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榊一郎

妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン ★★★★   



【妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン】 榊 一郎/森沢 晴行  富士見ファンタジア文庫

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「…悪い妖精は死体になるお時間です。にひ」
厳重な警備が敷かれた妖精族の結婚式で、新婦を撃ち抜いた一発の弾丸。妖精族を専門に狙う殺し屋“妖精刈り”。その正体は―“異界”から持ち込まれた自身の髪色と同じ朱色の狙撃銃“サイレント・アサシン”を愛用の武器にした妖精の少女アグネータ。生活能力皆無なアグネータの世話兼相棒を務める記憶喪失の普人ユーゴ。二人は今日も妖精の命を刈り落とす。それが使命だと信じて―。ファンタジースナイプアクション!

これ、「妖精の狙撃手」とかじゃなくて「妖精狙撃」というシュッとしたタイトルだからこそビビッと来るものがありますなあ。
榊先生、今までの作品の中でも極め付きに銃器趣味に走った作品だったのではないでしょうか。「妖精刈り」と呼ばれる謎のエルフ連続殺人犯。その正体は、狙撃手を担うエルフの少女アグニと、彼女に拾われその助手を務めることになったユーゴの二人組の殺し屋コンビ。
彼らが狩るのは、妖精族のみ。なんだけれど、この妖精族……エルフと呼ばれるそれはファンタジー定番の不老にして悠久を生きる事実上死から最も遠い生物、ということになってるんですね。ここからが面白いところでこのエルフたち、先の異世界人たちの来訪があった時代に天敵であったオーガやゴブリンが絶滅した上に医療技術の発展もあって病気などの外的要因による死が完全に遠ざかってしまったために、長く生きた個体ほど生命体として精神的に変質しはじめてしまうのですが……。
長く生きたために精神が摩耗して感情が薄くなっていく、という設定はよく聞くのですけれど、その結果として外界への興味が失せたり変化を厭うようになったり、という変質はよく見るものだったのですけれど、この世界のエルフたちは心を失うことで静的になるのではなく、むしろ刺激を求めて欲望へと忠実になっていってしまっているのである。個としてひたすらに快楽を求め、悪しき欲望の権化へと化していく。それが露骨に表に出るのなら社会的に制裁を受けようものなのだけれど、数百年を生きたが故の強かさと社会的な立場によって、その誰もが社会的には名士として表の顔を保っていて、陰で権力を駆使して自分の欲を満たすための邪悪を、死から最も遠ざかったという意識ゆえの傲慢さから享受しているのである。
アグニとユーゴは、名も知らぬ謎の依頼人から指示を受け、そんな世に罰せられないエルフたちを剪定する、そんな立場に立っている。
ただ、彼らには正義を行使しているという意識はない。あらすじには使命と信じて、なんて書いてあるけれどどこをどう見ても使命なんか見出している様子もない。信念があるわけでも思想的観念があるわけでもない。怒りや憎しみという感情に則って復讐を果たしているわけでもないし、同じエルフとして許せないと憤っているわけでもない。
ユーゴに関しては、どうやら異世界人らしく記憶喪失を伴って迷い込んだこの世界で保護された先で、それはもうトラウマになるような悪夢を味わい、その果にアグニと出会って拾われたわけだから、奴隷商人などに対するドロッとした負の感情、怒りや憎しみは煮え立っているのだけれどだからといって、正義の味方として振る舞っているわけでもそういう意識を持っているわけでもない。彼は彼なりに、自分がなぜアグニを手伝って悪を為しているエルフを殺して回っているかについて、答えを探していくのだけれど、一方でアグニの方はというと上記したように実のところなんにもないんですよね。ただ、言われたからやっているだけ、という主体性の無さで自分の狙撃の腕に自負があるわけでもなさそうだし、その仕事に熱意を持っているわけでもなさそう。
やる気もなくいつも気だるげでシモネタが大好きで生活能力皆無な駄目人間。これ、ヒロインとして大丈夫か、というレベルで女子力も皆無、人としておおむねダメというありさま。あとがきで野良猫風?とのたまっていらっしゃいますけれど、野良はもうちょっと野性味というかやる気があるんじゃないだろうか。エルフとはいえ、まだ見た目相応の……長寿のエルフにとって場合によっては見た目以下の精神年齢かもしれないアグニですけれど、はたして彼女に心はあるのか、とふと思ってしまうほどには感受性が薄い感じなんですよね。ふにゃふにゃしていて、だるだるーとしている有様は無機質とは言えないんだけれど、その根底には人形めいた主体性のなさが見いだせてしまう。
唯一、執着を示しているのはユーゴに対して、なのかは今の所まだハッキリとわかりやすい反応を示したわけでもなく、でも愛用のL115A3を紅く塗ったりしているのは趣味趣向が出ているんだろうか、これ。
キャラとしては辛うじて【棺姫のチャイカ】のアカリが似てるかも知れないけど、あれは単にシモネタ好きがかぶっているだけかしら。ただ中身の空疎さを唯一身近にいる人間で埋めようとしはじめている、という点で結構似た感じはするんですよねえ。
作品として見ると、アグニとユーゴの二人で完結している閉じた世界でもあるんですよね。あとにミリアムという獣祖族の少女がチームに加わるのですけれど、依頼者でスポンサーである相手は全くの謎で接触らしい接触もなく、狙撃対象とは個人的な繋がりもなし。外界から遮断された彼らだけの閉ざされた人間関係、というのはユーゴたちが殺し屋という職業なのを加味してしっとりとした黒さを雰囲気として醸し出している。
サブキャラとして、事件を捜査する刑事二人が登場しているのだけれど、果たして彼らの存在は重要な役どころになっていくのだろうか。閉ざされた世界に穴を穿つ相手になるのだろうか。

殺し屋稼業としては、どちらかというと必殺仕事人的な雰囲気もあるんですよね。狙撃でありながら、その尽くでヘッドショットではなく胴体をぶち抜いているのが何気にミソなんじゃないでしょうか。殺された当人がわけも分からず突然死ぬのではなく、じわじわと今から自分が死ぬのだという痛みと恐怖を味わいながら死んでいくという末路を、心を失い感情を喪失し死を克服したと増長していた悪に味わわす。因果応報というものである。
また、スナイピングのみならず、いやアグニはもう狙撃しか出来ないポンコツなのだけれど、ユーゴの方は結構近接での銃撃戦のシーンも多いんですよね。それも拳銃で撃ち合うのではなく、短機関銃しかもスコーピオンというのがまた、やっぱりここぞというときはスコーピオンですね、という感じでw いやまあ、最終的に手持ちの最後の武器である拳銃で撃ち合うことになる、というのは銃撃戦の定番ではあるんですが。
久々にどっぷりと黒い榊さんバージョンを読めて、大変満足でありました。アグネータ、ヒロインとしては大変アレなんだけれど、先の見えない暗殺者という生き方において、ああいう退廃的で刹那的で自堕落で女子力皆無な在り方というのは、逆にそのまま後先考えずにズブズブになってもいいじゃないという沼的な魅力がなきにしもあらずなので、ここからミリアムも加わってどうなっていくのか楽しみでもあります。

榊一郎作品感想

誰が為にケモノは生きたいといった 3 ★★★☆  



【誰が為にケモノは生きたいといった 3】 榊一郎/ニリツ
 富士見ファンタジア文庫


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タビタを連れて現世へと帰るため、指輪の示す方向に向かうイオリたちは、海辺の村で新たな棄界人の少女カチヤと出会う。罪人たちに『聖なる島』を奪われ、現世人を憎んでいたカチヤだったが、なぜかイオリを巡ってタビタと決闘することになり!?さらに『聖なる島』には、タビタを狙う罪人たちが集結していた―。生きるための戦いを決意するイオリは“棄界”誕生の秘密を知ることになり…。少年は誰が為に決断を下すのか!

うわー、これちょっと勿体ぶりすぎたんじゃなかろうか。残念ながらこのシリーズは三巻で打ち切り。さすがはベテラン作家さんということで、本来描くはずだった要素をうまいこと纏めこんできれいにラストシーンまで整えていたんだけれど……。
ラストの現世に戻ってからの展開ってめっちゃ面白そうだったんですよね。
あとがき曰くの国盗り編。棄界で得た新たな仲間たち、世界の真実、そしてタビタに与えてあげたいと思ったもの。野心とも志とも少し違う、でも世界を変える意志。そういうものを武器にして、自分たちを捨てた世界に殴り込み、ってまたワクワクが全然違ったんですよ。これは絶対読みたかった!
でもそういう気持ちがラストシーンで湧き上がってくるのって、構成として自分の興味・盛り上がりをもり立てることには失敗していた、ということでもあると思うんですよね。実際、棄界をウロウロする展開は各巻内ではきれいに一つのお話として起承転結していたものの、シリーズ物として先行きにワクワクをつのらせてくれるものがあったかというと、盛り上がるための積み立てみたいなものがあんまりなくて、若干ダラダラ進んでいたという感触もあったわけです。
じっくり棄界で物語を育て、キャラクターを繋げていくことは先々の展開のためには必須であったでしょうし、それを展開が遅いとは思わないんですけれど、これは読みたいと思わせてくれる国盗り編をチラつかせてくれるような餌巻きは、もう少ししておいて欲しかったように思います。
ちと、タビタがヒロインとしての存在感に欠けていたのも辛かったかな。同じようなタイプの【棺姫のチャイカ】と比べて何が違ったんだろう、と首をかしげるところなんですけれど、チャイカと比べても主体性というか自己主張に足りないところがあったのかなあ。こればっかりは、よくわかりません。ユーフェミアも、彼女の生き方が仕切り直しされるところに終始してしまって、彼女の魅力に切り込んでいくのはこれから、というところだったのでもったいなくはあったんですよね。素直になってイオリとの関係に自分から踏み込んでいく段階と、中の人とのあれこれなど、これからなんぼでもよくなりそうなヒロインでしたし。その意味ではタビタもこれからだったんだよなあ。ラストシーン見ると、彼女の「王族」としての立場って飾りじゃなくて、彼女のヒロインとしての重要な要素になる可能性があったみたいだし。
いずれにしても、どれもが書かれずに終わってしまったという意味で実に勿体無い作品でありました。

1巻 2巻感想

終末のアダム ★★★   



【終末のアダム】 榊一郎/藤城 陽 講談社ラノベ文庫

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高校生・御槌錬は、何度も夢に現れる朱い眼の少女が数人の男に襲われている場面に出会い、関わる事で暴行されてしまう。ゲーム開発者の幸司郎と、彼の協力者の現役の傭兵美女・エイプリルは、偶然その現場を目撃して事件に巻き込まれる。そして、エイプリルは錬の異常な戦闘能力を目撃する。それは錬をめぐる巨大なミステリーの始まりだった。事件の翌日に転校してきた超絶イケメンの藍堂宗司と、あの朱い眼の少女・加具羅依乃里、二人は異様な親しさで錬と妹の楓に接近する。彼等の思惑は?その背後に見え隠れする宗教組織“四賢会”の目的は?錬と楓は、否応なく陰謀に巻き込まれ、次々と大事なものを失っていき、同時に、錬の戦闘能力はますます強力になっていく!
こういう現代を舞台にしたサスペンス・アクション的な作品って、一時期の電撃文庫の独壇場だったんですよね。現代異能モノの派生型ではあったんだけれど、どちらかいうとオカルトの中でも超能力寄りという感じだったんですよね、この手のって。
本作は、というとキリストをモチーフとした話っぽいんだけれど、宗教色は極力抑えられているんでぶっちゃけ主人公の頭に浮き出る荊冠も、その意味が即座に思い至らなかったくらいで宗教としてのキリスト教とか救世主とかはこの際殆ど関係ないのだろう。
あるいは、超人崇拝こそが着想のスタート地点なのかもしれないが。
しかし、ここまで不安定な身の上の主人公というのも珍しいな。家族だったはずの両親は何やら裏の思惑があったようで家族の情が介在しない関係であったようだし、彼の保護者となる幸四郎は味方というにはあまりにも独自の利益と享楽を追求していて、単なる損得上の関係にすぎないんですよね。エイプリルさんも、プロフェッショナルで情に厚いタイプではないし。
そもそも、主人公である錬に寄って立つ信念も目標も大事なものもなにもない。彼を主人公として駆動させるものが殆ど見当たらない、空虚な人間なのである。
せめて平凡な日常に戻りたいという欲求でもアレばそれが動機となり得るんだろうけれど、なんだろう、彼にはそういう日常への希求すら薄い。
これ、彼がある種の特別な人間であったとしても、その力を振るう意志となるものがなにもないのなら結局受動的に降りかかる火の粉を払い続けるだけで何も残らないし何も生まないんじゃないか、と危惧するところだったのだけれど、唯一彼に残された「家族」であった妹の楓、彼女をこの突如見舞われた非日常から護る、という衝動的な欲求が錬の中に生じることでようやく物語としての動力が発生したのである。
このことから鑑みても、本作のヒロインってなにか意味深にアピールしてくる加具羅依乃里よりも、もっと直接的に訴えてくる楓の方が本物のメインヒロインなのかもしれない。どうやら血も繋がってないようだし。依乃里の方はあまりにもこう、ミステリアスが高じ過ぎてなんか主体性に欠けてしまってるんですよね。錬と依乃里が本能的に呼び合う関係だったのだとしても、お互いに積極的にガンガン絡もうという主体性能動性に著しく欠けるんで、むしろこれ藍堂宗司がひたむきに突っかかってこなければ何も始まらなかったんじゃないか、とすら思えてくる。藍堂宗司くん、こう言っちゃなんだけれど、物語に対して献身的なんだなあ。本人は錬を排除しようとして図らずも仲人役を買って出てるとしか見えない。その上で、錬くんは楓の方が大事なので余計なお世話極まっていると。
役柄の配置上やっぱり依乃里の方がメインっぽいんだけれど、ここは敢えて楓推しで行って欲しいなあ。ラストの楓の身に起こった現象は、錬の起こしたものという捉え方で合っていると思うんだけれど、楓自身にも何らかの隠された役割みたいなのがあるんだろうか。依乃里と対になる形での。だとしたら、楓にも大いにチャンスありそうなんだけれど。
しかしまた、作中に随分と懐かしいタイトルが。【ストラグルフィールド】って榊先生の作品の中でも初期も初期じゃないですか。また、イラストレーターの藤城陽さんは、ストレイト・ジャケット以来の榊さんとのコンビで。ちょっと印象変わってて表紙からは気づかなかった。

榊一郎作品感想

Zの時間 ★★★☆  

Zの時間 (HJ文庫)

【Zの時間】 榊一郎/活断層 HJ文庫

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久しぶりに外に出ると、世界は滅亡していた。

廃人FPSゲーマー・出庭博明が久しぶりに外に出ると、世界は既に滅んでしまっていた。
偶然にも出会ったゾンビオタクの少女・樹堂乙羽と共に、生き残るための準備を整えていく博明。
一息ついた頃、彼はゲームサポートAI・レイヴンが不審な挙動をとっていることに気づく。
画面にに表示されたのは、見慣れぬキャンペーンとメッセージ――『生き延びろ。世界をやり直す為に』
誰も見たことがない最高のハッピーエンドを、一芸に秀でたオタクたちでつかみ取れ!!

