読んだ本の数:38冊 うち漫画:10冊

漫画の方が積本増えていっているので、ちょこちょこ消化中。一方でライトノベルの方はもうちょっと崩して置きたかったかなあ。もうそろそろ年末も近くなるので、良作傑作の類は本年度のベストでもチョイスしたいのでなるべく読んでおきたいのだけど。
何気に傑作って読むのにパワーがいるのよねえ。古宮さんのUMも買って直後に読むつもりだったのに、ついついこう万全の時に満を持して読みたいと思ってたら翌月になっちゃいましたし。
というわけで、満を持しての【Unnamed Memory III】がもう万感であります。ウェブ版読んだ時も万感だったけど、改めて読んでも気持ち色褪せず。
【異世界拷問姫】と【天才王子の赤字国家再生術】【七つの魔剣が支配する】はもう万全ですね。クライマックス間近の拷問姫を除いても、後の2作は今後ますます業界のトップランナーとして引っ張っていくことは間違いなさそうですし。



★★★★★(五ツ星) 0冊

Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て】 古宮 九時/chibi  電撃の新文芸(2019/9/17)

【Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て】 古宮 九時/chibi  電撃の新文芸

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ついにお披露目、純白のドレスを来たティナーシャ。幸せを自ら遠くへと追いやっていた魔女の、ついにたどり着いた幸せの終着駅。誰しもが望むハッピーエンド、そのはずだったのに。


★★★★☆彡(四ツ星Dash) 3冊

異世界拷問姫 8】 綾里 けいし/鵜飼 沙樹  MF文庫J(2019/9/25)
天才王子の赤字国家再生術 5~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ  GA文庫(2019/10/12)
七つの魔剣が支配する IV】 宇野 朴人/ミユキ ルリア  電撃文庫(2019/10/10)

【異世界拷問姫 8】 綾里 けいし/鵜飼 沙樹  MF文庫J

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愛している、その言葉をこれほど透明に口にする人がどれほどいるだろう。そして、それを口端にのせたのは我らが拷問姫エリザベートなのだ。報われることを望まず、ただ与え捧げる無償の愛。彼ら三人はきっとずっと前からそれを体現していたのだ、と。


【天才王子の赤字国家再生術 5~そうだ、売国しよう~】 鳥羽 徹/ファルまろ  GA文庫

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各地に跋扈する英傑、妖怪、才女に怪人。その誰もが一廉の人外であり、化け物だ。しかし誰よりも何よりもまずこの主人公こそが最たる怪物なのだと、誰よりもまず一番恐ろしいやつだというのを久々に思い出させてもらった第5巻。


【七つの魔剣が支配する IV】 宇野 朴人/ミユキ ルリア  電撃文庫

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2年生になり、キンバリーでの生活にも慣れてきた剣花団のメンバー。しかしここに慣れるという事はすなわちまともから遠ざかるということ。そしてまた、彼らの間の人間関係もまた徐々に変化の時を迎えていた。蕾から花開くように咲き始めるヒロインたち。今はまだ、そこに毒は見当たらず、今はまだ。

★★★★(四ツ星) 7冊

白魔法クラスの大忍術師】 藤木 わしろ/紅緒  MF文庫J(2019/8/24)
戦国昼寝姫、いざ参らぬ】 尼野 ゆたか/鈴ノ助  富士見L文庫(2019/7/13)
デート・ア・ライブ 21.十香グッドエンド(上)】 橘公司/つなこ  富士見ファンタジア文庫(2019/10/19)
メイデーア転生物語 1.この世界で一番悪い魔女】 友麻碧/雨壱 絵穹 富士見L文庫(2019/10/15)
デート・ア・ライブ アンコール 9】 橘 公司/ つなこ 富士見ファンタジア文庫(2019/7/20)
ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜】 逢空万太/bun150 LINE文庫エッジ(2019/8/5)
失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1】 樋辻臥命/ふしみ彩香 GCノベルズ(2019/8/30)


【白魔法クラスの大忍術師】 藤木 わしろ/紅緒  MF文庫J

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【戦国昼寝姫、いざ参らぬ】 尼野 ゆたか/鈴ノ助  富士見L文庫

