デート・ア・ライブ アンコール (5) (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ アンコール 5】 橘公司/つなこ 富士見ファンタジア文庫

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精霊たちと訪れたスキー旅行先で、遭難してしまった五河士道。三人の『捕食者』から純潔を守れ!?そして宿泊したコテージで起きた殺人事件。『雪山の殺人鬼』から生き延びることができるのか!?さらには「まず士道が身を以て十香の雪玉を全力で受け止める」命懸けの雪合戦!?最後は少しのスリルを楽しむために始めた闇鍋も一人の乱入者によって、デスゲームへと変貌を遂げる!?騒がしくも充実した精霊たちとの日常!

登場人物中屈指の常識人である七罪が、日常ドタバタパートだとこれほど癒し系として機能するのかぁ。士道だけじゃなく、アンコールだと琴里もわりと被害者なので、五河兄妹の癒やしなんですよねえ、七罪が。この七罪と四糸乃の良心コンビが可愛くて可愛くて。
折紙も完全に精霊として身内に加わって人数も随分増えたわけですけれど、そうなってくると精霊の娘さん同士の中でも仲の良い組み合わせとか出てくるんですよね。こういう横の繋がりが増えてくる、というのはキャラ描写の幅が広がって作品そのものの縦深が拡大するので実に良いと思うんですけれど、場合によってはこれまで個人個人でバラバラに行動していたのが、連携して動いてくるという事にも繋がるわけで……折紙・美九・夕弦の超肉食型ヒロイン三人娘が一致団結して士道に襲いかかるという恐ろしい事態がww
よりにもよってその三人で協調するのか。折紙も丸くなったものである。この娘が他の精霊を排除して独占を目論むのではなく、一致団結して一緒に食い散らかすのもOKという方針に転換してしまったのは、もうだめなんじゃないですかね、士道の貞操w
真剣に必死になって士道を守ってくれそうなのがもう琴里しか居ないし。妹頼みか、士道くんw
その妹もアンコールだと本編の頼もしさも半減して、歳相応というか妹らしいか弱い部分を垣間見せてくれるので、これはこれで実に美味しいのですけれど、おかげでわりと士道と一緒にえらい目に合うとか苦労を背負い込むことになるので、不憫枠なんだよなあ。かわいいかわいい頑張れ頑張れ。
しかし、こうしてじっくりドタバタ日常をやっていると、普段じっくりと見られないヒロインそれぞれの些細な側面が垣間見れるのがいいですよねえ。美九が一番真っ先に危ない目にあってる小さい子を助けに行ったりとか、耶倶矢の素の幼い表情とか四糸乃のアグレッシブなところとか。
いつものトリックスターな狂三が、今回に関してはかなりはっちゃけてたというか、狂三が酷い目にあってる場面とか見たことなかっただけに、これは新鮮だったなあ闇鍋編w
どの短編も総じて大満足のアンコール編でした。いや、本編よりむしろこっちのほうが作者の本領発揮出来てるんじゃなかろうか。

シリーズ感想