デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット2 (ファンタジア文庫)

【デート・ア・ライブ フラグメント デート・ア・バレット 2】 東出祐一郎/NOCO 富士見ファンタジア文庫

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「この領域で我を通したい、と言うのであれば―アイドルになって頂けないと」
「意味が、わかりませんわぁぁぁぁ!?」
第九領域に辿り着いた時崎狂三が、支配者の絆王院瑞葉から突き付けられた次の領域を開く条件は―アイドルになること!?
「わたし、こう見えても割と凄腕プロデューサーここでやってたんですってば」
緋衣響―ひびP指導の下、AAランクアイドルデビューを目指すことになった狂三だが道は厳しく…。
「狂三さんがなるべきアイドルは“ケイオス”です」
「まあ、混沌とは、どのような?」
「イロモノです」
「誰がドS中二耳年増乙女ですの」
さあ―私たちの戦争を始めましょう。
第一巻の第十領域とあまりに世界観が違ってて、確かに意味がわかりませんわぁぁぁ!?
それぞれ対応する精霊に影響された世界になってるのか、この隣界というやつは。となると、前の第十領域のひたすらに殺し合ってるあの世界が、十香の世界というのはやはり意味深だわなあ。
そして、この第九領域は実にわかりやすく美九の世界というのが如実にわかる世界で……。デート・ア・ライブの精霊たちって、何番目の精霊と呼ばれているのと装備している神威霊装の番号合ってないんで、けっこうややこしいんですよね。美九も、第六の精霊だけれど実際は九番目を司ってますしね。これに関しては名前に振られてある番号がそのまま各領域を担ってる番号と捉えたらいいんでしょうけれど。
というわけで、殺したもん勝ちだった第十領域と違って第九領域ではアイドルとしてのランクがそのまま強さとして判断されるアイドル界! ってか、キュート・スタイリッシュ・ケイオスってアイドルのジャンルとか、評価方法とかまんまアイドルマスターじゃないですかね、これ!? いや、他のアイドルゲームとか詳しく知らないんで、同じようなの他にもあるのかもしれませんけれど。でも、ひびPとかいきなり担当プロデューサーがついちゃって、育成からプロデュースとかはじめちゃうの、やっぱりアイマスですよね!?
いやもう作中でもツッコまれてますけれど、究極的に自分の存在を入れ替えてしまうほどに狂的に復讐の修羅道をひた走っていた響が、その過程、以前第九領域を通過したときにここで伝説の名プロデューサーとして雷名を轟かせていたとか、やっぱり意味がわからないんですけど!? 復讐鬼だったくせに、なにしてんだこの娘!?
もうなんか、こうなってくると響が便利すぎて、やりたい放題もいいところですよね。一巻での衝撃的展開から、響をどうやって絡ませていくのか、と思う部分もあったのですけれど、かなり難儀な性格の狂三をここまでいい具合に引きずり回せるキャラは早々いないんじゃないでしょうか。
狂三って、狂気迸らせてる見るからに危険人物ですけれど、根本的なところでマトモな面があるので、ガチで頭おかしかったり、物凄い天然相手だったりすると常識人枠に押しやられてしまったりするので、意外と自分のフィールドに乗っかってないと、ツッコミ役もこなせるんだなあ、と新発見した一実でした。まあ、ツッコミするどすぎて、ややもすると相手死にかねない危険性もあるのですが。迂闊にツッコませると危険極まる相手、という認識を持ったうえで、なおもやってしまう、という意味で天然モノはやっぱりヤバいw
でも、あの派手な衣装ですし、ケイオス枠だろうとなんだろうと狂三もアイドル全然イケるっぽいんだけどなあ。ステージでの描写、もうちょっと詳細にやってもらえると嬉しかったんですけれど、そのへんあっさり終わってしまったのがちと残念だったり。
そして、ラストのなんかわけのわからないキャラの登場なんですけど、なにこれ、このスピンオフ独自のキャラじゃないの? なんか、後書きみると本編の丁度現在進行系の部分にがっつり噛んでくるみたいで、そもそもこの狂三主人公の作品が本編ではどの時系列に当たりのかが明らかになっていないのも含めて、かなり本編と連動しているっぽいのな、これ。
このペースで行くと、一巻につき一領域という感じなので、丸々十巻かかってしまうことになるのだけれど、さすがにそこまで広げないよなあ。どない話を広げてたたんでいくんでしょうか。
一巻感想