ニーナとうさぎと魔法の戦車 4 (ニーナとうさぎと魔法の戦車シリーズ) (集英社スーパーダッシュ文庫)

【ニーナとうさぎと魔法の戦車 4】 兎月竜之介/BUNBUN スーパーダッシュ文庫

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クーがラビッツを離れる!? 素直になれないエルザは…?
私立戦車隊・ラビッツの動力手・クーに届いた一通の手紙。
それはあこがれの先輩・エミリアからの国立学園への復学の誘いだった…!
願ってもない知らせに素直に喜びを表すクー。
しかし、復学するためには、当然ラビッツから離れなければならない…。
一方、学園の新入生歓迎祭に招かれたラビッツ一行だったが、エルザはエミリアの貴族としての矜恃に打ちのめされることに。
さらにクーのエミリアへの強い好意を見せつけられたエルザは、クーにひどい言葉を投げつけてしまう!?
第9回SD小説新人賞大賞シリーズ、第4弾!!
……あれ? なんで女同士って結婚できないんだったっけ? と素で思ってしまうほどにエルザとクーがラブラブすぎる! なんじゃこりゃ〜〜〜(笑
凄いなこれ、なんでかわからんのだけれど、このシリーズの女性同士のラブラブっぷりって、あんまり百合とか同性愛って感じがしないんですよね。偶々両方が女性同士だっただけの、極々当たり前の燃え上がる恋! に見えてしまう。それも、どちらかが男役、ってな訳でもないんだよなあ。クーもエルザもあくまで女の子としてのキャラに徹しているんだもの。……ふむ、よくよく見ると彼女らの関係を恋愛と呼んでしまうのも違うのかもしれない。当人たちはラブラブな空気を醸し出しているものの、どちらかというと二人の関係って親友関係の延長線上、一心同体比翼の鳥にまで昇華させてしまったものであるとも見て取れるんですよね。それが恋とどう違うんだ、と言われると口ごもってしまうのだけれど、チューまでしてどうなのよ! と言われるとごめんなさいその通りです、と謝ってそのまま続けてください、と促してしまいそうになるけれど。それに、二人の間に男が介在する余地の方もさっぱり許されなさそうですもんねw もはや夫婦同然だもんなあ、この二人。両方嫁、って感じなのが凄すぎる。
という訳で、極論するならば一巻丸ごとクーとエルザの痴話喧嘩して仲直りして結婚へと至るお話でした……それ以外どう言えと?w
痴話喧嘩って、傍から見てると辟易させられるよなあ。それって結局、惚気られてるのと一緒ですもんねえ。クーに昔の女が現れて、エルザが無様に嫉妬してそれにクーが過剰反応して、お互い引っ込みがつかなくなって大激突……そのくせ、エルザは後悔しまくるわ、クーも憧れの先輩の身近に接しながらエルザに未練タラタラだわ、と……はいはい、ご馳走様ご馳走様。
いつもは素直で健気なニーナとアリスが揃って呆れ果てるのも無理ないかと。無理ないよなあ。この娘ら年少組は年少組でちょっと仲よすぎるんですけれど。なんでこのちっちゃいカップルの方が退廃的でインモラルな雰囲気を醸し出しているのか謎であるw

んで、痴話げんかの果てに、アレですよ。チューですよ。できすぎでしょう、あんたらお伽話の王子様とお姫様かっちゅうねん。今時、王子様のキスでお目覚めとか、見たことないわ〜。素でやりやがったw
もうお前ら結婚しちゃえよー、とか思ってたら、よしあたしらもう結婚するーー! とまで言い出すし! 言い出しちゃうし! はいはい、おめでとうおめでとう。もういいじゃん、女同士でだって、結婚したけりゃしちまなさいよ。OK出して、エライ人。でないと、うちゅうのほうそくがみだれるから。もう乱れてるから。何言ってるか自分でもわからなくなってきたけれど、惚気話なんざシラフで聞いていられない、況や感想をば。というこれもひとつの教訓である。

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