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【デート・ア・ライブ 21.十香グッドエンド(上)】 橘公司/つなこ  富士見ファンタジア文庫

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【メイデーア転生物語 1.この世界で一番悪い魔女】 友麻碧/雨壱 絵穹 富士見L文庫

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【デート・ア・ライブ アンコール 9】 橘 公司/ つなこ 富士見ファンタジア文庫

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【ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜】 逢空万太/bun150 LINE文庫エッジ

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【失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1】 樋辻臥命/ふしみ彩香 GCノベルズ

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以下に、読書メーター読録と一言感想

今月のピックアップ・キャラクター

エリザベート・レ・ファニュ (異世界拷問姫)
ジャンヌ (異世界拷問姫)
ティナーシャ (Unnamed Memory)
オスカー (Unnamed Memory)
御影ユウマ (白魔法クラスの大忍術師)
鴻子 (戦国昼寝姫、いざ参らぬ)
佐々木アヤ (信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略)
レオニス (聖剣学院の魔剣使い)
ウェイン (天才王子の赤字国家再生術)
ナナオ (七つの魔剣が支配する)
シエラ (七つの魔剣が支配する)
マキア (メイデーア転生物語)
二亜 (デート・ア・ライブ)
花子 (剣と魔法とセーラー服)
マルタ (ウィッチクラフトアカデミア)
ウルスラ (ウィッチクラフトアカデミア)
アークス (失格から始める成り上がり魔導師道!)




