英雄教室5 (ダッシュエックス文庫)

【英雄教室 5】 新木伸/森沢晴行 ダッシュエックス文庫

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ローズウッド学園は本日も大騒ぎ!
キスを“挨拶”と勘違いしたブレイドがキス魔に豹変!女子も男子も唇が大ピンチ!?
「ブレイドは魔法が苦手」と考えたアーネストたちは、国王と共謀して“ローズウッド魔法学園”を建立。魔法以外使用禁止のルールで超生物討伐に乗り出すのだが―!?
他国の勇者育成学校との交流戦が開催!アーネストの対戦相手は最大のライバル、氷の魔剣使いの天才少女ルナリアだった。アーネストは自分の勝利を確信するが、なんとブレイドがルナリアに“超生物的特訓”を付けてしまって!?炎の魔人VS氷の魔人、2匹の大怪獣大激突の行方は―!?
強すぎる元勇者の青春満開・学園スローライフ、待望の第5巻!!



「キス魔ブレイド」
キスをただの挨拶と勘違いしたブレイドによる、男女見境なしのご乱行。ぬるい話だと、だいたい未遂で終わるのだけれどガッツリやってしまうのが超生物基準である。マジでクラスメイト全員とやりやがったぞ(アーネスト除く)。清純派とか幼女とか関係なしにぶちゅーである。どころじゃなく、がっつりベロチューである。キスだけでイカされてしまったあれやこれはやご愁傷様以外のなにものでもない(男)。
で、アーネストはなんで抵抗してたんだ、なんで無駄な抵抗してたんだ? 対抗できないという意味ではなく、抵抗する意味が無いという意味で超無駄だったじゃないか。一番シテほしいのがアーネストだっただろうに。
この娘のポンコツっぷりはとどまるところを知らないなあ。


「アダルト・クー」
ある程度外見年齢が自由にかわるキャラは居たけれど、さすがに食事量で変わるのは見たことがない。体が巨大化するならともかく、加齢するというのは凄いなあ。そして、消化したら低年齢化するって……。中身の精神年齢が変わってなかったらどれほど美熟女になってもあんまり意味が無いのだけれど。


「ハイウィザード・ブレイド」
勇者は実は魔法使いとしても超生物だった、という話はともかくとして、ブレイドの弱点が魔法なんじゃないか、と連想しただけで学園を魔法学園へと改変してしまうと発想して実行に移してしまうアーネストが、いい加減発想がもう超生物寄りなんですけれど。すでに常識の失われ方が半端ない。まあ、それを丸っと許可して実際に魔法学園にしてしまう王様が居るのが悪いんですけれど。


「ガールズミッションヾ欖△螢献А璽爛此
まだこう、ブレイドは女性の機微みたいなものは全然理解してないんだなあ、というのとは別に、何気に英雄級というのは凄まじく稀少、というわけではない、という話でも在る。
学園の連中、もう準英雄級くらいの能力を手に入れていて、人外魔境みたくなってきたなあ、と思ってたんだけれど、社会にでるとまだまだヒヨッコでしかなかったのか。
まあ将軍クラスはみんな英雄級以上らしいので、国王陛下の周りに侍るお姉さま方の準英雄級という実力は実際の所本当に大したものでもないのかもしれない。
一般市民と上級戦闘職の差が尋常でない気もするのだけれど、そうなるとブレイド来るまでの学園の連中って相当レベル低かったんだなあ。


「ローズウッド学園の対抗戦」
他校との対抗戦、なので超生物による超生物的訓練によって超生物に近づいたローズウッド学園の生徒たち、もはや他校とは比べ物にならない実力を手に入れた! というわけでもなんでもなかったのね。ルナリアは別格としても、他の学生たちともクラスメイトの連中互角かちょっと上、くらいだったものなあ。まだまだじゃないか。
しかし、久々に会ったライバルのルナリアから見ても、現在のアーネストは「誰だよこいつ」レベルで人格変わってるっぽいなあw まあ、外面という外套脱ぎ捨ててやりたい放題感情剥き出しにしてしまっているわけだし。幼児化している、とも言う。ポンコツ化している、とも言う。
ただ、アーネストが天才じゃなくて努力で叩き上げたタイプで、ルナリアの方が天才、というのは魔人化のあれこれを見てるとなるほどなあ、と思う所。なかなかハードな訓練だったとはいえ、超生物訓練一週間で実力があれだけ引き上がるんだから。若干、精神が破壊されて人格が再構成されてしまった気がしないでもないですが。
でも、ガチで恋敵になる相手が出てきたのはアーネスト的にはピンチなんじゃないだろうか。ソフィはそっち方面、受け身すぎて危険度高くなかったけれど、ルナリアは押せ押せっぽいもんなあ。ブレイドがそっち方面理解できるとは思わないけれど、理解しているしていない関係なしにわからないまま押し切る押しの強さがこれ以上ない強敵である。