……あれ? あれれ? 
本作、いわゆるオーソドックスなゾンビ映画っぽいゾンビもの。突如発生したゾンビパニックによって現代文明が崩壊してしまった中で、生き残った僅かな人間たちがサバイバルしていく、という映画や漫画だとよく見る展開なんですよね。本邦だけでも、あまりにも有名な【バイオハザード】をはじめとして、【ハイスクール・オブ・ザ・デッド】とか最近では【がっこうぐらし!】とか。
ただふと振り返ってみると、ライトノベルだとこの手のオーソドックスなゾンビものって実は殆どなかったんじゃないだろうか。全然、読んだ記憶がないんですよ。
辛うじて、大樹連司さんの【オブザデッド・マニアックス】(ガガガ文庫)が思い出されるくらいか。
他はというと、十文字青さんが異世界でのゾンビハザード【断末のミレニヲン】なんてのを描いてらっしゃるのだけれど、やっぱり思いの外少ない!
他にもあるのかもしれないですけれど、少なくとも自分は知らないです。
他の媒体ではわりと定番なジャンルなだけに、これはちょっと意外でした。何気に話作るの難しいのか?
ともあれ、本作を手がけているのはベテランも超ベテランな榊先生であるからして、堅実な王道路線をしっかりと描いてくれるので非常に安心感が在る。その上で、オーソドックスな展開にも関わらず他に類型が見当たらないせいか新鮮味が多分にあって、これがまた面白かったんですよねえ。
そんなメイドが居てたまるか、というのもまたご愛嬌。アメリカのホームセンターならともかく、日本のホームセンターってそんなに凶器になりそうなものあるかしら、てなところもご愛嬌。いや、ホームセンター根城にしつつも、そんな大した活用はしていなかったあたり、ゾンビオタクの乙羽ちゃんの兎にも角にもホームセンターに籠もらねば、という使命感によるものだったような気がしないでもない。
なぜか要塞化された高級住宅があって、そこに知り合いが籠もっているのも定番ですよね!
一応、世界は殆ど滅亡しているようで、まともに生きている人の気配はなく、将来も未来も絶望的、という状況なのですが、そのわりに登場人物たちはそこまでネガティブにならずにどこかコミカルに描かれているのも特徴的と言えば特徴的。特にヒロインの乙羽がゾンビオタク、という以上にどこかピントの外れたキャラクターをしていて、面白い子なんですよね。榊先生、【棺姫のチャイカ】のチャイカ以来、わりとこの手のキャラクターを武器にしてヒロインとして多用してきてるなあ。
しかし、作品の雰囲気自体暗くせずわりと呑気というかライトに展開していく一方で、この災害の中で主人公もヒロインたちも身内を亡くしているのも確かな話で、家族仲が良くなかったメインの二人はショックを受けつつも、まず目の前の対処を優先していくのですが、あとで出会うもうひとりのヒロインであるところのお嬢様は、自身の家族との別れを真正面から克服しなければならない場面に直面していくことになります。
生きるために戦い、活路を見出し、先のない未来に閉じこもるのではなく、当て所のない果てを目指して旅に出る。結局のところ、ゾンビものの中でも世界崩壊してしまうものは、安住の地を求めてのロードムービーみたいなものになっていくのですかねえ。
ただ、本作に関しては果たしてこれ「現実」なのか、という謎がまだ残っているのですが。果たして大どんでん返しのひっくり返される舞台がどこまで広く深く根ざしているのか。乞うご期待、って感じで楽しみです。

榊一郎作品感想

誰が為にケモノは生きたいといった 2 ★★★  

誰が為にケモノは生きたいといった2 (ファンタジア文庫)

【誰が為にケモノは生きたいといった 2】 榊 一郎/ニリツ 富士見ファンタジア文庫

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「美味しいご飯が作れるのは、いい嫁の条件なんだよ?」
新たな街でイオリたちが出会った棄界人の姉妹・ハンネとマルテ。彼女たちへの対抗心からタビタは―
「ん。夜這いする」
イオリに積極的なアプローチを仕掛けてきて!?さらには王族の末裔を探し出すことを命じられた罪人のひとり、ケネスと再会したユーフェミアも、イオリの背負った罪の真相を知り、ある決意を胸に抱くことになり…。
「穢れようが汚れようが生きてくれよ。胸を張って生きてくれ」
交錯する感情。変わろうとする者たち。復讐と贖罪の想いがぶつかり合うとき、イオリたちが進むべき未来とは―!?

イオリがユーフェミアの父親である上司を殺害した件、本当に誰も幸せにならない話でこれはイオリとしてもユーフェミアには言えんよなあ。
でも、ユーフェミアとしても真相を知らないことには中途半端のままどこにも行けなくなってしまっていたので、何らかの形で真実を知ることは必要だったのだろうけれど、イオリに話せよ、とはこれとても言えんですし。
その意味では第三者から教えてもらうというのは最善がどこにもない以上、最低限の条件だったんじゃないかな。ユーフェミアのイオリへの思慕と憎しみが入り混じった自暴自棄は放って置くと治らないまま膿み続ける傷になってしまいそうでしたし。
まあ、知ってしまったら知ってしまったであまりに重たいものを背負ってしまう羽目になったのですが。生きて苦しみ、しかし死んで楽になることは決して許されなくなったわけで。生きることそのものが贖罪、いや彼女自身が原因であっても何の罪もない以上、逆にちゃんと背負いきれない面もあるんですよね。だからこそ、イオリの方もユーフェミアへの対応について悩みきってしまっていたわけですし。
でも、そう考えるとユーフェミアの中のチヅルの存在って、ユーフェミアにとっては呪いではあるのだけれど、同時に言い訳となる存在であり、自分を許してくれる存在でもあるんですよね。チヅルの存在はユーフェミアにとって忌まわしき救いなのか。

しかし、臓器の移植手術まで高度医療とはいえ実現しているということは、イオリたちの世界の技術レベルって相当に高いんだなあ。製鉄すらままなってないゲヘナと比べると、そりゃ天界扱いされるか。
今回は、他に棄界人とイオリと同じ天使と呼ばれる異世界人とのカップルを登場させることで、タビタとイオリに二人の関係について改めて考えさせると同時に、上層への帰還の問題と絡めてユーフェミアの父親、イオリの罪についての真相を明らかにすることで、ユーフェミアとの関係も一気に整理しようという展開ではあったのだけれど、どの場面にもなかなかうまく踏み込めずにサラッとあっさり進んでしまった感が若干ある。特にタビタは終始、自分自身よくわからないままイオリにアプローチするばかりで、この娘の好きは本気ではあるんだろうけれど、まだ無垢なままで火が灯りきっていないままでしたし、ユーフェミアは真実に翻弄されるばかりで彼女自身確固とした想いをまだ抱けてないし、イオリはなんかこう意思がはっきりしないままだし、なんとなく全般的になあなあで進んでしまった感じなんですよね。
肝心の王族の血を引くものを連れて帰る、という一番の目的についても、裏で暗躍しているものがいる、ということが判明しただけで、詳しいところは何もわかってないし、とにかく全体的にはっきりしない感じでした。
もうちょい腰を据えて盛り上げてほしいなあ、と思うものの続き出にくい状況なんだろうか。

1巻感想

誰が為にケモノは生きたいといった ★★★☆   

誰が為にケモノは生きたいといった (ファンタジア文庫)

【誰が為にケモノは生きたいといった】 榊一郎/ニリツ 富士見ファンタジア文庫

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「目のやり場に困ってるんだよ。それとも誘ってるのか?」
上官殺しの罪で現世には二度と戻れないという絶対流刑の地『棄界』に送られた魔術猟兵のイオリ・ウィンウッドは、湖で溺れかけていたところを少女に救われる。獣の耳と尻尾を生やし身の丈ほどの大剣を持つ全裸の少女はタビタと名乗り、匂いを嗅いだりとイオリに興味津々で…。
そして父親の仇であるイオリを殺すため自ら『棄界』に来た女騎士ユーフェミアも巻き込んで、タビタの地竜狩りを手伝うことになるのだが…。
「イオリが行く所、私、行く」
生きなければいけない呪いを背負った少年と、ケモノの少女が紡ぐサバイバルファンタジー!
これ、髪の毛と大剣が繋がってるってイラストからじゃわからんなあ、と思ってよくよく見ると、表紙絵にしても口絵にしても巧妙に連結部分を隠すような配置になってて、そもそもわからないようにしてあった、のだろうか。作中ではタビタ登場から程なく髪と大剣が繋がってる描写はあるのでネタバレではないと思うのだけれど。
片言の小動物系ヒロインというと、榊さんの作品ではやはり【棺姫のチャイカ】のチャイカが思い起こされるのだが、こっちのタビタは見事なまでにケモミミ少女である上に大剣使いという属性付き。まあ、チャイカのあの対物ライフル型の魔法杖というアクセントの強烈さをもってするとなかなかインパクト勝負では抗いがたいのだけれど。
個人的には、榊さんの作品では厭世型の青年が主人公の方が真面目だけが取り柄みたいな少年が主人公の話よりも好きなので大いに期待している。このタイプの主人公、みんなその道のプロフェッショナルなので安定感があって、動的な場面でもどっしりとして基盤になってくれるので安心して読める、というのもあるんですよね。
特に今回の物語では、『棄界』という得体の知れない異界を舞台にして、かつてこの地に墜とされた王族の末裔をゲットして地上世界に連れてかえらなければならない。そのためには、同じ任務で落とされた罪人たちに支給された地上帰還用の指輪を連れ帰る王族の分も含めて確保しなければならない、というサバイバルとバトルロイヤル要素が物語の根幹に備わっていますからね。その上、『棄界』に来る際にいきなり想定外のトラブルが降って湧いているあたり、既にこの段階で「陰謀」が巡らされている節もありますし、早々に生き残るための算段と勝ち残るための作戦を練らないといけない状況にあり、そこで主人公のイオリの魔術猟兵といういかにも特殊戦に慣れ親しんでいるようなプロの判断力と決断力は頼もしい限りでしょう。彼と行動をともにすることになるタビタとユーフェミアは「戦闘」に対する適正はともかくとして、それ以外に関しては素人っぽいですし、ユーフェミアに至っては「くっ、殺せ!」が口癖という、そろそろ一周回って珍しくて逆に新鮮味を感じるポンコツさんですし、これイオリ一人だけ負担重くない?
と、思ったんだけれど、なにやらユーフェミアの方に変な「ナニカ」が取り憑いているみたいで。そもそもイオリが犯罪者となった上官殺し、ユーフェミアの父親の殺害に関して一切何があったか語られていない事も含めて、まず主人公の過去、背景周りから殆ど情報があがってきてないからなあ。ここまで殆ど何も明かさないまま話を引っ張る、というのはなかなかに珍しいことかも。特に榊さんはそのあたり明快なことが多いですし。それだけ、根幹にまつわる話なのか。
まあともかく、明かされる情報が少ないだけに物語の大筋としては、前提となる『棄界』に送られ王族を見つけなければならない、という任務の再確認とタビタという少女の出会い、にほぼ限定されるので、敵さんも黒幕からは縁も遠い殆ど現地の山賊、みたいなのが相手だったので、実は物語的には大きな動きはあんまりない、キャラと舞台設定の紹介という導入の一巻らしい内容でした。
あまり掴みのために派手にしない、という意味では堅実というべきか地味というべきか。

榊一郎作品感想

パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 1 ★★★☆  

パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 1 (講談社ラノベ文庫)


