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HJ文庫

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 10.嵐の後、嵐の前 ★★★☆  



【インフィニット・デンドログラム 10.嵐の後、嵐の前】 海道左近/海道左近 HJ文庫

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カルチェラタンでの騒動もひと段落し、王国とマスターの関係は改善の方向へと進んでいた。そして大学生活へと戻った玲二は、日々の勉学に励みつつ、デンドロをやっている友人や、サークルの月夜や梢と交流を深めていく。一方、カルディナでは新たに超級を師に迎え、レベルアップを図るユーゴーが、マフィアの絡んだ大きな抗争に巻き込まれていて――。さらに勢いを増す激熱VRMMOファンタジー。穏やかな日常回なんてなかった第10巻!

ユーゴーが厨二病からの卒業期に入ってるー! 今までの格好つけた言動が段々と恥ずかしくってたまらなくなってきているものの、ついつい自然に表に出てしまうという過渡期。ユーゴーの場合、その中二病の発露によってアバターのイケメン男子を演じてきただけに、それが抜けてくると普通に女の子っぽい口ぶりや振る舞いになっていくのかー。いやでも、ユーゴーのアバター男の子だからそれはそれで面白いことになってしまうんじゃなかろうか。
とりあえずカルチェラタンの大事件も収束して、国同士の戦争も今の所は大きな動きもなく、平和な時間が訪れる。しかし、古来より平和とは次の戦争への準備期間に過ぎない、と言われる通り平穏に見える裏側では着々と次の大事件への布石が敷かれている。その筆頭であるクラン〈IF〉の暗躍だけれど、色々とあちらこちらに手を伸ばしている一方で肝心の首魁であるゼクス氏はというと監獄でガーベラさん相手にブラブラ遊んでいるだけ、という。いや、遊んでいるわけじゃないんですけどね。ゼクス氏の本質が邪悪とか魔とかそういう方向ではなく、どちらかというと無色に近いものだというのがわかるエピソードは興味深いものが在った。彼が犯罪王になることにしたのって本当にただの偶然であって、サイコロの目次第ではどのようにもなり得たというのは面白いなあ。
彼自身決して悪人ではないし、IFのメンバーとなる指名手配犯たちもゲーム上で犯罪者になっちゃっただけで本質的に悪人だったり悪党だったりする人ばかりではなさそうなんだけど、ゼクス氏の在り方が在り方だからなあ。厄介この上ないことは間違いないのだろう。それにしても、ガーベラさんは魔改造されすぎじゃないですか、それ?

とはいえ、今回ぶっちぎりでインパクトしかなかったの、ハンニャさんなんですけどね。いやこれあかんやろう。リアルでもあかんやろう。ってかリアルですでに監獄入りギリギリまでやりなさっていなんしゃる!
レイたちとはまったく別の意味でこいつゲームやりに来てるわけじゃねえ感が凄まじい。なんでこの人がフィガロと噛み合ってしまったのか不思議で仕方ないのだけれど、フィガロも話聞いている限りでは浮世離れした不思議ちゃんだったのかー。常人が受け入れられないだろうハンニャさんのヤバい部分をまったく認識できない、という意味で絶対にハンニャ地雷を踏まずにいられる人材、という事になるんだろうかこれ。やだもうこわい。

そう言えば、ユーゴーよりももっと中二病を極めた、ある意味レイとファッションの方向性が同期していらっしゃる決闘ランキング4位のジュリエットって、外伝漫画【クロウ・レコード】の主人公やってるあの娘なんですねー、なるほどなるほど。
ってかジュリエット語をナチュラルに翻訳できてしまうレイってば、なんなんでしょうねあれ。
そして毎巻欠かさずダークファッションを更新していくレイさん。いや、そのマスクはもはやトドメじゃね? それを装着してしまうと暗黒騎士どころですらなくなるような気がするんだが。

初登場の超級キャラがたくさん出てきて、顔見せにしてもなかなか贅沢さを味わえる日常?回でありました。遠慮なく世界観グイグイと広げていくなー。それこそが本作の魅力なのでしょう。

シリーズ感想

異世界でタコ焼き屋はじめたけど、わりと簡単につぶれた ★★★   



【異世界でタコ焼き屋はじめたけど、わりと簡単につぶれた】 七色春日/キンタ  HJ文庫

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河川敷で生活する男の名は暁平助。転移した異世界でたこ焼き屋を開業し、一山当てた時の人だ。しかし、ある事件により事業は頓挫。瞬く間にホームレスに。
そんな平助が一日の糧を賭け、バーガー屋のゴミ捨て場でカラスや野良犬と激闘を繰り広げていると、凛とした女性の声がかかる。
「お久しぶりねご主人様。しばらく見ない間に愉快になったじゃない」
実業家時代に拾った奴隷メイド・サーファイアとの再会が、最底辺から始まる人生逆転劇の幕開けとなるのだった……!
わりと簡単に潰れた、というから調子に乗って放漫経営やってしまって経営失敗しておじゃんになったのかと思ったら、いやこれ権力者の横暴じゃないですか。
お忍びで評判のたこ焼き屋に食べに来たお姫様がタコが嫌いだったために激怒。こんなものを食わせた店主は処刑だー、と騒ぎ立てたために平助は命からがら逃亡、という顛末。いやいや、平助の方に全然非はないじゃないこれ。経営的にも順調に儲けていたわけですし、見た所他に没落の予兆があったわけでもないので、ひたすら理不尽だよなあ。
しかし、ホームレスやりながら拾ってきた建材やホームレス仲間の助けで作った屋台で、河川敷でほそぼそとたこ焼き売りを続けていた、ってタフというかアグレッシブというか、あれだけの目に遭いながら心折れずに諦められなかったところに、平助のたこ焼き作りへの情熱、あるいは執念が単なる金儲けのための道具でなかったことが伺える。何もかも失ったあとのただの拠り所だったのかもしれないけれど。それもまた、理不尽に排除されてしまうのだけれど。いやまあ、河川敷で勝手に食品売ってるって、衛生的な問題もあるし無許可営業は商法的にもマズイし全般的にアウトっぽかったのですが。
拠り所だった仮設屋台も破壊され、助けてくれていたホームレス仲間たちも散り散りになって、本当に何もかも失ってしまった彼が、それでも食いつなげられたのは皮肉にもこの国のこの時代が飽食の時代だったからなのか。もったいない、なんて単語産まれてないんだろうなあ。食べ残しは平然と打ち捨てられ、売れ残りはそのままゴミ捨て場に積み上げられていく。
これ、決して実際に食品を取り扱っている人たちがこれらの廃棄物に関してなんにも思っていないわけじゃないのは確かなんですよね。サーファイアも奴隷メイド時代はこうした廃棄品に関して嫌悪感を感じていたにも関わらず、経営者側になったら否応なく廃棄物を出さないと経営をやっていけない、という状態に自分の中から沸き起こる嫌悪感を押し殺して、出さなければならないものを出しているところからも伺える。
一度社会がそうなってしまうと、個々の経営者がどう考えようとなかなか流れには逆らえないんですよね。生き馬の目を抜く世界が、そうした余裕を奪っていく。だからこそ、行政側からのアプローチが必要になってくるわけですけれど、この異世界って物資が豊かになっていく一方でそういう社会福祉の意識はまだまだ未発達の現代に至らぬ近代未満の王政国家っぽいんですよねえ。
とはいえ、奴隷出身のサーファイアが何だかんだとファーストフードチェーンの経営者になれているくらいだから、身分の流動性はあるようなのだけれど。それでも、権力者との癒着がまだまだ必要不可欠、というのは辛い現実である。一度の破滅から復活を遂げることになる平助もまた、再び貴族同士の権力争いの駒に仕立て上げられ、その志を試されることになるわけで。
一度破滅するまでの平助は、成功者らしくちと他者に対して傲慢になっていたようなんだけれど、具体的な話はあんまり回想でも出てこなかったし、それほど心いれかえてより良い経営者になった、というのは前と比べられないからあんまり感じられなかったのだけれど、それでも改めてなぜたこ焼きという具材に拘るのか、自分の背中を見て実業家になったサーファイアに恥ずかしくない商売が今の自分に出来るのか、と自問自答しながら自分のたこ焼きへの想いを真っ正直にぶつけていくスタンスは……成功したのでギリギリセーフ? いやこれ、失敗してたら感傷に負けました、という感じでいい話にはなれなかったんでしょうけどね(苦笑
サーファイアもあれだけえげつない経営しておきながら、ちと平助が盤外戦術使ったら失望を垣間見せるのズルい気がするよ。
まあサーファイアの方は追い詰められると速攻で犯罪に走ろうとするそのゲスさが魅力になってるんですけどね。なんという酷いヒロインw でも、平助へのあの一途さというか憧れを抱いている姿は普通に可愛いですよ、うん。
しかしサーファイアの方はともかく、あの姫様の方はフォローの余地が全然ないと思うぞ。あのラストだけではちょっと許せる範疇ではないし。そのうち革命とかで落ちぶれそうなくらい、民衆の人気もないしなー。

常敗将軍、また敗れる 3 ★★★★☆  



【常敗将軍、また敗れる 3】 北条新九郎/伊藤宗一  HJ文庫

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ダーカス一行の次の目的地は後継問題で二勢力に割れるサラマド公国。片勢力の主導者ライミリアは美貌と指導力を併せ持つシャルナの叔母にあたる人物だった。シャルナは尊敬する叔母にダーカスの雇用を勧めるが、条件が折り合わずダーカスは客として残ることになった。しかしダーカスは存在するだけで周囲に影響を与えてしまう。いつの間にか派閥の駆け引きの中心にいたダーカスはある晩、ライミリアの寝室を訪れ、彼女を抱いた。若いシャルナは烈火の如く怒るが、ダーカスにも意図があったのだ…。

今回のダーカス一行は、戦争で戦うための傭兵としてではなく、サラマド公国内での後継者の継承問題に首を突っ込むことになる。いや、ダーカスってほんと何者なんだろう。傭兵というのは所詮、戦う上での駒であることを商売道具にしていて、本作でも名うての傭兵でも将軍として軍勢を指揮する腕前、あるいは参謀として作戦を立案する能力、場合によっては情報や戦略を駆使して戦争そのものを動かすだけの力量を見せる傭兵なんかも居たけれど、ダーカスの場合はそれを超えて辣腕の外交官や政治家のような働きを見せてるんですよね。今回の政局への関与の仕方なんか、とても一介の傭兵とは思えない働きなんですよ。その意味では、彼が傭兵の中でも特に高給取りだというのも凄くわかるし、実績として毎回戦争で敗北を続けているにも関わらず、彼を雇う者が引きも切らないというのも大いに理解できるんですよね。
というか、彼を使うなら一部隊の戦闘指揮とかじゃあ勿体なさすぎるよなあ。なるほど、だからダーカスも自分の利用単価をあげてそういうしようもない使い方をされないようにしているのか。
第一巻のケースは信頼関係を結んだ二人の依頼人からの願いだった事に加えて、最終的な目的が単なる戦闘での勝利や戦争に勝つことでなかったことで、戦闘の指揮というのは敵将ユアン・マルハルドの殺害という目的以外は重きを為していなかったわけだし。
しかし、今回も戦争ではきっちり敗北しているわけですし、常敗の名は一切ブレていないんだよなあ。それでいて、この人指揮下においた将兵の信望は下がるどころか上がりっぱなし、というのも凄い話である。おまけに実績も上っ面だけみたら、戦争の敗北どころじゃなく今回なんぞある意味国自体が根こそぎ消滅してしまった、とも言えるわけでえらいことになっているのだけれど、依頼者の要望はほぼ全方向に達成してしまっているわけで、ある意味今回が一番ダーカスの凄みを感じられる内容だったかもしれない。
それにこの人、ダーカスって頼られた場合まず見捨てないし、きっちり助けて回ってるんですよねえ。これに関しては金銭関係なく、ですし信頼関係、友誼を結んだ場合は直接の契約関係なくずっと助けになるように動いてくれるんですもんね。ダーカスがアーバルト王子の助けになるように動いているのって、決して金や契約の関係じゃないのでしょうし。アーバルト王子個人への友誼であると同時に、ザルツボルグの王たるサルバトール王との友誼こそが、彼を動かしていると考えれば、クラクス王子派との敵対姿勢もよくわかるんですよね。
金次第でどの陣営にもつくという傭兵の在り方とは根本的に違うダーカスの傭兵としての在り方は非常に興味深いところがあります。彼の弟子としてついてきているティナやアイザッシュは色々と経験を得てダーカスのやり方をよく学んでいってますけど、果たしてダーカスのこういう根本的な生き方についてはどこまで理解し体得しようとしているのか。少なくとも、シャルナ王女にダーカスが度々行っている厳しいくらいの指摘、王女としての甘えを叩き出すような指導は普通の傭兵の論理ではない、彼が見てきた素晴らしい王侯の在り方というのが透けて見えてくる。何だかんだと、シャルナを邪魔者扱いせず鍛え上げようとしている上に、今回だって結局シャルナのお願いを拒否したように見えて叔母ライミリアを救うためにあれこれ動き回っていたわけで。この人、面倒見もいいんだよなあ。弟子たちやシャルナを放り出さずにずっと面倒見ている時点で、その面倒見の良さもわかるというものなんだけど。
しかし、今回の政争はサラマド公国というザルツボルグから分派して起こった属国という特殊な国の成り立ちも相まって、非常に面白いものがあった。占領されて属国化した国じゃなくて、重臣が許されて公国を起こした国なんで、いわば譜代でもあり公国の貴族たちも帰属意識がサラマド公国だけではなく、ザルツボルグにも残っているという特殊な状況が、後継者争いで派閥同士衝突しながら公国としてではなくザルツボルグの臣下としての大きな括りでの共有する意識もあり、と普通の派閥争いとは違う向きもあったんですよね。それを、ダーカスがたくみに刺激し誘導して、ライミリア公妃が主導するアラストラ派と同じく外部から強権的に介入してくるクラクス王子派のザルツボルグ軍人が推すネビル公子派との対立構図を巧みにひっくり返していく展開がとてもおもしろかったのです。
当初のプロットから大きく外れて、ネビル公子がクラクス派の傀儡から脱却していったのもこれ盛り上がる要因だったんでしょうな。当初の予定通りの小物だったら、ここまで劇的などんでん返しにはならなかったのでは。

にしても、ダーカスって交友関係をまともに聞いてたら60代70代でもおかしくない年齢に思えるのだけれど、まったくもって年齢不詳だよなあ、この男。女性関係も元気いっぱいですし。別に長命種だとかいう話も全くないですし、本当にいったい何者なんだダーカス。

シリーズ感想

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 9 ★★★★   



【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 9】 手島史詞/COMTA  HJ文庫

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“魔王”シアカーンの情報を得るため、そして黒花の治療で自分に不安を抱くネフィを元気づけるため、ネフィとオリアスを引き合わせる決心をするザガン。しかし当のオリアスは「アザゼルの杖を回収する」というメッセージを残して姿を消していた。二人はオリアスを追うため聖都へ向かうことになったが、そこは教会の総本部。無用な衝突を避けるため、二人は新婚夫婦に成りすますことになるが―。大人気ラブコメファンタジー絶好調の第9巻!