10月の読書メーター
読んだ本の数:38
読んだページ数:10314
ナイス数:178

異世界拷問姫8 (MF文庫J)異世界拷問姫8 (MF文庫J)感想
★★★★☆ 愛すべき人を愛するように。エリザベートの口から無意識にこぼれ落ちた言葉の、愛の、なんと深いことか。愛している、そこに込められた想いのなんと美しいことか。報われることを望まず、ただ相手に与え捧げる。エリザベートとカイトとヒナの間に揺蕩っていたものは、そんな無償の愛だったのだ、とエリザベートの口からついに出たその宣言を聞いたときに胸に染み入ってきたのでした。
ずっと忘れることが出来ないだろう、愛の言葉でした。
読了日:10月01日 著者:綾里 けいし
新九郎、奔る! (2) (ビッグコミックススペシャル)新九郎、奔る! (2) (ビッグコミックススペシャル)感想
★★★★☆ 本格化する応仁の乱、ダラダラやってるようにも思えたのだけれど、結構ガチに市街戦やってたんだなあ。そしてついにお姉ちゃんの旦那となる今川義忠が上洛。なんとも愉快で色気のある人だ。彼に気に入られる新九郎だけど、家中でも中途半端な立場にあるのが徐々に浮き彫りになってくる。家族は身内として大事にしてくれているのだけれど、母の再婚なども相まって新九郎自身に懸命に家中に居所を作ろうとしている様子が伺える。ただ八郎兄者の帰還が妙に不穏なんだよなあ。
読了日:10月02日 著者:ゆうき まさみ
恥ずかしそうな顔でおっぱい見せてもらいたい  赤面おっぱいアンソロジー (アクションコミックス)恥ずかしそうな顔でおっぱい見せてもらいたい 赤面おっぱいアンソロジー (アクションコミックス)感想
初っ端の河内和泉さんの漫画が強烈すぎる。この気のおけない無防備さの素晴らしさよ。
読了日:10月04日 著者:アンソロジー
勇者様が友達になりたそうにこちらを見ている! (GA文庫)勇者様が友達になりたそうにこちらを見ている! (GA文庫)感想
主人公が普通を望むのはいいけれど、作品そのものを特徴の一切ない普通にしてどうするんだろう。展開も普通すぎて、記憶にさっぱり残らない。今どき普通を志向する主人公とか普通すぎて個性の欠片もない。これで存在感でもあればいいんだけど、性格もあれだしなあ。勇者云々という設定は全く生きてない。財閥とか華族のお姫様とかの方が逆にしっくりくるくらい。
読了日:10月04日 著者:機村械人
Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て (DENGEKI)Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て (DENGEKI)感想
★★★★☆ なぜ多数決取ろうと思ったし! これまで生きてきた執着を果たした後のティナーシャは脆く儚く弱く幼く、何もかもがなくなった自分の中に芽生えていたものを認識出来ない。でも、そんな貴女をこそオスカー以外のこの国の人たちもまた愛おしく共にあってほしいと願ったのです。苦しみの妄執ではなく、幸福の執着を。彼女が得た祝福は、オスカーだけが与えたものではない。ティナーシャ自身が知らず知らず自ら勝ち取っていたものなのだ。そしてラストに。そりゃ、目の前の彼女を守らないという選択肢はこの男にあるはずないよなあ。
読了日:10月05日 著者:古宮 九時
白魔法クラスの大忍術師 (MF文庫J)白魔法クラスの大忍術師 (MF文庫J)感想
★★★★ スーパー強い忍術でド派手に大暴れ、ではなく陰に生きる忍者らしく、裏で暗躍、謀略調略情報操作に人心誘導と謀神よろしく思うがままに操ってみせる主人公、いやーこういうの大好きですわ。これだけ言いように人と状況を操っていながら、ヒロインのティアには彼女が望み目指す騎士の在り方を取り戻させ貫かせることで謀略を完成させるという意志や信念を曲げさせるのではなく、むしろその人らしくさせようとするあたりが大好き。悪党で狡猾でふざけてばかりのユウマだけれど、同時にだからこそ誠実であるというスタイル、いいですわー。
読了日:10月05日 著者:藤木 わしろ
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 1 (ジーンLINEコミックス)ぼんくら陰陽師の鬼嫁 1 (ジーンLINEコミックス)感想
★★★★ 護里ちゃんが漫画になっても無茶苦茶可愛いなあ。仕事も住む所も失って路頭に迷うところで、結婚契約って胡散臭いにも程があるのだけれど、皇臥の人柄がそれを不安に思わせない。芹の度胸も大したものだけれど。あと、古い屋敷の中に住居として普通の一軒家があるの、意外なほどホッとさせられる。これ、漫画ならではだなあ。期待以上に原作小説の雰囲気を漫画の作品として再構成していて、これは大良作。
