武装少女マキャヴェリズム (1) (カドカワコミックス・エース)

【武装少女マキャヴェリズム 1】 神崎かるな/黒神遊夜 カドカワコミックスA 

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自由を愛する納村不道が転校してきた愛地共生学園では、武装した女子による男子支配が行われていた! 学園を統率する女剣士達「天下五剣」と、女帝・天羽斬々に対し、納村は「無刀」で反逆することになるのだが…! ?

うひひひ、おっもしれぇ。前作の【しなこい 竹刀短し恋せよ乙女】も面白かったのだけれど、負けず劣らずトビっきりに剣戟エンターテイメントしてますよ、これ。
自分、こういう術理を以って武術剣術を語り尽くす作品って大好物なんですよね。何となく、ではなく一挙手一投足の全てに合理があり術理があるがゆえに、そのアクションの隅々まで理解が及び、理解が及ぶからこそその術理を以って為された技の豪壮さ、精妙さにより強く迫力を感じ、興奮を抱くのである。
勿論、薀蓄よろしく語られる剣術流派の術の理と、動きの激しい動的な絵とが上手いこと組み合わさらないと、語りの部分が冗長になってしまったり、テンポが悪くなってしまったり、という危険もありますし、絵に力が無ければまさしく理論倒れの迫力の無さばかりが目立ってしまう可能性も高いわけです。
だからこそ、理と動がうまく噛み合った作品はとびっきりになるのであり、この作品はまさしくそれなのであります。
古流剣術というと、看板の名前ばかり知っていて、しかしその剣術の内容というのは大概知らないものです。たまに残されている技の説明なんかを見ても、それがどういう意味を持つのか、実際の戦いの中でどう位置づけられるのか、いまいちピンとこない。
ところがほれ、本作なんか見てみると、こういう剣術の術理が観念的なものばかりではなく、凄まじく合理を突き詰めたものである一端が垣間見えたりして、なんかすごい感激しちゃうんですよね。
まだ天下五剣とはまともに試合ったのは一人だけ。そのほかは副隊長クラスとの攻防が散見されるわけですけれど、色んな剣術との剣戟は一人ひとりが個性的なだけにホント、面白いです。主人公サイドが無手、というのは驚いたけれど、見てると拳法の類ではなくて、無手ながら剣術サイドというのが興味深い。やっぱり、対武器戦闘で此方が無手の場合は、手甲は必須アイテムですよね、うんうん。
そして、肝心な部分ですが、女の子はきちんと可愛いのがよし。危険生物と甘酸っぱさが同居しているヤバさは、ハマるとたまらんですね。