【Amazon.co.jp限定】最弱無敗の神装機竜《バハムート》5 書き下ろし4PリーフレットSS付き (GA文庫)

【最弱無敗の神装機竜《バハムート》 5】 明月千里/春日歩 GA文庫

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旧帝国『最後の従者』にして、――『最凶の刺客』、登場!

「初めまして主様。暗殺でも、雑用でも――わたくしの身体をお好きに使っていただいても構いませんわ」
ルクスの前に現れた少女、切姫夜架。かつて『帝国の凶刃』と呼ばれた彼女は、ルクスを慕い世話を焼こうとしつつ、
新王国の滅亡と帝国の再興を求め、学園に波紋を呼ぶ。

そして、ついに王都で始まった校外対抗戦――全竜戦で新たな強敵も現れる一方、
反乱軍による『帝都奪還計画』を阻止すべく、ルクスは執政院から重大な任務を与えられる。

秘められた過去の因縁と、新王国を狙う策謀が姿を現したとき、王都は未曾有の危機を迎え、開戦する!

王道と覇道が交錯する、“最強"の学園ファンタジーバトル第5弾!
これ、クルルシファー先輩の身の上やフィルフィが置かれた状況も含めて、一つ一つカードを配っている段階に見える。倒したはずのヘイズの正体や敵の目的のあやふやさも、総じてまだゲームがはじまっていない、とも見て取れるんですよね。そして、すべてが開示された時にはもはや一気呵成にクライマックスに突入するくらいの、溜めが行われているとしか……。
その予兆は、主人公たちのみならず、新王国上層部の中でも見識ある方々も察していて、新王国の基盤が決して盤石ではないのも合わせて、旧帝国の王子にして裏切りの竜であるルクスを、今のように雑用係として遊ばせているわけにはいかないであろう事も理解しているようなんですよね。尤も、殆どの高官・貴族は彼を無視出来なくなったとしても、それを権力争いの駒としか見ていないのだけれど。
だからこそ、彼をこのまま学園に置く、というルクス自身が望んだ処置は意外と最適解なのかもしれない。彼にフリーハンドと信頼できる学園生たちという適当な戦力が与えられ、同時に一定の影響力が新王国からも及ぼせる。新王国側はまだ把握していない、クルルやフィルフィの事情を含めれば、ルクスが学園に居て彼女たちの側に居ることこそが、即応性を保つことにも繋がり、また自体の真相に一番近く迫ることができる。温存し、切り札として抱え込むには、ルクスという駒はややも危なっかしいし、新王国の上層部の思惑も統一されているわけではないようだし。せめて、女王陛下に相応の権力があればいいのだけれど、どうも貴族たちの影響が強すぎて、女王様自体はかなり権力を振るう権限を制限されてるみたいだしなあ。

それにしても、ルクスはもう自分の正体隠すつもり全然ないだろう、これ。いや、力を隠しておけるような状況じゃなかったのはわかるんだけれど、この子最初の方からあんまり必死さがないのよねえ(苦笑
肝心のデートイベントは、というとこれってほぼフィルフィの圧勝じゃないんですかね。ルクスのことわかってる感が、他の子たちと次元が違う。完全に、ルクスの癒やしであり安らぎ空間になってるもんなあ。
本人の責任ではないにしても、ルクスにフォローしてもらってばっかりの姫様がちょいと可哀想になってくる。リーズ姫も彼女は彼女で、研究者として、姫君としてそれぞれの立場ですっごくルクスに対して献身的に尽くしてるのにねえ、何だかんだと最終的にはルクスに庇ってもらったり守って貰ったりすることに。いや、それはそれでお姫様としてはなかなかの正道なのかもしれないけれど、そっちはクルル先輩が何気にドンと不動の地位を築いてるもんなあ(苦笑


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