家族ゲーム 7 (電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション 96-7)

【家族ゲーム 7】 鈴城芹 電撃コミックス EX 電撃4コマコレクション

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うわあああ、うわあああ、うわあああ、ついに、ついについにですよ! 五年越しの告白。西浦さんが、ついに真言に告白。長かった、いつかいつかと待ちながら作中時間で五年たち、このままどうにもならないままなのかとすら思った矢先に、真言が後輩から告白されたのを西浦さんに相談した際、勢いでついに!
そうなんだよなあ。二人って出会ったの真言が中一の時だったんだよなあ。そして今、高校二年生ですよ。もう三年になるんですよ。五年って目茶苦茶長いですよ、どんだけ長いこと引きずってたんだよ、西浦さん。
それでも、これまで確かにちょびっとずつ距離は接近してる風な感じはありましたけど、真言があんなんだけに手応えは全然なかったんですよね。彼氏彼女のフリまでしながら、真言にはそういう素振りも気配もなかったからなあ。
そう、無かったと思ってたんですよ。そうか、全然皆無ではなかったのかっ! 西浦さんも気づいていないくらいだから、そりゃわからんわ。あれとかあれとか、真言なりにヤキモチ焼いてたんだ!
それこそ無数のカップルが誕生しているこの作品ですけれど、真言はその中でも頭ひとつ抜けて恋愛音痴で鈍感でニブチンだと皆から認識され、実際そのとおりだったんですけど……もしかしてこれ、大外一気でまくり差しか!? 真言も既に高校卒業まで間がない事を考えると、遊佐家の両親みたく大逆転でこの二人が一番はやくおめでたいことになりかねない。
まあ、西浦さん、表紙見てもわかるように顔が死んでますけど(笑
これは真言が悪いわー。いやもうこの娘はこういう子だから仕方ないんですけど、西浦さんがフラレたと勘違いしてしまったのは仕方ないわ。バカだなあ。誰がとは言わないけど、バカだなあ。
いやでも誤解が変な方向に行くというわけじゃなくて、この調子だと西浦さん、うれしいサプライズになりそうじゃないか。あれだけ待たされたんだから、拗れずにハッピーになってほしいよ。

とりあえず一番順調そうなのが葵と悟か。葵が成長するにつれて意外とお固い考え方の持ち主だというのが分かってきたのが面白い。だらしない悟さんは嫌だなあ、とかどんだけ潔癖なんだよ。君、高校生の悟くんがどれだけ我慢してると思っているのかね。いやもう、チューくらいはしてもいいでしょうに。プレイが焦らしすぎる。
それでも、悟くん、この歳で大学卒業したら即座に葵を娶る気でいる気概はホレるわあ。気概というほどでもなく、すでに既定路線、当たり前の将来像みたいになってるのが凄いが。あっ、五年後には結婚します、とか平気でのたまったもんなあ。葵が高校卒業したら即座にかよっ。

そして、一番「結婚」という言葉が近そうなのが、尚武兄ちゃんと今川さんか。ついに尚武の実家で同棲だもんなあ。朝帰りまでしちゃったし。既に恋人を通り越して家族同然ですから、もう。温水家にも馴染んじゃいましたし、もう嫁だよなあ、これ。そんな状態でもまだ粘る由寿の根性が素晴らしい。何気に関係が離れるどころかむしろ接近してるもんなあ。

他にもカップルが出来たり出来なかったり。小竹と里奈は完全にくっつく流れだったのに、あそこからあんな事になるとはさすがに予想だにしなかったぜ。目が丸くなりましたがな。こりゃ、里奈っち男運ないわー。運がないというか、タイミングが悪い?

とにかく、ラストのコマで真言が素晴らしい恋する少女の笑顔を見せてくれたので、大満足。ではないよっ、そこで切るのかよ、西浦さんとの関係どう着地させるんだよっ、と物凄い気になるところで終わってるので、辛抱タマランですよこれ。まだ半年以上、場合によっては一年以上待たされることになるんだから、たまらんたまらん。
いつまでも待ってます、待ってます、でもなるべく早めにお願いしますぅ。

鈴城芹作品感想