新婚夫婦に成りすます、って実際新婚夫婦同然じゃないですかー。ザガンも半ば新婚旅行のつもりだし。とは言え、一応正体を隠すというか名前で呼び合って正体をバラすのは拙かろう、ということでお互い「おまえ」「あなた」と呼び合おうと決めあって、呼んでみたら二人で悶絶してる姿ときたら、もうなんかたまんねー。ゴメリばあちゃん、ほんとに肝心の愛でどころで居ないよなあ、この人。まあゴメリの目がないからこそ普段以上にイチャイチャしてるというのもあるんだろうけど。
それに、ネフィの「あなた」は確かに凶悪過ぎるw ザガンの「おまえ」の方もこれ、ネフィとしてはスマッシュヒットだったんだろうな、というのが想像できてしまって、なんともはや。ネフィが呻きながら悶絶してひっくり返ってるシーンとか、滅多無いぞw
ともあれ、シアカーンの情報とあと内緒でネフィとその母であるオリアスを会わせるために聖騎士たちの本拠地聖都へとネフィと二人で赴くことになったザガンだけれど、敵地という意識まったくなくて完全に観光気分なんですよねー。目的の方も聖都に辿り着く前にある程度目処が立ってしまいましたし。なので、最近家族や身内が増えて城でも二人きりというのを満喫出来なかった分、久々のネフィと二人きりという状況を二人して心から楽しむことに。いや、一応執事長のラーファエルも同行してたんだけど、彼は出しゃばってこず執事に徹しているので気分としては二人きりだったんですなあ。途中から別行動になってますし。
しかし、元聖騎士長の一人だったラーファエル死んだことになってるのに教会の本拠地に戻って大丈夫なんか、と思ったら図らずも招集によって12人の聖騎士長が全員集結することに。
ここで、聖騎士長全員がお披露目かー。とはいえ、少なくない数がラーファエルの人生も大きく変える事になった某事件によって代替わりして、シャスティルより若い連中が聖剣の所有者になってたのか。もちろん、シャスティルと違って一人を除いてまだまともに戦力になるような状態じゃないときた。
いやあ、教会の聖騎士たちというから当然宗教関係者だし、魔王死スべし慈悲はない、というのがモットーな連中なわけですから、当たり前のように話が通じない狂信者めいたのが多くを占めているのかと思ってたんですよね。シャスティルが主導する事になった共生派は少数派でシャスティル孤立している、という話でしたしねー。
しかし、話してみるとまあ立場の違いやこれまでの経験もあって頑なだったり頭固いところも見受けられるものの、ほぼみんな理性的でちゃんと話が通じる相手だったのは望外のことでした……。
それ以前に、教会の中に魔王側の勢力食い込みすぎじゃね!? と思う所もありましたけどね! ラーファエルは今は魔王ザガンの一の腹心。シャスティルは共生派で同盟者でほぼ家族同然。聖騎士長の中でも最強と謳われているミヒャエルときたら実は魔王の一人だったりするし、オマケにザガンのお姉ちゃんなステラは本人も知らん間にミヒャエルの連れられて聖騎士やってて聖剣の継承候補までなっちゃったし、聖騎士たちに対魔術師用の武具を供給しているという伝説の技師オベロンときたら……。教会に魔王ウロウロしすぎ問題w
しかし、教会がここまで頑なではなく聞く耳持ってる、以上にわりとちゃんと和解できそうとなるとシャスティルの頑張りもあるけれど、ほんとに教会は敵役という役回りではないのか。
教会本拠の方は敢然と敵役ムーブしてくるものか、とも思ってたんですがミヒャエルだけでも相当なのに、オベロンさんの立ち位置が聖騎士たちが総力を上げて守護すべき存在、なんてもんに収まってるとなったらそりゃ敵対とか話にもならんよなあ。
それに、何だかんだと聖騎士長の主要なメンバーはなかなか気持ちの良い面々が多いですしね。少年騎士団長なギニアスくん、まだまだ未熟とはいえその心映えは立派だしいい子だし、ザガンの事を怒らせてしまいましたけど、あれはザガンが図星突かれてという面もあるので、バルバロスが言い負かされやがったー、と嘲笑ってたように一矢報いた、と言えなくもないんですよね。魔王とバレる前は何だかんだとザガンの事尊敬して目をキラキラさせていた風でもあるだけに、まだ今後も絡んで来そうだなあ。どういう関わりになるかわからないけど、ギニアスくんは伸びそう。
……そう言えば、フォルのお相手に関して、ラーファエルとザガンという最恐の二人の保護者による娘を欲しくば自分を倒してからにしろ、という前人未到の壁がそびえている、みたいな話が今回持ち上がっていましたけれど、ギニアスくんくらいなら候補になっても頑張れそうじゃね?

さて、現在進行系で娘にちょっかい出すやつは殺す、をラーファエルから凄まじいプレッシャーと共に実行されてしまってるシャックスくん。こいつ、ほんとに察し悪いくせにラーファエルいる場面で煽るように黒花とイチャイチャするんだよなあ。察しが悪いくせにすごく丁寧に黒花のこと女の子扱いしてお姫様のように接するんですよねえ。おまけに、察し悪いもんだからたびたび黒花の方から積極的にアプローチするはめになるし。黒花ってそのへん奥手っぽく見えるんだけれど黒花の方から押さないとシャックスってば暖簾に腕押しというかフラフラとどっか行っちゃう卦があるんで、黒花の方から捕まえに行かないといけない感じになってしまうもんだから、思いの外イチャイチャしてしまうスパイラル。
もう一つのカップルな、シャスティルとバルバロスの方はというと、バルバロスってあれで結構マメなんですよね。なんであの展開でシャスティルの好みとかプレゼントなにあげたら喜ぶか、の情報収集になるのかわからんのだけど、ちゃんと好きな女の子の好みを把握しようとしたり、プレゼントあげようと思ったりとか、実は無知なザガンなんかよりも女の子の扱い方を把握してるんじゃないだろうか、こいつ。ただ、ザガンよりもツンデレ激しい奴でもあるので、ついつい憎まれ口叩いちゃうんですよねえ、バルバロス。でも、その本意を間違えずにちゃんとわかってくれるシャスティルが理解あるカノジョすぎて、なんだかんだとお似合いすぎるカップルになってしまって、もう。
まあ、女子力ならぬ男子力が一番あふれてるのって、キメリエスだと思うんですけどね。特典小説での、あの大迷惑なゴメリばあちゃんの世話を焼きつつ、包容力あるところを余す所なく見せつけてくれるキメリエスさん、器が大きすぎるw

さて、目的の一つだったアザゼルの杖。なんか予想外というか、え?それなの!? というものだったんだけど、これ重要なキーアイテムなんだろうか。持ち主だったオリアスも、なんかそこまで大変なものとは思ってないみたいだし。
ザガンの浮浪児時代の兄貴分であるマルクの謎。世界がどうやら本来あるよりも小さく閉じ込められている、という話。そして、アルシエラが抱えている秘密。先代魔王のマルコシアスの怪しい足跡。最後に匂わされたザガンの両親の話。色々と核心へと近づくための伏線が、今回も色々と散りばめられていて面白くなってきた。
どうやら聖騎士たちも味方側みたいだし、一体何が待ち受けているのだろう。

シリーズ感想

魔術破りのリベンジ・マギア 6.九尾の権能と鬼哭の獣 ★★★☆   



【魔術破りのリベンジ・マギア 6.九尾の権能と鬼哭の獣】 子子子子 子子子/伊吹のつ  HJ文庫

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留年の危機に陥ったティチュと鴨女を連れ、補講代わりのレポートを完成させるべく大和へ帰国した晴栄。陰陽寮へ帰還したことで改めて自身の成長を実感するが、その変化は狐狼丸との“契約”に歪みを生じさせていた。そして、歪みをきっかけに己の在り様を問う狐狼丸に声がかかる。「久しぶりよな―いいや、はじめましてと言うべきかのぅ?」彼女こそは“邪悪の樹”序列第七位、『色欲』を司る妖婦・九曜。“白面金毛九尾の狐”として知られる、最後の神獣だった―

自らを駆り立て続けた復讐心を、多くの人との繋がりを経て乗り越えた晴栄だったけれど、それは同じ復讐というキーワードを以って同志であり共犯者ともなっていた孤狼丸との関係に新たな局面を迎えることを意味していた。
晴栄くん、自分の精神面での成長を噛み締めているのはいいんだけれど、そこで孤狼丸のことを考慮していなかったのはちと余裕がなかったなあ。彼女との契約時にあそこまで「復讐」を協力しあうための鎹にして、復讐を諦めたならば殺すという言質まで取られていながらその事について頭になかったのは、それだけ孤狼丸との主従関係が親密なものになっていたからなのでしょう。油断と言えばそうだし、これまで育んだ関係への信頼とも言えばそうなんだろうけれど、孤狼丸からしたら一方的に復讐者からドロップアウトされてしまっては、自分だけ置いていかれてしまった、という孤独感は否めなかったでしょう。晴栄の変化を裏切りと思わず、良い変化だと恨むどころか祝福するような想いを孤狼丸が抱くのは、それこそこれまで育んだ関係故なんでしょうけれど、だからといって孤狼丸自身が復讐心を「じゃあわたしも〜」と捨てることが出来るわけもないのですから、その点晴栄も自分の変化を受け入れることに一杯一杯でフォローが回らなかったんでしょうなあ。
帰国して、その足で実家に戻ることをせず、一旦探偵の三郎のもとを訪れたりとワンクッションを入れて、自分の中の感情と折り合いをつけ、恐る恐る自分の変化を確かめながら屋敷に脚を踏み入れる様子からは、確かに周りを顧みている余裕は見当たりませんでしたけど。

男子三日会わざれば刮目して見よ。
まあセイレムへの海外留学は三日どころではありませんけれど、それでも土御門の家の者たちからすれば彼の変化は目を見張るものだったでしょう。誰も寄せ付けず敵意を振りまくばかりでは、周囲の者も自然と警戒し刺々しい対応をとってしまうもの。そこに果たして、どれだけ本当の悪意が紛れていたのか。
晴栄が自然体で接してさえいれば、相対する人たちもまた警戒を解いて本来の姿で応じてくれるでしょう。そこでようやく、相手とちゃんと向き合えるということになる。偏見や予断の入った目線ではなく、冷静に客観的に相手を見ることが出来るようになるものです。
そうして相まみえた土御門の兄である晴雄には、確かに腹違いの弟である晴栄への気遣いと情愛があり、家人の藤子さんなんかも主君の弟への丁寧な対応と敬意があったんですよね。
もっとも、当然それだけでは済まないのだけれど。
ただ、晴雄さん思ってたような冷徹な人、という風でもなく晴栄を妾腹と見下しているわけでもなく、どうやら家族としての情と当主として有能な弟への期待は本物のようですし、本質的に晴栄と似た責任感と優しさを併せ持つ人のようなんですよね。しかし、そうした優しい在り方をねじ伏せてでもやらねばならない、と決めている覚悟があるようで。どうやらお兄さんの方もかなり複雑な立ち位置みたいだなあ。

と、その件は一旦置いておいて、今回の話の主筋は孤狼丸であり、その関係者だった玉藻前となっている。いやこれ、孤狼丸と晴栄の関係の更新であり進展の話であるんだけれど、それ以上に玉藻前の物語になってたんじゃないでしょうか。
本来の穏やかで優しい人格を塗りつぶされ、悪妖「白面金毛九尾の狐」という呪いへと成り果ててしまった彼女九曜の、一つの救済の物語であり、千年を越える愛の物語だったわけだ。
九曜という女性の報われ無さ、幸の薄さはあまりにも不幸で理不尽さに塗れていましたけれど、そのさなかにあった2つの出逢いは決して嘘でも偽りでもなく、千年以上を経たこの時代にすらも届く本物であったのだと。
かつて育んだ愛の残滓が、喪われたはずの想いを取り戻させてくれる、というなかなかにロマンティックな話でもあったんですよねえ。
しかし、蘆屋道満はいらんことしかしないなー! こっちの蘆屋露花はイイ子なのに。子孫にとばっちりが行き過ぎである。

さて、晴栄たちが不在となったセイレムの方でも学園長を中心として大きな動きがありそうだし、こちら土御門本家でも不穏な動きがあり、とここから大きく物語も動いていきそう。

シリーズ感想

聖なる騎士の暗黒道 ★★★★   



【聖なる騎士の暗黒道】 坂石遊作/へいろー  HJ文庫

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世界を司る女神に見初められ聖騎士に選ばれながらも、とある理由から暗黒騎士を目指すため、故郷を離れた少年セイン。従者メリアと共に他国の学園に通うものの光魔法以外に適性が無く、閻魔法を使えないセインは暗黒魔改造制服を身に纏うただの変質者扱いされてしまう。同じく光の一族に生まれながらも火属性の魔法しか使えないためクラスで浮いていた少女アリシアに共感したセインは迷宮の奥に眠るという「聖剣」を探す冒険に協力する。しかし迷宮に待ちかまえていたのは想像を超える試練だった。

セインくん……かわいいッ!!(握りこぶし!!

なんだろう、これがショタコン? まだ12歳のセインくん。本気で厨二センスを格好いいと信じているお年頃。この自分のセンスが否定された時のなんで!?という表情が可愛くて、自分のセンスが認められた時の嬉しそうで得意げな様子が可愛くて、なにこの愛でたい感覚!?
これで、何も知らない世間知らずのボンボンならともかく、彼セインくんは幼い頃から聖騎士に選ばれて縦横無尽に活躍し続けた歴戦の騎士なのである。ところが、その伝説とまで評されるほどの活躍を示した力は所詮、女神から借り受けた自分のものではない力に過ぎず、これからは自分本来の力を鍛え上げ、自分の力で(格好いい)暗黒騎士になるのだ、と一念発起して正体を隠し、女神の力を封印して、見知らぬ土地の実力本位主義たる他国の学園に通うことにしたのがセインくんなのだ。
実績をあげた女神の力をそれは自分の力じゃない、と押しのけてしまうのはそれはそれでお年頃な思春期の気難しさにも思えるのだけれど、セインくんの場合はそういうのとはちょっと違うんですよね。
実際、彼は女神の力を封印されてしまうと殆ど無力な12歳の少年に成り下がってしまう。学園でも最底辺の成績しか残せず、体力もなくスキルもろくに使えず屈辱の日々を送ることになるのですけれど、彼はそれを当然のことと受け入れて自分の未熟をこそ恥じるわけです。バカにされても当然だと受け入れて、これが自分の本当の実力なのだと。そして、周りの自分の力を鍛えてきた学生たちを、本気で尊敬しているのである。
かといって自分を卑下しているのでもなく、自分の力だけで鍛えて発現させた闇魔法の初級魔法を、とても誇らしげに使うのだ。借り物ではない自分の本当の力。初級の未熟極まりない魔法だけれど、自分だけで生み出せた力だと。その姿が……ほんとカワイイのですよ!!
なんでこの作品、お姉ちゃんキャラいないんだろう。居たら、もうベタベタに猫可愛がりして離さないよね、うん。従者のメリアは、すっげえ毒吐きでセインの扱いもぞんざいなのですけど、あれも絶対潜在的姉キャラだよな、うん。

ともあれ、そんなセインくんだから同じように自分の力を信じて鍛えながら、それが実らずに苦しんでいるアリシアに共感して凄く肩入れするようになるのである。
この子、非常に頑固でお子様なところはあるんだけれど、根本のところは立派な騎士様であってとても大人びた側面も持っているのである。借り物の力として封印している女神の聖騎士としての力だけれど、本当に使うべき場面では……自分の見栄や欲得のためではなく、誰かを守るため公共のものとして必要とされるとき、天敵たる存在と戦うときは、決して使うことは躊躇わないのである。私的な部分と聖騎士という公的な部分はしっかりわけて考えている証拠である。公私をきっちり区切れてるんですよね、こういうところはほんと大人びている。彼が決して借り物の力を無邪気に振り回して英雄にのし上がった勘違い小僧ではない証左でもあるのではないだろうか。
そもそも、女神の力を借りずに暗黒騎士として立とうとしている目的も、はっきりとは明言していないけれどセインくん自身のプライドの問題とかではなく、確固とした理由がありそうなんですよね。ちびっこなのに、なんというか生き様が男前すぎる。イケメンすぎる!
しかし、それ以上に可愛げがありすぎて、かわいい……このショタ、あり方がカワイイ!!

どうやら、従者もメリアだけではなく、他に五人ほど居る模様なのでその登場もなかなか楽しみであります。登場人物、みんないい具合にキャラ立ってたからなあ。
しかし、あの従者認定システムってセインくんガチで聖人と言って過言じゃないんだなあ。でも、あの趣味である。いやでも、聖騎士モードを見てしまうと実は暗黒騎士ファッションの方が確かに似合ってる!!

