キマグレなヒトリゴト: IN PERTH

オーストラリアはパースから映画情報やらその他もろもろ。

はじめまして、管理人のminoriです。
オーストラリアのパースに在住しています。

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非常に長いタイトルですがこのタイトル、映画をみれば忘れられないものになること請け合いです。導入部分、とてもよかった。



原作は書簡を通して話が進んで行くようで(まだ残念ながら未読です) そうなると多分この導入は映画独特のものなのですかね。映画ではインパクト与えるために導入に持ってったのでしょうね。これなかなかよかったと思います。

舞台は戦中戦後のフランス近くにあるイギリス領であるガーンジー島。知らなかった場所ですがキレイなところ!ここは戦時中ナチの領土としてとられていたため島の住民はかなり縛られた生活を強いられていたらしいです。そんな中ひょんなことから読書会をはじめることになり、というあらすじです。

最初映画を見ててこの女優さんたちどこかで見たことあると思ったらダウントンアビーのシビル様とローズじゃないですか、他にもイザベルとマリーの結婚相手まで出てて結構なダウントンアビー率でした。ファンなら興奮すること間違いなし笑

内容ですがどうやらこの作品、作者の方が志半ばで亡くなって、姪っ子が小説を仕上げたようです。なので途中から恋愛色が強くなってしまってますがそれでもとても良かったです。強い女性が二人興味深く描かれていました。それにしてもシビル様は今回も似たようなかんじだったかも。彼女はああいう役が多くなりそうですね。

それにしても、あんなに追い詰められて食べるものも少なくなって愛する人に先立たれてっていう現状を本が救うっていうコンセプト、いいですよね。私も小さい頃から落ち込んだり嫌なことを忘れるためのツールは本でした。今もそれは本だし映画でもあるわけで、個人的には本なんかは心を豊かにする最良なアイテムだと思っています。映画も漫画も。Cちゃんにイラっとしても映画見たり本読んで「やっぱりちょっと優しくしてあげよう」なんて思うことたまにあります笑

この島の住民たちもそうやって心の均衡を保って来たのです。人にこんな本読んだよ!ってオススメするのなんかは特に(ビブリオバトルほど形式張ってないにしても)楽しいものです。聞いているメンバーもそんな物語の世界に想いを馳せる楽しいひとときだったことは容易に想像できます。レシピブックはかなり辛いだろうけど笑

そんな中、読書会の発案者であるエリザベスに出会いがありその出会いのためにさまざまなことが起こるわけですが、そんな過去をジュリエットが掘り起こしていくのがこの映画のメインストーリーになっています。ドージーの素朴な優しさに触れていくジュリエットのココロの移ろいがまたなんとも言えない感じに仕上がっていてよかったな。地位と権力のあるアメリカ男との対比もいい感じ。花束もシャンパンもないけどあの上っ面だけの優しさが見て取れる彼に対してドージーは誠実な感じだった。そりゃ惹かれますとも。

さっき調べたら日本ではなんとNetflix 配信だそうで!映画館でみて欲しかったけどお手軽でかなり羨ましい!!

さらにこの本は『プリズンブッククラブ』に取り上げられていて、たまたま積読になってたこの本も読みました。併せてこちらもおススメです。刑務所と戦時下の占領地、確かに条件は似ていますね、どちらでも本は心を支えるものになるのです。

この映画は日本人に見て欲しい。
なぜなら日本人だけがこの映画をー神のような立場でこの映画を観れるから。



小さい頃に大好きだった銀牙とウィードという高橋よしひろ先生の描く犬の漫画があったのだが、この、あの当時にはなかったワールド、(何しろ犬が喋るのだ。「これじゃまるで犬死にだ」とか言っちゃうのだ) はなかなか画期的なアイディアだったように思う。そんな銀牙の世界でも、犬と人間は現実のようにしかコミュニケーションできないのだ。つまりお互いを思い合ってはいるけど直接の会話はできない。主人公の犬とその飼い主は前半で離れ離れになって最後に再開する。犬達だけになってようやく犬は犬で会話を始め、また人間に会うと言葉はなくなって人間側はワンとかクーンとかしか聞こえない。この場合、読者は人間側から犬側に行き、そしてまた人間側に戻ったという立ち位置にいる。

これを踏まえた上でこの映画を考えてみると、人間は日本語、犬は英語というこの世界、日本人は常に両方が何を言っているのかわかる、という立場でいることが出来るのだ。

この映画は劇中の日本語には一部しか字幕および吹き替えがつかない。ニュースは同時通訳という形で説明されるし、学生は留学生を介することで英語を話し始める。つまりアタリが犬たちといる間には通訳が入らないのだ。

