現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと (2) (電撃文庫)

【現代日本にやってきたセガの女神にありがちなこと 2】 師走トオル/KEI 電撃文庫

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セガのゲームハードが女神となって降臨!
高校に転入した夢実とほたるに新たな女神が迫る!

東京・羽田に降臨した、ドリームキャストとセガサターンの女神である夢実とほたる。二人は現代日本のゲーム事情を調べるため、勇雄の通う高校へと転入することになる。
帰国子女の双子の姉妹という設定で学園生活を満喫していた二人だったが、ある日突然、生徒会長に呼び出されてしまい……。
「電撃文庫MAGAZINE」に掲載された短編に書き下ろしを加えた、セガ公認のハードなガールズ・ストーリー第二弾! 部活や運動会を舞台に熱い(?)バトル勃発!
おいおい、セガ同士で内輪もめしている場合か。そんな余裕があるんですか? いや、むしろ余裕が無いからこそ内輪揉めに発展するというケースは少なくないので、むしろ順当なのかもしれませんが。
というわけで、セガの黄金期を築いたとされるメガドライブ一族と揉める事になってしまったセガサターンとドリームキャスト。個人的にはやっぱりメガドライブは年齢的にハードル高かったのと、セガサターンとドリームキャストの隆盛を目の当たりにしたのがリアルタイムだっただけに、セガというとセガサターンなんですよね。持ってたのはドリームキャストですが。メガドライブは本物のゲーマーが持っているもの、という子供ながらの認識でしたわ。格ゲーからレースゲームまでアクション系はあんまり得意じゃなかったし。
しかし、
PS版のFF7は、嫌がらせに値するのか。このソフトが机の中に入ってたら物凄い嫌がらせ扱いになってて、笑ってしまった。まあ確かに、トドメさしたのはこれだったもんなあ。流れ自体はほぼ定まっていたものの、それでもこの時期はまだ粘ってましたもん。雪崩を打ちだしたのは、まさに此処からだった。
しかし、世知辛いというか何というか、このセガの女神さんたちがセガのゲームをやるのが、今の時代だとPSシリーズで出た復刻版だったり、ソニーのスマホだったりするのがまた何とも身につまされるというか何というか。
PSのコントローラーをガチャガチャやりながら、もう一度セガのハードを、とか言わざるをえない儚さよ。
ただ、ホントに昔のハードが高性能だったのは、説明されるとよく分かる。というか、確かに時代が早すぎた、という機能ばっかりだよね。当時はなにこれ、と意味わからなかった機能でも、今となればむしろ在るのが当然、というのだったりするわけで……。だから、ハードのスペックとか新機軸の能力とかつけるのはいいけれど、それを運用するための環境とかインフラとか、まるで眼中になかったあたりが、さすがとしか言えない! 言えない!! そりゃまあ、ゲーム会社一社で通信インフラから何から次世代のそれを立ち上げ実用化して一般社会におけるベーシックに仕立てあげていく、なんて無理無茶無謀も良いところなんだけれど。でも、そもそもそういうの企図すらしてなさそうなのが……。まあそういうのはいいから、とりあえずハード極めようぜ、というスタイルに徹していそうなのが、セガ様の良いところであり滅亡の要因でもあり、今なお信者を抱えている根源でもあるような気がします。
それはともかく、今回の目玉はリアル・メガドラタワーですよ。これ、知らんかったんやけれど、見たら爆笑ものですわ。いったい何を考えてこんなものを作ってしまったのか。いや、アホだろう、アホじゃろう!?(爆笑
なにがそこまでいったいセガを駆り立てたのか。もはやセガだからとしか言えない。なんか言えないとしか言ってない!

キャラ的にはドリームキャストさんは全然目立ってなくて、ほぼセガサターンのホタルの独壇場だった気もするのだけれど、メイン的にはもうドリキャスさんって脇にどいちゃったんだろうか。まあほたるんの方が強そうだしなあ。

1巻感想