【戦闘員、派遣します!4】 暁 なつめ/ カカオ・ランタン  角川スニーカー文庫

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アンデッド祭りが終わり、完成したばかりのアジトが吹っ飛んでから一週間。自暴自棄になった六号は『一度は完成した』ことを理由に、キサラギの最高幹部をご招待!お相手は―「リリス様でお願いします」『ええ!?ぼ、僕!?』危険が危ない未知の惑星に自分を送り込んでくれた張本人、黒のリリスを騙して呼びつけ、日頃のストレス解消を計画する!さらに、反抗期が来たらしいアリスは創造主であるリリスを『バカ』呼ばわりで、終始リリスを涙目にさせるが―?「幹部なのに…。これでも最高幹部の一人なのに…!」秘密結社キサラギの絆が試される!?異世界コメディ第4巻!

アスタロトさまって、六号のこと好きすぎますよね!? なんでこれでなんの進展もしてないんだ!? いやまあ往々にして両方に問題があるんだろうけどさ。
というわけで、アスタロトさまのアピールにさっぱり気が付かず、黒のリリスこと安田を呼び寄せてしまう六号。呼ばれてホイホイと行ってしまうリリスさま。あんた、六号のことだまくらかして異世界に送り込んだくせにふくしうされるとは思ってなかったんだろうか。思ってなかったんだろうな、この人危機管理とか自分には関係ないと思ってそうだし、これは最高幹部全員に言えることだけど六号に対して懐が甘い傾向があるし。まあ六号もあれで最高幹部の三人に対してはダダ甘な傾向があるっぽいのだけれど。
文明レベルが超低い世界に、超越科学の使い手を呼び寄せれば無双できるか、というと科学には元手が必要なのです、というわけで案外コストがかかってしまって思う通りに役に立てないリリスさま。ウォシュレットトイレとか自動でバババと作ってくださいよマッドサイエンティストさまぁ。
その程度も出来ない科学使いは野宿である。あかん、このちびっ子温室でしか生きられないタイプだ。
ってか、最高幹部でも悪行ポイント消費しないと転送できないのね。地位とか関係なく平等にコスト管理してるんだ。そのへん最高幹部ならエライんだから融通きくのかと思ったらまったく利かないしw
なにしに来たんだこの人ほんとに。
いやまあ全然思い通りにならずにジタバタしてたり、引きこもったり、帰りたい帰りたいと暴れたり、と子供か!という態度ばっかりとってたり、アリスや六号にぞんざいに扱われて涙目になっていじけてたり、という姿ばかり目立っていたのでほんとに役立たずなのかと思ってしまいそうになるけれど、客観的に見ると森の脅威を排除してアジトちゃんと作ってくれたり、魔王軍を追っ払ったり、と何気にちゃんと結果を出しているあたりは最高幹部してるんですよね、リリスさま。口だけではないのだ、というか口に出しては文句と悲鳴と嘆き節しか出てない気がするのだけれど、やることはやってるのだ。
実際えらい。
とはいえ、お世辞にも尊敬できる態度ではみじんもないので、アリスが反抗期迎えてしまうのも仕方ないのである。親としてはもうちょっと威厳と言うか格好良いところをだねえ、見せてくれてもいいじゃない。なんて殊勝なことはアリスが考えているわけもなさそうですけれど。反抗期というより生理的にムカつく、とかじゃないのか、これw
まあ傍から見ると、六号と遊んで帰ってきたようにしか見えないのも確かなので、アスタロトさまが激おこなのも無理からぬところなのである。というか、そんなに現地妻気になるならさっさと自分で突貫すればいいのに。
しかし、改めてリリスという外部からの目で見るとスノウとグリムの酷さが極まるなあ。いや、ほんと酷いよね、このヒロインと呼ぶのもおこがましいゲテモノ女子わw
それに比べて、ロゼはなんだかんだと頭おかしいなりに良心である。あれでコミュ力あるところは、リリスの数少ない癒やしになってた事からも伺えるし。
グリム、天使に呪われてたけれど、あの呪い最初からかかってたんじゃないだろうか。彼女が面倒くさくない男と出会った試しがなさそうなんだけど。

シリーズ感想