<Infinit Dendorogram>ーインフィニット・デンドログラム-9.双姫乱舞 ★★★★   



【インフィニット・デンドログラム 9.双姫乱舞】 海道左近/タイキ  HJ文庫

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遺跡を巡った戦いは激化し、皇国の切り札として二人の超級職がその姿を現す。さらに遺跡では先々期文明の希望であったはずの決戦兵器が目覚めようとしていた。王国の危機に至り、仮面の王女はその力をふるうことを決め、レイの籠手に潜む鬼もまたその姿を現さんと機会を窺う。舞台となるはカルチェラタン。数多くの危機から、この地に生きる人々をレイたちは守り切ることができるのか―。激熱VRMMOファンタジー待望の第9巻!
このサブタイの「双姫乱舞」ってアズライトとガルドランダの事のはずなんだけれど、ガルドランダの出番少なすぎやしませんか!? 秒単位ですよ、秒単位。いや、ちゃんと数えるなら6分ちょいは出ているのでウルトラマンよりも上等なのですけど。それに、活躍としては魔将軍戦で文字通り一番良いところで登場して美味しいところを全部掻っ攫っていく大活躍だったので、前半のメインと言ってもいいのかもしれませんが。
いやでもやっぱり出番少ない感じ。ガルドランダ、彼女ちゃんと意志がある存在なんだけれど、今回に関しては召喚獣的な扱いに徹していて、戦闘だけして帰っちゃったという風なので圧倒的にコミュニケーションが足りない!! でもガルドランダは意志があってもネメシスみたいに常時現出していられる存在じゃないっぽいので、普通にコミュニケーション取れないんだよなあ、勿体無い。
魔将軍はまあ見事な噛ませな悪役なんだけれど、この程度の小物にかつてアルターの重要人物たち、キャラクターの大切な家族なんかが殺されていると思うと何ともやるせない。レイが片をつけてくれたのはいいのだけれど、こいつ懲りてなさそうだしなあ。絶対反省しないタイプだろ、このお子様。
それはそれとして、やっつけたのはレイにも関わらず「ざまぁ」をしてるのフランクリンというのがまた美味しいところをかっさらいやがって、と苦笑いしてしまう。まあフランクリン、後でさらに煽った挙げ句に徹底的に叩き潰してくれているのだけれど。
かつてアルターに侵攻して、先にもフランクリン主導とはいえアルターを壊滅させる作戦を敢行してきた皇国。優位に立って弱小国を侵略して回っている国かと思ったら、むしろかの国も追い詰められたがゆえの危機を脱するための行動だったのか。とはいえ、その皇国を救うための生贄に選ばれてしまったアルター王国としたら、そんな皇国の事情は知ったコッチャないですわな。
でも、話を聞いている限り、マスターを参戦させようとせず、またティアン最強戦力であったアズライトを合戦から遠ざけた王様、人としては優しく思想に信念を貫き通した立派な人物なのかもしれないけれど、それで結局自分が死んで国を傾け人を多く死なせて国民や娘たちを苦しめてしまっているのだから、王族としても父親としてもこれ愚王でダメパパなんじゃなかろうか。
おかげで一人で色々と背負う羽目になったアズライトですが、ここで吹っ切れたことでアルター王国の主役としても、この作品のヒロインとしても大いに羽ばたいてみせてくれました。それでも、あのシーンでキスに至らないというのはレイがあまりにも鉄壁過ぎる!!
しかし、この姫様ガチでめちゃくちゃ強いんですけど、これでも全然バランスブレイカーにはならないんだよなあ。

今回、遺跡で眠っていた決戦兵器のエピソードを通じて、先々期文明時代の話がどんどん出てきて、秘められていた歴史の謎の一端が明らかになってきたのだけれど、にゃんこ先生の立ち回りが明らかにゲームから逸脱しているんですよね。うすうすとただのゲームじゃないんだぞ、という気配をこれまでも匂わせてきたものですけれど、ここで一気に真実の領域にまで踏み込んできたなあ。
最後のアクラ・ヴァスターには思わず貰い泣き。だから、ああいう人の意志や願いを、ちゃんと受け取って自分たちなりに飲み込んで血肉にして、それを叶えんと健気に振る舞う機械ってのには弱いんですよ! ただのプログラム上の反応ではない、魂の存在を確信させるような……それでいて機械らしく自身を顧みない振る舞いには、思わず心震わされてしまうのです。
シルバーも、あのワイズマンが託した想いを今果たしていると思えば、ただのアイテムなんて風には思えないですよ。

シリーズ感想

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 8 ★★★★   



【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 8】 手島史詞/COMTA  HJ文庫

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旧友マルクの行方を追うザガンだが、街では<アーシエル・イメーラ>という祭に向けて浮かれた空気が漂っていた。どうやらそのお祭りは、大切な人にプレゼントを送るイベントとのこと。
祭りに出遅れて右往左往するザガンとバルバロス、脳天気にも遊びにくるステラとアルシエラ。そしてなぜか黒猫の姿になってしまった黒花。彼女は何者かに追われており、どうやらこの事件もまた<魔王>が関わっている様子で――。
大人気ラブコメファンタジー絶好調の第8巻!
帯の方にはあからさまに「メリクリ」とか書いてあるじゃん!
というわけで、クリスマスをモチーフにした聖人の生誕祭<アーシエル・イメーラ>を前にして各人の悲喜こもごも、というイベント目的だけでクリスマスと似たお祭りを創ったのかと思ったら何気にこの<アーシエル・イメーラ>という祭り自体がストーリー上の重要なキーワードとなっていたのである。
お祭り自体は教会主導でもなんでもなく、宗教的イベントというよりも大衆が楽しむためのイベントになっていて、その意味でも現代のクリスマスそのものなのですが、これ「誰」の誕生祭か、というのが何気に重要だったんですなあ。
まあその部分に関してはシリーズ通じての根幹につながる部分ではあっても、この巻の主題ではないので置いておいて、まずはクリスマス的イベントに向けての各人の動向にこそスポットがあたってくる。
ザガンとネフィに内緒でパーティーを開催スべく、ザガン一派の魔術師たちを巻き込んで密かに準備に勤しむフェル。ネフテロスとシャスティルという女性組で大事な人にプレゼントを送るためにこれまた準備に勤しむネフィ。ひとり、<アーシエル・イメーラ>なる祭りの存在自体知らないままマルクの痕跡を調べるために街に繰り出し、祭りの存在に気づくザガン。
そして、謎の存在に襲われて黒猫と化してしまい、運命の人と出会う黒花。
そんな幾つかのグループに別れて状況が進行し、また偶然行き合いながらラストに向かって収束していく、いつにも増しての群像劇となっております。
若い女性三人でキャピキャピしたガールズトークを繰り広げながら、ザガンへのプレゼントを買うためにちょっとバイトをしてみたり、お店を巡ってみたりとホント普通の今どきの女の子そのものなことをしているネフィが、もうこれ以上なく幸せそうでなんとも言えないですわー。ネフテロスとシャスティルもそれぞれ、こんな風に女の子同士で遊んだり買い物したりバイトしたり、なんて経験をするような境遇ではなかったでしょうから、いやはや良い時間を過ごせてますなあ。
その出自から、浮浪児でも知ってる<アーシエル・イメーラ>の存在自体を知らなかったザガンですが、その段階からちゃんとお祭りの存在に気づき、そのお祭りの内容についてもちゃんと知って、ちゃんとネフィへのプレゼントを用意出来てしまうのだから、その卒の無さは侮れません。なんだかんだと彼って着実に正解へとたどり着く堅実さには定評があるんですよねえ。
プレゼント、ネフィだけじゃなくて知り合いみんなに用意するあたりがこの魔王の可愛いマメさなんだよなあ。
一方で今回の主役でもある黒花。故郷や家族を滅ぼされた仇討ちのために魔術師を目の敵にして教会の刺客として暗躍してきた過去は、やはり未だに彼女に引っかかりを覚えさせていたんですね。ネフィからの提案である、魔術によって傷つけられた目を治せるかも、というそれに応えられずに保留していた理由がそれだったのか。
しかし、かつての仇の残滓とも言える希少種狩りの出現と、思わぬことから黒猫と化してしまった黒花をただの猫と勘違いして助けた、ザガン派閥下の医療魔術師であるシャックスの登場が彼女の停滞を解き放つこととなるのである。
黒花の過去に大きく関わっているこのシャックス。これぞ冴えないおっさん、という感じの草臥れていささか鈍くて自己評価も低い枯れたおっさんなんだけれど、拾った猫相手ですら手厚く世話してくれて、命がけで助けてくれるような優しいおっさんなんですよね。やる気なさそうに見えてやたら真面目なところなんぞ、生真面目な黒花とお似合いとも言えるんですよね。まめまめしそうな黒花って、他人に優しく自分には優しくないタイプの草臥れたおっさん相手だと、まめまめしく世話しそうですし。それでいて、このおっさん包容力ありまくるので肝心なときは絶対に守ってくれそうなのでちっこい黒花とすれば安心感ありますし。
黒花って、別に年上趣味じゃないとは思うのですけれど、義父であるあの凶顔の執事さんに大事に育てられた分、年上の人に対しての寄り添い方というものを心得てる風があるんですよねえ。
ただ、シャックスのあの鈍感さは、恩義としても親愛としてもまだあるかわからない恋情にしても、ちゃんとキャッチしてくれなくて、黒花が空回りしまくりそうな気もするのですが、誤解してても勘違いしてても、そのから回っている上から受け止めてくれそうな包容力があり、どう転んでも黒花を泣かしたり辛い思いをさせることだけはなさそうな、新キャラながら大した存在感を示してくれたキャラクターでした。ラーファエル執事長にもれなくぶっ殺されそうですがw

あと、さらっと明かされたゴメリ婆ちゃんとキメリエスの出会い。二人が常々言ってる腐れ縁、なんてもんじゃないじゃないですか! 今ではキメリエスの方が保護責任者みたいな扱いで暴走するゴメリ婆ちゃんを引き受けてる感じですけど、最初の様子だともうガチンコでゴメリ婆ちゃんがキメリエスのお母さんみたいなもんだったんじゃないだろうか。母にして姉にして育ての親みたいなもので、果たしてどれだけの想いがあれば、キメリエスを今の紳士で聡明な人物へと仕立てあげられたのか。キメリエスとしても、恩人という一言では済ませられない関係ですよね。この二人に関してはまだまだ踏み込んでいけそうな余地があって、先行き楽しみである。

前回予期せぬ再会を果たした幼馴染のステラも、ちゃんともとの人格を取り戻して今度こそ本当の再会を果たすことが出来て、なんかもう完全に「お姉ちゃん」枠としてでかい顔をしだすw
でもこの姉というのが何気に重要で、嫁であるネフィと娘であるフォルという家族は既に出来ていたのだけれど、ザガンを子供の頃から知っている姉という存在はネフィとは違う意味で家族であり、ネフィにとってもお姉さんになるんですよね。もうひとり、家族が加わった、戻ってきたわけだ。
みんながプレゼントを送り合うパーティーの様子はもう幸せの造形そのもので、見ているだけで心がほんわかしてくる。そんなラストに、幸せのただ中にあるみんなから誕生日を祝福される人がひとり。みんなからの「おめでとう」の言葉が響く夜。ラストの恥ずかしがりながらも口元がどうしても緩んでいる「彼女」のイラストが最高でした。
次回あたりは、もう一度ネフテロスへの試練が待っていそう。いや、ネフテロスというよりも彼女へと想いを寄せる彼への試練か。ちょっとラーファエルどころじゃなさそうだぞ、お父さんは許しませんよ圧がw

シリーズ感想

戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉9 ★★★★   

戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉 8 (HJ文庫)

【戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉9】 SOW/ザザ HJ文庫

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マイッツァーを狙った機械兵の襲撃により、スヴェンが機械であるとルートにばれてしまう。二人が状況を理解する間もなく、ダイアンとブリッツドナーまで現れ、混迷を極めるトッカーブロート。普段ならこの混乱を収める側に回るジェコブも、突然の父親登場にその場を立ち去ってしまう…。スヴェンが看板娘になっておおよそ一年。ついにすれちがい始めたスヴェンとルート。聖女が裏で動き出す中で、スヴェンとルート、二人の未来の行き先は―。トッカーブロートの「驚天動地の九日間」、幕開け!!
ルート、男を見せる。
いやね、これまでスヴェンの正体について薄々察しながらも、それについて一切言及しようとしなかったのはスヴェンがそれを知られたくなかったから気づかないふりをしていた、という理由だけではなくルート自身、触れることで現状を壊してしまうことを恐れていた部分は多分にあったと思うのです。
なあなあの関係で良しとしていた、とも言えますし、核心に踏み込もうとしないルートはヘタレていたとも言えるのでしょう。ただまあ、様々な事件に見舞われたとはいえ、まだスヴェンが現れて一年。時間で考えるなら、一組の男女の関係が進展するに早いとも遅いとも言えない期間ではないでしょうか。だから、ルートのその知らんぷり、な態度はまだ非難されるほどの段階ではなかったと思うんですよね。
ただ、スヴェンの父親を名乗る存在が現れて、曖昧だったルートとスヴェンの関係についてはっきりしなさいよ、という主旨の指摘を切り込んできた上で、スヴェンの正体がこれまでの暗黙の了解とは異なり、これ以上なく明示されてしまったわけです。
ここまで事態が急変した以上、以前のままではいられない。何らかの意思表明はしないといけない。
にも関わらず、この巻はじまった当初のルートの態度は、スヴェンの正体など知らないかのように以前のまま。これはさすがに、スヴェンが立場的にも気持ち的にも宙ぶらりんにさせられて、可哀想過ぎる! と随分と構えてしまったのですが……さすがに彼もそこまでヘタレ尽くしたドぐされ野郎ではなかったようで、スヴェンには内緒でサプライズの企画を周囲の人達を巻き込んで企てていたのです。
って、それでも女の子を不安にさせた時点で女心をわかってない朴念仁、という汚名は頭から被っておかないといけないと思うのですが。
ルートってば、スヴェン相手だけじゃなくソフィア姐さんにまでドキツイのカマしちゃいましたからねえ。いや、マジで姐さんが自分に懸想してたことまったくこれっぽっちも気づいてなかっただなあ。でなければ、あんな残酷な役目、ナチュラルにお願いしたりしないでしょう。ってか、このサプライズで一番サプライズされてしまったのって、スヴェンよりもソフィアさんの方だよね、絶対。
あそこですぐに再起動して、ルートのポカをフォローする姐さん、マジ男前である。大丈夫だ、姐さん。あんな朴念仁よりもずっと大事にしてくれそうなイケてる男がすぐそこに居るじゃあないですか……。イケてるかどうかは定かではないか。あと、まともでもないし頭おかしいし人としてどうかというレベルでマッドサイエンティストだけれど。とても家庭人として役に立たなさそうだし、ほんとアレだけれど。
でも、ちゃんと人の心を持つイイ男なんですよねえ、ダイアン教授。
まさか、この人がルートに対してスヴェンのこと、あんな風に忠告してくれるなんて場面を見るとは思わなかった。それも、スヴェンの心を、気持ちを慮っての助言であり叱責ですよ。それを、あのダイアンが言うような展開が訪れるとはねえ。
ダイアン教授といえば、登場当初から悪役ムーヴ、絶対にこいつがシリーズの黒幕に違いないという怪しい態度、マッドな思想、胡散臭い言動、真っ黒な暗躍、という姿を見せっぱなしで、いつルートたちを陥れる動きを見せるのか、いつスヴェンたちを苦しめる企みをはじめるのか、いつ黒幕として敵対行動をはじめるのか、とずっと警戒を解けないままシリーズ続いてきたのでした。
にもかかわらず、ついにこの最終局面に至るまで敵側に回るわけでもなく、しかしはっきりと味方になるわけでもない、という不思議な立ち位置のままここまで来てしまったわけです。その意味では、非常に興味深いというか面白い立ち回りをし続けたキャラだったんですよねえ。これだけ曖昧な立ち位置にいながら物語の枠外にいるのではなく、何気にルートたちよりも物語の核心部分に立ち続けてもいたわけですから。
どうやらソフィア姐さんに対する好意が、単なる玩具を愛でる人でなしの興味や好奇心の類ではなく、胡散臭い言い回しとは裏腹にこれはガチで好きなんじゃないのか? と思われるような態度を見せ始めたあたりから、ようやくこれは黒幕じゃないんじゃないのか、と疑念が晴れてきて、でも本当の本当に確信を持って大丈夫敵側じゃない、と思えるようになったのはダイアンの過去が明らかになり、目的が明らかになり、そしてこの世界の本当の敵が明らかになった前巻でようやくでしたからねえ。
そう確信出来てから、ダイアンのソフィアへの態度を見ると何気にずっと一途で献身的であったようにも見えてくるわけで、いやまあなんだかんだとソフィア姐さんがガチで毛嫌いしていたのが絆されていったのもわからなくはないのである。
ソフィア姐さん、今晩はガチで羽目外してしまいそうだなー。この人はやらかす、絶対やらかすw

