這いよれ!ニャル子さん 7 (GA文庫)

【這いよれ!ニャル子さん 7】 逢空万太/狐印 GA文庫

Amazon

 クー音が地球から消え失せた日の深夜、ニャル子は報告書を作成していた。
 真尋のそばに居るためには、手を抜くことなんか出来ない。そうして作業を進めながら、ニャル子は地球へ来てからの様々な事件を思い出していた。

 必死に真尋の好感度を上げようと頑張ったこと――。
 神の代わりに地球の神々を守る為、幻夢境へ行ったこと――。
 真尋さんがまさかの裸幼女を連れ込んで(怒)いたりしたこと――等々。

 しかし肝心の真尋のニャル子への好感度は上がるどころか、むしろ下がる一方。しかも最近は余計なライバルまで増えてきてしまったようで!?
 そんなニャル子の奮闘と真尋への愛が溢れた報告書、ぜひご堪能ください。
ニャル子さんはさやか派だったのねw
というわけで、ニャル子さんも短篇集の時期なのである。相変わらず、1ページに三つはネタがありそうな勢いのネタの物量作戦(さすがに実際はもっと少ない。あくまでイメージです)。しかもネタが濃すぎて、殆どわからん!! 元ネタを追求しているwikiを覗いてみたが、言われてみてようやく分かるネタよりも、言われてもわからないネタの方がはるかに多い。かといって、わからないから面白くないってわけじゃないんですよね。もうノリやら雰囲気が楽しくて仕方ない。そりゃ、あれだけ濃いネタに的確にツッコミを入れてくれる真尋は手放せないよなあ。ボケた瞬間、切れ味たっぷりのツッコミが綺麗に返ってくるその快感たるや、ニャル子が中毒になるのも宜なる哉。
しかし、ちょうど時系列を遡って描かれる短編だけに、真尋のニャル子へのデレ度の違いが明瞭に把握できて、これ結構ショックですよね。最初の頃って、こんなに冷たかったんだ。いや、そうだよなあ。真尋のツンっぷりはそれこそネタになるくらい熾烈で痛烈だったんですから。それが、今やビックリするくらいニャル子に対してデレてるんだから、最初の頃からすると驚愕の展開なんですよね、これ。ナチュラルにニャル子のこと可愛いとか思っちゃったりしてるんだもんなあ。一時期、本気でニャル子への好感度がマイナス近くにまで低下してた事を考えると、ここ最近の挽回っぷりは神がかってすら居るのだが、肝心のニャル子はいまいちその辺ちゃんとわかってないというか、欲張り過ぎだろうw まあ、クー子がニャル子ラブとか言いながら、さり気無く真尋にも粉かけ始めて、それが本当にいい感じになりかけてきてるお陰で焦ってしまっているのもわかるっちゃわかるのですが、ニャル子が風邪をひいてしまった時、真尋が看病してくれた時なんか本気でイイ雰囲気になってたんだから、どうしてもネタに走ってしまうニャル子の性分が勿体ない。ただ、あの押せ押せの姿勢が何だかんだと当初の冷たい態度を打破して、今の真尋との間に確かな好感度を獲得したのを考えるとあながち間違いではないとも言えるので、判断も難しいところだ。ただ、いつまでも押せ押せのワンパターンだとチャンスを逃してしまいそうでちと心配。
ニャル子、何だかんだと本気で心の底から真尋の事が大好きで大好きでたまらない、という女の子らしい気持ちもあれでちゃんと伝わってくるので、真尋くんには人生いろいろ諦めて貰って、うまく結ばれて欲しいんですよね。クー子もプラスでいいので(笑

驚いたのが、ハス太の方にルーヒーさんとのフラグが立った事ですよ。あの男の子、そのまま真尋に対してアブノーマルな関係を貫くのかと思ってましたが、そうだよなあ、さすがにニャル子とクー子との間に割って入れなくてちょとハブられ気味な所があったので、彼がちゃんと真っ当な恋愛をした方が真尋の可愛い弟分としての立ち位置もしっかりするんじゃないだろうか。

シャンタッ君は最近、アニメの影響もあってあの異形も可愛いと思えるようになってきてしまいました。本当ならキモいだけの外見なのですが、慣れって凄いですよね。もう仕草やら反応やらが愛玩動物として極まっているお陰で、あのキモい外見でも気にする事無く可愛いと思えるようになってきた。別に人間形態になんかならなくていいですよ。シャンタッ君は今のままで充分可愛いです。

シリーズ感想