【パラミリタリ・カンパニー 萌える侵略者 1】 榊一郎/足立慎吾 講談社ラノベ文庫

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『地球は、狙われている』
遙かなる太古より地球は数々の生命体に狙われていた。その地球を守るための組織“サキモリ”は、今、司令官不在という未曾有の危機に陥っていた…。主人公・阿倍野晴克は何のへんてつもない高校生。いや強いて挙げれば貧乏なことだろうか。
「普通」というものに憧れている極貧高校生だった。しかし突如現れた自称・姉によって晴克は拉致されてしまう。しかもその上、謎の組織までが彼を拉致して驚天動地の拉致合戦。どうやら地球を守る運命は、この極貧高校生に託されたようなのだ!宇宙怪獣、ナントカ星人にetc.…。とんでもない侵略者たちから地球を守れ!
あれ? 萌える侵略者ってタイトルがついているから【アウトブレイク・カンパニー】と同じ世界観の作品なんだと思ってたら全然関係ないの!? タイトルもカンパニー繋がりで似せてあるし、凄い紛らわしいんですけれど。どこで関連してるんだろう、と気にしながら読んでいたのだけれど、全然それっぽい話や設定が出てこないので「???」と頭の片隅でモヤモヤさせながら最後まで読んでしまいました。こういうのは止めてほしいなあ。
しかし、単体の作品として見るとしても、本作は面白かった。こういうポンコツなノリの作品は榊さんの著作では案外珍しい。【まかでみ】なんかはそれ系統なんだけれど、あちらは主人公が真面目で性格に遊びがなく面白味がないタイプだったんで、作品のテンションとキャラのノリが自分には微妙に合わなかったんですよね。
その点、こっちの晴克くんは貧乏・貧困をややブレイク・スルーしてちょっとヤバい領域の沼にハマりかけていたこともあってか、普通に対する執着がそんじょそこらの普通愛好家とは比べ物にならない偏執的なもので、その拘り方がなかなかに素っ頓狂なところもあってか、実に作品のノリに波長が合ってる主人公なんですよね。
概ね、大人だけれど無気力系と、真面目で堅い少年という二系統に別れる榊作品の主人公のキャラクターに当てはまらない新鮮味のある主人公でした。
いやもう色んな特撮系とかのパロディが仕込んであるモザイク感も楽しいのですが、何より一番輝いているのが「悪の組織」の面々のポンコツ具合なんですよね。本人たちは至極真面目に侵略活動に勤しんでいるわけですが、どうしても所帯じみているのと庶民感覚あふれる言動と見事に毎回やらかしてしまうあれやこれやで、むしろ頑張れ悪の組織! な雰囲気になってしまう。切実に貧乏そうなのも含めて。サキモリ側はなんだかんだと公務員(?)なのか微妙にわかんない組織なのですが、資金に関しては潤沢なようでしてお給料から福利厚生に至るまで充実しているようですし、ナニかと爪に火を灯すようなやりくりをしているであろう悪の組織と比べると……うん、比べちゃダメですね。
一方で防衛側であるサキモリの方も、多々問題を抱えており、それは組織の問題のみならずヒロインの天王寺ミオのような個人で抱えているものもあり、腰掛けというか血筋によるものから司令官に押し込められてしまった晴克はそういうのも背負わなくちゃいけなくなってしまったんですよね。
とにもかくにも、なにかやらせるなら説明はちゃんとしましょう。リスクに関しても状況説明についてもまったくせずに、切迫しているからと行ってやってちょーよ、と迫るのはなかなかに卑怯である。いきなり包帯ぐるぐる巻きのストレッチャーで運ばれてくる綾波ネタをやってる時点で意図的なんだろうけれど。晴克にまったくネタが通じてなかったのって、あれジェネレーションギャップなんだろうか。それとも家庭環境から来る知識の欠落なんだろうか。
しかし、細かいことは抜きにして、普通を命がけで志しながらも、普通を逸脱しているであろう地球防衛隊の司令官なんて仕事を引き受けるに至る決断を、いや一人の女の子の一生懸命頑張る姿を、守り応援してやるために、色んな責任を背負い込む勇気と覚悟を決める心意気は、ちゃんと「普通」に格好良かったですよ、主人公。幸せ家族計画的にも十分当たりの人材なんじゃないかなあ、これ。決してミオがチョロいだけではないと思われ。

榊一郎作品感想

永き聖戦の後に 2.スケイプ・ゴート ★★★   

永き聖戦の後に2 スケイプ・ゴート (角川スニーカー文庫)

【永き聖戦の後に 2.スケイプ・ゴート】 榊一郎/ 猫缶まっしぐら(ニトロプラス)  角川スニーカー文庫

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魔族との大戦争が終わって七年。魔物は人類に飼われ、魔力源として利用されていた―。魔王を討伐した英雄の生き残りであるジンゴと、都市の議会からも魔族からも追われる少女・メイベル。魔王の亡霊に頼まれて、メイベルを匿うジンゴの前に現れたのは、歌姫にして訓練された強力な勇者、“ミスリル・チップス”の少女3人だった!囚われの身となったメイベルを待ち受けるものとは―!?本格マジックパンク・ファンタジー第2弾!
アイドル三人組がなあ、登場からいきなり特殊部隊というか、新型勇者として出てきてしまったので、せっかくのアイドル要素が殆ど感じられなくてそれがちと残念。もっと、アイドルしている活動描写があったら、アイドルの時との違いの意外性とギャップがあったんだろうけれど、読者としては殺伐としてる「ミスリル・チップス」たちしか知らないわけで、魅力としてはどうしても限定的になってしまったかも。
そもそも、メインヒロインのメイベルがどうしても動性の低い受け身の立ち位置であったがゆえに、ヒロインの側から燃料を焚べることができないので物語としての馬力に欠けるきらいがあったんですよね。メイベル自身、自分が何者であるか、これからどうするのか、何に対してどう思うのか、という点が彼女自身何も知らず知らされておらず把握しておらず、振り回されるしかない状態であったので、指針というものをどうしても持ち難い状況だったんですよね。こればっかりは彼女のせいじゃないだけに、実際どうしようもなく……。
なので、ジンゴ側の動機が燃料にならざるをえないのだけれど、彼自身抜け殻状態になっていたところからどうにかこうにか「約束を守る」という理由と呪いを解くため、という消極的な動機からはじまっているので、動き出してからもなかなか「ビシッ」とした芯が形成されるまで時間がかかってたんですよね。
それがどうしても、物語自体の熱量が終盤まで溜まらなかった感があるんですよね。ある意味、この二巻までがプロローグ的なもの、目的を定めた旅が始まるまでの準備が整うまで、という体でしたので、なかなかねえ。
ミスリル・チップスも、今回は顔見世的な出方でしたし、彼女たちがはじまるのもこれからなわけですから、敵キャラとしてもヒロインとしても、魅力的に掘り下げられていくのはこれからなんですよねえ。
メリンダ議員に関しても、黒幕という立場上あれこれ策謀をめぐらしているのだけれど、その根源に在るのは徹底した人類の利益への正しさなのである。それは倫理的には間違っていても、実益として、そしてそれによって助かる人が、弱者の救済が絶対の中に含まれているので、どうしても反論しにくいところがあるのがなんともはや。そもそも、メリンダ自身が人類のために自爆することを最初から定められていたタイプの自爆型勇者だったために、「必要な犠牲」という定義はアイデンティティに関わってくるだけに、妥協の余地が一切ないのである。ただの狂信者や正義狂いとも違うだけに余計にたちが悪い。ジンゴが仲間と自分の復讐に走ることすら出来ずに腐っていくしかなかったのも、無理からぬところがあるんですよね。
彼女を納得させる、得心させる、解放させることのできる言葉が果たしてあったのだろうか、と俯かざるを得ないのである。難しいね。

1巻感想

永き聖戦の後に ストレイ・シープ ★★★   

永き聖戦の後に ストレイ・シープ (角川スニーカー文庫)

【永き聖戦の後に ストレイ・シープ】 榊一郎/猫缶まっしぐら(ニトロプラス) 角川スニーカー文庫

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魔族との大戦争が終わって七年。魔物は人類に飼われ、魔力源として利用されていた―。魔王を討伐した英雄の生き残りであるジンゴは、城塞都市の片隅で騎士に追われる少女・メイベルを成り行きで助けてしまう。少女を知人の“宿”に預けようとするジンゴだったが、突如現れた魔王の亡霊から「メイベルを守ってやってくれ」と不可解な頼み事を持ちかけられて―!?元・勇者の孤独な戦いを描く、本格マジックパンク・ファンタジー!

図らずも先日読んだ【暗極の星に道を問え】と同じく、魔王討伐の任を果たしたはずの勇者が帰還したところを権力者に裏切られて仲間たちを殺され、自身はようやく逃げ延びてドロップアウト、という構図なのだけれど、あちらが虐げられた存在の救世主として復讐者ながら王道を歩み出すのとは裏腹に、こっちはさっさと首謀者は逆襲して抹殺したものの寄って立つものを失ってドロップアウトしてしまう、というなかなか厳しい環境で。
面白いのは、勇者と名前がついている存在は称号ではなくてある種の記号であって、戦闘用に改造された改造人間が勇者という名称で呼ばれているに過ぎない、ってところですか。変身こそしないものの、仮面ライダーとか人造人間、或いは戦闘サイボーグってノリなんですよね。主人公のジンゴも、手のひらに接続端子がついてて専用武器と接続連結して体内の蓄積魔力を武器に付与するという機能付きですし。
この魔法文明ながら機械機械した世界観こそが、あらすじ曰くのマジックパンクなんだろうなあ。そして、榊さんの得意ジャンルでもあるわけなんだけれど、今回は特にスチームパンクっぽさが出てて雰囲気としては非常に好み。好みといえば主人公が中身が枯れまくった青年なのもいいんですよね。作者の描く主人公ってだいたい真面目で面白みの薄い男の子か、若干人生に疲れたか精神的に枯れてる青年なんだけれど、だいたい好きなのは後者の方なんですよね。【棄てプリ】から【ストレイト・ジャケット】から【棺姫のチャイカ】なんかね。
枯れている分だいたい受動的なせいか、わりと状況のほうがよく動いて主人公を無理やり動かそうとするのと同時に、ヒロインの方がけっこうガンガンと自分から動いてくれるので目立ちやすい、というのもあるのかなあ。
その点においては、本作のヒロインであるところのメイベルはまだ自分の置かれた立場に対する理解も自覚もなく、能力的にもほぼ一般人でしかないので自分から動けるところにおらず、今のところ何もできていないのだけれど。精々掃除くらいで。
そもそも物語自体がまだ導入段階過ぎて、何が起こっているのか、何が起ころうとしているのかが読者含め作中の主要人物たちも殆ど見地を得ておらず、取り敢えず一通りの役者が舞台の上にあがったところ、というくらいなのでやや進展は遅いかもしれない。
その分、このマジックパンクな世界観の描写に筆が割かれている、という感じはあるのかなあ。この、人類存亡の危機を脱して復興を果たしつつある世界、というわりにある種の退廃感が濃厚に漂うアングラな空気はほんと好きなので、堪能したと言えば堪能したんだけれど、物語としてまことに楽しむをはじめるのは次巻を待たないといけないかもしれない。

榊一郎作品感想

蒼鋼の冒涜者<ブルースチール・ブラスフェマ> 3 ★★★   

蒼鋼の冒涜者<ブルースチール・ブラスフェマ>3 (HJ文庫)

【蒼鋼の冒涜者<ブルースチール・ブラスフェマ> 3】 榊一郎/赤井てら HJ文庫

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再び現れた宣教騎士団を前に、ベルタの才能が目覚める!!
順調に発展を始めたフリートラントに、宣教騎士団に追われていた傭兵が流れ着いた。それをきっかけとして訪れた宣教騎士は、街が教化済みでないことを見破ってしまう。戦力を整え、再び襲い来る宣教騎士団を前に窮地に陥るユキナリたち。
《教会》を前にしたアーロンと戦う力を手に入れたが人を傷つけることを厭うベルタ。それぞれの決断とは――。
なるほど、神という崇められる立場に立たされながらも、ユキナリは孤立していくのではなくむしろ仲間を増やしていくのか。一方的に背負うのではなく、守るべき対象だった村人たちと協力して今の環境を守ろうとする。地神への生け贄であり、今はユキナリの巫女という立ち位置に収まっていたベルタもまた、受動的にあるがままを受け入れるのではなく、自分の意志としてユキナリに仕え、自分の考えでユキナリと村をどう守るかを思い巡らせ、その上で自分の出来ること出来ないことを自らに問いかける。
思考停止して与えられた役目に没頭するのではなく、考えて考えて自分の欲しいもの、自分のやりたいことを見つけていく。その意味では、アーロンや今傭兵に身をやつしているヴェロニカも同様で、自分の道を自分で選択することを問われるのですな。神としてのユキナリは、決して周りの人間たちに何かを促しているわけではないのですけれど、そうして何も強制しない姿勢こそが、常に自らの考えではなく与えられた役割を果たすだけの生き方をしていた人たちにとっては選択であり思考を誘発させるものだったのでしょう。
そこで、何も強制しない神に対して撃発しないあたり、この村の人たちにしろアーロンにしろ、柔軟だなとは思うところですけれど。特に宗教や生きる指標としての価値観は早々覆るものではないだけに、アーロンくんはチョロいな! と微笑んでしまうところです。

しかし、表紙にもなってる宣教騎士アンジェラ、何気に重要なキャラみたいだけれど、敵のままなのか味方になるのか。彼女、宗教的な純真さの持ち主であると共に俗的な野心家でもあって、思考停止して現状を受け入れているのではなく、恣意的に利用しているタイプなだけに、敵になると厄介だけれど味方になるとクセのある面白さがあると思うんですよねえ。
まあチョロインを爆走しているアーロンくんと同様、今後に期待。

榊一郎作品感想

神鎧猟機ブリガンド 4 ★★★☆  

神鎧猟機ブリガンド4 (ダッシュエックス文庫)

