昨日のブログを読んだ方から
間伐材を使う事がエコに繋がる理由をもっと詳しく教えて欲しい』
という問い合わせを頂きました。
間伐材を使うことはエコは勿論ですが、実は環境問題にも大きく関係してきます。
今回はその点に関して、詳しく書いてみたいと思います。




間伐とは森林を明るく保ち、樹木を真っ直ぐに育てるために弱った杉や檜などを伐採する事です。
間伐は生きた森を作るのに必要不可欠です。



ところが、日本の林業を取り巻く環境は厳しい。
輸入木材に押される中(塔婆に関しては約80%が輸入材です)、後継者は不足し、採算割れの為、大規模伐採後に、新たに植林をしない『放棄地』が増加しているそうです。



おまけに、ここ数年、間伐材の需要が低迷し価格が下落。
そのため、森林事業の間伐材売却の収入が減り、森林整備の行き届いていないが全国的に増えているそうです。
間伐したくても間伐できないという状態です。
地元の森林組合の方にお聞きしたところ、本来、1坪に対して1本の木という割合が理想なんだそうです。




間伐をしてやらないと、どうなるのか?
森林の中に適度な光が差し込まない為、樹木の成長が鈍く、森の貯水力や土壌保全能力が低下してしまいます。
これは洪水や土砂災害を引き起こす原因と生ります
しっかりと成長したぶなの木1本で、およそ20トンの水を貯水できるそうです。






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画像は2000年9月の東海豪雨の際の土砂崩れ
(disaster-i.netより転載)




土砂災害防止のほかに、森林の多面的機能としては、良質な水を育む水源涵養機能、二酸化炭素を吸収し、温暖化防止等が挙げられます。




地球温暖化も諸説様々ですが、大気中の二酸化炭素濃度が大きく影響していると言われています。
元気な森林でなければ、二酸化炭素の吸収量が低下してしまいます。
林野庁のホームページによると、乗用車約1台の二酸化炭素の年間排出量2300kg、これは適切に手入れされたスギ約160本年間吸収量と同じなんだそうです。
1台の乗用車に対して、それだけ多くのスギが必要になります。



地球温暖化というとスケールが大きすぎて、自分には関係ない話だとか、自分一人じゃ何も影響は及ぼさないという考えになりがちですが、これを地球上の人が全員やったら、大変な事になりますよね。




日本は国土の3分の2が森林です。
林野庁のHPでも提唱していますが、植える、育てる、収穫する、上手に使というサイクルが、元気な森林を育てるそうです。




私は塔婆の製造という仕事に携わっていますが、従来の外国産の木材だけでなく、国内の木材や間伐材も利用する事や、それらの普及にも努める事を、これからは業界全体で考えていくべきだと思います。




最初は何の影響も及ぼさないでしょうけど、やっていい事と分かっているなら、やった方がいい。
私達の生活に密接に関係する山や森。
木工業に携わる人間として、間伐材も利用する事で微力ですが山を育てる活動に協力していけたらと思っています。




 
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