週刊少年サンデー 2017年19号(2017年4月5日発売) [雑誌]


以下に収納

【天翔のクアドラブル】
ダレン・シャンの新井隆広の新作は天正遣欧少年使節の四人の少年を主人公にした物語。それも、四人が呪禁道、修験道、機関(カラクリ)、帰神(付喪神)という異能を修めた志能便(シノビ)であり、暗黒の中世を迎える西欧の魔を払うために欧州に派遣されるという話になってるわけで。キリシタンに帰依したシノビの少年たちのヨーロッパ探訪記かー。しかも、日本特有の異能力を修めているというわけだから、幕末にサムライがアメリカの西部開拓地に行く、みたいなノリだなあ、こういうの好きー。
でも、天正遣欧少年使節の四人のメンバーって、リーダーの伊東マンショは日向の伊東氏や豊後の大友氏の係累だし、千々石ミゲルも千々石氏というとそこそこ大きな国衆なんですよね。残る二人も国衆の一族ですし、乱破の類ではないんですなあ。でも、面白いから良し。


【魔王城でおやすみ】
攫われた魔王城からさらに攫われた事によって人質のプロと称される姫様。いやでも、人質らしく大人しくしてないんですが、全然w
しかし、自分たちの元から姫様を攫われてしまったこと。姫様が居なくなった魔王城が火が消えたようになってしまっていたことから、また過激派や勇者から姫様を守るために強くならなくてはと意識を新たにする魔物たち……。いや、なんでそんなナイトみたいな心意気になってるの、あなたたち。かなり酷い目にあっているにも関わらず、みんな姫様を慕っているというのはこの姫様カリスマたけえなあ。
しかも、そんな魔物たちの気高い思いを、心を読む魔法によって知ってしまって混乱する姫様。ああ、一応姫様、魔物たちが自分をさらった相手という認識くらいはあったのか。その分、気楽に考えていたのかもしれないけれど、魔物たちの健気な思いを知ってしまった今、ちょっと変わってくるかもしれない。さっさと思考停止して寝ちゃってるけれど。


【だがしかし】
ほたるさんが駄菓子以外のものを食べてるの初めてみた。という、ほたるさんって駄菓子以外食べるの? という読者の、そして作中のみんなの疑問を解消する回でもありました。ってか、ほたるさんの別荘も初公開だよなあ。こんなでかい家から通ってたのか。

【サイケまたしても】
能力に無自覚であることが暴走に繋がるのか? ともあれ、話せばわかるというサイケの志も、当人にその自覚がなく勝手に能力が暴走している状況じゃあどうにもならない上に、このパニック状態じゃなあ。
敢えて、この展開をリセットするのか。しないともうどうにも収まらない段階まで来ちゃってるけど。

【天野めぐみはスキだらけ!】
今年一年はめぐみに振り回されっぱなしだったなあ、と回想しておいて、直後に「来年「も」いい年になればいいなあ」なんて独白してしまっている時点で、まーくんがどう感じているのかは明白なんだよなあ。
憧れの先輩に自分が気遣われていたとめぐみに聞かされて、浮かれる……のではなく、なんだかもやもやしてしまうマー君。吐き出しちゃっためぐみがスッキリしているのとは裏腹に、もやもやがこっちに移っちゃったかー。その理由を夢の中でとはいえ分析して、それなりに答え出してるんだよなあ、こいつ。


【絶対可憐チルドレン】
皆本が居なくても、ここぞの決断でクリティカルを出し続けて瀬戸際を乗り越え続ける松風くん。ついには、薫を制止する姿が皆本と重なって見えるほどに。
未だこの段階に至っても、まだ松風くんの正体というか役割がわかんないんですよね。純粋に皆本と同レベルにチルドレンたちを支えて守ってあげられる同世代の存在、と納得できればいいんだけれど、未だに松風くん自身自覚していない裏があるんじゃないかという疑念が払われない。登場してから随分経つし、キャラとしても愛着沸いて馴染んでるんだけれどねえ。これだけ時間を掛けて親しんでいるからこそ、与えるダメージが蓄積されているとも取れるんだけれど。ほんと、彼に関しては勘ぐり過ぎで何事もなければいいんだけれど。


【双亡亭壊すべし】
わりと、みんな疲労しきってボロボロだし撤退は妥当な判断だと思うんだけれど、敢えて凧葉さん、それを押しとどめてここで破壊しなきゃいけない、と力説するのかー。一度出てしまえば二度と敷居を跨げない、という確信はおそらく正しいんだけれど、けっこう無茶するなあ。凧葉さん、ここが分水嶺だと考えてる、いや感じているのか。
そんな根拠もない無謀な進言を、しかしみんな受け入れてしまう。この短期間で、あの曲者たちからこれだけの信頼を得るというのは、何気にとてつもない偉業じゃないかしら。

【BE BLUES!〜青になれ〜】
う、うわぁ! うわぁ! うわぁ! これはすげえ、すげえ、すげえ。小早川忍、めちゃくちゃすげえ選手だ。高校サッカー史の伝説に残るプレイだぞ、これ。マジかー。いやもう、これはとんでもないビッグプレイですわ。もう完全に試合決まったと思ってたのに、ここでシュート決めるとか、すげえなんてもんじゃないよ。もうこのワンプレーでプロ入り決まったようなものじゃ。ってか、これでプロ入り出来なかったら、日本サッカー終わりだわ。


【舞妓さんちのまかないさん】
ああ、京都って雪降るわなあ。
キヨちゃんが店前の雪かきをする姿を、玄関からじっと眺めてるすーちゃん。故郷で当たり前のように見続けていた光景が、懐かしい雪かきの音が、幼なじみの後ろ姿が、変わらずこの京都の地でも描き出されている。キヨちゃんの姿を眺めるすーちゃんの蹲った後ろ姿が、本当に印象的というか凄くいい構図でねえ。
頑張り過ぎなほど頑張って、もう限界越えちゃって倒れるんじゃないか、という描写が続いていたすーちゃんだけっれど、あれからもう数回続いているのにすーちゃん持ってるんですよねえ。彼女を支えているのがナニカ、というのがもうざっくりと心に刻んでくれるようなシーンでした。


【マギ】
あ、やっぱり戻ってきた段階でシンドバッドにダビデが入ってること、アリババは知ってたんだ。なんかそんな素振りは見せてたもんなあ。でも、その割に慌ててないし、シンドバッドが乗っ取られているとは考えていないようだったので、どういう伏線なんだろうとは思ってたんだが、ようやくここで明かされるのか。