【神鎧猟機ブリガンド 4】 榊一郎/柴乃櫂人 ダッシュエックス文庫

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高校へ襲撃してきた“悪魔憑き”を狩ることには成功したが、事件を機に亜麻音たち“フォスファー”は連志郎たちの正体を掴んでいた。連志郎と大悟はそれぞれ“ブリガンド”と“ブレイバー”を駆り悪魔狩りを続けるが、ある日“ブレイバー”が奇襲を受け、大悟や優羽が重傷を負ってしまう。翌日、それを知った紫織が心配している矢先に、再び“悪魔憑き”が現れる。出撃する連志郎に、自分も一緒に行くと言い出す紫織。仕方なく“ブリガンド”に同乗させ戦うが、人質を取り、二体で連携する“悪魔憑き”に連志郎は苦戦する。そこへ怪我を押して“ブレイバー”を駆り大悟が出撃してくるが―。鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、クライマックス!
人としての真っ当な在り方を見失ってしまったところから、血の通った人間に戻っていき人を守るヒーローになる、という点においては作者の書いた作品の中では【ストレイト・ジャケット】を彷彿とさせるものがあったんだけれど、あちらの主人公がいい年をした大人の男性だったのに対して、此方の主人公がまだ未成熟の若き高校生という違いは何気に顕著に出ていたのかもしれないなあ。
あちらが絶望と諦観という停滞状態にあったのに対して、連志郎は復讐とヒーローという存在への反感という暗い情動ではあっても、動的な意思を備えていたからかもしれないが、ともあれまだ連志郎は若いが故に何者にも定まっておらず、故にこそ激しい衝撃に対してその心ばえの変化も大きかった。
それ以上に、取りこぼしてしまうものが多くあったのだけれど。
力及ばず、或いはまるで手の届かないところで喪われていく大切なもの、という衝撃。それは連志郎が見ないふりをして遠ざけようとしていたものを、無理矢理にでも直視させる力を持っていたのだけれど、容赦がないなあと胸をつまらせてしまう。彼らの犠牲がそのまま連志郎の復讐をさらに憎悪の輪の中に追い込まなかったのは、喪われた彼らが最期まで示した高潔な意思だったのでしょう。かつて、連志郎が憧れたヒーローの姿がそこにあった。その鮮烈な姿には、ヒーローの存在を否定する連志郎の心を否応なく揺さぶる強烈な力があった。でも、それだけでは彼の道は拓けなかったでしょう。
この物語には、受け継がれる意志。誰しもが、誰かを守れるヒーロになれる、という主題みたいなものがあったと思うんだけれど、やっぱりそれを独りでやってのけるのは、繊細な若者には厳しいモノがあるんですよね。
彼の弱い部分を全力で支え続けたのが、紫織だったわけだ。彼女の出しゃばらないくせに肝心なところでは譲らず、守ってくれる強さはまさに内助の功というべきで、ここぞという時にいつも彼女が完璧な方向修正を施してくれた上に、最後にはあれですよ、ただ連志郎が戦いに行く姿を見上げ、見送るだけではなく、戦場ですら彼を孤独にしない選択を掴んだわけだ。
叔父さん、という理解ある頼もしい大人の庇護があり続けた、というのも大きいんだけれど、やはりヒーローにはパートナーの存在は、それも人生まるごと共有できるパートナーは不可欠なんだなあ。
彼が本物のヒーローとして立つまでに必要だった贄は、あまりにも大きすぎるものでしたが、それでも希望を背に戦う孤独ではないヒーローの誕生は、彼と彼女が幸せになる未来の可能性を掴んだのも含めて、祝福されるべき結末だったのではないかと。
これが、ヒーローという偶像に対する、榊さんの一つの結論か。

シリーズ感想

神鎧猟機ブリガンド 3   

神鎧猟機ブリガンド 3 (ダッシュエックス文庫)

【神鎧猟機ブリガンド 3】 榊一郎/柴乃櫂人 ダッシュエックス文庫

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『ブルー・オーシャンズ・ガーデン』の事件後、損傷を負った“ブレイバー”と大悟は修復と再調整に入っていた。一方、連志郎と“ブリガンド”も和晃を中心に『武器』の試作をするなど、対“悪魔憑き”の緊張感は高まっていた。そんな中、“悪魔憑き”が同時多発的に五体現れる。一対一の戦闘しか経験のない“ブリガンド”に対する、亜麻音たち“フォスファー”の次なる一手だった。“ブレイバー”と“ブリガンド”は共に出動し制圧に向かうが、混乱の中で効率的な動きが取れない。そして苛立つ連志郎たちの目の前で、悲劇が起きる。局面打開のため再び共闘を呼びかける大悟に、連志郎は―。鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、第3幕!
凄いな、フラグをちゃんと立たせてすら貰えずに退場させられてしまったぞ。あんまりあっさりしていたので、裏があるんじゃないかと勘ぐってしまうくらいに。
容赦無いといえば容赦無いんだけれど、盛り上げるだけ盛り上げて突き落とされるよりもダメージは少ないのかもしれない。連志郎ってあれでかなりメンタルが繊細であることが明らかになっているので、もし本格的に踏み込んできた段階でああなっていたら、ちょっと立ち直れないほどのダメージを食らっていたかもしれない。
何者も寄せ付けない鉄壁、を装っているようで大吾のヒーロー主義に対してムキになるところや全然冷酷に徹しきれてないところなど、何というか自分から他人を拒絶するほどの主体的な反応は示せてないんですよね。向こうから近づきたくなるようなキャラを振舞っているだけで。自分から突き放すことも拒絶することも出来かねるような、受動的な少年であるわけだ。
だから、紫織のささやかな不満やヤキモチの理由である、自分に対して彼が反応してくれない、興味を示してくれない、相手をしてくれない、というそれは、内気な少年の繊細な反応として見たら可愛いものなんですよね。紫織が考えているほど、連志郎は紫織のことをスルー出来ていないような気がするのです。敢えて見ないようにする、というのも意識している反応の一つと捉えるなら。
大吾の連志郎への馴れ馴れしさには、彼の「可愛げ」というものを無意識に把握しているからじゃないかなあ、という向きもあり……まあ、単に無神経、というところもあるんでしょうけれど。
いずれにしても、もうこの段階にまで至ってしまえば、単なる復讐者として復讐以外のすべてから背を向けて生きることは叶わないでしょう。ブレイバーとしての大吾の正義に共感を覚え、知り合いや友人が理不尽に死んでいくことに耐え切れず、敵を倒すためではなく守るために戦うことを選んだ時点で。
しかし、それだと単なるヒーローものになってしまうのも確かなんですよね。ダークヒーローものとしては、安易に世の正義と相容れてはいけないのである。そのための鍵となるのが、紫織の存在となってくるわけか。
彼を復讐しか考えない修羅の生き方から血の通った人間へと戻るための要だった存在が、彼を見守る者となっていた紫織だったのだけれど、彼女が再び「悪魔憑き」として世の中から排斥される存在になったとき、それも自分を庇って日常から、自分の前から消え去ろうとした時、彼が寄って立つ側はどちらなのか。
ヒーロー見参。しかし、それは正義のヒーローではなく、ただ一人のための英雄に。離れ行く彼女を引き止めるために、紫織の腕をつかみとる。あのラストシーンはなかなかに叙情的で、静かに盛り上がるシーンでした。いい具合に佳境に入ってきたんじゃないですかね。

シリーズ感想

神鎧猟機ブリガンド 2 3   

神鎧猟機ブリガンド2 (ダッシュエックス文庫)

【神鎧猟機ブリガンド 2】 榊一郎/柴乃櫂人 ダッシュエックス文庫

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鋼鉄の鎧“ブリガンド”を駆り、『悪魔狩り』を続ける斯波連志郎。情報統制されている中でも“ブリガンド”の映像はネット上に出回っており、その正体が何かという憶測が飛び交っていた。当の連志郎はあくまで復讐者であるという姿勢を貫くのだが、ある日その信条を揺るがす事件が起きる。そして亜麻音たち“フォスファー”は対“ブリガンド”の分析を進めており、反攻の機会をうかがっていた。そんな中、紫織が福引きで当てた優待券で、連志郎や綾たちみんな揃って海沿いのアミューズメント・パークへ行くことになる。するとそこへ“悪魔憑き”が現れ―。鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、第2幕!
この紫織というヒロインの振る舞いは面白いなあ。基本的に彼女、連志郎に対して何か申し立てたり物言いをつけたり意見したり、というようなことは何もしていないんですよね。殆ど、何も言わないヒロイン。だけれど、決して思うところがないわけではなく、何も言わないからと言って意志薄弱な流されやすい性格をしているわけでもない。押し付けがましくないだけで、紫織という娘はけっこうはっきりとした明瞭な意思を以って連志郎にプレッシャーをかけてるんですよね、これ。本人は戸惑い迷い自信なさげに振舞っているけれど、一方で連志郎を傍らで「見続ける」という行為に関してはかなり強い目的意識と確信をもって行っている。
あの「見守る」という観測行為は連志郎に対してかなり「促してる」感じなんですよね。
押し付けがましい言葉ではない分、余計に彼女の視線は連志郎に自分を省みる機会を与え続けている。ずっと見られている、或いはずっと見ていてくれているというのは、どうしたって自分がどう見られているか、が気になってしまうもの。恥ずかしい振る舞いは出来ないし、無様な真似も見せたくない。そう頭をよぎるものがあれば、じゃあ自分にとって何が恥ずかしいのか、何が無様なのか、彼女にどんな風に見られたいのか、というところに意識はあてられていくものです。彼女の視線に、自分への信頼があるなら尚更に。
さて、そんな視線を無視できるほどに視界が狭くなっているならともかく、連志郎はなんだなかんだと復讐者を名乗るには、心をガチガチに固めた壁で覆っている、というわけではないからねえ。好きなものがあり、そこに拘りがあり、執着があり、好意がある。それは、心の余裕だよ。
その意味では、最初からダークヒーローなどには成りきれない主人公でありましたけれど、これほど早くチョロい側面をみせはじめたのには、紫織の影響は無視できないんじゃなかろうか。あんまり何もしていないようでいて、何気に存在感の大きなヒロインである。すでに、無言で寄り添い支える献身的ヒロイン、という風情で鉄板の様相をみせはじめてるし。
まあだからこそ、余計に阿川の勘違い行為は気持ち悪さ覿面だったんですが。うん、幾らなんでもこれはキツイ。自分の痛々しさにまったく内省がないタイプというのはなんともなあ。
さすがにおじゃまがすぎたので、生贄扱いにもむしろ安堵を覚えたくらい、というのはさすがにアレかしら。

1巻感想

熾天使空域 銀翼少女達の戦争3   

熾天使空域 - 銀翼少女達の戦争 (C・NOVELSファンタジア)

【熾天使空域 銀翼少女達の戦争】 榊一郎/BLADE C・NOVELSファンタジア

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東京の女子校に合格して田舎から上京してくる、はとこの澪をむかえに行った将一郎。駅で待ち合わせをし、そのまま寮へ移動しようとした途端、二人は謎の空間に取り込まれてしまった。頭上を飛び交うのは、戦闘を行う美しい少女たち。だがその姿は戦闘機―しかも、第二次世界大戦時のものだった。将一郎らは、その中でも零式艦上戦闘機二一型を模した少女に助けられ、一緒にこの窮地を乗り越えることになり!?榊一郎×BLADEの人気コンビが贈る、新たな萌ミリ、ここに開戦!
萌ミリって、ガチな殺し合いじゃあないですか。しかも、かなりの理不尽系。最近、というには結構息が長くなっているけれど、ミリタリー系要素の擬人化モノ。第二次世界大戦期の航空機を対象にしたものなんだけれど……普通の少女に後付で人体改造を、というパターンは可能性としては語られながらも、実際の設定として用いられる作品は今まで意外となかったんじゃなかろうか。このパターンはどうしても内容がエグくなりがちだし(何しろ人体改造)、改造のネタになった兵器なんかよりも、改造を受けた少女の境遇や内面描写に焦点が当たることになるので、肝心の兵器ネタの扱いが蔑ろになりかねないという危険性が大きいですから、手を出すのはなかなか難しかったんじゃないでしょうか。
そこを敢えて突っ込む榊先生はさすがというかなんというか。イコノクラストとか、前々から女の子を理不尽で悲惨な境遇に追いやって戦わせる展開はお手の物でしたからねえ。
しかし、いきなりワイルドキャットからじゃなくて、ヘルキャットとコルセアで攻めてくるとかどんなハードプレイですか。既にこの段階でスペック的に二一型どころか五二型もキツキツでしょうに。この作品は、一機種につき一人、というわけじゃなさそうだけれど……どの戦闘機があたるか、というのは何か必然的な理由があるんだろうか。澪なんかは曽祖父が五二型に乗っていた、という歴史があったからっぽいけれど。バッファローとかデファイアントなんかに当たったら、悲惨どころじゃ済まないぞ(苦笑
にしても、少女たちに明確な戦う理由が存在しないのが、かなり厳しい。無理やり戦いの場に引きずり出されて、訳もわからないまま戦わされる。戦闘が行われる理由は、謎の存在による戦闘実験、みたいな感じで彼女たちには一切の益はないわけだし。とにかく、生き残るために戦う、しかも同じ人間で女の子であろう相手をどうしたって殺さなくてはならない、というのは普通の戦争なんかよりもよっぽどマトモじゃないわけで。主催のフーファイターは、人間の生体について殆ど理解していなくて、常識が通用しない相手だし、心の問題とか内面とかも全く関知していないようだから、メンタルケアなんて一切してないんですよ。
仲間になる二一型の娘が、かつて一緒に翔んでいた親友が殺されて以降、殆ど人が変わってしまった、みたいな状態も宜なるかな。航空戦闘での死に方なんて、まともに亡骸も残らないですし、親友が五体バラバラになりながら墜落していく様子を目の当たりにした年頃の女の子が、むしろこの程度の精神変容で収まっているのはかなりマシな方なんじゃないだろうか。
一応、殺さずに戦闘を終結させることは可能なようだけれど、航空戦はそんな加減が出来るような代物でもないわけで。こんな物語のメインヒロインに、澪みたいな内向的な娘を持ってきて果たして能動的に動けるんだろうか。
で、肝心の戦闘機としての要素だけれど……此処の機体のスペックって、こうなると大きなファクターではあっても、あくまで一要素って感じなんですよね。何しろ、デジタル無線の搭載による相互連携の確保と、将一郎が要撃管制指揮をとることでほぼ戦域を掌握することが可能なわけで……レーダー搭載してもいない第二次大戦期の戦闘機相手にこのアドバンテージは凄まじくデカイと思うんですけどw
ラストのシーンは、フーファイターの理解不能な不条理感をこれでもかと詰め込んだえげつなさで、衝撃的すぎる引きだったけれど、この調子だとどう転がっても救いとかなさそうなんだよなあ。

榊一郎作品感想

棺姫のチャイカ 123   

棺姫のチャイカ (12) (富士見ファンタジア文庫)