読了日:10月06日 著者:acca
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 2 (ジーンLINEコミックス)ぼんくら陰陽師の鬼嫁 2 (ジーンLINEコミックス)感想
★★★★ 護里ちゃんが際限なく可愛いのに加えて式神としてビシッと決まった所を見せてくれて、たまらん。お義母さんとのバトルも早速始まってるけど、嫌味に全く動じないどころかビシビシ反撃する芹のタフさよ。まあしょか様が姑として優しすぎるのも大いにあるのですが。そして、段々と夫婦としての距離感が近くなっているのが丁寧に描かれていて、じんわりと胸が温かくなるんですよね。事件は佳境、真相はいかに。ぽんこつなりに頑張る夫を支える鬼嫁、って全然鬼っぽさはないんですけどねえ。
読了日:10月06日 著者:acca
戦闘員、派遣します!4 (角川スニーカー文庫)戦闘員、派遣します!4 (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ ポンコツ三上司の一人黒のリリスこと安田推参!
生みの親の到来なのに、アリスが辛辣すぎる! ひどい、お母さんなんだからもうちょっと優しくしてあげて。いやまあ自分の親にあれだけダメな所を見せられてしまうと、思わず蹴っ飛ばしたくなるのもわかるけど、普通は本当に蹴っ飛ばさないから。超常科学の使い手がファンタジー世界に来たら無双すると思っただろう、実際は役立たずでした。いや、客観的に見ると最高幹部らしくちゃんと仕事してた気もするんですけどね!? ロゼが一番常識人というのも実感できる回でした。
読了日:10月06日 著者:暁 なつめ
ぼんくら陰陽師の鬼嫁 3 (ジーンLINEコミックス)ぼんくら陰陽師の鬼嫁 3 (ジーンLINEコミックス)感想
★★★★ 祈里、祈里ちゃんも可愛い、護里とのコンビ本当に可愛い。この娘たち多弁ではあるけれど雄弁ではないので、その分気持ちの伝わってくる表情の描き方が白眉。嫁いびりに精を出すものの、どうしても人柄の良さが滲み出てしまってむしろ芹の好感度があがってしまうお義母さんがいいなあ。実はずっと昔に縁があった旦那さん。かつて一番辛かったときに手を差し伸べてくれた人が、今一番辛い時にまたこうして手を差し伸べてくれた、というのは運命的じゃないですか。でもそれを抜きにしても、パートナーとしての間柄を育んでいたお話でした。
読了日:10月06日 著者:acca
魔法学校首席になったら嫁と娘と一軒家がついてきたんだが (ファミ通文庫)魔法学校首席になったら嫁と娘と一軒家がついてきたんだが (ファミ通文庫)感想
★★★☆ 主人公ミジョア、傲慢だしプライド過剰だし承認欲求の塊みたいな面倒くさい人間なのだけれど、それ以上にヒロインのエルキッサがポンコツダメ人間で非常に手がかかる娘さんなお陰で、ミジョアが嫌な部分出してる間がなく世話焼くはめになって、うまいこと両人のアカン所を相殺してるんですよね。そこに娘扱いのジャスが幼女らしい自由さで親代わりとなった二人を振り回す事で、自分を飾ったり守ったりしている余裕がなくなった二人の素が剥き出しになる事で心の距離が狭まっていくという、実に良いホームコメディでした。
読了日:10月07日 著者:桐山 なると
ギャルごはん 7 (ヤングアニマルコミックス)ギャルごはん 7 (ヤングアニマルコミックス)感想
★★★☆ ギャルは清楚に、委員長は小悪魔に、と今までにない魅力を前面に押し出してのアタック。二人とも真剣なんだよなあ。
読了日:10月08日 著者:太陽まりい
戦国昼寝姫、いざ参らぬ (富士見L文庫)戦国昼寝姫、いざ参らぬ (富士見L文庫)感想
★★★★ おおっ、すごく堅実に戦国してる! その手腕を請われて嫁入りしつつ、男装して新入りの家臣を装って当主の手伝い始めるのだけれど、その身代は小さな国衆規模なんでホント手の届く所から、という所なんですがそれがむしろ堅実で味のある描写になってるんですよね。主家から一緒についてきた家臣と元から土着してる家臣との軋轢とか、隣の領地の国衆との小競り合いとか、これぞ戦国。鴻子が旦那のこと、次郎左と気楽に呼び捨てにしてるの、何気にいい雰囲気になってて好きだわー
読了日:10月10日 著者:尼野 ゆたか
幼なじみが絶対に負けないラブコメ2 (電撃文庫)幼なじみが絶対に負けないラブコメ2 (電撃文庫)感想
