サービス&バトラー3 (講談社ラノベ文庫)

【サービス&バトラー 3】 望月唯一/成沢空 講談社ラノベ文庫

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俺が陽菜お嬢様の執事に就いてから三ヵ月が経とうとしている。彼女の執事兼コーチとして働くことになり、所属する第二テニス部と古巣である第一テニス部との抗争などを乗り越えて、今ここに至るわけだ。だが、俺たちが引退したあとに残される後輩の珊瑚のことを考えると、いつまでも第一テニス部と対立したままではいられないだろう。そして俺たちは、珊瑚を――彼女の未来を賭けて、全国レベルの先輩率いる第一テニス部と勝負をすることになるが……!?
「俺もそろそろ着替えるから、珊瑚は着替えを見守っててくれ」
「はい、分かり……ませんよ! 先輩は無限に変態ですね!」
テニス×執事×お嬢様な学園ラブコメ、クライマックスの第三弾!
アンスコがどうしても縞パンにしか見えない! ちょっと激しく動くとポロリしてしまいそうなゆるい胸元といい、このテニスのユニフォーム、エロすぎでしょう。こんなのと男女混合ダブルスとか、目移りして冷静に出来ないですよ。
というわけで、メインヒロインの三人目藤原珊瑚の当番回。ドロップした芹葉や怪我した水瀬と違って、珊瑚についてはまだ本気でテニスで頂点目指しているのに、このまま第二テニス部に入ったままで大丈夫なんだろうか、と危惧していたのだけれど、彼女の話はやはりその辺りの件が中心となりましたか。彼女しか一年生が居ない事も含めて、いったいどうするのか、と。
これはもう、第一テニス部と和解する方向しかなかったのですけれど、これまであちらが第二テニス部に対してやってきたことは到底見逃せる事じゃなかったですからね。どう割り切りをつけるかが問題だったのですが、まあ第一テニス部側にもそうおうの理由と理念があった、として歩み寄るしかないわなあ。少なくとも、珊瑚の兄貴であり水瀬の友人である修一が第一テニス部に居る、と言うことで和解の筋道が残っている分無理はしなくて済んだのだけれど、幾ら後から実は悪くなかったんだよ、と言われてもわだかまりを晴らすのは難しいんですよね。もやもやはどうしても残ってしまう。女性部長を引っ張り出してきて、正面対決でそういうのを吹き飛ばす流れだったんだろうけれど、流石に一気に払拭、とは行かなかったんじゃないかな。
わりと試合のシーンを濃い目にやって、水瀬の試合巧者っぷりを堪能出来たんですけどね。
こういうのは日照田先輩含めて第一テニス部との交流が徐々に進んでいけば解消していけるものなんだろうし、シリーズが続けばそうしたエピソードも積み上げていけたのだろうけれど、残念ながらシリーズここで終了なのね。ようやく全員当番回が済んで、ヒロイン全体にスポットを当てた話に進めるだろう、と思ってたのに。どうしても当番回だと、他のヒロインの出番が限定されてしまって、存在感がなくなってしまってましたからね。特に、陽奈お嬢なんか、第一巻でメイン張っただけで、2巻と3巻では居たっけ?と思うほど存在感薄かったからなあ。
個人的には芹葉がメインヒロインだったので、もっと彼女の出番が見たかった。

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