愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序 (1) (角川スニーカー文庫)

【愛だ恋だを取り締まる俺に、春がやってきたので無秩序(カオス) 1】 竹井10日/さいさい 角川スニーカー文庫

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愛だ恋だが取り締まられる近未来―学生捜査官の片城統吾と砂田橋天音は、恋愛テロ予告があった嬬恋学園に潜入することに。元恋愛警察の鳩屋菫子を巻き込み捜査に励む2人だが、超マイペースなクラスメート恋ヶ窪恋姫に振り回され、思うように進まない。それどころか恋姫からのご指名で七夕祭の彦星役に統吾が抜擢され、まさかの禁じられた恋愛フラグ乱立の予感!?
友情だからノーカンです!! とりあえず建前友情にしておけばそれで押しきれるあたり、チョロすぎるw
いや、この場合は恋ヶ窪恋姫の厚顔さを褒めればいいのか。
毎度おなじみの竹井10日ワールドで、この人の独特の掛け合いを好きな人ならば充分お楽しみいただける内容です。直球で愛だの恋だのをテーマにしているせいか、というか恋愛が取り締まられている世界なのに、竹井作品の中でもかなりガンガンラブ寄せしてる気がするぞ。逆修羅場、とか言ってる「がをられ」と違ってこっちの女の子らはかなり積極的で直接行動にも打って出てるし。いや、だから恋愛っぽい事をしたら即逮捕なのに、逮捕なのに。天音さん、あんまり敏腕じゃないんじゃないですか!? いわゆる銭形のとっつぁん型の有能さか。
とはいえ、恋愛メインのラブコメかというとあんまりそういうふうでもなく、むしろ「無秩序(カオス)!」の方が前面に出てきている気がする。いつもカオスじゃないか、という説は聞き流すとして。
メインヒロインは誰なんだろう。一応、天音と恋姫が主力っぽいのだけれど、立ち位置的にも二人は東京皇帝の来珠と恋歌に互換すると見ていいか。ただ、恋姫が東京皇帝の北条恋歌やがをられの魔法ヶ沢茜みたいなゆるふわ癒し系天然娘、と見せかけて恋歌さんよりも黒そうなのがなかなか際どいキャラをしてて面白い。無害を装いながら、これ相当の劇薬だぞ。
個人的には聖帝小路美森会長系統のガンガン動きまくるチョロインの菫子さんが好みなんですけどね。この人もやり手なのは間違いないんだけれど脇が甘そうというか、搦め手で攻めながら肝心な所で…肝心なところでなくてもポカしそうな、しかし構わず強行突破しかねない身も蓋もないアグレッシブさがなんか好きなんですよねえ。ある意味この人も単体でカオスだしw

二巻も既に購入済みなので、このまま直行。

竹井10日作品感想