境界線上のホライゾン 2 (電撃コミックス)

【境界線上のホライゾン 2】 武中英雄/川上稔 電撃コミックス

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これ、思っていた以上に良いコミカライズですわ。1巻もストーリーをなぞっていくという意味では、漫画化してよかったなあ、と思っていたんだけれど、2巻に入り三河動乱編に突入したことで評価もうなぎのぼり。アニメとは別の観点から、あの分厚い内容を適度にカットしつつ非常にコンパクトにまとめている上に、解りやすい展開に整えなおしているんですよね。その上、戦闘シーンがかなり良いんですよ。
きゃーー鹿角さーーん!!
武神VS自動人形、あのアニメの名バトルシーンが、このマンガ版でも映える映える。いや、アニメ以上に武神乗りの方のかっこ良さが引き立ってるんですよね。それに、人間サイズの鹿角さんと巨大な武神とのデカさの対比が非常に目に見える形で描かれているもんだから、迫力も大したもの。
その後の、立花宗茂と本多忠勝との戦いも、スピード感があって……というか、遥かにスピードに勝る宗茂に対しての、忠勝の足さばきや身のこなし、判断の鋭さによる「巧さ」がうまいこと表現されてるんですよね。
このあたり、アニメとは違う方向から、漫画でどう見せるか、という点をきちんと確立してきてるのが見て取れるんです。
正直、戦闘シーンとか動きのあるシーンについては全然期待しない方向でいたので、これは望外の喜びです。原作のあの分厚いの、手が出しにくいんだよ、と思ってる方はこのコミックスの方から入っていくのもいいんじゃないでしょうか。アニメ見た人も、このコミカライズなら買いですよ。シーンによってはより掘り下げられていたり、カットされていた部分が拾われたりしていますから。

あと、アニメプリントのシーツと枕カバーの新しい価値観が……新しい価値観が、インパクトすげえ(爆笑
新しい価値観すぎる!!


そして、なんと巻末には5頁にも及ぶ原作者・川上稔さんの書き下ろし掌編が。5頁っつっても、新書版みたいに1頁につき2列で書かれているので、実質のページ数はもっと上になるんじゃないだろうか。この人、BD初回版だけじゃなく、どこまでこの手の書き下ろしの手を広げていくつもりなんだ、ほんとに! なんか、漫画とは別のグッズにも、氏の書き下ろしが特典として、というニュースをどっかで見かけたぞ。
肝心の内容は、原作本編前。まだホラ子がP−01sと呼ばれてブルーサンダー亭の店員として働き始めた頃の、アデーレとの接触編。
P-01sが店の外で露天販売しているシーンを見て、アデーレ曰く
 ああ、とアデーレは思った。キ●ガイが武蔵には一人増えていたのだ、と。
初対面じゃないけど、ほぼ二度目の会いからキ印扱いです、あのブカブカ。うん、でもまあその気持、理解できるよ。
最初の頃、ホラ子はトーリに対してだけ当たりがキツい、という話になってたけれど、こうして見るとわりと全方位にエグいですよね。特に、アデーレやネイトみたいな受け担当は、喰らいやすい(笑