盟約のリヴァイアサンVI (MF文庫J)

【盟約のリヴァイアサン 6】 丈月城/仁村有志 MF文庫J

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ニューヨークでの激闘の末、辛くもハンニバルを退けたハルたち。だが、安心したのも束の間、突如、ソロモンの指輪が唸りを上げた。目を覚ましたハルと羽純が居たのは不自然な灰色だけの空間。なんと、ソロモンの白き箱船に飲み込まれてしまったのだった!さらに、飲み込まれたのはどうやら二人だけではなく、ハンニバルもいるようで…。箱船から脱出しようと行動を開始した二人は、ソロモンの関係者らしきとうる重要人物と出会うことになるが―。ドラマCD化も決定!至高のドラゴン・エンタテイメント、キャラクター座談会も収録の特別編!
織姫も心が綺麗だけれど、それにも増して純真無垢な生ける天使こと白坂羽純の担当回。14歳の穢れを知らぬ少女を蹂躙するむっつりすけべぃ先輩の魔の手。物理的な魔の手。この野郎、中学生のおぱーいになんということを。うん、やっぱり丈月作品の主人公の中で一番アウトなのはあんただよ、春賀くん。
しかし、羽純も織姫もダメ男属性のきらいがあるよなあ。実は頼りになる、という部分は大切なんだけれど、二人の場合ハルのダメな部分をこそ嬉々として愛でている節がある。二人共世話好きで健気で奉仕することに喜びを感じる傾向があるので、手が掛かるところも多いハルはかなりハマるんでしょうなあ。
さて、前々から利用していた便利アイテム・ソロモンの指輪には案の定ソロモン王の罠が仕込まれていて、使用者であるハルの肉体を乗っ取って復活を図ろうとするソロモン王。定番といえば定番の展開であるが故に、その可能性を充分予測していたハルが落ち着いて対応している姿はさすがの一言。こういう場面で慌てず騒がず冷静に動けるのは、プロらしいんですよね。ある意味、ソロモンの箱舟空間の探索は竜と戦うよりもハルの本職に近しくて、イキイキしているというほどピチピチした男じゃないけれど、久々に手慣れた作業に勤しむ姿をみたような気がする。元々、ハルはあんまりバトルは向いてないキャラですしね。遺跡の探索なんかでも、守護者みたいのと戦うケースはあるかもしれないけれど、戦いが目的じゃなくてあくまで戦闘は探索の一貫、という感じで。
ソロモン先輩も、偉大なる先達にして魔導王ではあるけれど、今のハルにとっては同格の相手でしか無く、これまでずっと戦ってきた遥か格上の竜たちと比べると、やはり脅威度ではずいぶんと低かったようで、ハル自身もだいぶ余裕があったような気がする。まあ、ソロモン王と同格、という時点で既にハルもいい具合にぶっちぎっちゃっているのだけれど。この場合、相手の格が低いんじゃなくて、こっちがかなりあがってるということなんだよなあ。つまり、それだけもう人外に至ってしまっていて、人間よりも竜に近い存在になってしまっているということ。人間から竜になる弊害については、既にハルは考察を終えていて、火之迦具土の言からしてそれはほぼ正当。つまり、竜になった時点でほぼ人間としてのハルの人格や記憶は失われてしまうわけで、うんこりゃあピンチだ。ピンチなんだけれど、悲壮感があんまりないのは、それを回避、或いはリカバーできる手段が明示されているからであり、その方法がまあ……アレなせいなんだろうけれどw
なんという大義名分じゃ。このむっつりすけべは、言い訳できる理由があればわりとひょいひょい乗っかってしまいそうなところがあるからなあ。なにしろ、すけべぃだしw
まったく、天使ちゃんが天使すぎて、余計にエロいことになりそうじゃないか、ワクワク。

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