【棺姫のチャイカ 12】 榊一郎/なまにくATK 富士見ファンタジア文庫

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ガズ皇帝との激戦後、消息不明となったトールとチャイカ。二人を探す旅に出たアカリと紅チャイカ。フェルビスト大陸に訪れた束の間の平和の中で、彼らは、彼女らは、どこで何をしているのか?そしてガズ皇帝亡き後も『チャイカ』という存在を警戒するジレット。いまだ明確な『終わり』が見えない中、ダチア子爵領で『ガズ帝国軍』―旧ガズ帝国の正統後継を名乗る少女を旗頭とした武装集団が現れ―。「我が名はチャイカ・ガズ」そう名乗った彼女のそばには、機杖を持った少女と黒衣の若者の姿が…。『チャイカ』サーガを締めくくる真のエンディング!!
後日談、これは騙されたわー。これ、あらすじからミスリードしてるし。
というわけで、ガズ皇帝との決戦で行方不明になってしまったトールとチャイカ+フレドリカ。彼らを探して赤チャイカとアカリがコンビを組んで旅に出る、というところで前巻が終わっていたので、そりゃあそのまま続きかと思うよねえ。
後日談の話としては、ちょうどアニメのオリジナル回でもあったガズ帝国の残党が偽物のチャイカ姫を旗印にして抵抗運動っぽい山賊活動をしていたお話をそのままアレンジしたような展開でしたけれど、そのアレンジの度合いがかなり大胆というか、パないよ!!
トールたち、もうちょっと田舎に引っ込んでおとなしい生活を送るものだと思い込んでましたがな。ちょっとあのメンツでラストの展開持って行くには、人材の質が偏りすぎてるような気がしないでもないのですが。内政家とか外交官とか、政治家と官僚がいません!! 実は傭兵と乱破ばかりで正規の軍人も居ません!! 個人戦闘力については、尋常じゃないのはわかってるんですが。あ、亜人兵たちはあれでも本職の軍人か……特殊兵だけど。
いやでも、トールやアカリが辣腕だというのはわかってましたけれど、チャイカもあれ、凄腕だったんですねえ。赤も白も。そう考えると、赤チャイカの仲間だった二人の傭兵コンビも、同じ傭兵の業界じゃあ相当に名前の売れてた人たちだったのかも。子供が出来て落ち着いたあと、どうやらまた合流することになったみたいだけど。
いや、この後日談で何が驚いたって、フレドリカがトールの子供産めるという、ドラグーンなんでもあり設定だったんですけどね!!
何気にボケ役しかいなかったヒロイン衆の中で、最後の最後になって正統派ヒロインが現れて、何気に美味しいところ持って行きそうな雰囲気だったのには笑いましたけれど。トールから見て頭痛いヒロインばっかりでしたから、最後の娘はトールの精神的にも癒し系になってわりと大事にされそうな感じだったんですよねえ(苦笑
とりあえず、こっちのトールと愉快な仲間たち帝国はいいとして、ジレット隊長とヴィヴィさん、ご結婚おめでとうございましたw トールが、ジレットたちの不在が新婚中だからと知らされて、素でそれはおめでとう、と祝辞してたのにも笑いましたけれど。でも良かったよ。ジレット隊長の鈍さからしてもっと拗れるかと思ってたし。
ズィータとニコライがわりと良い雰囲気な感じだったのは気のせいかなあ。イケメンのジレット隊長よりも、いかついニコライの方がその辺気になるのでした。

もう一つの中編は、八英雄の一人の弓士グレン・ドンカーブートから遺体の一部をもらうために、彼の依頼を果たすお話。アニメだと、赤チャイカたちに遺体奪われてた人だけれど、こっちだと小説の中では八英雄の中でも随一の強さを見せる。【弓聖】の異名を取ってたみたいだけれど、作中でも語られているようにその本質は狩人。それもマタギとかそっち系統の人だよね、これ。普通に実力勝負していたら、完全にトールたちが敗北していたパターン。八英雄はどうしても、実際に英雄と呼ぶには微妙な人たちも多かったけれど、実際にその程度の連中だったら、突入部隊の精鋭として選抜されたりしないものねえ。

結局、本物のチャイカ姫。本物は居ないと言われてますけれど、実際ガズ皇帝討伐の際に城の中で首を切られた白チャイカそっくりの娘は居たわけで、白いチャイカがどういう素性だったのかも語られないままでしたが、そのへんは触れぬが良しかしら。
なんか意外と意表を突かれる結末でしたが、明らかに死亡フラグを立てていた赤チャイカとその一行も生き残れましたし、登場人物の多くも概ね幸せになれましたし、綺麗にまとまった完結編だったんじゃないでしょうか。榊氏のシリーズとしては、【スクラップド・プリンセス】系統の話として、大変おもしろかったです。満足。

シリーズ感想

棺姫のチャイカ 11 3   

棺姫のチャイカ (11) (富士見ファンタジア文庫)

【棺姫のチャイカ 11】 榊一郎/なまにくATK 富士見ファンタジア文庫

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神を討ち滅ぼした“禁断皇帝”アルトゥール・ガズ。彼の次なる行動はシン、トール、ジレットに世界の三分の一を統べる王という『役目』を与えるというものだった。三つの勢力による未来永劫の戦争状態。世界を、再び戦乱の渦中へと戻す提案に対し、乱破師と騎士それぞれの応えは…。生きる目的、自分という役割、存在の理由。『棺担ぐ姫』と『従者の少年』。二人の旅路の終着点はもうすぐ―。壮大なる『チャイカ』サーガ、ついに完結!
結局、他者から課せられた役割から逃れられなかった者と、誰に与えられたものでもない「自分」という存在を掴みとった者同士の戦い、という形でガズとシン対トールとジレットたちという構図になったわけだけれど、面白いことに相手の在りように憤っていたのはトールたちの方なんですよね。ガズもシンは最初から与えられた役割の中に完結していたわけではなかったはず。ガズは神を弑逆しようと思い至ったのは自分に与えられた役割に不満を抱いたためだし、シンがハスミンを殺害し、乱破師失格という印を押したトールとアカリに執拗に乱破師としての生き方を説き続けたのも、思えばそれだけシンが乱破師という在りように心もとない不安を抱いてしがみつこうとしていたからではないだろうか。
それは、役割の中に収まるという事に対して、心揺れていた、ということ。
ところが、ガズもシンもその揺れの果てに自分自身で選んだ選択は、道具として生きること、システムに組み込まれるということ。それが彼らにとっての自由であり、安息であり、満たされた生き方だったのだ。満足してしまった彼らは、だから彼らと違った生き方を選んだトールたちに対して、怒りも反発も嫉妬も抱かず、トールたちが選んだ道に対しても、それを選んだトールたち自身に対しても、全く無関心で興味の欠片も抱いてなかったんですよね。
これだけ一方通行なラスボスと主人公サイドとの関係も、なかなか珍しいんではないだろうか。
実のところ、ガズやシンの生き方、役割の中に収まる事に充足を覚え、安心するという在りようは……さすがに自らを道具、システムにまで規定してしまうのは行き過ぎだとしても、決して全否定されるものでもないと思うんですよね。一つの選択として、そういう生き方があってもいいのかもしれない。
ただ、それを他人に強いるようになってはいけない。それを社会の正しい通念に規定してしまってはいけない。それは他者の尊厳を脅かす行為である。他者の在りようを踏みにじるものである。
結局、トールが許せなかったのは、そこだと思うんですよね。チャイカに貰った、掛け替えのないと思うに至った自分という在りようを、容赦なく踏みにじり、自分が輝いていると思った価値を否定する行為。ガズがやろうとしたことは、だからトールの逆鱗に触れたのではないか、と思う次第。
紆余曲折あって、ようやく掴んだ在りようだもんなあ。
それに比べて、ガズの方はやや哀れである。シン兄は、まだ自分を貫き通した結果、とも見て取れるけれど、ガズについては、自分の創造主に反逆するところまでたどり着きながら、結局自分を組み込んでいたシステムから離れることも飛び出すことも出来なかったわけですからね。出来なかったどころか、思い浮かべる事も出来なかったというべきか。彼は、螺旋階段を昇ることしか出来ず、その階段から外れるという事を思い想像する事すら出来なかった。ある意味、最終決戦の階段上に佇むガズと、自由な翼でその螺旋階段の周りを飛び回るトールたちの構図は、彼らの在りようの縮図そのものだったのかもしれない。

と、トールにしてもガズにしても、自分のレゾンデートルを失う事になったチャイカたちにしても、騎士として戦後世界での生き方に迷いをいだき続けていたアルベリックにしても、トールたちを観察し問いかけ続ける事で自己を探索していたフレドリカにしても、それぞれに自分の在りようを掴みとるまでに紆余曲折あったのに対して、ただ一人最初から首尾一貫して「アカリ」という自分を持ち続け、小動ぎもしなかったのがあの妹だったんですよね。ほんと、彼女だけは最初から最後まで一瞬足りともブレなかった。それが頼もしくもあり、微苦笑を誘う恐ろしさでもあり。ただ、そんな彼女がずっと側に寄り添い続けたからこそ、トールは安易に自分を投げ出さずに自分を探し続けることが出来たのかもしれません……結果として、チャイカと出会うまで相当のダメ人間になりかけてましたけど!

こうして、それぞれ個々に、自分の生き方というものに対して結論を出し、その結果として許容できない部分の衝突と生存を賭けて闘争が発生し、その点での決着はついたのですが……でも終わってない、これは物語として終わってないよ!!
棺姫のチャイカ一行の旅の物語としては、まだ決着付いてないよ、これ!!

というわけで、本編が終わってもまだもう少し続くのじゃ、という展開でして。もう一冊、後日談がつくであろう最後の短篇集を待て。
しかし、赤チャイカ一行は存在自体が死亡フラグだっただけに、最後まで生き残れてよかったよ。特に、随行のセルマとダヴィードは死亡率相当高そうだっただけに、感慨深い。

シリーズ感想

神鎧猟機ブリガンド 3   

神鎧猟機ブリガンド (ダッシュエックス文庫)

【神鎧猟機ブリガンド】 榊一郎/柴乃櫂人 ダッシュエックス文庫

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きみに問う。ヒーローとは、なんだ?
若槻紫織は、正体不明の奇病〈悪魔憑き(デモノマニア)〉の患者であり、明日にもその命を終える運命にあった。
ある日、収容所に〈魔神態(ルシフェリオン)〉と化した〈悪魔憑き〉が進入し、紫織にも運命の時が迫る。
しかし、その時突如現れた鋼鉄の巨人が『悪魔』を殺し、紫織を救った。その事件後、紫織に〈悪魔憑き〉の
兆候が見られなくなり、退院して新たな高校に通うことになる。
そして登校初日、紫織は鋼鉄の巨人の中にいた少年・斯波連志郎と再会する。連志郎も〈悪魔憑き〉であると同時に、
『悪魔狩り』の特殊能力を持っていた。悪魔の力を御する鋼鉄の鎧〈ブリガンド〉を駆り、「悪魔」を狩っていて――。
鋼鉄の巨人が導く、ダークヒーローアクション、開幕!
ああ、これは思いっきり【ストレイト・ジャケット】の系譜だなあ。ただ、あちらに比べて少年少女が主人公で、舞台も日本のせいかダークさ、救いの無さは幾分かマイルドになっている……ような振りをして、実は絶望のどん底から希望を掴むに至る物語だった【ストジャ】に対して、こちらはまだ「堕ちる」余地が残っているとも言えるので、油断はできないんですよね。<悪魔憑き>になってしまった人に対する対応も、現状でかなりキツいようで世間的にはまだ噂レベルでとどまっているので、今後<悪魔憑き>にまつわる事件が頻発することで、世論が強圧的になり紫織や連志郎への当たりが酷くなる可能性もありますしね。実際、既にブリガンドが悪、ブレイバーが正義という一方的な認識による虐げの気配は出てきてますし。
もっとも、連志郎という少年はそもそも人間に対して何の期待も感情も向けておらず、正義の味方・ヒーローという存在についても隔意を抱いているので、世間の敵意をそのまま絶望として受け取る事はないのだろうけれど……本当に人間に何の期待もしておらず、ヒーローを憎んでいるわけではない、というのは紫織の視点からも透けて見えてきている要素なので、振れ幅は充分準備されていると考えてもいいのでしょう。
となると、やはり鍵となるのは連志郎の真実の姿を知っていて、自身<悪魔憑き>の因子を抱え持っている怪物であり虐げられる側でもある紫織という少女の存在になるのでしょう。誰にも理解されない事を前提としていたはずのブリガンドの活動に、初めて現れた外部からの理解者、受け入れてくれる人。そう、彼をヒーローとして見てくれる人。
私は、世界の、社会の、秩序の為の、無辜の一般市民の平和を守る正義の味方ではなく、ただ一人の少女の為のダークヒーロー、という路線も決して嫌いではないのですけれど、さすがにその路線はないか。紫織が、そんな孤高を認めないだろうし、連志郎自身学校の友人たちを含めて本当の意味で人と距離を置いているわけではなく、情をなくせるほどスレているようには見えないからなあ。ただただ、彼は幼いころに傷つけられた傷の痛みに苦しんでいる、とも言えそうだし。それに、ブレイバーの操縦者とオペのコンビの二人からして本当に良い子らなので、よっぽどの事がないと偏向した正義の味方にはならなさそうだし。まあ、よっぽどの事があればわかりませんけれどw
しかし、このブレイバーって、どうみてもパトレイバーっぽいんですけど(笑

棺姫のチャイカ 10 4   

棺姫のチャイカ (10) (富士見ファンタジア文庫)

