川場スキー場より雪山登山(バックカントリースキー・スノーボードを含む)を楽しまれる皆さまへ
【国内初 ココヘリ義務化】川場スキー場からの登山者に対して義務化を発表、2019年4月1日から開始 

【ココヘリとは】
AUTHENTIC JAPAN株式会社(福岡県福岡市、代表:久我一総)が運営している会員制捜索ヘリサービス。

携帯の電波が届かない場所や、自ら発信できない場合においてヘリや航空機を使用し会員を捜索、迅速に場所を特定し救助機関へ位置情報を引き継ぎます。
直近1年間の事案発生件数は14件、うち出動時の発見率100%(2019年4月現在) 全国の主要山域・北部九州の海域をカバーし、全国28都道県の警察・消防航空隊・ハイパーレスキュー・第七管区海上保安庁などにも導入しています。

福岡市消防局

 直近1年間の事案発生件数は15件、うち出動時の発見率100%(2019年4月現在)となっていますが認識したい点と疑問に感じる点は?

・「ココヘリ」のおかげで助かったという事例でニュース報道が一切なく、山域と事例が保険のJROのように掲載されていないのでよく理解できないこと。

・今冬期で鹿島槍ケ岳の遭難者はいまだに「遭難場所」がわかっていても、地上部隊ですら二次遭難の危険があり救助できずであること、剣では結果救助されましたが、悪天候のため位置情報がわかっても1週間ヘリも飛べない日が続いたこと。

・結論としては・・・・・

1.「位置情報」がわかることは迅速な救助に繋がることには間違いはなく、いいことですが天候や遭難場所や季節によっては、発見率「位置情報100%」がイコール「助かる」こととは別物であるということを理解しておく必要があります。


2.事例がはっきりしないので「冬山の事例があるのかどうか」電波受信が弱い山域、GPSの受信も不可能なことのある「山深い南アルプスなどの樹林帯や谷でも事例があるのかどうか」困難な季節で悪天候であっても飛んだのか?発見率「位置情報100%」がその日のうちなのかどうか?2-3日後の100%なのか?

どんな季節でも、どんな困難な場所でどんな悪天候に拘わらず発見率100%である印象を与え、生存率100%で無事救助100%という印象をもってしまうと「ココヘリ」に加入すれば助かると思うということで「リスク補償心理」が働き「身の丈登山」以上のコースや行程で入山者が増えてしまっては意味をなさないということです。


この注意すべきことは冒頭のトップページに大きくアピールすべきであり、明示したほうが道義的には「遭難防止」の一助ともなるのでそうしていただきたいものです。あくまでも「遭難が発生したあと」の救助のスピード「命を守るスピード」であり「遭難防止」の手立てではないという点は認識して加入するものというということですね。

ちょっと気になるのは人間の行動心理である「リスク補償心理」を認識相違をして、「遭難」を減らすことでなく「増やす」ことになりかねない危険性を勘違いをして、全国各地で「条例化」やコースによっては「強制」「義務化」されると「遭難をしない実力、リスク防止ができる登山者」にも「支払い義務」を生じさせるというのはちょっとお門違いではないかと思ってしまいます。