ブリッツドナーもドサクサに紛れて家族と再会。紆余曲折ありつつも、ようやく家族と一緒の時間を過ごせることになり、スヴェンとルートの関係もついにあるべきところへと辿り着き、と大きな変化を幸福にして平穏な方向へと迎えることになったパン屋とその周囲の愛すべき人たち。
しかし、大きな物語としてはこれぞ前哨。まさにここから、世界は究極の局面へと突入するのである。
そして、スヴェンの抱いた「人間になりたい」という願いもまた……。
戦うパン屋が戦う必要なくなり、機械仕掛けの看板娘が機械ではなくなる、そんなタイトルが雲散霧消するような結末が訪れるのか。クライマックスとなる次巻が待ち遠しい。

シリーズ感想

VRMMO学園で楽しい魔改造のススメ 3 〜最弱ジョブで最強ダメージ出してみた〜 ★★★  



【VRMMO学園で楽しい魔改造のススメ 3 〜最弱ジョブで最強ダメージ出してみた〜】 ハヤケン/晃田ヒカ HJ文庫

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4人で立ち上げたギルド《悪魔の仕業(デモンズ・クラフト)》のアイテムショップも、オープン早々大繁盛となり、名実共に絶好調な蓮たち。そんな中、客として訪れていたNPCのお姫様が誘拐される限定クエストが発生! すぐに事件解決へと動く蓮たちだが、途中で意外な人物がパーティーに臨時加入!? さらにギルド対抗の英雄育成イベントでは、最弱NPCをあえて選び、ここぞとばかりに魔改造を始めることに!? Wソードダンサーによる華麗なバトルも必見の、大人気VRMMOバトルファンタジー第3巻!
ゲーム内でもTPOに反し過ぎたら垢バンとかありそうなんだけどなあ。全裸ならともかく、ブーメランパンツまではありなのか。
赤羽兄の変態装備の強烈なインパクト! と言いたい所なんだけれど、ブーメランパンツ一丁に赤いマフラー、鉄仮面という装備、それほどインパクトなかったような。これが変態仮面みたいなVフロント水着だったら立派な変態としての存在感もあったのでしょうけれど、そこまでするとさすがにお縄になってしまうのか。
彼の場合は見た目よりも、いちいちセリフの頭につける「だが待ってほしい」が気になって気になって。いやだって、全然待ってほしい場面じゃなくても毎回つけるので、今関係ないじゃんという違和感がどうしてもつきまとってしまいました。だが待ってほしい、はやはりここぞというシーンで使わないと言葉の持つ強さが損なわれてしまう。それだと、ただセリフの頭に意味なくつけてるだけだもんなあ。
これなら、まだ姫様のやたら死語を使いたがるくせの方が、ちゃんと意味通っているだけ引っかからずにすみました。ってか姫様の死語って昭和レベルだぞ。今の若い子は知らないどころか、三十路レベルでも知らないんじゃなかろうかw
戦闘シーンは、わりとオーソドックスにゲーム的でトレイン戦術にしてもAP貯めにしてもイメージしやすくはありました。でも、敵NPCの思考パターンはかなり古いゲームのAIっぽいなあ。まあパターンがはっきりしている、というのはゲームとしては大事なのかもしれないけれど。
わざわざ最優先で選択権を得ていながら、優秀なNPCを選ばずにわざわざ最弱のキャラクターを選んで、魔改造に走るあたりは主人公のブレない方針である。
ただ、蓮の育成方針に沿ったスキルとかが現れてしまうというのは、蓮がゲームシステムの間隙をついて本来存在しないところから有効な戦術を編み出す、というよりもゲームの運営が既に用意していた育成ルートを発見するという感じで、運営の思惑を超えてという風ではないのは若干ジャイアントキリング!という盛り上がりに欠けるところかもしれない。
今回は一連のエピソードが完結する前に途中で中断と相まってしまいましたしね。本番は次回か。

シリーズ感想

<Infinit Dendorogram>ーインフィニット・デンドログラム- 8.遺された希望 ★★★☆  



ーインフィニット・デンドログラム- 8.遺された希望】 海道左近 / タイキ HJ文庫

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【聖騎士】のジョブもカンストし、次のジョブを探していたレイのもとに、失われていたジョブが再発見されたという報が入る。それは、つい最近、遺跡で発見されたジョブ【煌騎兵】。
転職条件を満たしていたレイは、ジョブにつくために遺跡があるアルター王国とドライフ皇国の国境付近にあるカルチェラタン伯爵領へと向かう。
道中出会った仮面の女剣士・アズライトと共に赴いた遺跡では、発掘物をめぐって各国の思惑が渦巻いており――
激熱VRMMOファンタジー第8巻!
ジョブって案外すぐにカンストしちゃうんだ。いやそれよりもですよ!? レイくんレイくん、女性の裸で一切興奮しなくなってるってそれって普通に「ED」じゃないですか!? 裸で興奮しないのに、あとなにで興奮するんだよ!? シチュエーション? 雰囲気? もしかして自力で頑張れって立派に出来るの!?
異性に感心がないまで枯れてしまっているわけではないようなのでその点については安心したけれど、若い男の子として色々と心配になってしまいますよ。レイのお姉ちゃんのおかげでレイもまともな人間、というにはちょっとハズレちゃってるかな、という部分がチラホラと垣間見えていましたけれど、なんかそれどころじゃなく深刻な被害を与えてるんじゃないのか、お姉ちゃんw
まあこれまでその辺が浮き彫りにならなかったのは、ネメシスを除くとヒロインらしいヒロインが登場していなかった、というのもあるんですよね。これまで女性キャラはたくさん出てきましたけれど、ヒロインかと言われると「ヒロイン?」と真剣に首を傾げてしまうような人たちばかりだったんですよね。可能性のありそうな人は勝手にフェードアウトしてあんまり出てこなくなったり、別の人にフラグ立ててたり、レイくん主人公のくせにヒロインに全然縁がなかったじゃないかー。
それだけ、ネメシスが盤石だったとも言えるんですよねえ。
そんなこんなしているところに、ついにまっとうなヒロインらしい振る舞いをしてレイに対しても色々とヒロインらしい反応を示してくれる女性キャラがついに登場ですよ。長かった。おいでませアズライトさん♪
……この人、あの仮面つけて平然と出歩いている時点でわりとレイとセンスかぶってるんじゃないだろうか。あの仮面変だって、どう見てもw
別にレイが自分の暗黒装備に自信満々だったりするのと違って、自分の仮面にドヤ顔して似合うだろうみたいな態度はしていないのだけれど、正体隠すためだけにあの仮面は怪しすぎて当人のセンスしか感じない!
わりと装いも仮面に似合うような格好をコーディネートしているあたり……いや、デザインは挿絵の人のあれかもしれないけれど。
ともあれ、レイの在り方からしてヒロインってやっぱりプレイヤーよりもこっち側の人の方がしっくり来る気もするので、ネメシスとアズライトの二大巨頭の確立という展開は喜ぶべきところかも。
ネメシスもなんかこう刺激してくれる相手がいないと、レイの相棒としてすっかり収まってしまってなかなかそこから動こうという気配もありませんでしたし。色々と考える場面も必要だしなあ。
ドライフ皇国も動き出し、これは実質「戦争」と変わらない規模にまで発展してますし、次回大きく動きそう。ドライフ側の重要人物が思わぬ形で戦場となる場所と関わっているようだし、単純に勝った負けたで話も収まらなさそう。こういう複雑な絡み方をする展開は大好物です。次巻の動向が実に楽しみ。

シリーズ感想

魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方 ★★★   



【魔術破りのリベンジ・マギア 5.救世の屍王と恩讐の行方】 子子子子 子子子/伊吹のつ  HJ文庫 

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中華魔術と激突! “邪悪の樹"から鴨女を救え!

祭宴が終わってすぐ、鴨女が突然姿を消した。彼女の両親の仇が米国内で目撃されたため、復讐を果たしに向かったというのだ。
その仇の名はフー・マンチュー。【邪悪の樹】序列第九位『不安定』を司る狂気の道士。“救済"を謳い、人類の同時鏖殺を目論む彼の男の圧倒的な力を知った晴栄たちは、
謎の包帯美女・リンタンを仲間に加え、鴨女の救出に向かうが……!?
屍霊渦巻く廃坑の街・セントラリアに魔術の火花が散る!
フー・マンチューって名前だけちらっと聞き覚えある、というくらいの人だったのですが、本作に登場するゲストキャラクターはみんなその筋では著名な人物ばかりなので、この人もそうなんだろうと調べてみたらこれがまた、滅茶苦茶有名な人じゃないかー!
とは言え、彼に関しては実在の人物ではなく、名探偵ホームズの敵役であるモリアーティ教授のような創作上の悪役なのだけれど、一作品に留まらない活躍を見せてるんですねえ。しかも、探偵小説におけるノックスの十戒で、中国人を出してはならないという項目が加えられたのはまさにこのフー・マンチューという怪人の存在があったからこそ、という話を聞いてしまうとその存在感が当時の欧州においてどれほどのものだったかというのも伺い知れるのではないでしょうか。
そんでもって、彼がまたキョンシー使いなのですよ! いや、そういう単純にカテゴライズされてしまう術士ではないのですが、霊幻道士とかストライクの世代なんでこれくるものがあるんですよねえ。
まああの古典名作のキョンシーみたいな両手前に突き出してぴょんぴょんと跳ねて移動するようなのは殆ど出てこないのですけどね。その意味では、相変わらず魔術に関する資料の練り込み具合は瞠目に値する質量であります。参考文献も相変わらずの量ですしねえ。キョンシーが上級になると空を飛ぶ!というのも昔件の番組で見たなーと思いつつ、どうしてもそのイメージに引きずられて、ワイヤー見えてるワイヤーアクションな、思いっきりぶら下げられて平行移動みたいな情景ばかり浮かんできてしまうw
凄いなー、と思ったのがクトゥルー神話体系と既存魔術の融合である。クトゥルー神話というのは、どうやったって独自性が強すぎる代物だけに、色として既存の文化文明を背景に成立し形成されていった魔術大系とはなかなか混じりえないものなんですよね。
それをフー・マンチューのあの外の神の召喚法は、見事にすり合わせてたんですよね。見立てとしても類感魔術としても面白いアプローチで、非常に興味深いものでした。
本作って、ほんと魔術関連に対しては徹底して掘り下げもするし、それらを応用しての演出にも凝っていて魅せ方として一つの確立を得ているところは感心させられるばかりです。
ただ、それらに妙に比べて物語自体の「語り口」という点に関しては若干単調さがあって盛り上がりの加速のノリがちと鈍いんですよねえ。
物語のテーマとしては、今回も復讐について、というもので元々実家への復讐の念を募らせていた晴栄の変化に、鴨女の両親の仇の登場、その仇であるフー・マンチューもまた恩讐を原動力にしているキャラクター、と敵味方、主人公本人とヒロインとの関係の中に主題を絡ませた上でそれを解いていくと同時に、登場人物の心のうちにそれまで囚われ続けていたモノのその先へと踏み出させる、という構成としても非常に堅実に練り上げたものを感じさせるものとなっていて、ビシッと真ん中に一本筋の通った良い物語だと思うんですよね。
ただ、それを語って聞かせる言葉の色合い、音調、冴えとかそういうのなんだろうかなあ。変に状況の推移を単調な説明で語っちゃってるなんてところもあるし、展開の見せ方やセリフなんかもちょっとなあ。そういうところが、作品に感じるポテンシャルに対して物足りなさを感じる部分なのでしょうか。

あと、晴栄。それは誰がどう聞いてもプロポーズにしか聞こえないじゃないかな!? あれで勘違いも付け入りもしない鴨女は物分りがヨすぎると思いますよw
ラスト、鴨女のあの告白まがいのセリフに対してまんざらでもないどころか、ええんかい!? というようなセリフこぼしちゃってる晴栄は、もしかしたら無自覚ではなくプロポーズでも良しという気持ちがあったかもしれないけど。でもそれだと、ガチで鴨女が本命になってしまうんですが、いいのか!?

シリーズ感想

魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 7 ★★★★   



【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 7】  手島史詞/COMTA HJ文庫

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せっかく海に来たということで、海で遊ぶことにしたザガンたち一行。海といえば水着! ということで着替える面々だが、男性陣は女性陣の麗しい姿にタジタジ。
それでも仲睦まじく過ごしていたザガンとネフィだったが、彼らの前に聖騎士長と呼ばれるミヒャエルがその姿を現す。
どうやら敵対するつもりはなさそうな、軽い調子の彼からもたらされた情報によると、<魔王>の一人を撃破した魔術師が次なる標的にザガンを狙っているらしく――。
大人気ラブコメファンタジー絶好調の第7巻!

それが伏線とは気づかんわー! いやさすがにこれは後付だと思うんだけど、うまいこと話に乗っけて膨らませてくるなあと感心させられる。マンガ連載の方はちょうど該当箇所に差し掛かっていたので、
このあたりきっちり描いているみたいですけど、もし漫画がこの場面まで行くとしたらかなりシリーズ続くことになるんだが、あの作品非常にできの良いコミカライズなので、出来たら続いて欲しいものであります。
しかし、師匠に首輪つけられたにも関わらず、命がけで遊びに来る、というか少女たちを愛でに来るゴメリ婆ちゃんがなんかもう色んな意味で輝いてるよ。このお婆ちゃん、確かにラブコメを映えさせ進展させるのに尋常でなく役に立つキャラクターだけに、作者も使いやすいんだろうなというのは強く感じるところであります。なにしろ、放り込んでさえしまえば周りを巻き込んで誰彼構わずラブコメ時空へと突入させてくれるし、いい具合に男性陣も女性陣もバカになりますものねえ。
魔王と最高峰の魔術師たちが集まって、なに「REC」の魔術創作しちゃってるんだこいつらわ。正確には念写寄りみたいですけど。これって脳内妄想も映像化画像化出来かねないので、ゴメリ婆ちゃんが使えるようになると非常に危険である。
それはそれとして、ゴメリ婆ちゃんも愛でられる方にそろそろ回ってもいいと思うんだけどな。キメリエスとの間について突かれたときの反応を見ると、えらい可愛いことになりそうですし。
どうなるかと思われてたシャスティルとバルバロスの件がトントン拍子に進んじゃってるのを見るとねえ……いや、この二人進展早すぎだろう! シャスティルもバルバロスもまさかここまで早く自覚してテレテレになるとは想像してなかった。特にバルバロス! お前純情中学生か、というくらい初々しい反応で。もっと根性ひん曲がって紆余曲折たどるかと思ったのに、案外素直なのな!
初期のザガンとネフィみたい、とか言われてるけれど、自覚がある分二人のときよりもよっぽど甘酸っぱいことになってますよ。
それに比べて前途多難なのが、ネフテロスとリチャードの方でしょうか。ってか、リチャードのがどうしてもぽっと出すぎてキャラが確立してないんですよね。というよりも個性が足りてないというか。いやもう、いいヤツで性格もイケメン、騎士らしい騎士として格好いいですし、個人的には非常に応援しているので、もっと頑張ってネフテロスから意識されるようなキャラかエピソードを持ってきてあげて欲しいものです。なぜか、お義兄ちゃんなザガンがうちの義妹はやらん状態から速攻で密かに応援モードになっていたのには笑ってしまいましたが、気持ちはわかる。ザガン的にも力足りずとはいえこういう一途なタイプは、気にいるでしょうし。
これだけキャラが増えると、いかな主人公でみんなのご主人様である魔王でもあるザガンとは言え、一人ひとりに目配りするのはともかくとして、一人ひとり丁寧に踏み込んで助けて、とはいかなくなるんですよね。いや、出来なくはないのでしょうけれど、人間関係が一方的なものになるより多角的になる方がまたいいわけで、内面的に追い詰められているその人の心に踏み込むのは別に違う人でもいいのであります。家族もいるし、親友同士という関係も居る。そうやって、リリスと黒花の二人でザガンやネフィが介在せずに問題を解決できた、というのはファミリーとして良い形なのではないでしょうか。ちゃんと見守っているあたりが、ザガンとネフィ、みんなのお父さん役お母さん役にちゃんとハマってますし。
さて、ストーリーの進展の方もアザゼルという存在の謎について色々と仕込みが入ってきましたけれど……また他の魔王出てきましたけれど、何気にどの魔王さまも実はまともな人ばかりじゃないですか!? いやまあネフテロスの親たるビフロンスはかなり歪んでましたけれど、彼は彼なりに純朴な愛情を持ち得ている人でもありましたしねえ。
オリアスにしても、ザガンの先代となるマルコシアスにしても、非常に真っ当な部分を有していたわけですし。そうなると、魔王たちが対抗措置を練っている外なるモノ。魔神たちのヤバさが浮き上がってくるわけで。なるほど、仕込みは着々とって感じですわな。

シリーズ感想

常敗将軍、また敗れる 2 ★★★★☆  



【常敗将軍、また敗れる 2】  北条新九郎/伊藤宗一 HJ文庫

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「あ、やっぱりティナじゃない」
突然そう声を掛けてきたのはティナと同じフードを被った小柄な人物。ティナだけはその声に聞き覚えがあった「初めまして。私はリィス・ヴァサームント。ティナの姉です」
姫将軍であるシャルナ、傭兵団長アイザッシュと共に常敗将軍ダーカスに付き従っていたティナだったが正に最悪の人物と出会ってしまった。
同じヴァサームント一族のリィス。生まれてから一度も勝ったことの無い腹違いの姉である。『常敗将軍』ダーカスを中心に繰り広げられる一大ファンタジー戦記第2弾!

