誉められて神軍2 富士帝国への道 (講談社ラノベ文庫)

【誉められて神軍 2.富士帝国への道】 竹井10日/CUTEG 講談社ラノベ文庫

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とある事件により、一夜にしてファンタジー世界へと変貌した現代日本―割拠する勢力のひとつ、軍事国家・新宿市国の准将、御神楽零は“誉めて信ばす能力”を駆使することで、誰もが一目置く存在となった。
零率いる御神楽旅団の遠征中、「新宿市国にて叛乱発生」の報が届く。姉・ゼネットを伴い市国へ戻った零は、叛乱の首魁捕縛のため進撃開始。向かうは“茨城”―エルフの住まう深い森にて零と千歳、萌ら麾下の騎士や魔導師達が出会った“古代エルフの遺跡”の秘密が、皆を苛烈な(そのうえバブみとダダ甘に満ちた)運命へと誘う。戦い続くなか日本ファンタジー化の秘密に近づく零の前に、新たな敵も現れて…竹井10日が放つ独創的ファンタジー戦記第2巻!
似非ファンタジー日本、やっぱりこの混沌具合は見てて面白いなあ。
「地の精霊ノームの一族の里。つくば研究学園都市」!!
「つくばから秋葉まで、ドワーフの敷いた線路を走るトロッコ列車「つくばエキスプレス」
常磐道もドワーフが作った街道ということになってるし、茨木はエルフの里。北茨木はダークエルフの女子校があり、「あみプレミアムアウトレット」というエルフの神殿と化したショッピングモール。あみプレミアムアウトレットって調べたら実在するやんw
「ショッピングモールまで乗ってきた馬を繋ぐための馬繋場」、というパワーワードw
そのエルフの神殿であるショッピングモールに、今ゾンビの大群に追われて立てこもってるんだから、もうシッチャカメッチャカである。実に楽しい。
しかし、那須ハイランドパークがダークエルフの女子校になってるのか。まさに栃木と茨木の争いw
いやそれはいいんだが、なんで竹田城跡がエルフの神の城になってるんだ。竹田城跡は兵庫だぞ、兵庫。でも、空飛んで移動しているから兵庫から茨木まで浮遊してても不思議はないのか。一応日本全土を周回している、という事ちゃんと書いてあるし。いや、十分不思議だよ! ってか竹田城跡が幾ら天空の城だからって実際に飛ばすなよw ちなみに竹田城、西洋風の城になってますw 人呼んで風雲竹田城……。
それをいうと、牛久大仏も牛久女神像になってるんですが。
まだ登場してないけれどさり気なく一番ショックだったのが、サラリーマン傭兵団。きっちりスーツ姿で決めてる傭兵団なのかと思ったら、全員ネクタイ頭に巻いてるとか。ビジュアルが凄まじく恐ろしいんですが!

いきなりのクーデター騒ぎで、以前から目の上のたんこぶだった元帥二人が退場となってしまったので、案外あっさりと軍での出世の障害が取り除かれてしまったんですよね。もうちょっと権力争いまともにするのかとも思ったけれど。でも、どんどんと関東各地に足を伸ばして各勢力と接触を重ねていく以上、あんまり新宿市国内部でグダグダやっているのも展開が遅くなるということなのでしょう。各地に足を伸ばすたんびに、仲間も増えていってますしね(全員女!)
このあたりはシミュレーションゲーム的で実に楽しいのですけれど、やはり焦点となるのは「日本ファンタジー化の謎」ということなのか。嫌がらせしてくるモブキャラか、と思われていた諸見里元市長が思いの外重要なキャラクターということが明らかになってきたし、むしろ裏に潜ったことでフィクサーとして暗躍し始めてけっこうたちの悪い敵キャラっぽいのがわかってきたからなあ。銀英伝のトリューニヒトをさらに悪意と野望に凝り固まらせたみたいなキャラになってる。つまり、悪いw

ああ。奥州連合、案の定EUなのか。名前の理由付けが、奥州連合筆頭の竜騎士が騎乗する独眼の竜がエメラルドドラゴンなので、エメラルド連合→EUという無茶振りw

サブタイトルでは富士帝国が名前出ているけれど、本格的に相争うのは次回からなのね。というか既に富士帝国皇帝の雷帝様、登場してる時点で零くんに陥落してるじゃないかw
帝国を建国する前に零と会ってて、既にそこで仲良くなってるという始末。早い、そして易い! 次回富士帝国との本格開戦、そして速攻大ピンチとなってるけれどこれ絶対イージーモードだろうねえ、うんうん。

1巻感想