【棺姫のチャイカ 10】 榊一郎/なまにくATK 富士見ファンタジア文庫

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全ての『遺体』が集まり、黒チャイカの儀式によって現世に復活を果たした“禁断皇帝”アルトゥール・ガズ。しかしそれは同時にチャイカの生きる目的だった父親の『遺体』を集める行為は、ガズ皇帝によって使い捨ての道具として仕組まれたものであるという真実を知ることになる。与えられた使命すらも無くし、生きる目的を失ったチャイカに、トールは声をかける。
「我が主。初めて会った時の事を覚えているか?」
かつて自分が言われた言葉を今度はチャイカに向けて―。再び。見つける。今から。もう一度。
トールの焦らしプレイに、フレドリカ焦る焦る!
いや、いきなし喉笛食いちぎっちゃったあんたが悪いんだけれど。体の一部を交換すればいいのなら、もう少し穏当な場所があっただろうに、勢いとノリだけでやっちゃうから。あれだけ素で焦ってるフレドリカは初めて見たなあ。
とはいえ、最近のフレドリカは当初の「異質な生物」らしい感覚がだいぶ失せて、真似事に過ぎなかった感情豊かな演技もなかに実感が伴ってきている気がするんですよね。事実、トールと契約したにも関わらず、今までのフレドリカとパーソナリティがまるで変化していない。ドラグーンは、契約した人間の人格にそのパーソナリティが影響を受けて形成される、とされているはずなのに、だ。これは、もうフレドリカが「フレドリカ」という個性を獲得している証左なんじゃなかろうか。
面白いことにこれ、フレドリカはトールと契約することでむしろ「道具」としての自分から脱却したとも言えるわけです。アカリがフレドリカに対して「ヤる気」漲らせだしたのも、そのせいかと。
図らずも、じゃなくて図ってるんだろうけれど、ちょうどこのターンでフレドリカにしても、そして自らがガズを復活させる道具の一つに過ぎなかったと知ったチャイカが、赤チャイカも含めて道具としてではなく、人として生きる事を選ぶに至ったお話だったわけですな。それを先導したのが、誰よりも道具であることを規定されていたサバターであるトールであり、彼が道具足らんとするよりも人として生きようと思うようになった原因こそが、チャイカであった事を思えば、面白くも善き相互関係とも言えるのだろうこれ。
そして、かのアルトゥール・ガズもまた、自ら道具足ることに叛意し、自らを生み出した神に対して周到かつ大胆に反逆してみせたわけだけれど、一方で彼はチャイカたちを使い捨て、未だ在り方に迷うシンを道具として規定し、ニーヴァ・ラーダを杖として以外見ていないというように、むしろ積極的に自ら以外を道具として見做し、扱おうとしている。相互の関係によって、道具としての自分から手を携えあって脱却しようとしたトール一行、そして赤チャイカたちと比べると、どうしても相容れぬ点がそこにあるんですよね。
それでもまだ、ガズが神を殺す云々については、どうぞご勝手にやってください、ともう役目から解かれたチャイカたちからすると関係ない話で、あとは逃げ出せばもう一切関わる必要もない、と思ってたんだけれど、ラストのガズ皇帝の宣言を聞いてしまうと、さすがにそうも言っていられなくなってしまうのか、これ。
いやいや、まさかそう来るとは。意外と盲点だったぞ、この流れは。いや、普通に考えるとガズがこの考えを温めているというのは不思議でもなんでもなかったのだけれど、神との対決、そして神殺しなんて途方も無い事を企んでいて、上ばかり見上げているものとばかり思っていたから、その究極の反逆をどうして抱くに至ったか、何を欲して神を殺そうと思ったか、については自由を得たい、というところから先を想像してなかったからなあ。自由になって、その先彼が何を考えているか、については不思議なくらい頭になかった。
ぶっちゃけ、それでも極論するとジレット隊長たちと違ってしがらみも正義感も持たないトールたちは、ガズの宣言に対して背を向けて逃げちゃって関わるまいとしても、何の問題もないはずなんだけれど……そうもいかないのかなあ。意外と、再会して語り合った、あののんびりとみんなで一緒に普通に暮らそうという展望こそが、新たな戦乱を起こそうというガズに対決する動力になるのだろうか。
ともあれ、ついにというか、赤と白のチャイカがちゃんと意思を通じ合わせて共闘するシーンを目の当たりに出来て、十分堪能しました。赤チャイカパーティーは、いつ惨劇に見舞われるかハラハラしてたんだけれど、さすがにこれ、シチュエーション的ピークを越えて、フラグ折れたかなあ。

シリーズ感想

棺姫のチャイカ 94   

棺姫のチャイカIX (富士見ファンタジア文庫)

【棺姫のチャイカ 9】 榊一郎/なまにくATK 富士見ファンタジア文庫

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賞品の『遺体』を手に入れるため、ハルトゲン公国の武芸大会に出場したトールとフレドリカ。無事予選通過を果たすも、双子のチャイカの策略によってチャイカ、アカリ、ニーヴァが捕らわれてしまう。引き渡しの条件として、これまで集めてきた『遺体』との交換を提案されるのだが…。「トールにとって、一番大事なのは、何?」チャイカの望みを叶える事。それがトールの…。ではそのためのチャイカの死は?生命と目的。決断を迫られるトールが出す答えは…。絶望と希望が交錯する中、真の『黒』が姿を現し、ついにすべての『遺体』が揃う!
ぶっちゃけ、そこまでまだ黒くないと思いますよ。何しろ、死亡フラグ全開だった赤チャイカパーティーが無事でしたからね。勿論、今後も予断は許されない状況ではあるんだけれど、死亡フラグとしては今回がピークもピークだったので、ギリギリ回避できたんじゃないのか、と。少なくとも、赤チャイカの二人の仲間については、一番危ない立場でしたからね。
乱破師(サバター)としては精神的に未熟で、俗世寄りの感情を制御しきれないために一人前としては認められずに居たまま、乱世が終わり世間に放り出されたトール。むしろ、一人前として認められていなかったからこそ、そうなった原因の事件も相まって、サバターである自分にこだわり、だからこそサバターの活躍する場のない平和な世界に対して、自分の存在自体を否定されたように感じて絶望を抱え続けていた彼は、だからこそサバターとしての自分の力を必要とするチャイカとの出会いに歓喜し、彼女を主として自分の存在意義を打ち立てようとチャイカとの旅を始めた……はずだったのだ、当初は。
しかしここで、一流のサバターとして今なお活動する義兄のシンと敵対、という形で再会して、自身のサバターとしての未熟さ、以上に中途半端さを自覚させられ、同時に自分の中でチャイカと旅を続ける中で、トール・アキュラという存在の前提として「サバター」という価値がある、という考え方に疑問を抱くようになっていたことにも気付かされた主人公。
そう、ここはトールの分水嶺でもあったわけだ。
このまま、自分はまず何よりもサバターである事にこだわるか、それともサバターとしての自分はあくまで能力上のものであり、その上位としてトールという個人の意思を持つ事を、望みを持つことを認めるか否か。
人として生きるか、を自問する事になったわけだ。面白いことに、彼はそれを自問自答に留めず、武術大会で一緒になった赤チャイカやヴィヴィ、として共に戦うフレドリカとも語らう事で、彼女たちにも自分の在り方について考えることに影響を与えることになるんですね。
特に、チャイカという呪縛に囚われている赤チャイカ。ドラグーンという自分の行く末についてトールの動向と照らしあわせていたフレドリカ。彼女たちにも、トールの自問というのは大きな岐路になってるんですね。
赤チャイカは、あの時トールに助けられ、またその後訪問を受けて、チャイカという生き方に対しての疑問を呈されなければ、もしかして物語の上での危うい一線を超えていたかもしれない。この辺、それらしい描写はなかったけれど、もし彼女が自身のチャイカという在り方に対して一切疑問を持っていなかったら、ラストの展開というのは単なる衝撃という以上の危機だったと思うんですよね。もし、疑問という心構えができていなかったら、安易な暴発もあり得たんじゃないかと想像するわけです。もしそうだったら、彼女の死亡フラグを潰したのはトールということになるので、……心憎い男じゃのう。
というわけで、分水嶺を超えたトールの選ぶ道が、そして一連の「チャイカ」という存在の謎が解明される、物語としても大きな山場となる一話でありました。
だいたい想像していた通りだったけれど、想像していた以上にエグいパターンだった。もし白チャイカや赤チャイカがこうなっていたか、と思うと必要以上にドキドキしてしまいますがな。
そして、想像の埒外だったのが、あの人の再登場。って、カラー口絵で盛大にネタバレされてますけれど。私、純粋にガチで死んでたのだと思ってましたがな。信じてたのに!! まあでも、ヴィヴィさん良かったね、と言っとこう。こういう娘が報われないのは哀しいしね。どうやら、芽は十分あるみたいだし。
しかし、またぞろ「すてプリ」みたいに壮大な話になってきたなあ。ギィの正体不明さは、決してチャイカサイドだとは思っていなかったけれど、スケールが並外れてしまいましたがな。それよりも何よりも、トールのあれですよ。
それ、違うけどシャノン兄といっしょじゃん!! 主人公は結局そうなるべくしてなるのか!?(笑


シリーズ感想

棺姫のチャイカ 8 3   

棺姫のチャイカVIII (富士見ファンタジア文庫)

【棺姫のチャイカ 8】 榊一郎/なまにくATK 富士見ファンタジア文庫

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禁断皇帝アルトゥール・ガズを討ち滅ぼした『八英雄』のひとり―シュテファン・ハルトゲン公王。彼が統べるハルトゲン公国で開催される武闘大会の賞品は、なんと『皇帝の遺体』そのものであるという。しかも公王の傍らには、双子のようにそっくりな二人の“黒き”チャイカが付き従っていた―。優勝して『遺体』を手に入れるために、大会への参加を企図するトールたちは、それぞれ同じ目的で集った紅チャイカとダウィード、そしてジレット隊のヴィヴィとニコライと、因業深き再会を果たす。三者三様の想いと、仄暗き策謀が渦巻く武闘大会の“戦場”で、命を賭した争闘の幕が切って落とされた!
なるほど、少なくとも禁断皇帝が死ぬ以前から「チャイカ」が存在したのは事実なのか。もっとも、その皇女が真実の意味でガズの娘なのか、それとも前巻で明らかになった「チャイカ」と同じモノなのかは定かではないのだが。
そう言えば、ガズ皇帝が討たれる場面が描かれたのはこれが初めてになるのか。これを見る限りでは、少なくとも八英雄の方に純粋にガスを討伐する以外の裏の意図を持って動いていた輩は居ないように見えるけれど、あくまでシュテファンの視点からだから窺い知れない部分もあるかもしれないし、暗躍していた者もいるかもしれない。結局はわからないわけか。
何にせよ、前回のヴィヴィの「変容」に端を発して明らかになったチャイカの真実には度肝を抜かれたもんなあ。いや、チャイカの真実はそこまで驚かなかったけれど、仰天させられたのはそこにヴィヴィが入ってたということで。まさか、彼女がここまで重要キャラになるとは思ってなかったですし。さらには、彼女サイドからトールにチャイカの真相の情報がここまで早く流れるとはなあ。
まあ腐らせる情報でもないか。早めにトールに流して、彼を悩ませる材料として活かしてこそ、先の展開が生きるわけですしね。少なくとも、これまでのようにトールはチャイカの願いを叶えるため、という風には動けないはず。彼女のため、という理由は揺れなくても、サバターとしての範疇を超えた判断、或いは決断が必要とされ、主のチャイカの命令ではない、彼自身の意思が重要となってくるでしょうから。となると、この時期に純然たる
乱破師であるトールたちの先達であるシンを登場させ、トールやアカリに乱破師たるべきの何たるかを問う状況をスムーズに持ってくるあたりは、さすがベテラン作家という滑らかさ。
しかし、主人公サイドはいいんですけれど、赤チャイカがやっぱり思いっきりフラグ立てまくってるのは胃に差し込むなあ。白チャイカと違ってちょっとツッパっている性格といい、一応敵対している立場であるけれどついつい一生懸命懐いちゃうあたり、ほんと可愛いんですよね。ダウィードじゃないけれど、つい生暖かい目で見守ってしまいたくなる。白チャイカとは違う庇護欲を掻き立てるキャラなんですが……明らかに作品上の立ち位置が不穏を通り越してアウトの所にいるんですよね。魅力的になればなるほど、いざというときのダメージが計り知れないことになりそうで、今からダウナーw
できればフラグちゃんと折って欲しいんだけれどなあ。

シリーズ感想
 
9月20日
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 7
 細音 啓(富士見ファンタジア文庫)

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ファイフステル・サーガ 4.再臨の魔王と女神の巫女
 師走トオル(富士見ファンタジア文庫)

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氷川先生はオタ彼がほしい。 1時間目
 篠宮 夕(富士見ファンタジア文庫)

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監獄勇者のやり直し 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる
 瀬尾つかさ(富士見ファンタジア文庫)

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新米錬金術師の店舗経営 01.お店を手に入れた!
 いつきみずほ(富士見ファンタジア文庫)

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俺が好きなのは妹だけど妹じゃない 9
 恵比須清司(富士見ファンタジア文庫)

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異世界忍者無双 〜俺の異世界転生特典がどう見ても万能忍者スキルだったので超絶に忍びます〜
 甘味亭太丸(富士見ファンタジア文庫)

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コール・オブ・メディック 2.黒腕の衛生兵、戦場の万死を払う
 柳実冬貴(富士見ファンタジア文庫)

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甘えてくる年上教官に養ってもらうのはやり過ぎですか? 2
 神里 大和(富士見ファンタジア文庫)

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神々に育てられしもの、最強となる
 羽田遼亮(富士見ファンタジア文庫)

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ちょっぴりえっちな三姉妹でも、お嫁さんにしてくれますか? 2
 浅岡 旭(富士見ファンタジア文庫)

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通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 9
 井中だちま(富士見ファンタジア文庫)

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ソード・ワールド2.5リプレイトライ 継承される物語
 北沢慶(ドラゴンブック)

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【偽・聖剣伝説 〜幼なじみの聖女を売ったら道連れにされた〜】
 溝上良(アークライトノベルス)

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【紫電改のマキ 14】
 野上武志(チャンピオンREDコミックス)

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【豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 3】
 fujy/合田拍子(MFコミックス アライブシリーズ)

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【エロの秘密結社 ドシコルド 2】
 長谷川シグリオ(MFC)

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【戦闘員、派遣します! 3】
 鬼麻 正明/暁 なつめ(MFコミックス アライブシリーズ)

