恋愛ラボ(8) (まんがタイムコミックス)

【恋愛ラボ 8】 宮原るり まんがタイムコミックス

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恋愛ラボが百合ものだと!? バカな! 馬鹿な! ありえない!!
そう言えば、男子連中が出てくるのっていつ頃でしたか。私がこのシリーズの感想を書き始めた4巻には既に出ていたので、3巻くらいにはもうナギとヤンは登場してたんでしたか。あの二人が出てきてから、恋愛研究実践編に突入したあたりからこそ、このシリーズは本番なのに。
しかし、そう振り返ってみるとマキとヤンの関係って相当に拗れてたんだなあ。ようやくヤンがマキの優秀さと残念さの両方を正確に把握したのが先の交流会でのこと。ある意味、マキの素の姿を知ったその時からがスタートみたいなものなので、この巻のにゃもにゃもしてる二人の姿はもうなんとも言えないニヤニヤ感が尋常ではなく。学生服を借りるやり取りなんか、あそこまでヤンの方がいい感じにテンパるとは思わんかったもんなあ。順調に男子との初めてをヤンに奪われ続けているマキですけれど、ヤンの方もこれ相当にキだしてますねえ。いやいや、自分の学校でもピリピリと神経尖らせていたヤンも、段々丸くなってきた気がしますよ。
一方で、ナギの方もようやく「マキオ」の正体に気づき、自分が誰に嫉妬していたのかを知って恥ずかしい思いをすることに。リコに知られなくてよかったなあ、君。笑われるどころじゃ済まないぞ。まあ、最近片思いを自覚したリコもナギを前に沸騰しっぱなしで大変そうだったんで、偶にはお前も沸騰しなさい、と。
あーあー、二人で赤くなっちゃって。……相変わらず、ナギめ、お前男のくせに赤面する姿が可愛いなあもう!!

とまあ、リコマキの女子校の体育祭における準備なんかがメインの話だったのですけれど、恋愛に浮かれつつもちゃんと生徒会としてあれこれとイベントを盛り上げるために一生懸命あれこれ考え、準備のために走り回る姿はいい意味で青春しているなあ、と。
実際、体育祭の盛り上がりは非常に素晴らしいものでしたし。あの応援合戦は三組ともに気合入ってて実際素晴らしかったですよ。リコ、かっこよかったなあ。
そんな生徒会の主だったメンツとはまた別に、巻末の特別漫画ではリコのクラスメイトのミカのお話が。飽きっぽくて何にも夢中になれず、一年の時に偶々入ることになった新聞部もちょうど同好会に格落ちしていた頃であり、腰掛けみたいな形で本気でやっている二人の新聞部員にはついていかなかったのだけれど……二年になってちょっとしたきっかけを通じて再び新聞部を手伝うようになり、そこから一緒に同じものを夢中になってやれる仲間と自分のやりたかった事がそこにあったことを遅ればせながら発見する、そんなお話なんですけれど……いいわー。なんかしんみりというか、じんわりとキてしまった。いい仕事してます。

シリーズ感想