おんせん部! (このライトノベルがすごい! 文庫)

【おんせん部!】 河里一伸/しまちよ このライトノベルがすごい! 文庫

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のぞき×バトル!
それがおんせん部だ!

桃源郷を目指す男たちの
熱い戦いを見逃すな!!!!!

「一緒におんせん部に入ろう!」幼馴染みの原田由香から、おんせん部に誘われた主人公・高宮健吾。中学の頃に事故で痛めた腰を湯治により癒したことのある健吾は、入部を承諾。しかし、おんせん部は桃源郷(=女湯)への到達を目指す男子と、それを阻止する女子による競技「温戦」に青春を燃やす部活動だった!? 温泉以上に熱い戦いが、今始まる……。

ちょっと待って、結局ご褒美無しとかどんな寸止めですか!?
女の子が入る温泉を覗くために正式にルールが敷かれたスポーツ「温戦」、ということで無軌道に覗きをやるわけじゃなく、女の子の同意の元に男女で勝負するスポ根モノ、ということになるのでしょう。どちらかというと、男子諸君も女子部員の入浴シーンを拝むためというよりも、その過程である真剣勝負にこそ熱中しているようですし……って、それってなんか本末転倒じゃねぇですか!?
男の原動力というのは、もっとこう原始的で根源的な欲望、女の子の裸を見たい、というエロスがあってこそなのに、このおんせん部の男子メンバーはその辺りの欲求が薄すぎる気がします。主人公の高宮こそ、入浴シーンに興味あり、という素振りを見せていますけれど、目を血走らせて身体能力が限界を超えてアップするような、そんな激しいリビドーの滾りはというと、とんと見当たらないんですよね。そんな根性でエロが務まりますかってんだ。そのうち、健全な勝負への欲求という方向へと流れていってしまうし。
全般的に、エロスを擽るような情景描写や、男子たちの興奮、女性たちの見られることへの恥じらいや照れ、開き直りといった要素が薄いんですよね。その上、肝心のご褒美シーンがないと来たもんだ。
ちなうんです、ちなうんです。タイトル見て期待するのは熱く清々しいスポ根ものじゃなくて、ちょっとエッチで恥ずかしいラブイチャものなんですよぅ。
女性陣公認で温泉覗いてイイ、ってどれだけそそられるシチュエーションか。嬉し恥ずかし要素満載で、温泉ものの醍醐味が詰まってるシチュなのに……うぐぐぐぐぐ(血涙