シスター・ブラックシープV  花嫁の聖戦 (角川ビーンズ文庫)

【シスター・ブラックシープ 5.花嫁の聖戦】 喜多みどり/桐矢隆 角川ビーンズ文庫

Amazon

大人気シリーズ、感動の完結巻!!
おかえり【黒い羊(ブラックシープ)】!!


「会いたかった――私があなたを悪魔から攫ってみせる」
冤罪で投獄された司祭ユリエルを救うため、悪魔の手をとった男装の少女コンスタンティン。豪奢な地獄で悪魔に甘やかされる日々の中、彼女は賭けに出る。自分自身を賭けて――「君が勝ったら僕をあげるよ」一方サクスでは、ユリエルがコンスタンティンを悪魔から奪い返し、自分の元へ取り戻そうとしていた。禁断のトリニティ・ラブ・ファンタジー、激動の完結巻!!
あー、やっぱりコンスタンスにとって一番だったのはサクスの街だったか。悪魔はユリエルには勝てたとしても、彼女のサクス愛には果たしてどこまで抗えるか、と危惧していたのですが、悪魔がんばった。超頑張った!!
悪魔の愛が献身的すぎて、ちょっと泣けてきてしまったほど。最初は彼にとって愛とは一方的に奪い取るものであり、捧げられるものだったはずだったのに、此処に来て惜しげも無くコンスタンスに愛を注ぎ続けるのである。見返りも求めず、ただただ与える愛。愛を与えることに幸福を感じ、彼女の為に何もかもを投げ打つことを喜びとする。
それは、無償の愛だ!
まさに、コンスタンスが絶句しながら呻きこぼしたこの一言こそが、悪魔の愛の形を体現していた。
ここまで献身的に愛されて、心打たれない人がいるものか。地獄の底でコンスタンスが悪魔にささやいた愛の告白は、決してほだされたものではなく、その時の彼女の本心だったと思う。
ヤバかったな、神父。状況如何によっては、せっかく地獄までコンスタンスを迎えに来たのに、お呼びじゃない、となるところだったぞ(笑
ただ、これは神父、フラれた、とまでは言わないけれど、正直殆ど見込みはないんじゃないかなあ。何だかんだと結局コンスタンスはサクスの街が最優先だし、修道院云々の話を聞いてると、ユリエルの相手はあんまりできませんよー、というスタンスっぽかったし。幸いにして、悪魔もあんなことになってしまって仕切りなおしになってしまったようだけれど。
個人的には、もうちゃんと悪魔とくっついて欲しかったですけどね。神父はいい面の皮かもしれませんがw

ちゃんとしろ、と言えばレオンもちゃんとしろよー!! あんた、あそこまでやっといてからに、気の迷いで済ませるな。グロリア様はあんな人だから、絶対に泣き寝入りはしないでしょうけれど。一度あんなことをしてしまった以上、この人はどんな手を使ってでもレオンに求婚させるぞ、きっと。

1巻 2巻 3巻 4巻感想