恋愛ラボ (10) (まんがタイムコミックス)

【恋愛ラボ 10】 宮原るり まんがタイムコミックス

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イベントの秋は恋の花が満開!

体育祭でそれぞれの恋心もマックスに盛り上がった藤女生徒会のメンバー。 南中男子との合同文化祭企画にさらなる新展開の予感…!? ナギのことを意識しすぎるあまり関係がギクシャクしてしまうリコ。 ようやく自分の気持ちに気づきはじめるマキ…? エノの気持ちはUK王子に一直線!! この秋、オトメたちの恋の花は満開の予感…!?
ああもう、リコが全面に渡って可愛い。本当に可愛い。南中に出向いた時に、たまたまナギを見つけた時のあのシーンの、あの弾けるような笑顔には心臓鷲掴みにされてしまった。リコが恋心を自覚してしまってから、あらすじにもあるようにギクシャクして貯めこむか変な方向に暴走するか、という展開に終始する事が多くて、それはそれで赤面したりキュンキュンしたりしているリコの姿は無茶苦茶可愛かったんだけれど、あれほどあけすけに、まっすぐにてらいなく、大好きという感情を弾けさせることの出来る機会はやはりなかったですからね。あのシーンは本当に良かった……直後に先生に鹵獲されてしまいましたが。
ナギも、これまでろくに男として扱って貰ってこなかった歴史もあり、リコの性格自体が快活明朗で他の男に対しても無邪気に接するタイプの女の子だけに、自分だけに好意を寄せてくれていると素直に考えられないのもよく分かる。特に今回は、オマケでナギとリコの幼少時代のエピソードが載っているだけに、なおさらに。
好きな女の子に負けないように、肩を並べられるように、弱さを克服して男らしくなるって、それはそれで通過儀礼としては立派だけれど、だからといってそれで相手の女の子が自分を男として見てくれて、好きになってくれる、と思えるほど自信を持てる男の子はそうはいないだろうし、ナギもそのタイプじゃないですしね。自意識過剰は恥ずかしい、と思っちゃう年頃でもあるし、リコの暴走もあってそりゃ彼女の気持ちに気づくのは難しいだろうけれど……そんなの関係なく、あの可愛さは反則だわなあ。リコがどう思っているかはわからなくても、自分の気持についてはどんどん固まっていくよなあ。
さても、リコとナギの方も盛り上がっておりますが、今回の本筋は何よりもマキとヤンでしょう。なんかもうついに、って感じだわ。今更?という気もしないでもないほど、当人たちの自覚はさておいて、意識しあう様子は甘酸っぱいことこの上なかったのだけれど、なぜこんなにも相手のことを意識してしまうのか、という理由に気づいてしまったあとの少年少女の姿の素晴らしさときたら……絶品であります。絶品であります!!
敵ではなく、ライバルではなく、尊敬している相手だからではなく、小憎たらしいムカつく奴だったからではなく、ごくごく単純に、好きになってしまっていたから、こんなにも彼の、彼女の一挙一投足が、何気ない言葉が、反応が気になっていたのだと、わかってしまったときの衝撃、蕩けるような感覚……うーん、甘酸っぱい。
とかく、これからが本番なんでしょうけれど、あのマキとヤンの二人がどうなってしまうのか、特にマキは何をしでかすかわからない「酷い」世間知らずなので、もう想像がつかんですけれど……ニマニマは解除できなさそう。顔面崩壊必至ですね♪ アニメ第二期はないのかしら。

シリーズ感想