まのわ 竜の里目指す 私強くなる 2 (このライトノベルがすごい!文庫)

【まのわ 竜の里目指す 私強くなる 2】 紫炎/武藤此史 このライトノベルがすごい!文庫

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リザレクトの街で開催される大闘技会に出場することにした風音たち一行。実力者と打ち合える機会に弓花は奮い立ち、順調に勝ち進む。召喚獣のユッコネエと召喚大会に出場した風音も、あっという間に勝利をおさめていく。一方その陰では、悪魔使いたちが暗躍していた。そして風音は"神様"と対峙する……。
弟としては馬鹿可愛いけれど、男としては真っ平御免、って直樹……これは不幸中の幸い、と言っていいんだろうか。でも、シスコンの時以外の直樹って大人っぽい性格イケメンで通ってるんですよね。そっちバージョンだと姉貴的にもありだったのかもしれないと思うと、やっぱりご愁傷様、になるんだろうか。でも、風音のキャラからして男に靡く姿が想像できないからなあ。直樹を猫かわいがりしている様子のほうがまだしっくりくる。ゆっこ姉の息子のショタ王子が今のところ一番の候補生っぽい。むしろ、風音よりも余程女の子らしいのに、何故か男っ気が全然ない弓花の方が先々心配である。あのまま武に傾倒していくと安定して行き遅れになりそうな気配がビンビン……。気持ち悪くても直樹で手を打っておいた方が良いんじゃないだろうか。この調子だと、姫さまとゴールしてしまいそうだし。
と、実力で風音パーティーに一歩遅れているせいか、頑張って成長しようとしているもののまだ中途半端なポディションになってしまっている直樹よりも、やっぱりジンライ爺ちゃんの方がもう一人の主人公、みたいな立ち位置で物語の中核にどんと居座ってるんですよねえ。微妙にダークヒーローっぽい立ち回りも存在感に一役買っているのだけれど、そのダーティーな雰囲気に流されてまた浮気してたら始末に負えんなあw
身内とのトラブルの件、ずっと引っ張っているけれど待たされている分、事態が刻々と悪化しているようで、これ本気で笑い話で済まなくなるんじゃないだろうか。
さて、風音サイドの方では世界の真実に関するあれこれが、悪魔使いの一件を通じてチラリちらりと垣間見えるようになってきているんだけれど……なんか、さらっととんでもない情報が流れませんでしたかね、これ?
あのセリフが本当だと、元の世界に戻る戻らないどころの話じゃないんですけれど。
まあ、あんまり風音は世界の真実とか興味なさそうだし、もう元の世界に戻るつもりも毛頭ないみたいだから、深刻な問題にはならないだろうけれど。気にすべき家族は、少なくとも弟の直樹はこっちに来てるわけですしねえ。それに、この調子だとプレイヤーって思っていた以上に大量にこっちの世界に来てる気配も有るわけですし。