ゲート 2―自衛隊彼の地にて、斯く戦えり (アルファポリスCOMICS)

【ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり 2】  竿尾悟/原作:柳内たくみ  アルファポリスCOMICS

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竿尾悟さんによる【ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり】のコミックス化第二弾。思えばこの段階で既にピニャ皇女の苦労人人生が始まってるんですよね。なまじ優秀でまともだっただけに、異世界の軍隊自衛隊の凄まじい戦力とその想像の埒外の近代的な文化思想を目の当たりにして、傲慢な振る舞いを許され思い通りにならないことなど無い帝国皇女としての座を放り捨てて、一手に現実的対処に走り回ることになってしまったピニャ皇女。またくご愁傷様としか言いようがないのですが、この頃からの苦労こそが先々の彼女のヒロイン属性を磨き上げる砥石となったと言えなくもないので、ある意味本編のもう一人の主人公的に顔色を青やら赤やらにクルクルと色めかせながら頭を抱える彼女の活躍には先々にも期待したい。
にしても、イタリカ攻防戦の前半の中世的な本格攻城戦の描写が凄まじかっただけに、ワルキューレの騎行をかき鳴らしながら現れた陸自のヘリ部隊の来援による戦況の激変、戦場の中世的な様相が文字通り一変してまったく世界の違う地獄へと姿を変えてしまうというこの変容はインパクトたっぷりである。これぞ、このシリーズの見どころ、というのを十全理解して全力投入してるよなあ、さすがは竿尾悟という出来栄え。
同時に、キャラクター描写にも力が入っていて、特にボーゼス嬢のゴージャスさと猫人のペルシアさんの美人っぷりには瞠目。いやあ、二人共ホンマの美人だけに、よくまあ自衛隊のあの連中と年ごろになったよなあ、と感心せざるをえない。伊丹ガールズの中では、ついにロゥリィが亜神としての本領発揮。戦場で流される血に酔って発情するシーンは、さすがさすがにエロすぎるw まあ彼女が敵陣突入して大暴れするのは、ファンタジー的に強いからイイとして、むしろとんでもないのは栗原の方でしょ。白兵戦は向こうの十八番にも関わらず、殆どロゥリィに匹敵する蹂躙っぷり、無双っぷり、殺戮っぷりである。こいつ、ほんとに現代日本人の女か!?w
さて、次回は遂に日本帰還編。国会に参考人招致されるはめになった伊丹にくっついて日本を訪れることになるテュカ、ロゥリィ、レレイの三人にピニャ皇女たち。彼女たちが巻き起こすドタバタっぷりが楽しみです。
しかし、ゲートくぐって日本に帰る際、自衛隊のメンツが軍服脱いで全員私服やスーツ姿になってる、というのは細かくて感心してしまった。

1巻感想