キラキラ☆アキラ 1 (まんがタイムコミックス)

【キラキラ☆アキラ 1】 曙はる まんがタイムコミックス

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天真爛漫な女子高生、美波アキラは幼なじみの桃太郎とスクールライフを満喫中!アキラのふりまく無邪気なラブは周囲をドキドキ、キラキラさせっ放し。曙はるが贈る「青春ど真ん中・キラキラ4コマ」をお楽しみ下さい。
同じ職場の年下の先輩と後輩くんとの微妙で絶妙なラブコメを描いた【ベツ×バラ】の曙さんが描く、窓から入ってくる幼馴染のお話と聞いて、ヨイショっと手を出してみたんですが……まさか隣の家の窓からじゃなくて、同じマンションの上の階から、縄梯子で降りてくるとは思わなかったよ!(笑
危ないって、それ本気で危ないってw
いやしかし、これは幼馴染ものとしては最上の部類だなあ。取り敢えず、異性として意識して貰ってはいないものの、彼女が桃ちゃんに向けてくるのは隠しも照れもしない最大級の好意であり、絶対的な信頼であり、これからも一緒に居続けることを疑いもしていない天衣無縫の純粋さだ。これほど明け透けに、無防備に、周囲に仲の良さを見せつけてはばからない姿を見せられたら、余程のお馬鹿でもない限り間に割って入ろうなんて思いも寄らないだろう。まあ、約一名、そんなお馬鹿が現れるのであるが。
しかし、これほどべったりとスキンシップを取ってこられながら、しかしその関係は幼馴染からなかなか進展しないというのは、桃ちゃんからすれば嬉しくもあり、もどかしくもあるのだろう。彼はもう、アキラの事が女の子として好きでたまらないから、やっぱり恋人として付き合ってみたいという気持ちはあるんだね。でも、そうやって踏み込むことは、今の幼馴染としての関係を変化させてしまうことになる。その一歩を踏み出すには、とてつもない勇気が必要だろう。今が、この上なく幸せであるのなら尚更。今以上を望むのは贅沢なんじゃないかと、今のこの二人の甘甘の関係を見ていると、桃ちゃんがためらってしまう気持ちはよくわかる。
でも、肝心のアキラは、本当に何時まで経っても天真爛漫で色恋に思いを募らせないまま桃ちゃんに懐いているだけの女の子なんだろうか。彼女だっていつまでも子供ではない。時折、鼓動を高鳴らせる事もあるはずだ。甘酸っぱい気持ちに、うっとりと目を細める時もあるはずだ。そんな僅かな積み重なりが段々と蓄積して、ふとした瞬間、幼馴染という枠を逸脱した横顔を見せる時が、後半に行くにつれて垣間見える事が増えてくる。
さて、はたしてこの二人にとて、幼馴染から恋人になるということは決定的な変化となり得るのだろうか。幼馴染と恋人とは=で結ばれないのか。
このカップルの停滞と進展は、じっくり追いかけてみたいなあ。という訳で、続刊追跡決定のこと。