オレと彼女の絶対領域 3 (HJ文庫)

【オレと彼女の絶対領域<パンドラボックス> 3】 鷹山誠一/伍長 HJ文庫

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大本命の明日香先輩に加え、サヤ姉、聡里とも微妙な関係になってしまい図らずも修羅場な日々を送るオレ。ある日、先輩と二人きりで縁日に出かけたオレは、デート気分も束の間、
ナイフを持った通り魔から先輩をかばって重傷を負ってしまう。逃げた通り魔は、背格好から間違いなく、オレの親友の信司に見えたが……!? 緊迫の絶対領域ラブコメ第3弾!!
この人が描く女の子は本当にとびっきりキュートなんだよなあ。可愛く魅力的なヒロインを描くラブコメ屋さんはもちろん他にも多くいらっしゃいますけれど、鷹山さんの描くヒロインはその中でも一種独特の存在感を持っている感じがする。恐るべきことに、明日香先輩を始めとして、サヤ姉にしても聡里にしても、巻を重ねるごとに新しい魅力が開発されていくんですよね。サヤ姉の養女……じゃなかった、サヤ姉の家の養子になって義妹になったことで憂いが取り払われた聡里は小悪魔的な強かさ全開でしたし、サヤ姉の頼もしさは留まるところを知らず、そしてメインの明日香先輩はというと……なんかチョロいキャラになってる!?(笑 チョロいというとちょっと違うのだけれど、やたらとサヤ姉には頭が上がらず聡里には振り回され、と主人公のカーくんと揃ってヒエラルキーが最底辺になってしまっているようなw パーフェクトな先輩キャラはどこへ行った。いや、そんな弱キャラっぷりすらもキュートでカワイイんですよ。カーくんと縁日に抜け駆けでデートしに行ったのを見つかって、お仕置きで恥ずかしいプラカードを首から下げさされて正座させられてる明日香先輩のカワイイことカワイイことw
まあでも、何だかんだと仲良くて気心の知れた、友達というよりも三人姉妹といった感すらあるヒロインたちとカーくんとのやりとりは、ニヤニヤさせてもらえるだけじゃなく、どこか心地の良い清々しさもあって、楽しかったです。
さて、今回の事件はというと、これまでの先輩や聡里のケースのように、超能力としか思えない超常の力に悩まされる子を解き放つお話ではなく、その超能力を使って悪事を働く正体不明の犯人を追い詰め、冤罪を着せられた友人を助けなければならないという大事件。
これまた量子論に纏わる展開になったのだけれど、俄に能力が発現する共通点となる時間と地域、そして全てが量子に関連していることが明確になったことで、どうやら偶々超能力に目覚めたのではなく、一つの同じ原因が存在しているらしい、という話になってきたっぽいですね。まさか、サヤ姉の天才性すらも絡んできてたとは。サヤ姉については、どう量子と関連付けるつもりなんだろう。次の巻あたりで触れてきそうな気配。

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