ううー、これはやはり面白いぞー。
常に敗北し続ける傭兵将軍がなぜこうも名高く、伝説のごとく扱われ、多くの信頼を寄せられているのか。前回とはまた違う形で伝説の傭兵の在り方を見せつけられる物語でありました。
前回は十年近くかけた仕込みを駆使しての大どんでん返しで事前の準備は大事というのを思い知らされる内容ではあったのだけれど、今回はそういう仕込みは一切なく、急遽頼られて駆けつけた戦だけに数少ない手札を駆使して臨機応変に対応していくことになる。
当然、状況は想定外の連続であり、予定通りに進むことは非常に少ない。ダーカスにくっついてきたティナたちは、先の戦で初陣を飾ったもののまだまだ精神面は子供のまま。ダーカスは実質子供の引率をしながら、大規模な内乱における重要な戦線を最前線の移動から担うことになってしまった一都市の防衛を任されることになってしまったわけですけれど、相変わらずというかそもそもが勝てる戦ではないんですよね。戦力差は圧倒的、そもそもダーカスがいる場所は広がっている戦線の一部に過ぎず、そこの陥落は本来なら味方の側の軍の作戦に組み込まれてしまっているのである。
もはや、勝敗は度外視。最重要視すべきは、勝ち負けではない場所なのである。だからこそ、ダーカスという男にお鉢が回ってくるのですが。
面白いのは、前回もそうだったんですけれど、ダーカスは決してわざと負けるような真似はしてないんですよね。与えられた手札を駆使して、最善を尽くそうとしている。その最善の中には「勝利」はちゃんと存在しているのである。勝つに越したことはないんですよね。もちろん、勝ってしまうとまずい場合というのも状況いかんによってはあるのかもしれないけれど、ダーカスって意外とそういうリスクの高い真似はあんまり選択してないようなんだなあ。負けるにしても、味方の被害は最小限。犠牲や被害も計算のウチ、なんていう小賢しい真似はしていないのである。許容しなくてはならないと弁えながらも、それを良しとしてはおらず、全力を尽くしているのだ。
それでも、儘ならないのだけれど。
今回なんぞはかなり裁量を任されてはいたけれど、それでもティナの暴走や領主の怖じ気などで手足を縛られたような形での戦を強いられる羽目になりましたしね。
驚くべきは、これほど苦しい状況でありながらもダーカスが、連れていた子供たちに対して「教育」を欠かさないところなのでしょう。今も活躍している高名な傭兵の中には彼の直弟子、教え子というべき者も少なからずいる、というのも納得の指導で、身内からもおそらく若死にするだろうと目されていたティナが見識を得るに至ったのも、まだまだ未熟だったアイザッシュが指揮官として一皮剥けるお膳立てを丁寧に仕立てていたのを見ると、人を育てるのが上手い人なんだなあ、と。
彼の最大の武器というのが人脈だというのは前回から伝わってきていたところなんだけれど、彼の場合有名所にツテをつくるというよりも、無名だったりまだ若かったり埋没してたりしている人物を後押ししたり支えたり育てたりすることで、そういう人材を各界の一線に立てるように後押ししてるって感じなんですよねえ。そして、請われれば助けることを惜しまないから、ダーカスに対する信頼は絶対的なものになる。ある意味素晴らしく真っ当な、そして感嘆すべき人脈作りなんだよなあ。
今回の戦いも、振り返ってみれば見事なくらいに全戦全敗。片っ端から負けまくり。どれも予定通りに行かずに思わぬ要素によって敗戦を余儀なくされる展開。全部がダーカスの手のひらの上、なんてことは全然なくて、ひたすらダーカスは負けの対処を余儀なくされるのである。
にも関わらず、終わってみれば全部負けたにも関わらず、ダーカスが最初に依頼された内容はきっちりと達成しているのである。
終わってみれば、戦争そのものがひっくり返っている。
なにこれ、どうなってるの? と、全部つぶさに見てきたにも関わらず、魔法にかけられたかのような不思議な有様に。いや、一つ一つ事象を追っていくと何も不思議なことなどないんですよね。起こるべくして起こった顛末となっている。
だからこそ、まさにマジック。これこそが、常敗将軍の伝説なのである。ダーカス自身、決して突出した英雄的なキャラクターではなく、実直で優秀だけれど飛び抜けたところのない、結構俗っぽいおっさん、的な風情なのもなんかえ?なんでこうなったの? という感覚に拍車をかけてるんでしょうねえ。
戦略的目的を達成するのに、必ずしも戦場における勝敗は絶対的な意味を持っているわけではない。勝利自体が目的なのではなく、勝利によってもたらされる内容が重要なのだ。だから、その目的達成のために勝敗以外の要素が用いられるのなら、勝利は必須ではない。敗北しようと、目的が達成されるならそれで十分なのだ、というのがとても良くわかる物語でした。
ただ、繰り返しになるけれど、そのためにダーカスはわざと敗北しているわけではないし、犠牲を最初から計算しているわけでもない。自ら最前線に立って傷だらけになり、味方の死なせず被害を出さないようにすることを身を挺して証明し続けてもいるわけだ。だからこそ、どれだけ敗北を重ねようと一緒に戦った味方の信頼は揺るがないし、部下や兵卒からは慕われる。
軍師ではなく、将軍である所以がこのへんなんでしょうなあ。うんうん、面白かった。これはどんどん続けば続くほどうなぎのぼりに面白くなりそうな期待のシリーズであります。

一巻感想

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 7.奇跡の盾 ★★★★   



【インフィニット・デンドログラム 7.奇跡の盾】 海道左近/ タイキ HJ文庫

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奇跡の盾は、ここに在る

リューイを送り届けたトルネ村で、風星祭が始まる。しかしその時、過去に封じられたと言われる怪物・コクテン様の封印が解ける。
その正体とは、古代伝説級のUBM【黒天空亡モノクローム】だった。そのモンスターに対抗しようとしたレイやビースリーだったが、混乱に乗じたPKもレイたちに襲いかかる。
ティアンの村人たちの安否は、そしてかつて村を救った英雄であるリューイの義父の行方は――。
「『来るがいいモンスター。奇跡の盾は、ここに在る』」
「起きないから奇跡って言うんですよ」と言われるとだいたい奇跡さん起きる法則。これはもう奇跡さんが天の邪鬼だから、としか言いようがありませんよね、うん。
まったく関係ないのだけれど、本作のUBMって全部じゃないのだけれど、その大半が四文字の仇名持ちなんですよね。今回の「黒天空亡」然り。これって、中華武侠モノの二つ名みたいで結構好きなんですよ、私。二つ名とか異名持ちとかライトノベルでは定番も定番、昨今では揶揄の対象になって目減りはしていますが、それでも良く散見されるわけですけれど、不思議と漢字四文字のって意外と少ないんですよね。音としても韻を踏むことが出来て耳触りも良いと思うのだけれど。
なので、本作ではこうした漢字四文字の冠を持つUBMがたくさん出てくるので、それだけでもなんだか幸せな気分になります。マスターの通り名の中にもけっこう四文字があるので、それはそれで見てるだけで嬉しくなります。

しかしビースリーの兄貴は、挿絵なかったらイメージが完全にガテン系兄貴ですよな。実際はフルアーマー兄貴なんだけれど、イメージではタンクトップ兄貴しか浮かんでこない。これを誤解せずに先輩と見抜く、見抜くとかじゃなくてキッチリした清潔でスマートな女子大学生な先輩とこのバルバロイな先輩に差異を見出してないって感じの認識なんですよねえ。マリーのときもそうだったけれど、これはレイのリアルでも有している特質なんだろうか。
そうすると、彼がゲーム内のNPCであるティアンたちを普通に生きている人間として、自分たちと区別していない、というのはかなり意味深なものがあるんじゃなかろうか。他にもティアンを人間と思う人たち、この世界をリアルに受け止めている人たちがある一定以上の割合でいる、というのを考慮しても、それと別にしてレイの彼特有の認識力に基づくティアンに対する認識には無視できないものがある。
月世会が以前から医療目的でVRの開発企画に幾つも出資していたけれど、ダイブ型VRMMO<Infinite Dendrogram>が唐突に現れて、しかし月世の会はまったくこれを把握していなかった、という情報はなかなか意味深じゃあないですか。
まあそういう世界の秘密に関しては追々進行していくのでしょうけれど、実際にティアンとマスターとの間に子供が生まれる、という事例が現実のものとなりつつある、という時点でなんかもう吹っ飛んでるんですよねえ。
果たして、このティアンの奥さんと結婚した旦那さん。シジマ・イチロウの顛末についてはこの巻において存分に語られるのだけれど、彼にとってもう現実がどっちとか果たして意味のあるものになっているのかどうか。おそらく、本来のゲームのルールからは完全に逸脱しただろうシジマ氏の騎獣グリンガムの行動は、魂魄実装ともいうべきそれがこの世界の人間だけではなく、モンスターにまで至っていることを証明するようなものでしょうし。これ、実際に生きているもの、心持つモノと何が違うというのだろう。
それはそれとして、暗殺王さん。その言い方は絶対に誤解するから。話の流れからしても。月夜さん、後始末させる方とばかり思ってたけれど、何気に後始末させられる方も経験豊富なんじゃないですか?
本番のVSモノクローム戦はついにネメシスの第三形態発動ということで、これロマン武器だわなあ・【不屈】にふさわしいと言えばふさわしいのでしょうけれど。
しかしこれ、モノクローム戦にはピッタリの兵装だったとは言え、他の使い勝手とかどうなんでしょうね。かなり面倒くさいけれど、使いようはけっこうあるのか。

恒例の番外編はルーク探偵、反知能犯罪者と相対する編でありました。ミステリー特有の探偵の犯人探しって、キレキレの知能犯との頭脳勝負という側面があるものですけれど、ここまでことごとく予想と想像を下回る! 下回る犯人が相手だと、そりゃ探偵怒るね! とりあえず、ヒントの暗号文素で間違えるのはアウト!! なにかそこに作為があるのでは、と疑ってしまうの当然ですから。
これは探偵としても怪盗としても、許しがたい認めがたい相手でしたなあ。これで相手に自覚があればまだ救いがあるのですが。最後探偵とか関係なしに心理カウンセラーみたいになってましたよ、ルークくん。いやアノ場合あれをカウンセリングと言っていいのか、人格を暴き出す心理攻撃と言うべきなのか。
ラストに出てきた監獄在住の【犯罪王】。またこれが字面から想像するキャラとは全然違って。アル・カポネ系の犯罪王なのかと思ったら、違う方向でヤバイ人だこれ。


シリーズ感想

やりなおし英雄の教育日誌 3 ★★★☆   



【やりなおし英雄の教育日誌 3】 涼暮 皐/桑島 黎音 HJ文庫

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全てを知る灰色の魔女登場。

かつて辿った仲間との旅を夢に見たアキ。懐かしい記憶に感傷を覚えながら目を覚ますと、その枕元には《灰色の魔女》を名乗る少女が姿を現していた。
ソニカたちを攫って消えた魔女を追ったアキはその終着点で世界の真実を知ることになる。
人類とは、魔族とは。そして、過去にアキを送った灰色の魔女の真の狙いとは。
失敗した未来を覆す、元英雄によるバトルファンタジー第3巻!
灰色の魔女って、失われているアキの記憶の件もあるし、その存在自体が謎すぎて、彼女こそがこの物語の最重要キーパーソンなんだと思ってたんですよね。
いかにして、この時代にもいるはずの灰色の魔女を見つけ出すのか。その探索が一つの山場になってくると思っていた。こういうのって、RPGに毒されてるのかもしれません。クエストは能動的に動いて待っている鍵となる人物、フラグとなる人のところへとたどり着く、みたいなのが定番という意識があるのでしょう。
まさか、向こうからひょいひょい来るとは思わなんだ。
昨今ではラスボス魔王もラストダンジョンの魔王城におとなしく鎮座しておらず、気軽に徘徊する時代であるので、珍しくもないことなのかもしれないけれど、なんちゅうか主導権を握れていないというのは確かだよね、アキたちが。
結局の所、未来から戻ってきたアキをして、自分たちが戦う魔神のことも、魔族のことも、自分を助けてくれて未来へ送り出してくれた灰色の魔女のことすら何も知らず、世界の真実を何も知らない以上、主導権なんか握れるはずもないのだろう。
灰色の魔女が賭して現れたのは、ある意味アキたちに力を与えるためというよりも情報を与えるためだったのかもしれない。それでも、彼女が負うリスクに対してそれに見合うリターンだったのかはかなり疑問でもあったのだけれど。
まあ端からパワーバランスというか、敵と味方の彼我の戦力差が酷いんですよね。スタートラインから無茶苦茶出遅れて態勢も何も整えることの出来なかった過去は問題外としても、話聞いてるだけで魔族の側の九王位とかデタラメもいいところで、これ一人ひとり魔王と呼ばれる存在なんじゃないの? よく考えると、ラスボスの魔神って文字通り神なわけで、その前に魔王が9人いるってどんだけ無理ゲーなわけですか。先述したとおり、昨今では魔王も平気であっちこっちうろついているわけで、わざわざ敵の陣地に乗り込まなくても向こうからホイホイやってくる時代なわけですよ。
アドバンテージなんてどこにもありゃしない。
それでも、未来からアキを過去へと送り返したように、もう一度かすかな可能性を手繰り寄せるための綱渡りを、あの灰色の魔女は選んだわけだ。何気に生き方在り方が、アキや過去の勇者パーティーの面々と一緒なんですよね。その正体と出自を考えるなら、それは当然のことかも知れませんけれど。
しかし、彼女がもたらしてくれた圧倒的な密度と量の真実によって、あらかたのあれやこれやは説明がついたにも関わらず、何気に一番最大の疑問点、違和、相違点、正体不明の存在が尚更に正体不明になってしまったわけだ。
原点に戻る、じゃないけれど。一番最初の「え?なんで?」がさらに補強された形で「え?なんで?」になったわけで、ほんとなんなんだろう、アミちゃんこの娘。
それはそれとして、イフリアが可愛いなあ可愛いなあ。素直かつ積極的になったこの娘さん、パねえっすわっぁ。ソニカたじたじじゃないですか。このままソニカ右往左往してたら、一方的になっちゃいますよ?

