オレのリベンジがヒロインを全員倒す! 2 (集英社スーパーダッシュ文庫 や 2-14)

【オレのリベンジがヒロインを全員倒す! 2】 八薙玉造/雛咲 スーパーダッシュ文庫

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マジで弱い主人公がマジで強いヒロインに挑む異能バトルアクション!

エロイよ!!!!!

最強のオリジンズだった伊原迅は仲間の裏切りで全ての力を奪われた。力を取り戻すべく、卑怯な手段でかつての仲間《鬼神》武速咲楽を倒したが、戻った力はほんの一部、絶妙の揉み心地を提供する力【マッサージ】のみだった。残る仲間を追う迅は逃亡中の《凶剣》戸塚布津乃、《異形》曲辻綾子が風紀委員会に命を狙われていることを知る。「だが、二人を倒すのは俺だ!」迅は風紀委員会を出し抜き、自らの手で二人の少女を倒そうとするのだが……。全てのヒロインを倒すバトルアクション! どけよ! 俺が先にやる!
犯罪、犯罪、それはもうアウトに見えてアウト!! こらーー、女子中学生になにするだー!! いやまじでなにするだーー!! 
おまわりさん、こいつです!!
あ、速攻で捕まった。逮捕されたよ。警察仕事した、さすがおまわりさん。良かったね、悪は滅びた……。

……だからちょっと待てというに、主人公!!

これでも自分、相当数のライトノベルを読んでますが、女の子に対してペロペロしたいと妄想したり、口に出して言っちゃうお馬鹿な主人公は存在しますよ、居ますよ。でもね、ほんとに女の子にペロペロしやがった、しかも女子中学生を裸にひんむいてペロペロして、あまつさえスカートを自分でめくらせて、ここをペロペロしてください、なんて懇願させる鬼畜主人公は初めて見たよ! 史上初だよ!!
凄いよ迅ちゃん、あんた星のオリジンなんて万能の力を振りかざしていた頃よりもずっとずっと輝いてるよ、最低にして最高だ! もうみみっちくて人間ちっちゃくて性根も歪んちゃって凄まじいろくでなしになっちゃったけれどさ、昔の爽やかで涼やかで嫌味のないイケメンなところなんて欠片も残っちゃいないけれどさ、それでも今の方がキラキッラ輝いてるよ。キラキラというよりも油っこくテラテラ輝いてるみたいな嫌な感じの輝きだけれどさ。

ああ、面白かった。お腹痛くなるほど笑った笑った。
上記したように、かつて世界を救うほどの万能の力を振るっていた頃からは見る影もなく、性格がねじれて卑屈な小悪党になってしまった主人公だけれど、どこか悪になりきれなくて、復讐を誓ったはずの自分を裏切ったヒロインたちに対しても、恨み妬み憎みながらもどうしても情を捨てきれず、未練がましく指を咥えているようなところがあって、決して鬱々とした暗さはないんですよね。憎めない愛嬌のある小悪党振りは健在。むしろ、加速中。しかし、女子中学生に犯罪行為をしでかすような最低な真似をしまくっているのだから、もうどうしようもないんですが。
どうしようもないといえば、サラのどうしようもなさも加速しっぱなしで、誰かブレーキ踏んでやれよ。もう弄られすぎて、ドM属性が発現してしまったのか、元の従者キャラってどこいったの?というくらいに完全崩壊。今度は無理やり魔法少女のコスプレとキャラの演じを強要されてのなされようが、それはそれもう……笑いすぎて涙を誘われる有り様で。サラの扱いに関してはもう誰も何も言わないのがまた……。
でも、結局ヒロイン全員のアリバイを明らかにしたら、マジで星のオリジン奪いにきてたの、実はサラだけだった、という、わりと酷い仕打ちをされても仕方ないような結果が出てしまったわけで……割りと自業自得なところあるよね、サラさん。

復讐相手となる元ヒロイン衆もさることながら、ちょい役かと思われた風紀委員の面々がまた異様にキャラ濃くて、登場シーンからの掛け合いで一気に存在感を確立していきましたね。桃ちゃんと儚菜ちゃん。漫才コンビとしては、迅と加那を上回る使い手なんじゃありませんか、これ。あかん、面白すぎる。桃ちゃんの能力なんか、効果を見たら凄まじい力のはずなんだけれど、何故かこの作品だとネタを提供しているようにしか見えない不思議。
心の闇との対決(物理)。
待ってください、物理的に心の闇を倒したからといって、心の闇を克服したのとは違うから、全然違うから。ただ殴って倒してるだけだからそれ、フルボッコにしただけだからww
何気に加那の心の闇に爆笑してしまった。あんた、そんな脳天気なキャラしておいて、どんだけやねん!! その一方で主人公と、肝心の能力者の桃ちゃんの心の闇が、また……おーい、いやもうまじでおーーーい!!

どこを見渡しても突っ込みどころしかないような気がしてきたが、綾子さんとの対決なんぞその極みである。おまえ、ほんとに最低だな!! 幼なじみになにやらせてんのやーー!!
もう卑劣な手段というよりも、卑猥な手段しかとってないんじゃないのか、迅ちゃん、よしもっとやれ!

バカエロの極みでありました、お馬鹿だ、本当にお馬鹿だ(絶賛

1巻感想