★★★☆ 記憶喪失って、現状リセットするにしても普通通じる訳無いだろう! と、思ったけれど、相手が末晴なら通じるという確信があったのか、バカだもんな。ただ、この方向転換は青春劇への比重が大きくなっててラブコメとしての駆け引きが減ってしまったのが個人的には足踏みに思えてしまった。或いは一度ドツボにハマってしまった人間関係を三巻に向けて再構成するのに必要な貯めだったのかもしれないけど。私は彼らの人間としてのちっちゃさ、卑小さ暗黒面を拗らせた所をこそが愛しかったのだ。
読了日:10月10日 著者:二丸 修一
信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 2.災害指定の転生少女 (オーバーラップ文庫)信者ゼロの女神サマと始める異世界攻略 2.災害指定の転生少女 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 一巻で行方不明になってたさーさんと無事再会、ずっと気になってただけに良かった。しかし、想像以上にハードな境遇だったんだな。元の性格それほど詳しく描かれてたわけじゃないけど、結構キャラ変わってるんじゃなかろうか。ふじやんだけでなく、光の勇者の桜井くんも良い子なんだけど、それ以上に他人から評価されにくいマコトを先入観持たずに見て信頼してくれるんですよね。良い男友達がいると嬉しいものです。
読了日:10月11日 著者:大崎アイル
聖剣学院の魔剣使い (MF文庫J)聖剣学院の魔剣使い (MF文庫J)感想
★★★☆ 聖剣学院って単純に学校ものかと思ったら、名前だけ学院で実質は決戦機動要塞都市じゃないですか。想像してたよりスケールがでっかくてテンションあがってしまった。封印から復活してみれば、そこは千年前より遥かに発展した世界で、しかし世界を滅ぼさんとする謎の殲滅存在の攻撃を受けていた、という展開は長い封印から目覚めてもろくに文明が発展するどころか技術レベルでは衰退すらしてるような作品が多い中で新鮮ですらありました。内容もオーソドックスでありながらエンタメとしてもしっかり実をとってて流石の良作。
読了日:10月12日 著者:志瑞祐
恥ずかしそうな顔でおっぱい見せてもらいたい 赤面おっぱいアンソロジー(2) (アクションコミックス)恥ずかしそうな顔でおっぱい見せてもらいたい 赤面おっぱいアンソロジー(2) (アクションコミックス)感想
やっぱり河内さんの作品がツボすぎる。全然恥ずかしそうな顔はしてないんだけど、その無防備さが強烈すぎる。シチュエーションの描き方も素晴らしいよなあ。少年のほうが恥ずかしがりまくってるのもまたよし。
読了日:10月12日 著者:アンソロジー
天才王子の赤字国家再生術5~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)天才王子の赤字国家再生術5~そうだ、売国しよう~ (GA文庫)感想
★★★★☆ グリューエル王、ただのバトルジャンキーじゃなかった。これ、上っ面の損得勘定での付き合いなんかよりよっぽどの関係築けたんじゃなかろうか。ウェイン王子も、読んでるこっちが初心を思い出させるような、売国奴でなければ出来ないような策略が心臓を鷲掴む。そうだよ、こいつはやる奴なんだよ。誰よりも何よりもまずこの主人公が一番恐ろしいやつだというのを思い出させてもらった。ゾクゾクするねえ。
読了日:10月13日 著者:鳥羽 徹
最強の傭兵少女の学園生活 ―少女と少女、邂逅する― (ダッシュエックス文庫)最強の傭兵少女の学園生活 ―少女と少女、邂逅する― (ダッシュエックス文庫)感想
★★★ パパさん、ちゃんとマニュアル書いてくれているのは素晴らしい配慮なのですけど、伝わるように書いてあげて。貴方が一番娘がどんな子なのか分かってるんだから。ただ、一番大事な部分はちゃんと伝わっていて、シエラという女の子の新しい人生を決定づけるのだから、いい仕事したと言えるのかもしれない。
読了日:10月13日 著者:笹 塔五郎
神域のカンピオーネス 5 黙示録の時 (ダッシュエックス文庫)神域のカンピオーネス 5 黙示録の時 (ダッシュエックス文庫)感想
★★★☆ 蓮とカサンドラ、隠れてイチャイチャしてたの罪悪感じゃなくて、梨於奈にばれないようにコソコソやるスリルとか背徳感を楽しんでましたよね、これ。バレたら一転堂々と見せつけてましたし。怒るよりも動転して焦りだす梨於奈が初心で実に可愛げがありましたけど、これチャラ男に落とされた気位の高いお嬢様だよなあ。しかし蓮は責任感とか強い動機とか目的意識を持たないので、死んじゃいそうになったらまあいいかー、とあっさり受け入れそうになってて苦笑してしまった。カンピの中で特にこの子があっさり死にそうな理由がよくわかった。