1巻 2巻感想

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 6.<月世の会> ★★★☆   

<Infinite Dendrogram>-インフィニット・デンドログラム- 6.<月世の会> (HJ文庫)

-インフィニット・デンドログラム- 6.<月世の会>】 海道左近/ タイキ HJ文庫

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王国最強宗教クラン、動く。

大学の始業までの間思いっきり遊ぶことを決めたレイは、ルークやマリーと共に海へ行く約束をしてゲーム内の宿屋で仮眠をとった。
そして目が覚めた彼の前に現れたのは見知らぬ天井。レイは、王国最大の宗教クラン・<月世の会>に拉致されていた!!
現実でも宗教組織のトップに君臨し、王国最後の<超級>であり、実は大学の先輩でもあった月夜の目的とは――。
「うちは、【女教皇】扶桑月夜。<月世の会>のオーナーや――よろしゅう」
ゲーム内だけでもタチ悪いのに、リアルでも出会ってしまいました宗教の人、ってヤバイなんてもんじゃないじゃないですかー。
って、まあタチは悪くてもそんな宗教的に危ない人、という感じでは月夜さんも月影さんもしないので、その点は安心かもしれませんが。
宗教的には危なくなくても、人間的には十分危ない気もするけどなー。
とはいえ、レイくんの場合ゲームよりもむしろリアルの方が特殊な人間なので、そこまで危機感を覚える必要もないのかも知れませんが。常識人を気取っているけれど、家庭環境から何からズレている分、けっこう感覚もズレてるっぽいしなあ。ってか、あんまりリアルでもまともな人ってこの作品いませんねえw その中でも、椋鳥一家は図抜けているようですけれど。お兄ちゃんだけでも嘘のような経歴の持ち主なのに、長女の人なんて伝聞だけでも何そのリアルハリウッドアクション俳優、てなもんですし。
しかしレイくん、大学入学までの春休み中とは聞いていたけれど、通う学校あそこだったのか。パねえなあ。
ともあれ、現実でもゲームでも月夜さんなんていうヤバイ人に絡まれてますが、物語的には大きな事件と事件の幕間みたいなもので、珍しく落ち着いた時間が流れている様子。
逆にそういう何も起こっていない時の方が、じっくりとナイナイのことについて考えに耽る余裕が生まれる、ということでこれまでわりと脇に方に追いやられていてネメシスの成長、というよりもゲーム内の存在とリアルの存在との関係と未来、についてようやくスポットがあたってきたのでした。
と言っても、問題に直面しているのはネメシスの方で、レイの方はその点自覚や認識にまだ薄いところがあるようだけれど。
ゲームをリアルと同じように感じるマスターの存在、というのは度々語られていて、その筆頭が主人公であるレイなのだけれど、そういう人がいるという曖昧なものではなく、その存在ってこのゲームの根幹にも関わっているようなんですよね。
理論上は、ゲーム内の存在であるティアンとリアルの存在であるマスターの間にも子供が出来る、って情報、実はものすごい爆弾なんじゃないだろうか。別に実証もされず仮説にもならない段階なのかもしれないけれど、それが本当なら電脳上とはいえ新しい生命が誕生するってことですしね。それも、未知の種が。
しかし、一方でティアンとマスターとの関係というのはあくまで一方的なものでも在り、リアルとゲームの両方で生活していると言っていいマスターは、きっかけさえあれば簡単にこの世界から居なくなってしまう存在でもある。ゲーム内の存在はリアルへと行くことは絶対に出来ないし、リアルの人間であるマスターたちは、現実を放棄してゲーム内に専住することは絶対に出来ない。
あちらとこちらを行ったり来たりすることが必定なマスターを、一方で待つしか無いティアン、そしてエンブリオであるネメシスの不安を、果たしてレイはどうやって拭い去ることが出来るのか。
なかなか踏み込んだ題材である。

一方で、現実世界の大学で出会った先輩とゲーム内でも一緒に遊ぶことになったレイ。BBBと名乗るその人は、何気にこう、裏があるわけじゃないけれど「過去」がある人物のようで……。
って、色々あって知名度あがりまくってるレイと一緒に遊ぶのを、有名人と一緒に行動するの緊張しますね、みたいなこと言ってるけど、貴方も実は有名人でしょうに。
その隠している人格、みたいなものに対してレイくんがどんな反応するか、けっこう楽しみである。リアルの彼女知っているのが余計に色々といや増しそうw




僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転〈ゲームチェンジ〉 ★★★   

僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転〈ゲームチェンジ〉 (HJ文庫)

【僕専属のJK魔女と勝ち取る大逆転〈ゲームチェンジ〉】 六升六郎太/ 装甲枕 HJ文庫

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魔法が実在する世界。魔法の乗り物を用いたレース競技で、かつて「最強」と呼ばれながら引退した少年・明日葉進也はある日、東雲早希という魔女と出会う。自分とペアになってレースに復帰してほしいと進也に頼む早希だが、魔女の才能に恵まれなかった彼女の魔法は「進也に3秒先の未来を見せる」だけのささやかなものだった。しかし彼女の魔法に意外な可能性を見つけた進也は、伝統あるレース「大如月祭」での一発逆転を目指す―!!

魔女王の呪いによって「操縦」という技能が魔女の中から失われてしまった世界。なので、「加速する箒(アクセラレーション・ブルーム)」という箒の乗り物を乗りこなすには、魔女と普通の人間がペアを組まないといけないわけだ。
箒と言っても、挿絵を見る限り掃除用具の箒じゃなく、完全にレーシングカーというか小型の二人乗り飛行機である。魔女はその魔力を燃料にして箒―ブルームを駆動させ、それぞれの魔女が持つ固有の魔法によって妨害ありのレース競技で競争相手を妨害し、人間のドライバーがブルームを操縦する、という仕組みになっている。
レースである以上、ドライバーの技量というのは無視できないと思うのだけれど、何しろレースでメインとなるのがド派手な魔法の方なので、ドライバーの方はまったく注目されず、世間から評価もされない。そのために、進也は幼馴染の魔女蘭奈とのペアを解消してブルームレースから遠ざかっていた。
彼としては、世間から評価されない事は我慢できても、パートナーである蘭奈が幼馴染としての自分を強く求めて一緒にいることを望んでいながら、操縦者としてはまったく評価もなにもしていなかった、というのは耐えられるものじゃなかったのだろう。
だからこそ、操縦者としての技量とブルームレースの経験を見込んで求めてくれた東雲早希の三顧之礼に応え、そこから魔女と操縦者としての関係から東雲早希と明日葉進也という個人の信頼関係を深めていき、本当の絆を育んでいくことになるわけだけれど、そこでちょっと気になったのが進也の代わりに蘭奈のパートナーとなった一人の女の子なんですよね。
少なくとも、操縦者としては何の想いも抱いていなくても進也は幼馴染としては蘭奈に強く求められていたのです。そばに居てくれるだけでいい、というその意図がどこにあったにしろ、強く求められてはいたのです。
でも、その子はただの据え物。操縦技術はもとよりパートナーとしても代用品。蘭奈は、再び進也とパートナーになるんだと公言し、次のレースで勝利すれば進也にパートナーとして戻ってくるように約束までしてしまうわけです。そうなれば自分はお払い箱。自分が進也よりも操縦者として優秀であることを証明しても、それは蘭奈の勝利であって、自分は彼女のパートナーから外されてしまう。
そんな立場で、全力を尽くして蘭奈の勝利のために戦う少女カエデ。
物語が進也と早希の底辺から這い上がる展開へと集約されていたので、スポットらしいスポットが当たらなかったんですけれど、彼女の心情は非常に気になるものでした。図らずも、進也のホームグラウンドであるゲームセンターで進也と出会い、交流があっただけに尚更に。
初っ端から心折れていて、レースの最中にもポキポキ折れてしまう進也に比べて、というか比べるのもおこがましいほど、このカエデという小さな女の子のメンタルって作中最強レベルだったんじゃないでしょうか。彼女がどういう思いでレースに挑んでいたのか、その内面もう少し描いてほしかった。なんか、メインよりもそっちの方が気になってしまって。
レース自体は、ここぞというときに繰り出す魔法という妨害要素が、一度使用してからのインターバルの時間なんかもあって、ゲーム性が高いものでした。それぞれの魔法も特徴的で、レースの戦略性に大きく関わってくるものでしたしね。確かに、蘭奈の魔法はあれ、操縦者の技量とかどうでもよくなるものだわなあ。
ただ、肝心のレースの臨場感というか、その光景が目に浮かぶ、とかスピード感をリアルに感じる、という点にはいささか描写に乏しいものがあって、もうちょいって感じでした。レース描写がもっと迫力あったら作品としてももっと面白さが増したと思うんですけどね。


Zの時間 ★★★☆  

Zの時間 (HJ文庫)

【Zの時間】 榊一郎/活断層 HJ文庫

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久しぶりに外に出ると、世界は滅亡していた。

廃人FPSゲーマー・出庭博明が久しぶりに外に出ると、世界は既に滅んでしまっていた。
偶然にも出会ったゾンビオタクの少女・樹堂乙羽と共に、生き残るための準備を整えていく博明。
一息ついた頃、彼はゲームサポートAI・レイヴンが不審な挙動をとっていることに気づく。
画面にに表示されたのは、見慣れぬキャンペーンとメッセージ――『生き延びろ。世界をやり直す為に』
誰も見たことがない最高のハッピーエンドを、一芸に秀でたオタクたちでつかみ取れ!!

……あれ? あれれ? 
本作、いわゆるオーソドックスなゾンビ映画っぽいゾンビもの。突如発生したゾンビパニックによって現代文明が崩壊してしまった中で、生き残った僅かな人間たちがサバイバルしていく、という映画や漫画だとよく見る展開なんですよね。本邦だけでも、あまりにも有名な【バイオハザード】をはじめとして、【ハイスクール・オブ・ザ・デッド】とか最近では【がっこうぐらし!】とか。
ただふと振り返ってみると、ライトノベルだとこの手のオーソドックスなゾンビものって実は殆どなかったんじゃないだろうか。全然、読んだ記憶がないんですよ。
辛うじて、大樹連司さんの【オブザデッド・マニアックス】(ガガガ文庫)が思い出されるくらいか。
他はというと、十文字青さんが異世界でのゾンビハザード【断末のミレニヲン】なんてのを描いてらっしゃるのだけれど、やっぱり思いの外少ない!
他にもあるのかもしれないですけれど、少なくとも自分は知らないです。
他の媒体ではわりと定番なジャンルなだけに、これはちょっと意外でした。何気に話作るの難しいのか?
ともあれ、本作を手がけているのはベテランも超ベテランな榊先生であるからして、堅実な王道路線をしっかりと描いてくれるので非常に安心感が在る。その上で、オーソドックスな展開にも関わらず他に類型が見当たらないせいか新鮮味が多分にあって、これがまた面白かったんですよねえ。
そんなメイドが居てたまるか、というのもまたご愛嬌。アメリカのホームセンターならともかく、日本のホームセンターってそんなに凶器になりそうなものあるかしら、てなところもご愛嬌。いや、ホームセンター根城にしつつも、そんな大した活用はしていなかったあたり、ゾンビオタクの乙羽ちゃんの兎にも角にもホームセンターに籠もらねば、という使命感によるものだったような気がしないでもない。
なぜか要塞化された高級住宅があって、そこに知り合いが籠もっているのも定番ですよね!
一応、世界は殆ど滅亡しているようで、まともに生きている人の気配はなく、将来も未来も絶望的、という状況なのですが、そのわりに登場人物たちはそこまでネガティブにならずにどこかコミカルに描かれているのも特徴的と言えば特徴的。特にヒロインの乙羽がゾンビオタク、という以上にどこかピントの外れたキャラクターをしていて、面白い子なんですよね。榊先生、【棺姫のチャイカ】のチャイカ以来、わりとこの手のキャラクターを武器にしてヒロインとして多用してきてるなあ。
しかし、作品の雰囲気自体暗くせずわりと呑気というかライトに展開していく一方で、この災害の中で主人公もヒロインたちも身内を亡くしているのも確かな話で、家族仲が良くなかったメインの二人はショックを受けつつも、まず目の前の対処を優先していくのですが、あとで出会うもうひとりのヒロインであるところのお嬢様は、自身の家族との別れを真正面から克服しなければならない場面に直面していくことになります。
生きるために戦い、活路を見出し、先のない未来に閉じこもるのではなく、当て所のない果てを目指して旅に出る。結局のところ、ゾンビものの中でも世界崩壊してしまうものは、安住の地を求めてのロードムービーみたいなものになっていくのですかねえ。
ただ、本作に関しては果たしてこれ「現実」なのか、という謎がまだ残っているのですが。果たして大どんでん返しのひっくり返される舞台がどこまで広く深く根ざしているのか。乞うご期待、って感じで楽しみです。

榊一郎作品感想

戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉8 ★★★★   

戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉 8 (HJ文庫)

【戦うパン屋と機械じかけの看板娘〈オートマタンウェイトレス〉8】 SOW/ザザ HJ文庫

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ある日、トッカーブロートに謎の男・マイッツァーが現れる。彼は自らをスヴェンの父親と言い張るが、機械仕掛けの彼女に血のつながりなど存在しないはずで……。一方王都では、ソフィアがヒルダたちと新大陸国家ノアから来た正体不明の将軍を出迎えていた。また、ダイアンはある物の調査で、ブリッツドナーと共に敵国オーガストへと潜入していた。離れた場所の別々の事件が次第に交わり、より大きな事態に繋がっていく。登場キャラ総動員で動き出す人気シリーズ第8作!!

ロボ子のスヴェンに父親なんているわけがないじゃん。仮にいたとしても製作者はダイアンとわかっているので、父親扱いするならそっちだろうし。
だから、今回は父親を名乗る詐欺師の話かー……と思っていたらどうしてどうして。
あれ? 本当に父親なの!?
これはまったく予想外。そういえば、だいたい心を持つ機械人形って製作者を父親みたいなものとして認識していることが多かったのだけれど、ダイアンに関してはスヴェンはもとよりレベッカなんかもダイアンに対してボディの製作者という以上のものは何も感じていなかった。それは、彼女らの人格であるAIがルートたちが乗っていた猟兵機の支援AIであって、ダイアンが一から作り上げたものではなかったから、という認識だったから特に不思議とは思わなかったのである。
ダイアンを父と呼ばないのはそういうもの。スヴェンやレベッカが搭乗者であったルートたちを慕うのもそういうもの。そもそも、彼女らが機械にも関わらず人間のような心を持つに至ったのも、まあそういうものだから、というファジーな受け止め方をしていて、それで済む話なのかと思っていたのだけれど。
それでは済まなくなったのかー。
何気に、ルートがスヴェンの正体を知っているのかいないのか、というあたりにも容赦なく答えが突きつけられてしまったわけだ。もう素振りからだいたいのことは察せられていたのだけれど、そう言えばなぜルートがその事についてスヴェンについて問いたださないのか、という点については深い疑問を抱かなかったように思う。
それも、それがルートの優しい性格からくるものであり、そもそもスヴェンがそれを知られたくないと思っている以上、ルートから踏み込むことはないよな、という確信があったからなんだけれど。
言われてみると、それは停滞そのものなんですよね。関係性は、そこで行き止まりになってしまっている。それが悪いのか、と言われると首を傾げてしまうのだけれど、そうだよねー、何の関係もない他人……じゃなくても、友達や親しい仲でもこれに関してはなかなか言うことも言えないけど、女性側のお父さんからしたら、そういうなあなあな関係って認めがたいものがあるわなあ。
それでも、スヴェンが機械人形である以上、現状維持以外のどんな進展があるんだ、という話でもあるんだけれど、その前提がひっくり返るとなると、そりゃあもう話は変わってくる。
ってか、その前提ひっくり返るの!?
どうやらスヴェンの出自には、えらい歴史の深淵が関わっているようで、今まではルートの過去からいろんな罪やら想い出やらが追いかけてくる展開だったけれど、ここに来てついにヒロインであるところのスヴェンが、核心となって物語が動き出すのか。
何気に、前回確保されてしまったマリーさん。単にゲーニッツの残党に捕まったのかと思ったら、もっととんでもないモノに絡め取られてしまっていたみたいだし、想像以上に闇が深すぎる。
本来なら関わったり触れたりした途端に100%抹殺されるだろう展開から生還してみせるダイアン博士、この人なんだかんだとやっぱり凄えわ。
今回、ルートのパン屋さんが舞台のところと、ダイアンとブリッツドナーの門探索、そしてソフィアとヒルダのダグラス将軍接待編の三パートが同時展開していたわけですけれど、結構毎回違う場所で起こっている事件を同時進行で描いたり、という構成はあったものの、今回はさらに特別なクライマックスへと持ち込んでいて、これ物語そのものがクライマックスに突入したという盛り上がり、ばっちりですよね。何気に、全員揃ったのって初めてだろうし。まさにこの面子が主要人物として動いていくことになるのか。
これはラストに向けてテンションあがっていきますぞ。

シリーズ感想
 
9月20日
キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦 7
 細音 啓(富士見ファンタジア文庫)

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ファイフステル・サーガ 4.再臨の魔王と女神の巫女
 師走トオル(富士見ファンタジア文庫)

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氷川先生はオタ彼がほしい。 1時間目
 篠宮 夕(富士見ファンタジア文庫)

