成功の陰にはまさに血のにじむような努力。

世の中には褒められて伸びる子もいるわけで、
なんだかここまでのスパルタ、どうなんでしょうね、
と思ってしまいます。
そしてパイプいすやらシューズやらが飛んできた私の部活時代を
思い出してなんだか複雑な気分になりました。

私が泣かなかったのはそれほど入れ込んでもなかったし、
練習もしてなかったから、泣くほど悔しくもない。
でもAndrewは違う。
そりゃああそこまで頑張ってあんなにぼろくそに罵倒されたら
涙だってでてくるはず。家庭の事情までみんなの前で言われるし、
体型も突っ込まれるし(これは別の子)、
正直そこまでやる必要があるのかなと思ってしまう

だから私は、多分上手になれない。多分他のエリアでもなんとかなるかも、
とも思ってる。だから逃げられる。でもAndrewはそうは思わない。
友達も作らずせっかくできた彼女も「ザ・青春」的な理由で
退け(勿体ない!)まさに後がない。
でもうまくなる人ってこのくらいやるんだろうなー。だから上手くなるんだろうな。

それでもやっぱり苦しみながらやって楽しいのかなーと思っちゃう。
後あとわかるフレッチャーの指導方針の真意も、言わんとすることはわかるけれど
共感はまったくできない。でもそれがトップへ行く人との違いなのかな、とも
思ってしまった。

私の大好きなDave GrohlそしてTaylor Hauwikinsは
ともにドラマー。(彼らは他の楽器ももちろんやりますが)
なんか彼らドラムは叩いてるときは楽しそうなのに、
このAndrewは音楽への愛を突き抜けてなんだか違うものを
追い求めている感じになってる。だから音は違うし。(まぁロックとジャズという
違いもある)同じ激しさでもトーンが違う気がした。なんというか暖かさがAndrewの
ドラムには欠如している感じがする。
でもそれはそんなに裕福じゃない家庭の彼の上昇志向からくるもののような気もしないでも
ないし、まだ若いからかもしれない。
そもそもジャズであんな激しいドラムはちょっとイメージがずれている気がした。

それでも、Andrewのラストの狂気のようなドラムソロにただただ言葉もなく見入ってしまった。
おそらくそれはフレッチャーも同じ。

それにしても、言葉は肉体的な暴力よりもときに鋭利。これほどこの暴力にさらされて
立ち上がったAndrewはすごいし、それを静かに支えてくれたあのお父さんも素敵。
お父さんの存在があったからこそ彼はラストに向かえたのかも。

ドラムラインもそうだったけど、とにかく圧倒されてあっという間に映画が終わって
しまった感じがしました。

若い監督だそうですが、オープニングの映像でぐっと心を掴まれました。
上手い!
すごくおすすめ。

余談ですがこの映画は図書館で借りました。
最近レンタルよりもNetflixよりも図書館優秀!!



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