山旅天空倶楽部

       

㈳日本山岳ガイド協会所属登山ガイドのブログです。
山ガール・ボーイから単独登山女子、中高年の方まで「ひとつひとつの山行を充実したものにしたい」そんなあなたのお手伝いをします。

ご興味のある方は 山旅天空倶楽部HPhttp://essred.com/tenku_club/ まで

2015-2016 遭難事故の特徴と傾向

「りんどう山の会」さんは長野県の高校の山岳部OB発信の「山の会」ですが、非常に情報収集については地元の利を生かした発信をされています。

特に山岳情報についてはタイムリーなのでマスコミ発表以外の情報もありますので見ていますが、最近は簡単にピックアップすると以下の通りのようです。

7月02日 白馬乗鞍岳の60代男性の行動不能
7月04日 蝶ヶ岳での60代男性の体調不良
7月06日 須坂市の里山「坂田山」で70代男性の滑落死亡事故
7月10
日 北ア西穂高岳での50代女性の滑落死亡事故。
7月06日 霧ケ峰高原で女子児童、八島湿原物見で左足首を捻挫。
7月10日 北ア焼岳で、39歳男性が転倒し右足首骨折の疑い。
7月10日 南ア仙丈ヶ岳の仙丈小屋上部の稜線上で、長野市の60代男性が両足痙攣で動けなくなり救助。
7月12日 中央アルプスの千畳敷の登山道で、男性が突然倒れ亡くなりました。

 ご冥福とお見舞いを申し上げるばかりですが、
特徴は体調不良や痙攣などによる行動不能が増えています、転倒も最初のきっかけは「疲労のため足が思うように上がっていない、動いていない、注意力低下」によるものが大半と推測します。

昨年信越の山で3人グループのうち2人の中高年の男性が心不全で倒れ亡くなられて、無事だったのは50代の残された女性のみという痛ましい病気による遭難がありました。

あの日は早朝から猛烈な風と雨が一時、隣の苗場山でも吹いていましたから、ストレスが相当かかったと思われます。 

梅雨明け前までは湿度が高く、高度も高いと相当の疲労がありますから「塩分」などサプリメントなどと合わせて「水分補給」が肝要です。

行動10時間、歩行10キロ、高度差1000mという3点にひとつでもかかる場合は要注意でしょう。
水分は夏場は2リットル所持は最低です。

日本山岳ガイド協会でもガイド引率の事故のうち、病気に関わる事故が多発しているので、参加者の「既往症」や服薬している「薬」についての把握、初期症状に対応できる知識はもって欲しいとの注意文書がきています。

ガイドは「医療行為」はできませんが「ファーストエイド」としての応急手当の知識範囲は相当広く求められています。

現地での処置の判断と行動判断は「警察」や「消防」も非常に困難な場合があり連絡がとれても明確ではないので、この「ファーストエイド」の自己準備はしっかりして入山しないといけません。

2015-2016年の特徴は、本当に「病気による遭難が多発している」ということを感じています。

日本百名山ブームを中心に登山業界を牽引してきた70代~80代 の登山者がそろそろ体力的に限界を迎えつつあるのではないかと思います。

また中には団塊世代はもう70代に入りましたが、50、60代でも山岳会や職場山岳会、学生山岳会で基本的な山の技術を学ぶ機会もなく年老いてから登山を始めた方たちが最近は多いので、すべてに要注意なのかも知れません。

私信ですが、全体の登山者は「減少傾向なのに事故は増えている」ということなのでリスクが高くなっているということでしょう。

昔は通信手段も不便であり山の道具も雨具を含め使い物にならないもので、重いものばかりでした。雨が降れば「グチュグチュ」と音を立てながら歩いて、雨具などは使い物にならず、山の本の「黒部の山賊」にも書かれていますが、ひとたび天候が大荒れになれば三俣蓮華の小屋でも「遭難寸前の登山者」でいっぱいという時代もありました。

不便だからこそ、準備は周到にしたものですが・・この点が現在は安易な感じになっているのかもしれません。

 