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監獄勇者のやり直し 貶められた最強の英雄は500年後の世界を自由に生きる
 瀬尾つかさ(富士見ファンタジア文庫)

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 恵比須清司(富士見ファンタジア文庫)

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異世界忍者無双 〜俺の異世界転生特典がどう見ても万能忍者スキルだったので超絶に忍びます〜
 甘味亭太丸(富士見ファンタジア文庫)

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コール・オブ・メディック 2.黒腕の衛生兵、戦場の万死を払う
 柳実冬貴(富士見ファンタジア文庫)

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 神里 大和(富士見ファンタジア文庫)

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 羽田遼亮(富士見ファンタジア文庫)

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ちょっぴりえっちな三姉妹でも、お嫁さんにしてくれますか? 2
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通常攻撃が全体攻撃で二回攻撃のお母さんは好きですか? 9
 井中だちま(富士見ファンタジア文庫)

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ソード・ワールド2.5リプレイトライ 継承される物語
 北沢慶(ドラゴンブック)

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【偽・聖剣伝説 〜幼なじみの聖女を売ったら道連れにされた〜】
 溝上良(アークライトノベルス)

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【紫電改のマキ 14】
 野上武志(チャンピオンREDコミックス)

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【豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 3】
 fujy/合田拍子(MFコミックス アライブシリーズ)

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【エロの秘密結社 ドシコルド 2】
 長谷川シグリオ(MFC)

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【戦闘員、派遣します! 3】
 鬼麻 正明/暁 なつめ(MFコミックス アライブシリーズ)

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【続・この素晴らしい世界に爆焔を! 3】
 森野カスミ/暁なつめ(MFコミックス アライブシリーズ)

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【黒焔の戦乙女 02】
 梶沖 たくま(MFコミックス アライブシリーズ)

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【鬼灯の冷徹 29】
 江口夏実(モーニングKC)

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【ハコヅメ〜交番女子の逆襲〜 9】
 泰三子(モーニングKC)

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【コウノドリ 28】
 鈴ノ木ユウ(モーニングKC)

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【サイクリーマン 1】
 原田尚(モーニングKC)

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9月19日
【かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~ 16】
 赤坂アカ(ヤングジャンプコミックス)

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【ゴールデンカムイ 19】
 野田サトル(ヤングジャンプコミックス)

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【貧民、聖櫃、大富豪 5】
 高橋慶太郎(サンデーGXコミックス)

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【辺境の老騎士 バルド・ローエン 5】
 菊石森生/支援BIS(ヤンマガKCスペシャル)

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【魔女と野獣 5】
 佐竹幸典(ヤンマガKCスペシャル)

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9月18日
【妹さえいればいい。13】
 平坂読(ガガガ文庫)

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【俺、ツインテールになります。18】
 水沢 夢(ガガガ文庫)

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【プロペラオペラ】
 犬村小六(ガガガ文庫)

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【物理的に孤立している俺の高校生活 7】
 森田季節(ガガガ文庫)

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【クラスメイトが使い魔になりまして 2】
 鶴城 東(ガガガ文庫)

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【SSSS.GRIDMAN NOVELIZATIONS Vol.1 〜もう一人の神〜】
 水沢夢(ガガガブックス)

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【紅蓮館の殺人】
 阿津川辰海(講談社タイガ)

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【三日月邸花図鑑 花の城のアリス】
 白川紺子(講談社タイガ)

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【昨夜は殺れたかも】
 藤石波矢/辻堂ゆめ(講談社タイガ)

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【カナダ金貨の謎】
 有栖川有栖(講談社ノベルス)

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【双亡亭壊すべし 14】
 藤田和日郎(少年サンデーコミックス)

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【MAO 1】
 高橋 留美子(少年サンデーコミックス)

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【魔王城でおやすみ 12】
 熊之股鍵次(少年サンデーコミックス)

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【保安官エヴァンスの嘘: ~DEAD OR LOVE~9】
 栗山 ミヅキ(少年サンデーコミックス)

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【ゆこさえ戦えば 1】
 福井セイ(少年サンデーコミックス)

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【探偵ゼノと7つの殺人密室 8】
 杉山鉄兵/七月鏡一(少年サンデーコミックス)

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9月17日
Unnamed Memory III 永遠を誓いし果て
 古宮 九時(電撃の新文芸)

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異修羅 I 新魔王戦争
 珪素(電撃の新文芸)

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EDGEシリーズ 神々のいない星で 僕と先輩の惑星クラフト(下)
 川上稔(電撃の新文芸)

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【コールミー・バイ・ノーネーム】
 斜線堂 有紀(星海社FICTIONS)

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【プニプニとサラサラ 3】
 塩野 干支郎次(YKコミックス)

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【五等分の花嫁 11】
 春場 ねぎ(講談社コミックス)

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【炎炎ノ消防隊 19】
 大久保 篤(講談社コミックス)

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【キノの旅 the Beautiful World 6】
 シオミヤイルカ/時雨沢恵一(マガジンエッジKC)

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9月14日
【ダンジョン飯 8】
 九井 諒子(ハルタコミックス)

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【ヒナまつり 17】
 大武 政夫(ハルタコミックス)

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【欅姉妹の四季 3】
 大槻一翔(ハルタコミックス)

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浅草鬼嫁日記 七 あやかし夫婦は御伽噺とともに眠れ。
 友麻碧(富士見L文庫)

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あやかし万来、おむすび処はじめました。 押しかけ仮旦那と恋患いの狐
 蒼井 紬希(富士見L文庫)

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神華後宮厨師伝 偽りの天は花梨で邂逅す
 真楠ヨウ(富士見L文庫)

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織ノ王国物語 七番目の王子と忠誠の剣士
 あさぎ 千夜春 (富士見L文庫)

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仮そめ夫婦の猫さま喫茶店 なれそめは小倉トーストを添えて
 岐川 新(富士見L文庫)

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ここは書物平坂 黄泉の花咲く本屋さん
 新井輝(富士見L文庫)

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華仙公主夜話 三 その麗人、後宮の禍を祓う
 喜咲冬子(富士見L文庫)

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【反逆のソウルイーター ~弱者は不要といわれて剣聖(父)に追放されました~ 1】
 玉兎(アース・スター ノベル)

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【領民0人スタートの辺境領主様 3】
 風楼(アース・スター ノベル)

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【元英雄は平民として暮らしたい~勇者パーティを理不尽に追い出された俺。これを機に田舎で暮らし始めたけど、周りが俺をほっといてくれない 1】
 茨木野 (アース・スター ノベル)

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【即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。 7】
 藤孝剛志(アース・スター ノベル)

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【二度転生した少年はSランク冒険者として平穏に過ごす~前世が賢者で英雄だったボクは来世では地味に生きる~ 3】
 十一屋 翠(アース・スター ノベル)

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【優しさしか取り柄がない僕だけど、幻の超レアモンスターを助けたら懐かれちゃったみたい】
 ねこ鍋 (アース・スター ノベル)

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【魔剣使いの元少年兵は、元敵幹部のお姉さんと一緒に生きたい】
 支倉文度(モーニングスターブックス)

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【異世界でも無難に行きたい症候群 3】
 安泰(サーガフォレスト)

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9月13日
処刑少女の生きる道 2.ホワイト・アウト
 佐藤真登(GA文庫)

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ゴブリンスレイヤー 11
 蝸牛くも(GA文庫)

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やせいのえいゆう が あらわれた! たたかう にげる ▼デレる!?
 雪川 轍(GA文庫)

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家に帰るとカノジョが必ずナニかしています 2
 柚本悠斗(GA文庫)

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可愛い女の子に攻略されるのは好きですか?5
 天乃聖樹(GA文庫)

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29とJK 7.~さらば、憧憬~
 裕時悠示(GA文庫)

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スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました スピンオフ ヒラ役人やって1500年、魔王の力で大臣にされちゃいました
 森田季節(GAノベル)

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異世界国家アルキマイラ2 ―最弱の王と無双の軍勢―
 蒼乃暁(GAノベル)

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貴族転生 ~恵まれた生まれから最強の力を得る~
 三木なずな(GAノベル)

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異世界転生で賢者になって冒険者生活2 ~【魔法改良】で異世界最強~
 進行諸島(GAノベル)

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失格紋の最強賢者10 〜世界最強の賢者が更に強くなるために転生しました〜
 進行諸島(GAノベル)

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【生活魔術師達、世界樹に挑む】
 丘野 境界(宝島社)

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【転生したら宿屋の息子でした 田舎街でのんびりスローライフをおくろう】
 錬金王(宝島社)

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9月12日
【舞妓さんちのまかないさん 11】
 小山愛子(少年サンデーコミックス〔スペシャル〕)

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【お酒は夫婦になってから 12】
 クリスタルな洋介(ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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【死神坊ちゃんと黒メイド 7】
 井上小春(サンデーうぇぶりSSC)

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【戦×恋(ヴァルラヴ) 8】
 朝倉 亮介(ガンガンコミックス)

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【進め!ギガグリーン 4】
 藤木 俊(ビッグ コミックス)

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【英雄教室 7】
 新木伸/岸田こあら(ガンガンコミックス)

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【花咲く日本橋おんみょうじ おばけ嫌いですが謎を解きます】
 四葉夕ト (双葉文庫)

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【太秦荘ダイアリー 3】
 望月麻衣 (双葉文庫)

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【イケメン貧乏神と同居はじめました!】
 花井有人(双葉文庫)

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9月10日
【魔法使いの嫁 12】
 ヤマザキコレ(ブレイドコミックス)

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【初回限定版 魔法使いの嫁 12 小冊子付】
 ヤマザキコレ(BLADE COMIC SP)

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【魔法使いの嫁 詩篇.108 魔術師の青 1】
 ツクモイスオ/三田誠(ブレイドコミックス)

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【魔法使いの嫁 詩篇.75 稲妻ジャックと妖精事件 1】
 オイカワマコ/五代ゆう(ブレイドコミックス)

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【スケッチブック 14】
 小箱とたん(ブレイドコミックス)

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【86ーエイティシックスー 2】
 安里 アサト/吉原 基貴(ヤングガンガンコミックス)

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アポカリプス・ウィッチ 飽食時代の【最強】たちへ
 鎌池和馬(電撃文庫)

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解術師アーベントの禁術講義
 川石折夫(電撃文庫)

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シャドウ・サーガ機 歔定の剣と呪いの黒剣−
 西村 西(電撃文庫)

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妖姫ノ夜 月下ニ契リテ、幽世ヲ駆ケル
 渡瀬草一郎(電撃文庫)

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彼女が俺を暗殺しようとしている
 大平しおり(電撃文庫)

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海のカナリア
 入間人間(電撃文庫)

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魔法科高校の劣等生 30.奪還編
 佐島 勤(電撃文庫)

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86‐エイティシックス‐Ep.7 ‐ミスト‐
 安里アサト(電撃文庫)

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ネトゲの嫁は女の子じゃないと思った? Lv.20
 聴猫芝居(電撃文庫)

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スイレン・グラフティ 2.もすこしつづく、ナイショの同居
 世津路 章(電撃文庫)

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悪役令嬢になんかなりません。私は『普通』の公爵令嬢です!
 明。(カドカワBOOKS)

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最速無双のB級魔法使い 一発撃たれる前に千発撃ち返す!
 CK(カドカワBOOKS)

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聖女じゃなかったので、王宮でのんびりご飯を作ることにしました
 神山 りお(カドカワBOOKS)

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【修復】スキルが万能チート化したので、武器屋でも開こうかと思います 2】
 星川 銀河(カドカワBOOKS)

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魔王になったので、ダンジョン造って人外娘とほのぼのする 6
 流優(カドカワBOOKS)

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行き倒れもできないこんな異世界じゃ 2.迷子の迷子の子竜ちゃん編
 夏野 夜子(カドカワBOOKS)

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はぐれ精霊医の診察記録 〜聖女騎士団と癒やしの神業〜 2
 とーわ(カドカワBOOKS)

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本好きの下剋上 〜司書になるためには手段を選んでいられません〜 第四部 「貴族院の自称図書委員 VIII」
 香月美夜(TOブックス)

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忌み子と呼ばれた召喚士 2
 緑黄色野菜(TOブックス)

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黒髪の王 〜魔法の使えない魔剣士の成り上がり〜
 やま(TOブックス)

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秘密の仕立て屋さん 2 恋と決意とオネエの微笑
 江葉(TOブックス)

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出来損ないと呼ばれた元英雄は、実家から追放されたので好き勝手に生きることにした4
 紅月シン(TOブックス)

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【復讐を希う最強勇者は、闇の力で殲滅無双する 2】
 斧名田マニマニ(JUMP j BOOKS)

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【娘を婚約破棄された最強軍人、国を見限り辺境へ】
 謙虚なサークル (ツギクルブックス)

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【身体は児童、中身はおっさんの成り上がり冒険記 2】
 力水(ツギクルブックス)

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9月9日
【勇者と紋章のラグナロク 2】
 渡辺 つよし(ドラゴンコミックスエイジ)

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【マケン姫っ! ‐MAKEN‐KI!‐ 23】
 武田弘光(ドラゴンコミックスエイジ)

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【放課後の拷問少女 7】
 BOKU(講談社コミックス)

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【100万の命の上に俺は立っている 8】
 奈央 晃徳/山川 直輝(講談社コミックス)

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【世界か彼女か選べない 6】
 内山敦司(講談社コミックス)

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【可愛いだけじゃない式守さん 2】
 真木 蛍五(KCデラックス)

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【我間乱―修羅― 8】
 中丸洋介(KCデラックス)

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9月7日
JK無双 2 終わる世界の救い方
 津田夕也(レジェンドノベルス)

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魔界本紀 1.下剋上のゴーラン
 茂木鈴(レジェンドノベルス)

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俺はダンジョンマスター、真の迷宮探索というものを教えてやろう2
 北乃ゆうひ(レジェンドノベルス)

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9月6日
【なんでここに先生が!? 8】
 蘇募ロウ(ヤンマガKCスペシャル)

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【ソウナンですか?5】
 さがら梨々/岡本健太郎(ヤンマガKCスペシャル)

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【鬼の又鬼のアモ 2】
 多田乃伸明(ヤンマガKCスペシャル)

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【手品先輩 6】
 アズ(ヤンマガKCスペシャル)

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【怪獣のトカゲ 1】
 山本崇一朗/福地カミオ(少年チャンピオン・コミックス・エクストラ)

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9月5日
【サバゲにGO! はじめてのサバイバルゲーム】
 アサウラ (LINE文庫エッジ)

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【エクストラ・フォーリン・エールワイフ―異世界の奥さんは日本のビールを学びたい―】
 阿羅本景(LINE文庫エッジ)

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【勇者の君ともう一度ここから。】
 みかみてれん(LINE文庫エッジ)

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【CHiLD ―境界からの降臨者―】
 箕崎准(LINE文庫エッジ)

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【翠竜のティリストリ】
 寺田とものり(LINE文庫エッジ)

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【取締役は神絵師】
 水沢あきと(LINE文庫)

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【居酒屋がーる】
 おかざき登(LINE文庫)

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【出雲の阿国は銀盤に舞う】
 つるみ犬丸 (LINE文庫)

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【レールアテンダントガール 車内販売にまいりました!】
 豊田巧(LINE文庫)

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【異世界洋菓子店フォックステイル ラベンダー香る、甘さを忘れた街唯一のパティスリー】
 月夜涙 (LINE文庫)

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ゴブリンの勇者 2
 神虎斉(ドラゴンノベルス)

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魔獣密猟取締官になったんだけど、保護した魔獣に喰われそうです。 2
 飛野 猶(ドラゴンノベルス)

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ファンタジーには馴染めない 〜アラフォー男、ハードモード異世界に転移したけど結局無双〜
 nov(ドラゴンノベルス)

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【最強の魔物になる道を辿る俺、異世界中でざまぁを執行する 2】
 大小判(BKブックス)

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【美味しいダンジョン生活】
 神谷透子(BKブックス)

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【悪役令嬢の追放後! 教会改革ごはんで悠々シスター暮らし 2】
 柚原テイル(KADOKAWA)

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【キリングバイツ 14】
 村田真哉/隅田かずあさ(ヒーローズコミックス)

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【東島丹三郎は仮面ライダーになりたい 3】
 柴田ヨクサル(ヒーローズコミックス)