読了日:10月13日 著者:丈月 城
いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~ (角川スニーカー文庫)いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~ (角川スニーカー文庫)感想
★★★☆ キャラの背景や展開などだけみると、かなりえげつないダーク寄りなのだけれど、それをコメディテイストなノリで彩っていてちょっと独特な雰囲気になってるけど、これは好きだなあ。榊先生の描く主人公って面白味のない生真面目な少年か気だるげな青年かに大別される傾向にあるのだけれど、このレオはそのどちらにも当てはまらない不器用で可愛げのある子になっててイイんですよね。ハリエットやマリエルという脇を固めるヒロイン陣も濃い目の存在感を示していて、面白い作品でした。
読了日:10月18日 著者:榊 一郎
七つの魔剣が支配するIV (電撃文庫)七つの魔剣が支配するIV (電撃文庫)感想
★★★★☆ キンバリーの性事情がヤバいくらい生々しくてドキドキ。三年生から妊娠出産オーケーって凄いなホント!! こうなると男女混合のオリバーたちのグループもイメージ変わってくる。実際、人間関係も着実に変わっていっているわけで、ナナオの宿業と初めての恋愛感情が複雑に絡み合ってエグい事になってしまっている。純粋であるが故の迷走。カティは想像以上に致命的な誤解をナナオに植え付けてしまったのかもしれない。カティがそれをそのままにしておける子とは思えないけれど、どう転んでも地獄なのは変わらないんだよなあ。
読了日:10月19日 著者:宇野 朴人
デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上 (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ21 十香グッドエンド 上 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ グッドエンドとは! 十香が居なくなって一年、もう一年されど一年。喪失を抱えた士道がゆくべき道を見定める物語であると同時に、元精霊たちもまたそれぞれ人としての道を歩み、士道との新たな関係を構築していく。個別エピローグとも言える話になっているけれど、やはり珠玉は四糸乃の人であった頃の過去を取り戻すお話でしょう。何気に二亜の頼れるお姉さん振りも良かったのですが。狂三はこのままだと大量虐殺の罪を背負ったままなんだよなあ。一方で謎の精霊の出現に、二亜と鳶一がどうなったのか。終幕を前に謎も深まるばかりだ。
読了日:10月19日 著者:橘 公司
八大種族の最弱血統者 ~規格外の少年は全種族最強を目指すようです~ (HJ文庫)八大種族の最弱血統者 ~規格外の少年は全種族最強を目指すようです~ (HJ文庫)感想
★★★ 制御できない力に肉体を自壊させながらも、戦いに狂喜する、完全にバーサーカーじゃないですかー。いやあ、自分の体へのダメージを厭わず、という戦闘狂は珍しくもないですけれど決闘が終るとダメージも死もなかった事になる設定だからか、遠慮なく損壊しすぎー。完全にグロでR元服の領域である、スプラッタッタ! 主人公、礼儀正しくネアカなくらい明るいのが逆にイカレ具合を増しましてるなあ。
読了日:10月20日 著者:藤木わしろ
メイデーア転生物語 1 この世界で一番悪い魔女 (富士見L文庫)メイデーア転生物語 1 この世界で一番悪い魔女 (富士見L文庫)感想
★★★★ F文庫の魔王転生記の新装版ではなく、完全新編じゃないですかー! マキナ視点の物語ですが、大胆に展開もキャラの関係もとっかえ新キャラも登場しーの、とほぼ新作同然。これは捗る! ラピスも早々に登場してるのには驚いたけど、アイリがこれ扱いに繊細さが要求されるキャラになってるなあ。そして、よりマキナが一途に恋する女の子になってるんじゃなかろうか。前世からの繋がりが前よりも不確かなものになっている分、よりお互いを求める気持ちが強くなっているのか。立場上のハードルもあがってるしなあ。これは壮大な話になりそう
読了日:10月20日 著者:友麻碧
デート・ア・ライブ アンコール9 (ファンタジア文庫)デート・ア・ライブ アンコール9 (ファンタジア文庫)感想
