ホーンテッド!
【ホーンテッド!】 平坂読 MF文庫J

どちらかっつーと、これは【さよならトロイメライ】の方だと思うな。虚言癖があるのは戯言遣いのいーちゃんっぽいのかもしれないけど、こいつの虚言癖は脊髄反射っぽいしかなり趣旨が違うような気がする。
やー、なんというか面白かったね。面白かったっちゅうより楽しかったというべきか。同じようなタイプのトロイメライより一回り良かった気がする。キャラクター造形の成功か、勢いの勝利か。なんか首に縄つけられて引きずり回されるような吸引力がありました。一人称で延々とベラベラ喋り続ける主人公に引っ張りまわされましたわ、それがもう気持ちよくなるくらい。
ヒロイン格は二人、幼馴染のボク少女で、主人公に告白直後に事故死して幽霊になり、めでたく主人公にとり憑き中(この世界は死者が何割かの確率でゴースト化するようになっている。ちなみに幽霊は視認可能、お触りは出来ません)、もう一人は自殺志願の欝系少女……欝が逝き過ぎて逆にハイテンションに見えるのはある意味すごいw
プロローグだけで120ページぐらい続くという凄まじい構成、いやプロローグ、大変面白かったんですけどね。プロローグが日常パート、本編入って事件発生、というパターンでしたけど、日常のドタバタが面白かったのはグッドだと思われ。
でも、これは戯れ言シリーズみたいに新書500ページみたいな分量でやった方が良かったんじゃないかしら。やれると思うんだけど…………そもそもMF文庫Jでそんな形式を望むってのが無理ってのは分かってるんですが(汗