僕のまわりの宇宙人(1) (電撃ジャパンコミックス)

【僕のまわりの宇宙人 1】 村崎久都 電撃ジャパンコミックス

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ごく普通の男子高校生・此木彗星(このぎすいせい)は、不審な女子高生・刑部理知(おさかべりち)と学校の屋上で出会う。彼女はなんと宇宙人だった。そして、かわいい女の子の宇宙人が学校中にいることを知る。それをきっかけに、学園内はトラブルが続発! いろんなタイプの宇宙人(女の子)が登場し…。さあ、どうなる!?
やべえ、なにこれおもしれえ!! 村崎さんの漫画は以前から好きで、単行本は大方手を出していたんですが、なぜかどれもこれも1巻か2巻で打ち切られてしまって……。それだけに、これには期待したい。今までの作品が、SFとかスペオケ系とかわりとハード系だったのに対して、本作はかなり緩いコメディタッチのラブコメ系。宇宙人だという刑部は、UMA管理局、いわゆる宇宙から派遣された捜査官というか取締官みたいなもので、勝手に地球に侵入してきた宇宙生物をとっ捕まえる仕事をしているのだけれど、根本的にぽんこつでやることなす事何かしら間が抜けてしまっている、というどうしようもない娘である。そもそも、彗星に正体がバレてしまったのも、屋上に人がいるのもちゃんと確認せずに宇宙船から転送してきてしまった、という凡ミスから。かなりの残念少女なのであります。まあ、刑部さんの協力者である他の娘たちも、揃ってどっかおかしい残念少女なのですけれど。
この作者、元々固有の独特なテンポの間でコマ間を繋いでいく漫画家だったのですけれど、このテンポがまたスットボケたコメディには実によくフィットするようで、今までの作者の作品の中でも一番おもしろかったかも。
色んな意味でダメっ娘にも関わらず、負けず嫌いで強気を崩さず失敗を重ねてしまう刑部さんが、デザイン的にもキャラ的にもストライクで、いやあこれは好きですわー。二巻も来月2月には出るようですので、続きは楽しみ。そして、2巻で止まらず長らく続いてほしいなあ。