★★★★ 精霊の中で二亜だけが士道に塩対応されてるのだけど、それだけ遠慮がない距離感とも言えるんですよね。一人だけ大人だし、時折見せる大人な顔がまたたまらなくもある。あの自堕落な私生活は、何気に家庭的な士道と相性ピッタリなんだよなあ。両親が帰ってくる話は面白かった。ビビるよね、あの子らと初対面だと。でも設定上あの両親と士道の本来の関係を思えば、全部承知で引き取ってるんですよねえ。なっつん、そこまで天才だったのか! 出番少ないにも関わらず出ると粗方持ってく狂三さんはさすがである。
読了日:10月20日 著者:橘 公司
わたしの知らない、先輩の100コのこと1 (MF文庫J)わたしの知らない、先輩の100コのこと1 (MF文庫J)感想
★★★☆ ああいう質問形式にしたの、本人にも自分の特性について自覚があったのかな。それでも、ああやって声かけるのっていくらコミュ力あっても勇気いるだろうに、大したもんだ。決して「先輩」側が特別なようには見えないので、これは相性というものなんだろうか。でも、途中から後輩ちゃんばかりが努力して距離を詰めようとするのではなく、先輩の方も一緒に二人の時間を大切にしようとし始めたからこその進展なのだろう。いずれにせよ、これが一つの恋人へと至るまでの順当な過程というやつなのか。でもホントぐいぐい来るよなあ。
読了日:10月20日 著者:兎谷 あおい
ソード・ワールド 蛮王の烙印 古の冒険者と捨てられた姫騎士 (ドラゴンノベルス)ソード・ワールド 蛮王の烙印 古の冒険者と捨てられた姫騎士 (ドラゴンノベルス)感想
★★★☆ これはソードワールド2.5知ってる前提でないとよくわからんだろうなあ。とは言え、大雑把に把握しているだけの自分でもだいたい楽しめたくらいだけれど。
魔王呼ばわりされるわりに行動原理が基本的に善人お人好しで、少々一緒に行動したら警戒する必要ないってすぐわかるよねこれ。自棄になってた所を憧れでもあった魔王様に諭されて、反発しながらも奮起して頑張る姫様が初々しくて可愛げがあり、パーティーの冒険は素直に面白かったのだけれど、魔王様の過去に何が在ったのか結局冒頭以外殆ど不明のままだったのは気になるところ
読了日:10月22日 著者:北沢慶/グループSNE
戦×恋(ヴァルラヴ)(1) (ガンガンコミックス)戦×恋(ヴァルラヴ)(1) (ガンガンコミックス)感想
人間恐怖症ゆえに仕方ないのだけど主人公が主体性なくおどおどしてばかりなのはなかなかフラストレーションがたまる。戦乙女たちの好感度が軒並み低そうなのもこれは無理ない。果たしてここからちゃんと主人公してくれるものなんだろうか。ヒロイン衆はみんなちゃんとエロ可愛くて、戦闘シーンも映えるだけに、後は主人公。
読了日:10月23日 著者:朝倉 亮介
解術師アーベントの禁術講義 (電撃文庫)解術師アーベントの禁術講義 (電撃文庫)感想
★★★☆ 社会的にも蔑まれていて、本人もアウトローっぽい斜に構えた態度をとっているけれど、患者第一の医者であり生徒思いの先生であり真っ当な正義感の持ち主、とびっくりするくらいちゃんとした主人公で、ギャップにクラクラきてしまう。肝である魔術の医療や解術も独特にも関わらず解説が丁寧で様子が非常にイメージしやすく、お陰で手術シーンの迫真さも臨場感たっぷりで良かった。あとはもう少し地の文章から硬さがほぐれてこなれてきたら、全体のリズムも良くなってくるんじゃないかなあ。
読了日:10月23日 著者:川石 折夫
剣と魔法とセーラー服 ~ときどき女神にアイアンクロー~ (HJ文庫)剣と魔法とセーラー服 ~ときどき女神にアイアンクロー~ (HJ文庫)感想
★★★☆ だが待ってほしい。たとえファンタジー世界だろうと日常系は問題なくやれますよ? 男がいるかいないかは好み次第かと思うけど、主人公は自分含めて居ないほうがいいかという立場なのか。女神がいい具合に畜生で、よしそのまま頭握りつぶされろ、というぐらいのはっちゃけっぷりなのが物語のテンションを上げてて良いキャラなんですよね。
読了日:10月23日 著者:三条ツバメ
ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜 (LINE文庫エッジ)ウィッチクラフトアカデミア 〜ティノと箒と魔女たちの学院〜 (LINE文庫エッジ)感想
★★★★ 久々の逢空作品。ギャグやコメディでないが故に掛け合いも勢い任せノリ任せではないのですが、会話のリズムそのものは絶好調でむしろ味わいが出てるくらいで実に楽しい。マルタはほんといい子で、それ以上にウルスラの得体の知れなさがゾワゾワするような魅力になっている。何より箒レースがスポーツモノらしい熱量を持った盛り上がりになっていてテンションあがります。ただティノ君、悩むのは良いとしてそれが如実に集中力の欠如になってしまうのは物語の溜めとしてもどうかと思ったけど。
