榊美麗のためなら僕は…ッ!!(2) (アクションコミックス(コミックハイ!))

【榊美麗のためなら僕は…ッ!! 2】 桐原いづみ アクションコミックス

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真面目で律儀な女子大生・榊美麗と、素直で礼儀正しい男子中学生・立花祐。美麗が立ち上げた劇団の座長と団員という立場ながらも、立花君の告白をきっかけに付き合うことになった2人。ただ、歳の差と立場の差は大きな壁となり結局は初デートで別れることに。別れたことで自分の本当の気持ちを知った美麗と、自分の幼さを実感した立花君は、それぞれに…? さらには、劇団内の複雑な人間関係が美麗に新たな問題を投げかけ…!? 苦悩と悶々が増大の群像ラブコメ第2巻!!
一巻ではフルカラー版を買ったのだけれど、実はあんまりピンとこなかったのです。自分、もしかしたら桐原さんの漫画はモノクロの線の方が好きかもしれない。
ということで、2巻でもフルカラー版出てたのですが、敢えて通常版を購入。うん、やっぱりモノクロの方がしっくり来る。
初デートで上手く行かず、お互いに気にしていた歳の差がモロに躓きとなって殆ど破綻に近い気まずい終わり方をしてしまった美麗と立花くん。
落ち込む美麗にこっそりデートを覗いていた松本さんが手を差し伸べたのだけれど……松本さん、変な人なのにアドヴァイスが的確すぎる(笑
ここまで客観的に人間関係捉えられるくせに、なんでこれまで友達いなかったんだろう。何やら空気読めない事でも仕出かしてしまったんだろうか。一応下心があるわけじゃないんだけれど、友達らしいことが出来ることに感動しまくってる彼女を見てるとややも不安なんだが……美麗からすると完璧なフォローなんですよね。お陰で立花くんとの付き合い方で何が問題だったか、これから自分がどうしたいのかがちゃんとわかったわけだし。
一方で立花くんも帰りに上原さんと出会った事で、自分の子供さ加減を痛感することに。ただ、それを負の方向に推し進めるのじゃなく自分を顧みてもっとがんばらなきゃ、と前向きになれるあたりはイイ子である。伊達に大学生のお姉さんに本気で付き合いたいとアプローチする子じゃなかったな。

おー、響が来たよーー!! 卒業した先輩方とのまあ毎度のクールなやり取りの隙間に、きっちりミケ先輩と視線かわしてさり気なく挨拶しなおしてるんですよねー。んふふ。この二人には未だにニヤニヤさせられる。もっと連絡取り合えばいいのに、って響じゃ無理か。ミケ先輩もあれヘタレだからなあ。
演劇部の方は相変わらず木野くんとオリナル、ちとせの丁々発止が繰り広げられているようで。お前らも付き合っちゃえよー。

と、此処に来て美麗たちの劇団に力を貸してくれている上原さんと、彼が立ち上げたという劇団の間にある何らかの問題がちょっとずつコチラにも波及してきた。向こうの劇団の人、上原さんを返せとか、そういう攻撃的なアプローチをしてきたわけじゃなく、それどこか上原が何か仕出かしてないか、迷惑をかけてないかと心配するかのような接触をしてきたのだけれど……明らかにこちらの劇団のことを気にしている風じゃないんですよね。上原さんの事を伺っている。あちらの劇団と上原さんの間にどういうトラブルが持ち上がっているのか、そりゃ美麗としても気になるよな。とはいえ人間関係というものはとても繊細で、一つ対応を間違えればとんでもないこじれ方をしてしまうもの、というのは美麗は野乃との一件で嫌ほど痛感しているので、理咲と相談しつつかなり慎重にどうするべきか様子を伺っている。それは、経験を糧にした大人らしい対応、と言うことになるのかな。性格的なものかもしれないけれど。野乃さんなんかだと正面突破してしまいそうだし。
ただ、そんな大人たちに対して、無謀なほど真正面から突っ込んでしまう立花くんは、やっぱり子供なんだろうなあ。それはいくらなんでも直球すぎる。地雷原に走って突っ込む奴があるか! 地雷を踏んづけてからでは遅いのである。とは言え、そういった潔癖とも言える無謀さが事態を打開するケースもなくはないので、果たして彼の安易な言動がどう影響することになるのか。

甲斐くんと麦の関係は、やっぱり好調なご様子で。ええ、ええ、ごちそうさまです。理咲の野郎、ついに麦にお姉ちゃんと呼ばせはじめたぞ。まんざらでもない甲斐と麦がまたごちそうさますぎる。おのれ。
と、意外にも此処に来てようやく野乃さんもデレはじめた!? ちょっと照れた様子で桂木にお礼言ってる野乃が新鮮すぎた。参ったね、こりゃ。

1巻感想