昨日、コンビニに立ち寄った際の話だ。
私が入店したと同時に、二人の女性従業員が突然笑い出した。


何かよほど楽しい事があったのだろう。
私が店内を物色している最中も、レジの方からクスクスと笑い声が聞こえてきた。


コーヒーを手に取りレジへ。
その時も女性従業員達は笑いを堪えながら接客していた。


以前の私なら
『ひょっとして俺の事笑ってるのかな?』とか
『客を目の前に失礼な奴らめ。』
とか色々と考えただろう。


起きた出来事に対して、勝手に自分なりの解釈を当てはめ、心配になったり、不機嫌になったりするほどナンセンスな事はない。
目の前に笑いを堪えている女性従業員がいる。
ただそれだけの話なのだ。
出来事は力を持たない。
彼女達は私に何の影響も与えないのである。


やあ、君達楽しそうだね。
何がそんなに楽しいのか、私にも教えてもらえないかい?
そう心の中で思いながら、私は店を出た。


会社に戻ってから、私のズボンのチャックがフルオープンだった事に気付いた。
開放された部分から、黒いヒートテックが見えていた。
なるほどね。
彼女達はやはり私の事を笑っていたのかも知れない。


何がそんなに楽しいのか、私にも教えてもらえないかい?
そんな事を実際に口走らなくて良かった。
これじゃ、ただの変態野郎だ。


春先はおかしな人が出現しやすいそうだが、私がそうならないように注意しよう。