現在、塔婆材80%は外国産の木材が使用されています。
その中で中国産の木材は全体の約50%を占めています。


先日、塔婆材業者の方とお話しする機会がありましたが、中国の白松の原木(げんぼく)は年々細くなりつつあるようです。
以前は人が一人では抱きかかえられない程の太さの原木だったのが、ここ最近では、乗用車のタイヤ程の太さしかないそうです。
中国では乱伐や盗伐が問題になっていますが、その影響もあるかもしれませんね。



前述の業者さん曰く、1本の丸太のうち、塔婆材として使える部分は4割程度らしいです。
ここで簡単に補足説明しておきます。
樹木は『心材』『辺材』で構成されています。
『心材』は樹木の中心に近い部分の事で、辺材』はその周辺の部分を指します。



『心材』は節や割れが多いため、塔婆材には向いていませんから、材』を利用しています。
先程も書きましたが、1本の丸太のうち、塔婆材として使える部分は約4程度、そのうち、2割節の無い塔婆材として、残りの8割節のある塔婆材として製材されます。
つまり、節の無い塔婆材は本当に貴重なものになりつつあります。



お寺さんや葬祭業者さんは、やはり色が白くて、木目が美しく、節のない塔婆をお求めになる傾向が強いです。
仏様に供えるものであり、手を合わせるものですから無理もありませんね。
でも、今後はそうも言っていられなくなるかも知れません。
節のない材料が盛んに求められている一方、節のある材料は大量に余ってしまう。
現状のままですと、中国の原木はあと5年持つか分からないそうです。
僕の鼻毛のように、切っても切ってもすぐに生えてくれば問題ありませんが、樹木が育つのには時間が掛かります。


相田みつをさん風に言えば・・・
節があってもいいじゃない 木なんだから      
・・・と自然は叫んでいるかも知れませんよ。



世間が環境やエコ活動に目を向け始めているのですから、寺院様や葬儀業界も、今後は節のある塔婆も少しずつ使用してみては如何でしょうか?
文字を書くと、節があっても全く目立たなくなる事もあります。
塔婆に印刷をされているお寺さんにも、今後こういった御提案をさせて頂けたらと思っています。





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