英雄教室2 (ダッシュエックス文庫)

【英雄教室 2】 新木伸/森沢晴行 ダッシュエックス文庫

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念願の友達100人を達成した元勇者・ブレイド。今日も一般人ライフ万歳、ごくフツーの学園生活を送っているつもりが、ナゼか身の回りではハプニングが途切れない。魔王の娘が登場してブレイドにライバル宣言!?クラスの授業ではまさかのバトルロイヤル・デスゲームが勃発!?さらには国王のいつもの「実戦的訓練」により王都が巨大怪鳥に襲われて大ピンチ!?だが国王は動じない。「大丈夫!!なぜなら彼がいるからだ!!」アーネストの炎のダイエットや実は泳げない超生物・ブレイドの水泳特訓など、学園の日常も大充実!勇者に美少女、魔王っ娘に巨大モンスターまで、すべてがトモダチになってゆく“楽しすぎる”学園ファンタジー待望の第2巻!!
なんかもう、アーネストさんがフリーダムすぎて、ヒロイン? と深刻に首を傾げる事態になってきているような。少なくとも、ギャグ要員だよね。なんとなく、考え方というか行動がブレイドとおんなじになってきてますよ。大人の女性とは逆方向に突き進んでますよ? むしろ、超生物化へと進行してしまいつつあるような。わりとブレイドの世間知らずの無軌道っぷりが落ち着いてきたのとは裏腹に、アーネストの超生物化による無茶苦茶さが加速してきていて、お馬鹿な事態を引き起こす役が入れ替わりつつある、というのがなんともはや(苦笑
まあ、楽しそうだからいいんですけれど。
いやそれにしても、アーネスト、はらぺこキャラになりすぎだろう。食い意地が張りすぎて超生物化とか、女としてどうよw なんか、縦に真っ二つになったりとか、断面図はわりと勘弁して下さい。お詫びか知らないけれど、やたら全裸化もしてましたが。最後の方、あんまり恥ずかしがらなくなってたあたりも、女性としてどうよ的な……w
でも、トラブルメーカーだったブレイドが、トラブル解決人の役割を背負い始めるのは、せっかく勇者やめることが出来た彼にとっては、あんまり良い状況ではないんですよね。アーネストをはじめとしたクラスメイトたちがなんか仕出かすのを、ブレイドが止めるというのなら友達の誼というやつでいいんですけれど、大概のトラブルが国王が持ち込んで、しかも最初からブレイドになんとかさせるつもりだ、というのがねえ。折角一般学生になりきってるんだから、自分がトラブルメーカーになってそれを友達であるクラスメイトたちがみんなでワイワイいいながら事態収拾してまわる、くらいの方が和やかでいいんだけれど。ブレイドの勇者としての能力に制約がかかってしまっているのも、微妙に引っかかる。そんな風に戦力を均等化しなくても、友達と一緒に頑張ってトラブルを解決する、というカタルシスに、能力差なんて実のところあんまり関係ないんですよね。友達の優しい心意気さえあれば。それは、第一巻のラストで十分示してくれていたと思うので、ブレイドに変に重しをつけてほしくはなかったかなあ。

1巻感想