竜と正義 人魔調停局 捜査File.01 (NOVEL0)

【竜と正義 人魔調停局 捜査File.01】 扇友太/天野英 NOVEL0

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血霧と硝煙に覆われた任務の果てで彼らが正対するのは、魔物の本能か、それとも人間の業か。人間と魔物が共存する現代。人魔社会の平和維持のため、調停局の新人実働官ライルは今日も事件と、上司であるオーロッドの叱責と戦っている。第9回MF文庫J新人賞・最優秀賞受賞作が加筆修正、完全版として登場。
あらすじにもあるように、本作は第9回MF文庫J新人賞・最優秀賞受賞作品【MONSTER DAYS】がレーベルを変えて装いも新たになって再登場してきた作品である。
正直、MF文庫Jというレーベルの作風からすると重厚かつダイナミックすぎて似合わんなあ、とすら思った大作だったのですけれど、一巻が出てからピタリと音沙汰なくなってしまい、非常に惜しい思いをしていたところに、NOVEL0にて新装開店ですよ。しかも、今回はちゃんとシリーズ化して2巻も現段階で刊行済み。
ちょっと新人作品とは思えない、凄まじい面白さだったので本作が再開するという情報が耳に入ったときは興奮したなあ。新人作品や一巻目は多少甘めに見る傾向があるとはいえ、本作に関しては文句無しに五つ星を捧げましたからね。ほんと、文句のつけようもなかったですから。

ああ、当時の感想記事についてはこちらで。
MONSTER DAYS

というわけで、再読してみたのですがやっぱり面白い。面白い、うおう面白い!
既読にも関わらず、ハラハラ・ドキドキしながら読みふけってしまいました。大まかなストーリーラインや展開に関してはほぼ変更はないもの、細かい描写や表現についてはけっこうあれこれと練りなおしているらしく、全体的にMF文庫Jの時よりも文章量は増えている模様。文字通りの加筆修正完成版、と言えるんじゃないでしょうか。MF文庫Jってあんまり本を厚くすることに関しては積極的でないだけに、とかく密度の濃いままページ数が増えていきそうな本作は折り合いは良くなかったのでしょう。その意味では、ノベルゼロの方で再開できたのは僥倖というものなのでしょう。
しかし、久々に読んでも相棒のユニコーン・アルミスのキャラは濃いなあ。激烈とすら言っていいかもしれない。バディの相方が女性なのに、ここまでヒロインらしくないというのもそれはそれで凄い。一応当人、異性愛者だ、と宣ってますけれど、本当か!?
アニータが元カノになってたけれど、これは登場フラグになるんだろうなあ。あと、クーベルネもでっかくなってるし、ヒロイン候補なんだろうか。でも、新装版でも人間と魔物の間では子供出来ないとは明言されてましたけれど。
ともあれ、既に2巻も出てますし、近いうちに突入する予定。読めないと思っていた続きに挑める、ということほど嬉しいことはない。