読了日:10月25日 著者:逢空万太
そして黄昏の終末世界<トワイライト> 2 (オーバーラップ文庫)そして黄昏の終末世界<トワイライト> 2 (オーバーラップ文庫)感想
★★★☆ 胸の方はともかく太腿もムチムチすぎて、これで男装とバレないの? 作中ではちゃんと男ムーブしていたので、表紙と繋げずに普通に男かと思ってたし。御姫の組織に入る冬夜だけど、言動はまんま素人が正義感拗らせて現実を直視せずに無茶する痛い主人公なのに、中身が歴戦の騎士で物言いも秘密が多いが故と理由がしっかりしてるので、王道展開から妙な外れ方をしててそのギャップが結構面白い。しかしあれだけの業を背負いながら御姫の命運まで背負い切れるのだろうか。報いを受ければ御姫も運命共同体なのに。
読了日:10月26日 著者:樋辻臥命
失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1 (GCノベルズ)失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1 (GCノベルズ)感想
★★★★ よくある展開なのだけれど、それを踏まえても面白いなあ。主人公が傷ついている哀しみが伝わるだけに、見返してやるという堪えた上の根性が沁みるんですよね。両脇を固めるのがタイプの違う兄貴分、というのが新鮮で面白いんですよね。二人ともなかなかいい性格していてキャラとしても非常に立ってるし、伯父さんの強キャラ振り含めて女の子ばかりじゃないのもいいよなあ。しかし、主人公に限らずヒロインも幼児なのに聡明すぎる。別にもうひと回り年嵩でも話の展開上支障はないと思うんだけどなあ。ともあれ、これは先が楽しみな期待作。
読了日:10月26日 著者:樋辻臥命
最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する (角川スニーカー文庫)最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する (角川スニーカー文庫)感想
★★★★ ちゃんと弟くんが神輿に担がれるだけのカリスマと性格の持ち主で良かった。本当に主人公とは仲良しみたいだし、アルの性格からして確かにレオの方が皇帝には合ってそうだし。暗躍のみならず、派閥の取りまとめとか政治の方も請け負っているので、いつまでも影働きとはいかんだろうし、その器がヒロインだけではなく衆目にもチラリと垣間見せられたり、公式にも役職を得たり、という展開は必要に沿っているのでしょうね。無能がすぎると味方陣営が充実してきたら足を引っ張る要素として排除されかねないし。
読了日:10月27日 著者:タンバ
航宙軍士官、冒険者になる3航宙軍士官、冒険者になる3感想
★★★☆ いやこんな規律取れた冒険者クランとかあるんだろうか。見る人が見たらこいつら兵士だ、というのは一目瞭然なんじゃないだろうか。どこぞの軍隊がクランを標榜して都市内に入ってくるって何気に怖い状況にも思える。事前にアラン達が大きな信用を得てなかったら結構揉めたんじゃなかろうか。偶然とは言え商業ギルドにコネが出来、上はギルド長から大手クランのリーダー、下は孤児の兄妹と満遍なく仲良くなるアラン。特に敵対者を作ることなく、友好関係作るのうまいの、アランの特徴なのかもしれない。
読了日:10月28日 著者:伊藤 暖彦
不徳のギルド(4) (ガンガンコミックス)不徳のギルド(4) (ガンガンコミックス)感想
ハナバタの狂化って酔っ払ってるのじゃなくて幼児化の方が近いのか。そう言えば使用人の人たちが狂化ハナバタにご執心だったのも、あれが幼いハナバタでもあったからなのか。
しかし、ついに自分の狂化状態の有様について知ってしまったハナバタ。でも自分の不徳の致すところを知った事でより乙女化が進んだ気もするぞ。
読了日:10月29日 著者:河添 太一
夢喰いメリー (21) (まんがタイムKR フォワードコミックス)夢喰いメリー (21) (まんがタイムKR フォワードコミックス)感想
クライマックスに相応しい総力戦だなあ。今までは宿主の体を借りて現世に現れていた夢魔たちも、受肉状態になった事で相棒と一緒に出てこれる、というのは何気に熱い。エンギとユイが一緒にいる絵面は何度見てもいいものだ。すでに別れを覚悟しているメリー。勇魚とのお互い笑っての別れがやはり胸に迫るものがある。
読了日:10月29日 著者:牛木義隆

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