赤く輝くダイヤモンド富士 292キロ西から撮影に成功

朝日新聞デジタル - 7月13日(水) 8時56分

 引用記事
富士山の山頂に太陽が重なって輝く「ダイヤモンド富士」が、南西に約292キロ離れた奈良県の仏生ケ岳(ぶっしょうがたけ)から動画で撮影された。
ASJ7C6T5CJ7CULBJ015_comm

朝日デジタル記事
関連記事の動画をクリックすると、ダイヤモンド富士閲覧できますが新記事にスライドしていますので、下部の過去ログから・・・

同県天理市の住職新林正真(しんばやししょうしん)さん(47)が7日午前5時前に標高約1700メートル付近からデジタルカメラでとらえた。

 新林さんはアマチュア写真家としてこれまで、奈良県など遠方から見える富士山を多く撮影してきた。新林さんによると、仏生ケ岳付近は、富士山が見える最も西側という。

 撮影の際、新林さんは約6時間半かけて撮影ポイントまで移動。ダイヤモンド富士の出現を待った。

「10分前くらいまで周囲にガスがかかっていたけれど、撮影のときには晴れてよかった。鮮明に撮ることができた」と喜んでいた。(富田洸平)

 
ダイヤモンド富士を撮影できる機会は、特に赤いから至難のわざですね。この分野に年間通して集中しないと無理なお話ですから素晴らしいと思います。

ちなみに5時撮影で現地まで6時間半かけて移動したとありますが、移動イコール深夜登山だから逆算すると前日夕方には出発して登山口に夜ついて、ヘッドランプで登山というスタイルですから凄い登山です。

ちなみに「超望遠カメラ」おそらく1000mm以上の大砲のようなカメラでないと「あんなに大きな太陽」には写りません。
撮影機材だけでぶれない三脚も合わせると10キロ以上、総荷重は20~30キロではと推測しますから「怪僧47歳」ですね。

夏祭り

毎年、諏訪湖の花火大会が見える山を研究しているのですが、まだ研究中です。

スイス・アルプスの登山道、73歳邦人が転落死

読売新聞 7月11日(月)20時27分配信 引用

【ジュネーブ=笹沢教一】スイス南部バレー州の警察は11日、イタリア国境に近いアルプス山中で、日本人男性登山者(73)が死亡したと発表した。

 男性は10日午前10時半ごろ、アルプスの高峰モンテローザの北20キロ・メートルの地点で15メートル下の斜面に転落、駆け付けた救助隊が死亡を確認した。現場は、イタリア・スイスの国境をまたぐ谷あいの登山道にある標高約2600メートルの平原で、男性は、ほかの日本人2人とともにハイキング中だった。


 日本の在ジュネーブ領事事務所は11日、本紙の取材に対し、死亡した男性は日本人で、身元の確認を済ませ、家族に連絡したと明らかにした。

 ご冥福をお祈りするばかりですが、遠い異国の地だとどのような手続きがいるのかは詳しくありませんが、家族も莫大な費用負担もあり大変ですね。

「グランピング」という言葉をご存知でしょうか?

以前から気になっていた「グランピング」
山岳テントは最高峰のものと普通の山岳テント、アウトドアキャンプ用の大型テント、職業上、ツェルトは4人用と2人用と道具フェチとしてはアウトドアで過ごす道具は完璧に揃えています。

しかしながら、登山を踏まえた用意と準備は大変な労力と事後の後片付けは大変ですし、どのスタイルも相当のエネルギーを必要としますね。

ましてやグループでの登山と掛け合わすスタイルは荷物の重さを考えると本格的登山などでは若さとこまめさと長年に渡る経験と投資が必要です。

昨今、キャンプ人口は1600万人をピークに減ってきていたそうですが、最近は800万人まで持ち直しているそうで増加傾向だそうです。

先日、夏の山岳地域の「ソロテント」愛好者が増えて、1台ずつ1名登山者なので各駐車場が夜中には満杯になる傾向のようだとお話しました。この夏の自家用車登山は要注意で、これはさておき・・・・・・

登山は別にして「グランピング」というのは、アウトドアの究極の贅沢でしょう。滞在型だと最高に自然とゆっくり流れる時間を楽しむのには良いかもしりません。ぜひ考えてみたいものです。

