この素晴らしい世界に祝福を! 4 鈍ら四重奏 ~ナマクラカルテット~ (角川スニーカー文庫)

【この素晴らしい世界に祝福を! 4.鈍ら四重奏 ~ナマクラカルテット~】 暁なつめ/三嶋くろね 角川スニーカー文庫

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「最高級の紅茶が入りましたわよカズマさん」
至福のひと時をアクアと微笑み合う。あぁ、お金って素晴らしい。―国家転覆罪の容疑が晴れたカズマは、報酬を手に入れ毎日家でゴロつくダメ人間と化していた。
「ねぇ、冒険に出たいのですが…」
そんな引き籠もりを更生すべくめぐみんとダクネスは2人を温泉旅行に連れ出そうと画策する。そして一行が訪れたのは水と温泉の都アルカンレティア。そこはアクシズ教団の総本山でもあり!?
あれ? この温和そうな美人さん、誰かと思ったらウィズなの? ちょっと美人すぎるでしょう! いや、美人なのは知ってましたけれど、ウィズっつーたらもっと薄幸そうというか、薄暗いところが似合いそうな不幸そうな美人だと思ってたので、どちらかというと陽の下が似合いそうなご令嬢風情なのは意外でした。2巻のSDキャラは片目に髪がかかっていて、ウィズっぽかったんだけれど。
ダクネス編続くのかと思ったら、これ一旦中断ですか? なんかえらい中途半端なところで中断してしまいましたが、何となくエピソードがぶつ切りというか、上手くつながってない気がするなあ。Web編からはだいぶ話もずれてきているので、そのあたりは解消されていると思うのですけれど。
さて、毎度のごとくあっさりと死んでしまうカズマさん。これまではまだ不可抗力なところがありましたけれど、今回は文句なしに、無駄死ですね! だがしかし、カズマさんが死ぬのは無駄じゃないのです。何しろ、カズマさんが死ぬ度にエリスさまが登場するのですから。主人公が死なないと登場してくれないメインヒロイン! なんてイケズなヒロインなのでしょう。いやでも、死ぬ価値ありますよ。エリスさまのメインヒロイン力ときたら、アクアが5とすると、エリス様なんて5000ですからね! しかし、パットは史実です。伝説上の曖昧な伝聞などではなく、厳然とした史実です。
めぐみんが幼女化して縮んでしまったので、希少価値は下がりましたけれど、以前は数少ない極光の担い手だったのですよ。壁に登れ!
もう、毎巻死ぬのノルマにしようず。

しかし、アクアさま、かなり魔王退治拘ってますね。アクアさまの性格からして、コロッとそういうの忘れて現世を堪能してしまっていそうなものなのですが。
さて、そんな崇めるにはあまりにもマニアックというか悪趣味な女神さまであるアクアを信仰する邪教アクシズ教団の本拠地であるアルカンレティアへと慰労旅行に向かうことになったご一行。あの街に慰労で行こうというのがそもそも間違っているのですが。魔王軍も関わりあうのを嫌がって泣いて逃げ惑う超極悪集団アクシズ教の本拠地ですよ? ぶっちゃけ、魔王城よりも難易度高いです。まあ、この巻見ている限りではただの迷惑集団に収まっているようですけれど。わりと本気でやばい集団だったんですけどねえ。紅魔族の里とこのアクシズ教本拠地だけは、魔王軍の幹部ごときが手を出しても、むしろ幹部の方に同情してしまうような目にあって、追い出されるのがオチだと思ってたのですが。
アクアさまも、健気に頑張る姿はまるで本物の女神様みたいなんですけれど、頑張り方がバタバタすぎて女神とかには全然見えないのはさておき、あんまり頑張りすぎるとせっかくの駄女神の駄がとれてしまって、単に女神っぽい人になってしまうので、もうちょっと頑張ってポンコツしていて欲しいものです。泣きべそかいてるアクアさまが一番可愛いので、これはこれでいいのですけれど。

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