フルメタル・パニック! アナザー (11) (ファンタジア文庫)

【フルメタル・パニック!アナザー 11】 大黒尚人/四季童子 富士見ファンタジア文庫

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オルカンの悪意を紙一重ではね除け、奇跡的な再会を果たした達哉とアデリーナ。しかし、それを喜ぶ間もなく、国境を越えたガルナスタン軍によるアフガニスタンへの侵攻が始まる。アフガン軍とともに避難民を守りながら、援軍も補給もない逃避行を続ける達哉たちだったが、そんな満身創痍の彼らにミハイロフ・ナタリア率いる“ケントゥリア”隊の奇襲が迫り―生き残るため、民間人を救うため、そしてリーナを守るため、達哉は崖っぷちの戦場に立ち向かう!“レイヴン”不在、絶望的な戦力差を前に活路を開くことはできるのか!?起死回生のSFミリタリーアクション、背水之陣!!
あそこで謝られちゃうと立つ瀬がないわなあ。言ってみれば、生涯最大の決断であり取捨選択だったわけで。こういうのは、アデリーナの方に自分のしたことの意味にちゃんとした理解が追いついてなかった時の方が、感覚的に正直になるものだから、まあ怒るわね。
逆に理解が追いついたあとの、達也への対応の方が面白かったですけどね。あそこで逃げちゃうのは、謝っちゃう達也と同じことになっちゃいますもんね。でも、あそこまでハッキリと女としての主張をするとは思わなかっただけに、リーナのことを見直した……というよりも、それだけ菊乃が危機感煽りまくってたせいなんだろうけど。
むしろ、察しよく達也がリーナの意図を汲んだ方が驚きましたけれどね。そこで察せられるなら、謝っちゃうなよー、と言いたいですけれど、この場合はよくやった、と褒めておこう。
もうちょっとイケイケで押せよ、と思わないでもなかったですが。それで終わりかよ、という二人の奥手っぷりである。まあ、意思表示と気持ちが通じあった、というのが二人にとっては重要で大事だったんでしょうけどね。
ここは、ふたりとも大好き、を公言している菊乃の手腕に期待しましょう。彼女なら、ふたりとも喰ってくれるに違いない。
兵士としては完全に一端の精兵となってしまった達也ですが、男としては可愛い盛りですからねえ。
男女関係では、サミーラの動向の方が気になるところですけどね。彼女も、完全に菊乃に煽られちゃったからなあ。
しかし、ここであのシステム、ラムダドライバが稼働しますかー。あれは完全に世界観違う反則兵器なだけに、それを破滅にまっしぐらなオルカンに持たせるというのは棘が効いてる。自ら望んで破滅しようとしている相手に、金棒どころじゃない超兵器を持たせるのか。いったい、どこまで。どこまで行かせるつもりなんだろう。

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