には気配が宿る。
ラストシーン、匡平がついに玖吼理を掌握したシーンにはゾクゾクっとなりましたよ。ついに、隻の怪物とも言うべき男の再臨。しかも、日々乃を傷つけられた事をきっかけにしてのことだから、こりゃぶち切れてるな、うん。
阿幾やまひるも村に戻ってくるようだし、物語は東京からついに村へと集束していきそうだ。阿幾も、ここで決着つけないとどこにも行け無さそうだしな。東京で、阿幾と匡平が昔の思い出を普通の幼馴染のように語り合い、笑いあうシーンが切なかった。もう戻れない二人の、ほんの一瞬の、もしかしたら最後の、気のおけない幼馴染としての一時。いや、これを最後にはしないでほしい。彼は取り返しの付かない事をしたかもしれないけど、それで未来を閉ざされてしまうには、ちょっと境遇が悲惨すぎる。まひろをくっつけて村に戻ることに何らかの希望を見出したいところだが。
いや、希望云々で言うなら、まず心配すべきは日々乃さんだよな。おっぱい!! じゃなくて、日々乃さん、どうなったんだあれ!? もしかして本当に潰されたなんてことはないだろうけど、それでも一抹の不安がぬぐい去れない。殺るときはヤルカラナア。それ以上に、ピンチにも関わらず胸が、おぱーいが凄いことに。こんな状況においてもおぱいか!! 日々乃さんのおぱーい描写へのこだわりは凄い、尊敬に値するくらい凄い。なにあのおぱーーい!!? なんであんな風になるの? 重力ってそこまで偉大なの? 逆さまって大いにアリだったの? 
ようやく登場した紫音がどうでもよくなるくらいに凄いインパクトだった、日々乃さんのおぱーい。紫音、散々登場まで勿体ぶってたのに、えらい普通に現れたなw

やまむらはじめ作品感想