私はこの映画をここオーストラリアで見たのだが、アタリのセリフには一切字幕がはいっていなかったし、同時通訳を介さない会話にも一切字幕は入らなかった、つまり私のように日本語ネイティブでない限り、何を言ってるのかさっぱりわからない状況なのだ。

代表的なのはあの若い科学者達がワタナベに説明するシーン、(あれって松田兄弟と山田孝之??) なんかはもうほんと彼らにとってちんぷんかんぷんなシーンだろう。私の相方は基本細かいことを全く気にしない人なので「あの時何を言ってたのか」などと一言も聞かなかったが(答える準備はしっかりしてたのに!!) 私が逆の立場だったらとっても知りたかっただろう。最後のスポッティとチーフのシーンだってそうだ。アタリの感動的なコメントもオージーたちにはフィーリングしか伝わらない。逆にわからない方が良かったのかも、違う見方ができたのにとまで色々考えてしまう。

そうなのだ、この映画、きっと人によって色々な楽しみ方ができるはず。パペットアニメーションのディーティールを楽しむこともできるし、もちろんストーリーを楽しむこともできるし、ほんと奥が深い。

これを見る前日にNetflixでFantastic Mr. Foxを見たがこれもまた細かく良くできた映画だった。もしかしたら笑えたのはこっちの方がより笑えたかも?皮肉がきいててとてもよかった。

それにしてもこれを作るのにはすごい時間と労力がかかるのだろうなぁ。昔芸大に行ってた友達がパペットアニメーションやってたけど大変そうでした(でも楽しそうでもありました)。
色々な角度で何度でも楽しめそうですね。

日本での上映はやっぱり字幕も付くんでしょうね。ある意味無い方が面白そうなんですけどねー。

ずーーっと更新サボっていますが、

先日落語を聞けるというお誘いをいただき見に行ってきました、パースで。

なかなかパースでこんなクラシックなイベント、しかも立川談志の孫弟子で真打の立川こしら師匠がわざわざパースまで!

私自身、タイガーアンドドラゴンで落語に興味を持ち、当時図書館で働いていたので落語DVDをみたりしたことはあったのですが(覚えてるのだと古今亭志ん朝師匠のをよくみたかな) 実際見るのは初めてだったのでとても楽しめました。

今回メインで演じた古典、火焔太鼓も聞けました。この演目は江戸っ子な夫婦の掛け合いが楽しいお話なんですがこしら師匠のおかみさんは妄想癖がちょっとある夢見るおばちゃん(韓流とか好きそう) でなかなかイマドキ。そこら辺も演じ手のアジが出ててとても良かったです、おばあちゃんだけでなくもう少し若い人たちも面白く聞けるというか。とても好きでした。

そんな師匠、あとでウィキペディアをみていたらどうやら元バンドマン(シグレのイメージはこの辺りから?) でイングレサーじゃないですか。

ingress、それは日々私を悩ますゲームです。ポケモンgoよりも前に同じ会社からリリースされている参加型のゲームなのですがうちの相方がこれをもう4年以上熱心にやっています。もうその熱心さったら…悪夢です。放っておけば帰ってこないレベルです。このゲーム、ポケモンと一緒で実際に現地に足を運ばなきゃならないのですが、私のかわいいウォーキングツールになってるポケモンなんかとはレベルも違い、彼は人のいない森の中まで足を運び、私がいない日には一体どこに行っているのか、この落語の日も私がいないと知るといそいそと出かけて行った次第です。日本に帰った時は見ず知らずのイングレサーたちに誘われ飲み会に行きました。残金3000円、こいつだいじょぶかな、と思いつつもそのまま送り出し、なんと皆様にごちそうになって帰った来たようです。(誰だか知りませんが本当にありがとうございました)

話はそれましたが、師匠もなんとこのゲームをやっているそうで、なんとそれをネタに私の地元でも公演しているとか! それにしても最初にこれを調べてから行けばよかった笑

どうやら今日の公演の師匠はイングレサーらしいよと帰ってから(次の日、彼はイングレスで午前様) 話したら激しく悔しがり、どっちのチーム?今日はイングレス行ったのか?仙台での公演行きたかった(お前日本語わからんだろう) などなど大騒ぎでした…。師匠、またパースに来る際にはぜひお声がけを。一緒に行きたかったらしいです。(どっちのチームかな)

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