グラピングとはグラマラス(glamorous)とキャンピング(camping)を掛け合わせた造語。

ホテルや宿泊施設が提供してくれるキャンプなので、自分たちでテントを張ったりする必要もなく、気軽に贅沢なキャンプを楽しむことができます。

全世界(世界ではキャンプ人口の区別はなく、国民みんなが普通にアウトドアを楽しんでいるそうです、元々はイギリスの貴族のサファリキャンプのイメージだそうです / 映画にでてくるイメージですね)で今新しいアウトドアレジャーのスタイルとして注目のグランピングです。

QR_cord2016年4月22日 記事引用です。

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出典: 50campfires.com

伊勢志摩エバーグレイズ HP引用
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いやぁ、こんなとこで過ごせたら「幸せ」ですねぇ。
費用は安ホテル宿泊の3倍はいるようですが、高級ホテル並みくらいのお値段がネックかもしれません。

1名値段と1室値段とあるようで、シーズンオフならばまあまあのところもたくさんあるようです。

冬場も軽井沢などもあるようで、スノーシューがらみもいけそうです。ぜひ考えてみます。 

乗鞍岳硫黄岳尾根~平湯

白骨温泉からの十石山では頂上部などすでに夏の高山植物がたくさん咲き始めておりもうすぐ、チングルマなどは満開状態。

今年はアルプスは雪が少なめだったので早いのかもしれません、写真は「十石山三角点・ガレ場の上」と7/27-28予定の乗鞍岳方面と硫黄岳、硫黄岳から平湯へ降りる「お花の尾根」です。

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乗鞍のお花畑も毎回ながら、たくさんお花は咲いているでしょう。
楽しみです。

今回高山に 最高の飛騨牛のランチの美味しいところを見つけましたので、とても楽しみです。往路のお昼はここに決めています。


宿泊は乗鞍、畳平で3000mの風に熊さんと癒されます。
帰路は定番「豆腐屋」さんで仕上げです。

御揚げが絶品で昭和9年生まれの83歳のお父さんとお母さんが綺麗な湧き水で作られている「最高の豆腐屋」さんです。 

 

花の十石山

今回は大型カメラは持参せずにトライしました。
お花の写真はまた後日アップします。

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下部のスーパー林道分岐から登りはシラカバ林とカラマツ林の樹林
帯を登りますと、湯の沢平前後はシラビソなどの林が続きます。


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今回大変有難かった「藪の笹払い」1時間のコースを綺麗にされていました。

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頂上直下のお花畑にはたくさんの高山植物が・・・・・

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5時間30分登ってやっと、避難小屋が・・・元気なグルーブでも4時間30分かかっていますので、山レコの情報の3時間で登ったというのは走らない限り不可能です。

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ハクサンシャクナゲ

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頂上部の砂礫にわずかながら、コマクサが咲き始めてました。

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素晴らしい別天地、焼岳があんなに下に見えるイメージはありませんでした。煙がでているところです。

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チングルマも満開

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頂上は展望はありません、乗鞍岳へは完全な藪漕ぎで不可能と思われます。総じての感想はお花は満開を迎えており、アルプスの夏山が始まったという印象でした。

高度の高い登山は別物という体力の感じ方でした。 

花の十石山

5-6年前にツアーで組んで以来の十石山(じっこくやま)
白骨温泉から登る、乗鞍岳の尾根続きの山です。
前日泊温泉は「さわんど温泉」下山後は白骨温泉。 

花の山で頂上部には立派な「避難小屋」があり手つかずのお花畑のある穴場の山、眺望はぐるり360度「乗鞍~白山~焼岳~笠ヶ岳~西穂高~ジャンダルム~槍ヶ岳~奥穂高~前穂高~黒部五郎~三俣蓮華~双六~常念~安曇野方面」を堪能しました。 