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【続・この素晴らしい世界に爆焔を! 3】
 森野カスミ/暁なつめ(MFコミックス アライブシリーズ)

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【黒焔の戦乙女 02】
 梶沖 たくま(MFコミックス アライブシリーズ)

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【鬼灯の冷徹 29】
 江口夏実(モーニングKC)

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【ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 9】
 泰三子(モーニングKC)

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【コウノドリ 28】
 鈴ノ木ユウ(モーニングKC)

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【サイクリーマン 1】
 原田尚(モーニングKC)

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9月19日
【かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 16】
 赤坂アカ(ヤングジャンプコミックス)

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【ゴールデンカムイ 19】
 野田サトル(ヤングジャンプコミックス)

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【貧民、聖櫃、大富豪 5】
 高橋慶太郎(サンデーGXコミックス)

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【辺境の老騎士 バルド・ローエン 5】
 菊石森生/支援BIS(ヤンマガKCスペシャル)

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【魔女と野獣 5】
 佐竹幸典(ヤンマガKCスペシャル)

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9月18日
【妹さえいればいい。13】
 平坂読(ガガガ文庫)

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【俺、ツインテールになります。18】
 水沢 夢(ガガガ文庫)

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【プロペラオペラ】
 犬村小六(ガガガ文庫)

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【物理的に孤立している俺の高校生活 7】
 森田季節(ガガガ文庫)

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【クラスメイトが使い魔になりまして 2】
 鶴城 東(ガガガ文庫)

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【SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.1 〜もう一人の神〜】
 水沢夢(ガガガブックス)

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【紅蓮館の殺人】
 阿津川辰海(講談社タイガ)

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【三日月邸花図鑑 花の城のアリス】
 白川紺子(講談社タイガ)

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【昨夜は殺れたかも】
 藤石波矢/辻堂ゆめ(講談社タイガ)

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【カナダ金貨の謎】
 有栖川有栖(講談社ノベルス)

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【双亡亭壊すべし 14】
 藤田和日郎(少年サンデーコミックス)

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【MAO 1】
 高橋 留美子(少年サンデーコミックス)

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【魔王城でおやすみ 12】
 熊之股鍵次(少年サンデーコミックス)

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【保安官エヴァンスの嘘: ~DEAD OR LOVE~9】
 栗山 ミヅキ(少年サンデーコミックス)

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【ゆこさえ戦えば 1】
 福井セイ(少年サンデーコミックス)

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【探偵ゼノと7つの殺人密室 8】
 杉山鉄兵/七月鏡一(少年サンデーコミックス)

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9月17日
Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て
 古宮 九時(電撃の新文芸)

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異修羅 I 新魔王戦争
 珪素(電撃の新文芸)

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EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト(下)
 川上稔(電撃の新文芸)

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【コールミー・バイ・ノーネーム】
 斜線堂 有紀(星海社FICTIONS)

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【プニプニとサラサラ 3】
 塩野 干支郎次(YKコミックス)

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【五等分の花嫁 11】
 春場 ねぎ(講談社コミックス)

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【炎炎ノ消防隊 19】
 大久保 篤(講談社コミックス)

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【キノの旅 the Beautiful World 6】
 シオミヤイルカ/時雨沢恵一(マガジンエッジKC)

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9月14日
【ダンジョン飯 8】
 九井 諒子(ハルタコミックス)

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【ヒナまつり 17】
 大武 政夫(ハルタコミックス)

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【欅姉妹の四季 3】
 大槻一翔(ハルタコミックス)

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浅草鬼嫁日記 七 あやかし夫婦は御伽噺とともに眠れ。
 友麻碧(富士見L文庫)

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あやかし万来、おむすび処はじめました。 押しかけ仮旦那と恋患いの狐
 蒼井 紬希(富士見L文庫)

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神華後宮厨師伝 偽りの天は花梨で邂逅す
 真楠ヨウ(富士見L文庫)

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織ノ王国物語 七番目の王子と忠誠の剣士
 あさぎ 千夜春 (富士見L文庫)

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仮そめ夫婦の猫さま喫茶店 なれそめは小倉トーストを添えて
 岐川 新(富士見L文庫)

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ここは書物平坂 黄泉の花咲く本屋さん
 新井輝(富士見L文庫)

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華仙公主夜話 三 その麗人、後宮の禍を祓う
 喜咲冬子(富士見L文庫)

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【反逆のソウルイーター ~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~ 1】
 玉兎(アース・スター ノベル)

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【領民0人スタートの辺境領主様 3】
 風楼(アース・スター ノベル)

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【元英雄は平民として暮らしたい~勇者パーティを理不尽に追い出された俺。これを機に田舎で暮らし始めたけど、周りが俺をほっといてくれない 1】
 茨木野 (アース・スター ノベル)

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【即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 7】
 藤孝剛志(アース・スター ノベル)

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【二度転生した少年はSランク冒険者として平穏に過ごす~前世が賢者で英雄だったボクは来世では地味に生きる~ 3】
 十一屋 翠(アース・スター ノベル)

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【優しさしか取り柄がない僕だけど、幻の超レアモンスターを助けたら懐かれちゃったみたい】
 ねこ鍋 (アース・スター ノベル)

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【魔剣使いの元少年兵は、元敵幹部のお姉さんと一緒に生きたい】
 支倉文度(モーニングスターブックス)

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【異世界でも無難に行きたい症候群 3】
 安泰(サーガフォレスト)

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9月13日
処刑少女の生きる道 2.ホワイト・アウト
 佐藤真登(GA文庫)

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ゴブリンスレイヤー 11
 蝸牛くも(GA文庫)

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やせいのえいゆう が あらわれた! たたかう にげる ▼デレる!?
 雪川 轍(GA文庫)

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家に帰るとカノジョが必ずナニかしています 2
 柚本悠斗(GA文庫)

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可愛い女の子に攻略されるのは好きですか?5
 天乃聖樹(GA文庫)

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29とJK 7.~さらば、憧憬~
 裕時悠示(GA文庫)

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スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました スピンオフ ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました
 森田季節(GAノベル)

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異世界国家アルキマイラ2 ―最弱の王と無双の軍勢―
 蒼乃暁(GAノベル)

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貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~
 三木なずな(GAノベル)

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異世界転生で賢者になって冒険者生活2 ~【魔法改良】で異世界最強~
 進行諸島(GAノベル)

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失格紋の最強賢者10 〜世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました〜
 進行諸島(GAノベル)

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【生活魔術師達、世界樹に挑む】
 丘野 境界(宝島社)

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【転生したら宿屋の息子でした 田舎街でのんびりスローライフをおくろう】
 錬金王(宝島社)

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9月12日
【舞妓さんちのまかないさん 11】
 小山愛子(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

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【お酒は夫婦になってから 12】
 クリスタルな洋介(ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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【死神坊ちゃんと黒メイド 7】
 井上小春(サンデーうぇぶりSSC)

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【戦×恋(ヴァルラヴ) 8】
 朝倉 亮介(ガンガンコミックス)

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【進め!ギガグリーン 4】
 藤木 俊(ビッグ コミックス)

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【英雄教室 7】
 新木伸/岸田こあら(ガンガンコミックス)

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【花咲く日本橋おんみょうじ おばけ嫌いですが謎を解きます】
 四葉夕ト (双葉文庫)

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【太秦荘ダイアリー 3】
 望月麻衣 (双葉文庫)

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【イケメン貧乏神と同居はじめました!】
 花井有人(双葉文庫)

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9月10日
【魔法使いの嫁 12】
 ヤマザキコレ(ブレイドコミックス)

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【初回限定版 魔法使いの嫁 12 小冊子付】
 ヤマザキコレ(BLADE COMIC SP)

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【魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青 1】
 ツクモイスオ/三田誠(ブレイドコミックス)

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【魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件 1】
 オイカワマコ/五代ゆう(ブレイドコミックス)

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【スケッチブック 14】
 小箱とたん(ブレイドコミックス)

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【86ーエイティシックスー 2】
 安里 アサト/吉原 基貴(ヤングガンガンコミックス)

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アポカリプス・ウィッチ 飽食時代の【最強】たちへ
 鎌池和馬(電撃文庫)

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解術師アーベントの禁術講義
 川石折夫(電撃文庫)

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シャドウ・サーガ機 歔定の剣と呪いの黒剣−
 西村 西(電撃文庫)

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妖姫ノ夜 月下ニ契リテ、幽世ヲ駆ケル
 渡瀬草一郎(電撃文庫)

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彼女が俺を暗殺しようとしている
 大平しおり(電撃文庫)

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海のカナリア
 入間人間(電撃文庫)

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魔法科高校の劣等生 30.奪還編
 佐島 勤(電撃文庫)

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86‐エイティシックス‐Ep.7 ‐ミスト‐
 安里アサト(電撃文庫)

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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.20
 聴猫芝居(電撃文庫)

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スイレン・グラフティ 2.もすこしつづく、ナイショの同居
 世津路 章(電撃文庫)

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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!
 明。(カドカワBOOKS)

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最速無双のB級魔法使い 一発撃たれる前に千発撃ち返す!
 CK(カドカワBOOKS)

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聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
 神山 りお(カドカワBOOKS)

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【修復】スキルが万能チート化したので、武器屋でも開こうかと思います 2】
 星川 銀河(カドカワBOOKS)

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魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする 6
 流優(カドカワBOOKS)

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行き倒れもできないこんな異世界じゃ 2.迷子の迷子の子竜ちゃん編
 夏野 夜子(カドカワBOOKS)

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はぐれ精霊医の診察記録 〜聖女騎士団と癒やしの神業〜 2
 とーわ(カドカワBOOKS)

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本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第四部 「貴族院の自称図書委員 VIII」
 香月美夜(TOブックス)

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忌み子と呼ばれた召喚士 2
 緑黄色野菜(TOブックス)

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黒髪の王 〜魔法の使えない魔剣士の成り上がり〜
 やま(TOブックス)

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秘密の仕立て屋さん 2 恋と決意とオネエの微笑
 江葉(TOブックス)

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出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした4
 紅月シン(TOブックス)

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【復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する 2】
 斧名田マニマニ(JUMP j BOOKS)

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【娘を婚約破棄された最強軍人、国を見限り辺境へ】
 謙虚なサークル (ツギクルブックス)

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【身体は児童、中身はおっさんの成り上がり冒険記 2】
 力水(ツギクルブックス)

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9月9日
【勇者と紋章のラグナロク 2】
 渡辺 つよし(ドラゴンコミックスエイジ)

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【マケン姫っ! ‐MAKEN‐KI!‐ 23】
 武田弘光(ドラゴンコミックスエイジ)

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【放課後の拷問少女 7】
 BOKU(講談社コミックス)

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【100万の命の上に俺は立っている 8】
 奈央 晃徳/山川 直輝(講談社コミックス)

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【世界か彼女か選べない 6】
 内山敦司(講談社コミックス)

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【可愛いだけじゃない式守さん 2】
 真木 蛍五(KCデラックス)

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【我間乱―修羅― 8】
 中丸洋介(KCデラックス)

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9月7日
JK無双 2 終わる世界の救い方
 津田夕也(レジェンドノベルス)

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魔界本紀 1.下剋上のゴーラン
 茂木鈴(レジェンドノベルス)

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俺はダンジョンマスター、真の迷宮探索というものを教えてやろう2
 北乃ゆうひ(レジェンドノベルス)

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9月6日
【なんでここに先生が!? 8】
 蘇募ロウ(ヤンマガKCスペシャル)

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【ソウナンですか?5】
 さがら梨々/岡本健太郎(ヤンマガKCスペシャル)

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【鬼の又鬼のアモ 2】
 多田乃伸明(ヤンマガKCスペシャル)

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【手品先輩 6】
 アズ(ヤンマガKCスペシャル)

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【怪獣のトカゲ 1】
 山本崇一朗/福地カミオ(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

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9月5日
【サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム】
 アサウラ (LINE文庫エッジ)

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【エクストラ・フォーリン・エールワイフ―異世界の奥さんは日本のビールを学びたい―】
 阿羅本景(LINE文庫エッジ)

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【勇者の君ともう一度ここから。】
 みかみてれん(LINE文庫エッジ)

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【CHiLD ―境界からの降臨者―】
 箕崎准(LINE文庫エッジ)

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【翠竜のティリストリ】
 寺田とものり(LINE文庫エッジ)

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【取締役は神絵師】
 水沢あきと(LINE文庫)

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【居酒屋がーる】
 おかざき登(LINE文庫)

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【出雲の阿国は銀盤に舞う】
 つるみ犬丸 (LINE文庫)

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【レールアテンダントガール 車内販売にまいりました!】
 豊田巧(LINE文庫)

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【異世界洋菓子店フォックステイル ラベンダー香る、甘さを忘れた街唯一のパティスリー】
 月夜涙 (LINE文庫)

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ゴブリンの勇者 2
 神虎斉(ドラゴンノベルス)

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魔獣密猟取締官になったんだけど、保護した魔獣に喰われそうです。 2
 飛野 猶(ドラゴンノベルス)

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ファンタジーには馴染めない 〜アラフォー男、ハードモード異世界に転移したけど結局無双〜
 nov(ドラゴンノベルス)

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【最強の魔物になる道を辿る俺、異世界中でざまぁを執行する 2】
 大小判(BKブックス)

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【美味しいダンジョン生活】
 神谷透子(BKブックス)

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【悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 2】
 柚原テイル(KADOKAWA)

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【キリングバイツ 14】
 村田真哉/隅田かずあさ(ヒーローズコミックス)

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【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 3】
 柴田ヨクサル(ヒーローズコミックス)

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9月4日
【異世界居酒屋「のぶ」9】
 蝉川 夏哉/ヴァージニア二等兵(角川コミックス・エース)

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【ダーリン・イン・ザ・フランキス 6】
 矢吹 健太朗(ジャンプコミックス)

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【ぼくたちは勉強ができない 13】
 筒井大志(ジャンプコミックス)

