憑物語

【憑物語】 西尾維新/VOFAN 講談社BOX

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“頼むからひと思いに―人思いにやってくれ”少しずつ、だがしかし確実に「これまで目を瞑ってきたこと」を清算させられていく阿良々木暦。大学受験も差し迫った2月、ついに彼の身に起こった“見過ごすことのできない”変化とは…。「物語」は終わりへ向けて、憑かれたように走りはじめる―これぞ現代の怪異!怪異!怪異!青春に、別れの言葉はつきものだ。
やっぱりお風呂は普通の民家サイズのちっちゃいヤツだったんだ!! いや、拘る所そこじゃないだろう。拘るべきは妹とお風呂で流しっこ! という部分である。……問題はあれだな、なんで月火ちゃんだけなんだ、と。火燐ちゃんも一緒に入ってこそのコンプリート! ああいう家庭用の狭いお風呂は、二人が洗いっこして、残る一人が浴槽に、という構図が一番美しいのである。そりゃあ、火燐ちゃんくらい大きいと一緒に湯船に入るのは難しいだろうから、お風呂シーンは難しいのは理解できるんだが……え? 火燐ちゃんとお風呂シーンが無い理由がそれじゃあない? じゃあなんだってんだよ!! 幼女じゃないからか? 火燐ちゃんはもうギリギリ幼女じゃないからか? じゃあ月火ちゃんは幼女だっていうのか!? 正直、平気で家の中でパンツいっちょでウロウロする女の子は幼女で充分な気がするけどな。あれは、お姉さん属性の女性じゃないと意外にエロスを感じさせないシチュなのである。例えば、羽川翼とか、本巻登場している人の中では影縫余弦さんとかな。影縫さんは、あれは本気になったらエロいよ、きっと。すごっくエロいよ。羽川級だと自負している。
……あれ? 何のはなししてるんだったっけか。そう、新たな幼女枠として斧乃木余接が本格参入してきました、というお話だったっけ。この子もレギュラーになるからにはそろそろキャラ固めて欲しいところだけれど……固まってました? 今回。よくわからん。とりあえず、この子どれだけちっちゃいんだ? 幾ら大型のクレーンゲームの筺体でも、人間サイズの景品が転がりでてくるような取り出し口があるのか、これ? もしかして、忍最幼女バージョンよりも幼女なのか? アニメに出てきたときは、忍とおんなじ位だった気がするが。

……だから、なんで幼女の話ばっかりしてるんだ? と自問自答してしまうところだが、本編だって似たようなものなんだから感想だって似たようなものになってもいいじゃない、と開き直ったところで……おしまい!!

………いやいやいや、仕舞ったらダメでしょう。
話を差し戻そう。えっと、次は誰とお風呂に入るべきかという議題でしたね。

独りで入れよっ!!

はい、結論出ました。終了!!


……だから、お風呂の話じゃなくて。
幼女の話でもなくて……。

言うなれば、黒幕の話である。
ぶっちゃけ、誰かさんが思いっきりネタバレをメタにかましていた気がするが、敢えてあれがそのまま真相なんだろうな。隠すほどのことでも無さそうだし。ただ、目的がはっきりしない。何を目論んでいるのかがはっきりしない。はっきりしないまま、悪意だけがなまめかしく肌の上を這いずっていく。
非常に気持ち悪い。
常に先手を取られている感じだ。先手以前に既定路線を気が付かないまま歩かされている感じだ。それ以外の道をなかったコトにされているような感じだ。
そのへん、全部知ってる臥煙さんは、どう捉えているんだろう。
こうなってくると、ポイントはやっぱり羽川になるんだよなあ。彼女だけが常に最善を選択している。尤も、幾つもの手遅れが生じている以上、羽川の行動が最善なのかわからないし、最善であってすらここが限界、とも考えられる。
終いは、忍野が出てこないことには始まらないのだろうけれど。

そして、そろそろひたぎさんとのイチャイチャ成分が足らない!! もっとバカップルしようぜ。

西尾維新作品感想