這いよれ!ニャル子さん 8 (GA文庫)

【這いよれ!ニャル子さん 8】 逢空万太/狐印 GA文庫

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 宇宙ゲーム戦争に敗れたルーヒーは、今はたこやき屋台を営んでいた。
 ニャル子達一行も時折購入しに来てくれるのだが、その中にはハスター星人のハス太少年もいた。

 小柄で少女のような面差しの彼は敵対していたゲーム会社統括者の息子。
 種族的にも因縁のある二人は、言わば犬猿の仲の筈だが彼女はどうにもこの少年のことが気に掛かっていた。
 そこで一計を案じ――「教育実習生のルーヒー・ジストーンよ」「なぁにやってんだよルゥゥゥゥヒィィィっ!」
 なんと、真尋たちの学校へ教師としてやってきたのだ。事態はもちろんそれだけで済むはずもなく――。

 宇宙邪神混沌コメディ第8巻!!
ルーヒーさん、今回マジでメインヒロインじゃないか! とは言え、お相手は真尋くんじゃなくて、ショタっ子ハス太くんの方なのですが。前回の短篇集でやり手だけれど優しいお姉さんと懐いているショタっ子という形で仲良くなったところから、一気に異性としていい雰囲気に。
毎度メインヒロインとは名ばかりでネタキャラとして活躍する事が多くなってしまっているニャル子はまあいつも通りとして、今回ばかりは主人公の真尋くんも賑やかし、とまでは言わなくてもルーヒーとハス太を見守る応援団。ルーヒーさんは宇宙人とは言いつつも、ニャル子やクー子に比べると並外れた常識人なだけに、真尋とはシンパシーが通じ合いそうなものだけれど……意外と咬み合わないんですよね、この二人。これも真尋が超ツッコミ属性であるのに、ルーヒーが健全すぎて突っ込む所が殆どない、というのもあるんだろうけど。ニャル子やクー子相手だと息をするようにボケてふざけるので、いくらでも突っ込めるんですけどね。やっぱり何だかんだと真尋とニャル子、クー子はお似合いなんじゃないかと思えてきたぞ。
普段はおとなしくはにかみ屋で内気なハス太くんですが、なんだよ一端の男の子してたじゃないか。大切なルーヒーさんの為に、自分の意志と力で覚醒して彼女を守った少年は、いつもの庇護され愛されるだけの可愛い男の子ではなく、年上だろうと自分よりよっぽどしっかりしてようと、きっちり女の人を守れる一人の立派な男でした。
ルーヒーさん、もうその子引きとって自分の家に連れて返っちゃってください。もう、お二人ともお幸せに〜、でいいんじゃない? これ。

しかし、真尋くん、もう宇宙に出ることためらわなくなったなあ。慣れって恐ろしい。実に恐ろしいw

シリーズ感想