職人ブログ

塔婆製造・販売の(有)遠藤産業のブログです。塔婆職人という仕事を通じて 日々感じた事や気付いた事を書き綴っています。

当たり前の事

昨日はホームページからの御縁で御注文を頂いた新規のお客様の所へ、塔婆の納品に伺った。
今までお取引をしていた塔婆業者が、予定納品日を2ヶ月経過しても一向に納品しない為、今回弊社が御注文を頂く形になった。


今年は同業他社が納期を守れない事が原因で、弊社がお仕事をやらせて頂くパターンが多い。


製造業にはほとんどと言っていいぐらい、納期というものが存在する。よほど突発的な案件の場合は別だが、基本的には、お客様の希望する納期を守れるよう、企業というのは尽力する訳である。
納期を守るという当たり前の事が、当たり前に出来ないと、お客様からの信用を失う事になる。


じゃあ、当たり前の事をきちんとやっていれば業績が上がるかと言えば、そうとも限らない。
それには運だったり、御縁だったり、様々な要素も関係してくる。



当たり前の事を当たり前にやる事は、文字通り、当たり前の事であり、企業にとって最低限やるべき事だと思う。


関連業者さんへ滞りなくキッチリ支払いする事も、当たり前の事の一つである。

今回納品させて頂いた塔婆は、枚数もかなりのボリュームで、弊社の在庫数だけでは対応出来ないケースだったが、材料業者さんが無理を聞いてくれたお陰で、お客様の希望納期に間に合わせる事が出来た。


当たり前の事を当たり前にやる。
常に自分達が実践出来ているか、確認を怠らないようにしたい。


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叔父の13回忌にて

先日、母方の叔父の13回忌法要を御殿場市の日蓮宗感応寺さんにて執り行った。


感応寺さんは母の実家の菩提寺であると同時に、弊社のお客様でもあり、公私共に大変お世話になっている。


法要の読経が終わった後である。
御住職が『皆様、目を閉じて下さい。しばらくの間、静寂をお楽しみ下さい。』と言った。



シーンと静まり返る本堂。
視覚が失われたせいか、周りの色々な音が耳に入る。
風の音、風に揺れる窓の音、近所の家から聞こえてくる風鈴の音色、川のせせらぎの音、私の腹の鳴る音・・・。
ここで一発、屁をかましたらどうなるのだろう?
そんな罰当たりな思考が一瞬だけ脳裏をよぎったが、私は大人だからそんな事はしない。



冗談はともかく、普段は聞き逃しているであろう様々な音を聴いた。
目を開けた後、御住職の法話が続く。
『皆さん、横断歩道を指で書いて下さい。』


私は縦線2本を書いた後、横線を数本指で書いた。
御住職の話を聞いて驚いた。
私が書いた横断歩道はひと昔前のバージョンで、最近の横断歩道は雨水が溜まるのを防ぐために横線だけとの事だった。
ほぼ毎日見ているはずの横断歩道の変化に、私は気付いていなかった訳だ。


目に見えているはずなのに見えていない。
聞こえているはずなのに聞こえていない。
いかに我々が無意識に日々生活しているか、御住職のお話を聞いて実感した。


今回の法話は、ただ我々が話を聞くだけではなく、実際にその場にいる全員で目を閉じたり、指で横断歩道を書いたりと、体験を交えながらだったこともあり、いつも以上に分かりやすく感じた。


その後、御住職と親族一同でお墓参りをした。
御住職がシャボン玉の玩具を取り出して、従兄弟の子供達に渡した。
ワイワイはしゃぎながらシャボン玉を飛ばす子供達。
虹色に輝きながら風に乗って飛んでいくシャボン玉が幻想的だった。


『お孫さんたちが遊んでいる姿を見せてあげたくて。』


御住職がそう呟いた。
ただ法要を執り行うだけでなく、故人やその家族の事を想う姿勢に、御住職のお人柄があらわれていた。
感応寺天田上人、大変心のこもった丁寧な法要を有り難うございました。


余談だが、先程の横断歩道の件、私の母と妻は、横断歩道のマークではなく、『横断歩道』という漢字を得意気に書いていた。




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3尺木札の製作

本日は3尺木札を製作。
長さ約900mmの木札は、一般的に神棚にお供えするサイズの木札と比較すると、長さも幅も数倍の大きさである。


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お分かり頂けただろうか?


加工した木札に黒、朱、2色の印刷を施す。
最初に印字部分を朱色のインクで印刷。


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インクが乾燥したら、黒文字の部分を印刷。
この際、印刷を失敗すると再度朱色の印刷からやり直す事になる為、慎重に印刷しなければならない。



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印刷も無事に終了。




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快適である

ここ数日、比較的涼しい日が続いている。
吹く風はどことなく秋の風。
暑がりの私にとっては大変快適である。
猛暑日は作業用のシャツが数分で汗まみれになるので、小まめにシャツを着替えないと、やがてそれが異臭を放ち大変な事になる。


シャンプーしていない犬の匂いがしたり、鮒の匂いがしたり、妙に癖になる匂いなどなどバリエーションも豊富だ。
まあ、そんな話はどうでもいい。


本日は2尺5寸塔婆の加工をおこなった。


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塔婆の尾加工(塔婆の最下部)はお客さんの御要望で幅40mmで加工。
(弊社の通常サイズは20mm)


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来週も特注サイズの塔婆の加工が続く。
どれも短納期の案件ではあるが、丁寧な仕事を心掛けたい。





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休み明けの出来事

お盆休みも終わり、昨日から弊社も通常業務開始である。


昨日は休み明け早々、スリリングな展開となった。
立て続けに、お客様から連絡が入る。
お彼岸分の塔婆の納期変更(前倒し)、枚数追加、新規のお客様からの御注文等々。


お彼岸用の塔婆の材料は、枚数や搬入日を材料業者さんと事前に打ち合わせてあるので、搬入日を早めてもらったり、材料追加の発注をする必要がある。


お盆を過ぎたとは言え、お彼岸を過ぎるまでは塔婆業界は繁忙期なので、材料業者さんも同様にバタバタしているが、ここは何とか対応してもらうしかない。


やるべき事は無理を承知で材料業者さんにお願いする事。
あたふたテンパってる場合ではない。


最終的に材料業者さんの柔軟な対応で、何とか納期や枚数の追加等の問題は解決された。


ブログの冒頭で、スリリングな展開と書いたが、出来事自体は何の力も持たない。
勝手にそう解釈している自分がいるだけだ。


例えばコンビニのレジで長蛇の列。
イライラした経験をした人もいるだろう。
ただ、本来は目の前に長蛇の列という光景があるだけで、それをそのまま受け入れれば何の問題も生じない。


自分の順番を待てば良いだけなのに、イライラしている自分がそこにいる事に気付いていないから『最悪!』とか出来事に勝手な意味付けをしてしまう。


自分の心の状態を監視していると、出来事に翻弄されなくなるし、今何をすべきか(何をすべきでないか)明確になる。
最近そんな風に感じている。




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