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【終わりのセラフ 19】
 山本 ヤマト/降矢 大輔(ジャンプコミックス)

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【Dr.STONE 12】
 Boichi/稲垣 理一郎(ジャンプコミックス)

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【早乙女姉妹は漫画のためなら!? 5】
 山本 亮平 (ジャンプコミックス)

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【アクタージュ act-age 8】
 宇佐崎しろ/マツキ タツヤ(ジャンプコミックス)

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【神緒ゆいは髪を結い 2】
椎橋 寛(ジャンプコミックス)

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9月1日
【ノブリス・オブリージュ 〜引きこもり令嬢が何故聖女と呼ばれたか 2】
 剥製ありす (MAGNET MACROLINK)

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9月1日
ミリオン・クラウン 5
 竜ノ湖太郎(角川スニーカー文庫)

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ヒマワリ:unUtopial World 8
 林トモアキ(角川スニーカー文庫)

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いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~
 榊一郎(角川スニーカー文庫)

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戦闘員、派遣します! 4
 暁 なつめ(角川スニーカー文庫)

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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 5
 ざっぽん(角川スニーカー文庫)

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魔王学園の反逆者 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~
 久慈 マサムネ(角川スニーカー文庫)

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魔装学園H×H 14
 久慈 マサムネ(角川スニーカー文庫)

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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する
 タンバ(角川スニーカー文庫)

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ワンワン物語 6 ~金持ちの犬にしてとは言ったが、フェンリルにしろとは言ってねえ!~
 犬魔人(角川スニーカー文庫)

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妹がブラコンであることを兄だけは知っている。2
 ミヤ(角川スニーカー文庫)

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悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 6
 永瀬 さらさ(角川ビーンズ文庫)

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竜宮輝夜記 天よ望めよ、恋の久遠
 糸森 環(角川ビーンズ文庫)

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8月31日
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 9
 手島史詞(HJ文庫)

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常敗将軍、また敗れる 3
 北条新九郎(HJ文庫)

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クロの戦記 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです
 サイトウアユム(HJ文庫)

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魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と逆襲術士
 子子子子 子子子(HJ文庫)

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成り上がり魔王のお忍び天下統一計画
 若桜拓海(HJ文庫)

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8月30日
夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去
 園生 凪(講談社ラノベ文庫)

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世界は愛を救わない
 海老名龍人(講談社ラノベ文庫)

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異世界誕生 2006
 伊藤ヒロ(講談社ラノベ文庫)

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老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます 5
 FUNA(Kラノベブックス)

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暗黒騎士様といっしょ! 3.嘘つきは恋泥棒の始まり
 笹木さくま(ファミ通文庫)

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学園一の不良娘がオレにゲームを作って欲しがっている
 雪月花(ファミ通文庫)

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航宙軍士官、冒険者になる 3
 伊藤暖彦(エンターブレイン)

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三大陸英雄記 2
 桜木桜(エンターブレイン)

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双子の姉が神子として引き取られて、私は捨てられたけど多分私が神子である。2
 池中 織奈(エンターブレイン)

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【失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1】
 樋辻臥命 (GCノベルズ)

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【ガチャを回して仲間を増やす 最強の美少女軍団を作り上げろ 7】
 ちんくるり(GCノベルズ)

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【嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ 3】
 槻影(GCノベルズ)

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【乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 4】
 三嶋与夢(GCノベルズ)

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【くま クマ 熊 ベアー 13】
 くまなの(PASH!ブックス)

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【地味な剣聖はそれでも最強です 4】
 明石 六郎(PASH!ブックス)

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【異世界転生…されてねぇ! 2】
 タンサン(PASH!ブックス)

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【僕がSSSランクの冒険者なのは養成学校では秘密です 2】
 厨二の冒険者(PASH!ブックス)

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【なんでも吸い込む! ブラックホール!! (´・ω・`)ノ●~~~~ (゜ロ゜;ノ)ノ あらゆる敵を「しゅおんっ」と吸い込んで無双する!!! 1】
 六志麻あさ (モンスター文庫)

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【ぼっち転生記 7】
 ファースト(モンスター文庫)

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【社畜勇者、仕事辞めるってよ 3】
 岸本和葉(モンスター文庫)

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【機動戦士ガンダム サンダーボルト 14】
 太田垣 康男 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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【かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。6】
 衣丘 わこ/友麻碧(B's-LOG COMICS)

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8月29日
第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 3
翠川 稜(ヒーロー文庫)

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鑑定能力で調合師になります 10
空野 進(ヒーロー文庫)

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クール・エール 2
砂押 司(ヒーロー文庫)

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たのしい傭兵団
上宮 将徳(ヒーロー文庫)

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転生勇者の気まま旅 1
九頭 七尾(ヒーロー文庫)

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サトコのパン屋、異世界へ行く 2
塚本 悠真(ヒーロー文庫)

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最弱の弟子
高崎 三吉(ヒーロー文庫)

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燦然のソウルスピナ 2
蕗字 歩(ヒーロー文庫)

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【グランクレスト戦記 7】
 四葉真/水野良(ヤングアニマルコミックス)

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【ゆるゆり 17】
 なもり (百合姫コミックス)

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8月28日
【魔王様、リトライ! 4】
 神埼黒音(Mノベルス)

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【不遇職テイマーの成り上がり 〜スキル【吸収】でモンスターの能力を手に入れ、最強になる〜 1】
 愛犬ロック(Mノベルス)

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【レベル1の最強賢者 〜呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れ最強に〜】
 木塚麻弥(ブレイブ文庫)

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8月27日
【Fate/Grand Order ―Epic of Remnant― 亜種特異点検ゞ愆降臨庭園セイレム 異端なるセイレム 1】
 大森葵(REXコミックス)

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【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい!?3】
 板垣ハコ/手島史詞(HJコミックス)

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【桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?7】
 ぽんとごたんだ(アクションコミックス)

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【達人伝〜9万里を風に乗り〜 24】
 王欣太(アクションコミックス)

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8月26日
【Fate/Grand Order コミックアンソロジー THE NEXT7】
 アンソロジー(DNAメディアコミックス)

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【フェイト/エクストラ CCC FoxTail 8】
 たけのこ星人(カドカワコミックスA)

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【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2】
 池野雅博/ざっぽん(カドカワコミックスA)

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 11】
 常深アオサ/羊太郎(カドカワコミックスA)

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【すべての人類を破壊する。それらは再生できない。2】
 横田卓馬/伊瀬勝良(カドカワコミックスA)

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【魔法使いの印刷所 3】
 もちんち/深山靖宙(電撃コミックスNEXT)

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【ガヴリールドロップアウト 8】
 うかみ(電撃コミックスNEXT)

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【罠ガール 4】
 緑山のぶひろ(電撃コミックスNEXT)

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8月25日
世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)2
 黒留ハガネ(オーバーラップ文庫)

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デッド・オア・リライブ 〜天才科学者がやり直す人生は成功しますか?〜 1
 黒田達也(オーバーラップ文庫)

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絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 11】
 鬼影スパナ(オーバーラップ文庫)

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黒の召喚士 10.女帝の帰還
 迷井豆腐(オーバーラップ文庫)

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本能寺から始める信長との天下統一 1
 常陸之介寛浩(オーバーラップ文庫)

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女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました 2
 蛙田あめこ(オーバーラップノベルス)

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8月24日
白魔法クラスの大忍術師
 藤木わしろ(MF文庫J)

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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 7.禍の使徒
 細音啓(MF文庫J)

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わたしの知らない、先輩の100コのこと 1
 兎谷あおい(MF文庫J)

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理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか? 3
 三河ごーすと(MF文庫J)

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ラブコメの神様なのに俺のラブコメを邪魔するの? 3.えっちな子でもいいの?
 三月みどり(MF文庫J)

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ぼくたちのリメイク Ver.β
 木緒なち(MF文庫J)

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自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? 7
 三河ごーすと(MF文庫J)

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西野 〜学内カースト最下位にして異能世界最強の少年〜 6
 ぶんころり(MF文庫J)

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ライアー・ライアー  2.嘘つき転校生は小悪魔先輩に狙われています。
 久追遥希(MF文庫J)

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二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む 7 ~浅ましき正解者~
 木塚ネロ(MFブックス)

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異世界で手に入れた生産スキルは最強だったようです。 〜創造&器用のWチートで無双する〜1
 遠野九重(MFブックス)

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初めての旅は異世界で 1
 叶ルル(MFブックス)

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転生没落王子は『銭使い』スキルで成り上がる 〜魔法もスキルも金次第っ!?〜 2
 時野洋輔(MFブックス)

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アラフォー賢者の異世界生活日記 10
 寿安清(MFブックス)

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帰って来た最強勇者は、末永く幸せに暮らしました ヽ(・∀・)ノ 〜異世界で得た力と金にモノを言わせて、都会的スローライフを送りたい〜
 ハヤケン(HJノベルス)

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神達に拾われた男 7
 Roy(HJノベルス)

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アラフォーおっさんはスローライフの夢を見るか?
 サイトウアユム(HJノベルス)

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食い詰め傭兵の幻想奇譚 10
 まいん(HJノベルス)

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初恋ロスタイム ―First Time―
 仁科裕貴(メディアワークス文庫)

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初恋ロスタイム ―Advanced Time―
 仁科裕貴(メディアワークス文庫)

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いざ、しゃべります。
 並木飛暁(メディアワークス文庫)

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かりゆしの島のお迎えごはん 神様のおもてなし、いかがですか?
 早見慎司(メディアワークス文庫)

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迷える羊の森 フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ
 有間カオル(メディアワークス文庫)

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【ディメンションW 16】
 岩原裕二(ヤングガンガンコミックススーパー)

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8月23日
本屋の店員がダンジョンになんて入るもんじゃない
 しめさば(ダッシュエックス文庫)

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若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 6
 森田季節(ダッシュエックス文庫)

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【アズールレーン Episode of Belfast 3rd】
 助供珠樹(ダッシュエックス文庫)

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はてな☆イリュージョンR
 原案:松智洋(ダッシュエックス文庫)

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劣等眼の転生魔術師 4〜虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く〜
 柑橘ゆすら(ダッシュエックス文庫)

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ロード・エルメロイII世の事件簿 5 「case.魔眼蒐集列車(下)」
 三田誠(角川文庫)

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丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5
 竹村優希(角川文庫)

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【新約・異世界に転生したら全裸にされた 1】
 狐谷まどか(マックガーデンノベルズ)

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【新約・異世界に転生したら全裸にされた 2】
 狐谷まどか(マックガーデンノベルズ)

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【とあるおっさんのVRMMO活動記 19】
 椎名ほわほわ(アルファポリス)

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【欠陥品の文殊使いは最強の希少職でした。2】
登龍乃月(アルファポリス)

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【初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる! 2】
 霜月雹花(アルファポリス)

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【一度目は勇者、二度目は魔王だった俺の、三度目の異世界転生 2】
 塩分不足(アルファポリス)

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【お人好し職人のぶらり異世界旅 5】
 電電世界(アルファポリス)

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【巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした?? 4】
まはぷる(アルファポリス)

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【一般人な僕は、冒険者な親友について行く】
ひまり(アルファポリス)

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【異世界でいきなり経験値2億ポイント手に入れました 3】
 雪華慧太(アルファポリス)

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【ガールズ&パンツァー リボンの武者 12】
 野上武志/鈴木貴昭(MFコミックスフラッパーシリーズ)

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【のんのんびより 14】
 あっと(MFコミックスアライブシリーズ)

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【ディーふらぐ! 14】
 春野友矢(MFコミックスアライブシリーズ)

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【ガールズ&パンツァー プラウダ戦記 2】
 吉田創(MFC)

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【宇宙兄弟 36】
 小山宙哉(モーニングKC)

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8月21日
月とライカと吸血姫 5
 牧野 圭祐(ガガガ文庫)

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むしめづる姫宮さん
 手代木 正太郎(ガガガ文庫)

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ハル遠カラジ 3
 遍 柳一(ガガガ文庫)

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クズと天使の二周目生活 5
天津 向(ガガガ文庫)

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【うちの弟子がいつのまにか人類最強になっていて、なんの才能もない師匠の俺が、それを超える宇宙最強に誤認定されている件について】
 アキライズン(サーガフォレスト)

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【宮廷魔法師クビになったんで、田舎に帰って魔法科の先生になります1】
 世界るい (サーガフォレスト)

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8月20日
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 15
 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン
 榊一郎(富士見ファンタジア文庫)

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ラストラウンド・アーサーズ 4.最弱の騎士と最も優れた騎士
 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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ご落胤王子は異世界を楽しむと決めた! 3
 るう(富士見ファンタジア文庫)

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真ハイスクールD×D 3.修学旅行のサンシャワー
 石踏一榮(富士見ファンタジア文庫)

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撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろIII ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―
 上川景(富士見ファンタジア文庫)

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豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 8
 合田拍子(富士見ファンタジア文庫)

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異世界チートサバイバル飯 5 食べて、強くなって、また食べる
 赤石赫々(富士見ファンタジア文庫)

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異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する 3 〜レベルアップは人生を変えた
 美紅(富士見ファンタジア文庫)

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史上最強の大魔王、村人Aに転生する 5.教皇洗礼
 下等妙人(富士見ファンタジア文庫)

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星系出雲の兵站-遠征- 1
 林譲治 (ハヤカワ文庫JA)

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群青神殿
 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

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ハイウイング・ストロール
 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

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誰も死なないミステリーを君に 2
 井上 悠宇(ハヤカワ文庫JA)

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【百鬼一歌 菊と怨霊】
 瀬川 貴次(講談社タイガ)

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【ネタバレ厳禁症候群 〜So signs can't be missed!〜】
 柾木 政宗(講談社タイガ)

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【体育会系探偵部タイタン! レボリューションズ】
 清水 晴木(講談社タイガ)

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【ブラッド・ブレイン 3 闇探偵の旋律】
 小島正樹(講談社タイガ)

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【神さまの怨結び 8】
 守月史貴(チャンピオンREDコミックス)

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