大変運よく予報が晴に変り絶景とお花畑を堪能できました。

ゴゼンタチバナ、イワカガミ、ミツバオウレン、ミヤマキンポウゲ、ミヤマキンバイ、チングルマ、ハクサンシャクナゲなど数えきれないほどのお花が咲いてました。

特に頂上直下と頂上部のお花畑はここ2週間の間に無くなった雪渓後に見事に群落を作ってました。

頂上部の「コマクサ」と途中の「イチョウラン」に感激をした激登り「ゆっくり5時間30分」下りは「ヘトヘト3時間30分」他には浜松の30-50代グループ1組だけの 静かな山行でした。

2週間前まであった雪渓はなく、長い藪漕ぎも地元の方が綺麗に刈っていただいており「1-2時間」の体力消耗の節約ができて大変助かりました。

しかし、2500mを久しぶりに越えましたが空気の薄さがあるのか、2500m越えは別格登山、30-40代なら平気かもしれませんが、50-60代はしんどい山です、70代は化け物以外はお勧めできません。

ここ最近、夏山訓練と称して日帰り余呉トレイル激場「安蔵山」、1番長い岐阜大日山Bコース、甲武信岳、ゴジラの背中、栃木庚申山、十石山といずれも10時間・10キロ越え・標高差1000m越えの3点セットのいずれかの2点が続く山行が多かったせいか、夏山を前に精神的・体力的に疲弊しています。

気象警報・注意報

土砂災害警戒情報が熊本・鹿児島 警報が西日本中心にでています。西の台風から予想どおりどんどん、湿潤が流れているようです。
ただ明日の日曜日は「晴れ」にいきなり変わってきましたね。

関西・関東・北陸は日曜日は晴れ。
関東・北陸は月・火と晴れ。
東北・北海道は月曜日からしばらく晴れ週間。 

関西以西は来週は台風の影響が残り、よくないですね・・・・ 

「お盆の登山・交通情報」

今年は8月11日(木)は休日となり初めての「山の日」です。
全国各地で8月11日から15日のお盆にかけての間は、イベントが目白押しです。

当然上高地など登山基地になるようなところは激混みとなるようです。公にはなにも発表されていませんが、観光協会などにお聞きすると上高地から徒歩3時間の横尾山荘(予約開始7/11~)などは当日お客様がマイカー規制の為、高山・松本からのバス乗り換え地点まで渋滞で到着するのが大変ではないかとの見方もあります。

当日に上高地から横尾山荘、涸沢、槍沢ロッジなどへ徒歩の予定を入れている方は大変注意ですね・・・明るいうちに到着できるのか?

乗り換えバス始発だとまだましなのか?前日夜行運転をすべきなのか?前日泊はほとんど近場はすでに満館でとれないので、遠くの宿を夜中にでるのか?全くわかりません。

都市部を朝に出発してお昼前後到着予定が1番危険な予定でしょう。

特に貸切バス を利用したり乗合を利用したりと、現地周辺にツアーなどでいく予定の方は都市部通過の渋滞で、それまでに時間が大幅にかかるということを前提にしなければなりません。

以前1000円高速のゴールデンウィークに大阪から下道抜け道を駆使しても普段なら9時半到着の多賀SAに3時間遅れの12時30分に到着したことを思い出します。観光バスは当然弁当屋さんの話では15時30分前後で6時間遅れとなったようです。

上高地など大イベントではないところも、昨今中房温泉の燕岳や白馬の駐車場、南アでも「以前に比較してテント宿泊者、それもソロテントの登山者が増えているとの情報があり、単独で車1台で駐車するので無料駐車場」が夜中から満車となるケースが増えているようです。

以前から車中泊の方も多く夜中には満車が多いのですが、拍車がかかっているようです。

万事登山の行程や安全管理・ファーストエイドなど無事に戻ることが登山ですが、アプローチに関しては今年は盆は「特別」かもわかりません、山岳地域によって違うと思いますが「どこも予測は不可能」ということです。

万全を期した計画と段取りをしたいものです、現地情報の収集はことしは特に細心にしましょう。

関東など利便性の良い登山者数は「天候」によりどこの山も大きく左右されるようですが・・・・。

往復のアプローチで登山に大きな影響がありそうです。
8/11木曜日は「貸切バス」は死の彷徨かも?いかに・・・


 
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