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9月4日
【異世界居酒屋「のぶ」9】
 蝉川 夏哉/ヴァージニア二等兵(角川コミックス・エース)

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【ダーリン・イン・ザ・フランキス 6】
 矢吹 健太朗(ジャンプコミックス)

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【ぼくたちは勉強ができない 13】
 筒井大志(ジャンプコミックス)

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【終わりのセラフ 19】
 山本 ヤマト/降矢 大輔(ジャンプコミックス)

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【Dr.STONE 12】
 Boichi/稲垣 理一郎(ジャンプコミックス)

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【早乙女姉妹は漫画のためなら!? 5】
 山本 亮平 (ジャンプコミックス)

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【アクタージュ act-age 8】
 宇佐崎しろ/マツキ タツヤ(ジャンプコミックス)

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【神緒ゆいは髪を結い 2】
椎橋 寛(ジャンプコミックス)

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9月1日
【ノブリス・オブリージュ 〜引きこもり令嬢が何故聖女と呼ばれたか 2】
 剥製ありす (MAGNET MACROLINK)

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9月1日
ミリオン・クラウン 5
 竜ノ湖太郎(角川スニーカー文庫)

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ヒマワリ:unUtopial World 8
 林トモアキ(角川スニーカー文庫)

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いつか仮面を脱ぐ為に ~嗤う鬼神と夢見る奴隷~
 榊一郎(角川スニーカー文庫)

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戦闘員、派遣します! 4
 暁 なつめ(角川スニーカー文庫)

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真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 5
 ざっぽん(角川スニーカー文庫)

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魔王学園の反逆者 ~人類初の魔王候補、眷属少女と王座を目指して成り上がる~
 久慈 マサムネ(角川スニーカー文庫)

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魔装学園H×H 14
 久慈 マサムネ(角川スニーカー文庫)

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最強出涸らし皇子の暗躍帝位争い 無能を演じるSSランク皇子は皇位継承戦を影から支配する
 タンバ(角川スニーカー文庫)

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ワンワン物語 6 ~金持ちの犬にしてとは言ったが、フェンリルにしろとは言ってねえ!~
 犬魔人(角川スニーカー文庫)

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妹がブラコンであることを兄だけは知っている。2
 ミヤ(角川スニーカー文庫)

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悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 6
 永瀬 さらさ(角川ビーンズ文庫)

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竜宮輝夜記 天よ望めよ、恋の久遠
 糸森 環(角川ビーンズ文庫)

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8月31日
魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい? 9
 手島史詞(HJ文庫)

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常敗将軍、また敗れる 3
 北条新九郎(HJ文庫)

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クロの戦記 異世界転移した僕が最強なのはベッドの上だけのようです
 サイトウアユム(HJ文庫)

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魔術破りのリベンジ・マギア 7.再臨の魔人と逆襲術士
 子子子子 子子子(HJ文庫)

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成り上がり魔王のお忍び天下統一計画
 若桜拓海(HJ文庫)

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8月30日
夢に現れる君は、理想と幻想とぼくの過去
 園生 凪(講談社ラノベ文庫)

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世界は愛を救わない
 海老名龍人(講談社ラノベ文庫)

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異世界誕生 2006
 伊藤ヒロ(講談社ラノベ文庫)

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老後に備えて異世界で8万枚の金貨を貯めます 5
 FUNA(Kラノベブックス)

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暗黒騎士様といっしょ! 3.嘘つきは恋泥棒の始まり
 笹木さくま(ファミ通文庫)

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学園一の不良娘がオレにゲームを作って欲しがっている
 雪月花(ファミ通文庫)

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航宙軍士官、冒険者になる 3
 伊藤暖彦(エンターブレイン)

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三大陸英雄記 2
 桜木桜(エンターブレイン)

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双子の姉が神子として引き取られて、私は捨てられたけど多分私が神子である。2
 池中 織奈(エンターブレイン)

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【失格から始める成り上がり魔導師道! ~呪文開発ときどき戦記~ 1】
 樋辻臥命 (GCノベルズ)

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【ガチャを回して仲間を増やす 最強の美少女軍団を作り上げろ 7】
 ちんくるり(GCノベルズ)

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【嘆きの亡霊は引退したい~最弱ハンターによる最強パーティ育成術~ 3】
 槻影(GCノベルズ)

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【乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です 4】
 三嶋与夢(GCノベルズ)

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【くま クマ 熊 ベアー 13】
 くまなの(PASH!ブックス)

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【地味な剣聖はそれでも最強です 4】
 明石 六郎(PASH!ブックス)

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【異世界転生…されてねぇ! 2】
 タンサン(PASH!ブックス)

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【僕がSSSランクの冒険者なのは養成学校では秘密です 2】
 厨二の冒険者(PASH!ブックス)

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【なんでも吸い込む! ブラックホール!! (´・ω・`)ノ●~~~~ (゜ロ゜;ノ)ノ あらゆる敵を「しゅおんっ」と吸い込んで無双する!!! 1】
 六志麻あさ (モンスター文庫)

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【ぼっち転生記 7】
 ファースト(モンスター文庫)

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【社畜勇者、仕事辞めるってよ 3】
 岸本和葉(モンスター文庫)

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【機動戦士ガンダム サンダーボルト 14】
 太田垣 康男 (ビッグ コミックス〔スペシャル〕)

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【かくりよの宿飯 あやかしお宿に嫁入りします。6】
 衣丘 わこ/友麻碧(B's-LOG COMICS)

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8月29日
第六皇女殿下は黒騎士様の花嫁様 3
翠川 稜(ヒーロー文庫)

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鑑定能力で調合師になります 10
空野 進(ヒーロー文庫)

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クール・エール 2
砂押 司(ヒーロー文庫)

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たのしい傭兵団
上宮 将徳(ヒーロー文庫)

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転生勇者の気まま旅 1
九頭 七尾(ヒーロー文庫)

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サトコのパン屋、異世界へ行く 2
塚本 悠真(ヒーロー文庫)

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最弱の弟子
高崎 三吉(ヒーロー文庫)

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燦然のソウルスピナ 2
蕗字 歩(ヒーロー文庫)

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【グランクレスト戦記 7】
 四葉真/水野良(ヤングアニマルコミックス)

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【ゆるゆり 17】
 なもり (百合姫コミックス)

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8月28日
【魔王様、リトライ! 4】
 神埼黒音(Mノベルス)

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【不遇職テイマーの成り上がり 〜スキル【吸収】でモンスターの能力を手に入れ、最強になる〜 1】
 愛犬ロック(Mノベルス)

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【レベル1の最強賢者 〜呪いで最下級魔法しか使えないけど、神の勘違いで無限の魔力を手に入れ最強に〜】
 木塚麻弥(ブレイブ文庫)

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8月27日
【Fate/Grand Order ―Epic of Remnant― 亜種特異点検ゞ愆降臨庭園セイレム 異端なるセイレム 1】
 大森葵(REXコミックス)

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【魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい!?3】
 板垣ハコ/手島史詞(HJコミックス)

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【桐谷さん ちょっそれ食うんすか!?7】
 ぽんとごたんだ(アクションコミックス)

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【達人伝〜9万里を風に乗り〜 24】
 王欣太(アクションコミックス)

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8月26日
【Fate/Grand Order コミックアンソロジー THE NEXT7】
 アンソロジー(DNAメディアコミックス)

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【フェイト/エクストラ CCC FoxTail 8】
 たけのこ星人(カドカワコミックスA)

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【真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました 2】
 池野雅博/ざっぽん(カドカワコミックスA)

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【ロクでなし魔術講師と禁忌教典 11】
 常深アオサ/羊太郎(カドカワコミックスA)

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【すべての人類を破壊する。それらは再生できない。2】
 横田卓馬/伊瀬勝良(カドカワコミックスA)

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【魔法使いの印刷所 3】
 もちんち/深山靖宙(電撃コミックスNEXT)

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【ガヴリールドロップアウト 8】
 うかみ(電撃コミックスNEXT)

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【罠ガール 4】
 緑山のぶひろ(電撃コミックスNEXT)

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8月25日
世界の闇と戦う秘密結社が無いから作った(半ギレ)2
 黒留ハガネ(オーバーラップ文庫)

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デッド・オア・リライブ 〜天才科学者がやり直す人生は成功しますか?〜 1
 黒田達也(オーバーラップ文庫)

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絶対に働きたくないダンジョンマスターが惰眠をむさぼるまで 11】
 鬼影スパナ(オーバーラップ文庫)

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黒の召喚士 10.女帝の帰還
 迷井豆腐(オーバーラップ文庫)

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本能寺から始める信長との天下統一 1
 常陸之介寛浩(オーバーラップ文庫)

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女だから、とパーティを追放されたので伝説の魔女と最強タッグを組みました 2
 蛙田あめこ(オーバーラップノベルス)

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8月24日
白魔法クラスの大忍術師
 藤木わしろ(MF文庫J)

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なぜ僕の世界を誰も覚えていないのか? 7.禍の使徒
 細音啓(MF文庫J)

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わたしの知らない、先輩の100コのこと 1
 兎谷あおい(MF文庫J)

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理想の娘なら世界最強でも可愛がってくれますか? 3
 三河ごーすと(MF文庫J)

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ラブコメの神様なのに俺のラブコメを邪魔するの? 3.えっちな子でもいいの?
 三月みどり(MF文庫J)

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ぼくたちのリメイク Ver.β
 木緒なち(MF文庫J)

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自称Fランクのお兄さまがゲームで評価される学園の頂点に君臨するそうですよ? 7
 三河ごーすと(MF文庫J)

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西野 〜学内カースト最下位にして異能世界最強の少年〜 6
 ぶんころり(MF文庫J)

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ライアー・ライアー  2.嘘つき転校生は小悪魔先輩に狙われています。
 久追遥希(MF文庫J)

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二度目の勇者は復讐の道を嗤い歩む 7 ~浅ましき正解者~
 木塚ネロ(MFブックス)

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異世界で手に入れた生産スキルは最強だったようです。 〜創造&器用のWチートで無双する〜1
 遠野九重(MFブックス)

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初めての旅は異世界で 1
 叶ルル(MFブックス)

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転生没落王子は『銭使い』スキルで成り上がる 〜魔法もスキルも金次第っ!?〜 2
 時野洋輔(MFブックス)

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アラフォー賢者の異世界生活日記 10
 寿安清(MFブックス)

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帰って来た最強勇者は、末永く幸せに暮らしました ヽ(・∀・)ノ 〜異世界で得た力と金にモノを言わせて、都会的スローライフを送りたい〜
 ハヤケン(HJノベルス)

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神達に拾われた男 7
 Roy(HJノベルス)

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アラフォーおっさんはスローライフの夢を見るか?
 サイトウアユム(HJノベルス)

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食い詰め傭兵の幻想奇譚 10
 まいん(HJノベルス)

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初恋ロスタイム ―First Time―
 仁科裕貴(メディアワークス文庫)

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初恋ロスタイム ―Advanced Time―
 仁科裕貴(メディアワークス文庫)

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いざ、しゃべります。
 並木飛暁(メディアワークス文庫)

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かりゆしの島のお迎えごはん 神様のおもてなし、いかがですか?
 早見慎司(メディアワークス文庫)

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迷える羊の森 フィトセラピスト花宮の不思議なカルテ
 有間カオル(メディアワークス文庫)

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【ディメンションW 16】
 岩原裕二(ヤングガンガンコミックススーパー)

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8月23日
本屋の店員がダンジョンになんて入るもんじゃない
 しめさば(ダッシュエックス文庫)

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若者の黒魔法離れが深刻ですが、就職してみたら待遇いいし、社長も使い魔もかわいくて最高です! 6
 森田季節(ダッシュエックス文庫)

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【アズールレーン Episode of Belfast 3rd】
 助供珠樹(ダッシュエックス文庫)

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はてな☆イリュージョンR
 原案:松智洋(ダッシュエックス文庫)

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劣等眼の転生魔術師 4〜虐げられた元勇者は未来の世界を余裕で生き抜く〜
 柑橘ゆすら(ダッシュエックス文庫)

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ロード・エルメロイII世の事件簿 5 「case.魔眼蒐集列車(下)」
 三田誠(角川文庫)

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丸の内で就職したら、幽霊物件担当でした。5
 竹村優希(角川文庫)

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【新約・異世界に転生したら全裸にされた 1】
 狐谷まどか(マックガーデンノベルズ)

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【新約・異世界に転生したら全裸にされた 2】
 狐谷まどか(マックガーデンノベルズ)

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【とあるおっさんのVRMMO活動記 19】
 椎名ほわほわ(アルファポリス)

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【欠陥品の文殊使いは最強の希少職でした。2】
登龍乃月(アルファポリス)

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【初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる! 2】
 霜月雹花(アルファポリス)

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【一度目は勇者、二度目は魔王だった俺の、三度目の異世界転生 2】
 塩分不足(アルファポリス)

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【お人好し職人のぶらり異世界旅 5】
 電電世界(アルファポリス)

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【巻き込まれ召喚!? そして私は『神』でした?? 4】
まはぷる(アルファポリス)

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【一般人な僕は、冒険者な親友について行く】
ひまり(アルファポリス)

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【異世界でいきなり経験値2億ポイント手に入れました 3】
 雪華慧太(アルファポリス)

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【ガールズ&パンツァー リボンの武者 12】
 野上武志/鈴木貴昭(MFコミックスフラッパーシリーズ)

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【のんのんびより 14】
 あっと(MFコミックスアライブシリーズ)

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【ディーふらぐ! 14】
 春野友矢(MFコミックスアライブシリーズ)

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【ガールズ&パンツァー プラウダ戦記 2】
 吉田創(MFC)

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【宇宙兄弟 36】
 小山宙哉(モーニングKC)

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8月21日
月とライカと吸血姫 5
 牧野 圭祐(ガガガ文庫)

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むしめづる姫宮さん
 手代木 正太郎(ガガガ文庫)

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ハル遠カラジ 3
 遍 柳一(ガガガ文庫)

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クズと天使の二周目生活 5
天津 向(ガガガ文庫)

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【うちの弟子がいつのまにか人類最強になっていて、なんの才能もない師匠の俺が、それを超える宇宙最強に誤認定されている件について】
 アキライズン(サーガフォレスト)

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【宮廷魔法師クビになったんで、田舎に帰って魔法科の先生になります1】
 世界るい (サーガフォレスト)

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8月20日
ロクでなし魔術講師と禁忌教典 15
 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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妖精狙撃 エルフ・ウィズ・サイレントアサシン
 榊一郎(富士見ファンタジア文庫)

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ラストラウンド・アーサーズ 4.最弱の騎士と最も優れた騎士
 羊太郎(富士見ファンタジア文庫)

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ご落胤王子は異世界を楽しむと決めた! 3
 るう(富士見ファンタジア文庫)

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真ハイスクールD×D 3.修学旅行のサンシャワー
 石踏一榮(富士見ファンタジア文庫)

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撃ち抜かれた戦場は、そこで消えていろIII ―弾丸魔法とゴースト・プログラム―
 上川景(富士見ファンタジア文庫)

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豚公爵に転生したから、今度は君に好きと言いたい 8
 合田拍子(富士見ファンタジア文庫)

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異世界チートサバイバル飯 5 食べて、強くなって、また食べる
 赤石赫々(富士見ファンタジア文庫)

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異世界でチート能力を手にした俺は、現実世界をも無双する 3 〜レベルアップは人生を変えた
 美紅(富士見ファンタジア文庫)

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史上最強の大魔王、村人Aに転生する 5.教皇洗礼
 下等妙人(富士見ファンタジア文庫)

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星系出雲の兵站-遠征- 1
 林譲治 (ハヤカワ文庫JA)

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群青神殿
 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

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ハイウイング・ストロール
 小川一水 (ハヤカワ文庫JA)

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誰も死なないミステリーを君に 2
 井上 悠宇(ハヤカワ文庫JA)

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【百鬼一歌 菊と怨霊】
 瀬川 貴次(講談社タイガ)

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【ネタバレ厳禁症候群 〜So signs can't be missed!〜】
 柾木 政宗(講談社タイガ)

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【体育会系探偵部タイタン! レボリューションズ】
 清水 晴木(講談社タイガ)

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【ブラッド・ブレイン 3 闇探偵の旋律】
 小島正樹(講談社タイガ)

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【神さまの怨結び 8】
 守月史貴(チャンピオンREDコミックス)

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