2018年09月13日

北海道胆振東部地震より1週間が過ぎました。
先週はたくさんの励ましやお心使いをいただき、本当にありがとうござました。

闇月創房は昨日より通常openさせていただきました。
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★現在、北海道ブックフェス・街中が本屋さん<ミセナカ書店>に参加しており、【闇月書房2018】として年に一度の本屋さんな闇月創房open中です。http://blog.livedoor.jp/yamitsuki_sobo/archives/52526961.html

★みなさんのことばを刻むオーダーメイド【真鍮あなたのことばの栞】も、オーダー受付の期間を延長します。<× 9/30 → 〇 10/14 受付締切 >
http://blog.livedoor.jp/yamitsuki_sobo/archives/52526556.html

★旭川のギャラリープルプルさんにて【プルプルのおくりもの展】始まりました。
【プルプルのおくりもの展】2018/9/8〜11/3 
ギャラリープルプル(旭川市7条通8丁目左1号(買物公園通)
絵本作家あべ弘士さんのギャラリーにて開催の、読書の秋にぴったりな展示会に今年も出品させていただきます
※委託での参加です(闇月創房の在廊は未定です)
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★9/17(月祝)もopenします。(11-18時)
★ホームページにて、9月・10月のスケジュールをご確認いただけます。
http://www.diana.dti.ne.jp/craft.yamitsuki/

闇月創房にできることは、やっぱり、暮らしに寄り添う、暮らしがちょっとでも嬉しくなる作品を創ること。
闇月創房の作品で、少しでも皆さんの暮らしに元気や明るさがお届けできましたら幸いです♪

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それにしても日常がどんなに有難いかを痛感した1週間でした。
あの時は、揺れの大きさから『ただ事ではない!?』と不安になりましたが、あっという間に電気が通り、水が飲めるようになり、流通が再開して暮らしの不便はなくなりました。

復旧作業に携わってくださった方に、心より心よりお礼申し上げます。
だってこんなに早くに復旧するなんて!!!!

そして、常日頃よりライフラインの維持管理に携わってくださっている方々にも心より感謝いたします。
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たった1日2日の不便さが、こんなにも不安になるなんて。
あたりまえの日常が、たーっくさんの方の働きによって保たれているんだということを、改めて感じました。

さらにインフラの復旧も早かったけど、気持ちの復活も早かった♪

真っ暗な町のあちらこちらから、ご近所さんのお互いを気遣う声が聞こえました。
ネット上には遠くから皆さんが心を寄せてくださり、いますぐ役立つ情報があちこちからアップされてます。

ご近所さんや町内会の方が、一軒一軒見回りながら状況確認や情報伝達に奔走し、先に電気が復旧した友人宅でランチや入浴をさせていただくことができました。
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当日朝には、新聞が届きました。
夕刊も、翌日の朝刊もちゃんととどいて、情報不足の不安を埋めてくれました。

情報を食べ物を分け合い、車を共有し、
無灯の交差点で、譲り合いながら進む車の列を見て、なんだか泣きそうになりました。

だいじょうぶ。
ワタシが暮らしている町は、こんなにも優しい、だいじょうぶ。
二日目からは、逆に安心になりました。

でもそれも不安が長く続いていたら、どうだったかな。
いまだ余震は続き、復旧作業が続くところもあります。
直前の台風の被害だってあるし、北海道だけではなくて各地で不便を強いられている方がまだまだいらっしゃいます。

そんなとき、自分は何ができるかな。
そしていま、もっとほかになにか、なにかできないかな?
と考えつつ、一日も早い日常の回復と復旧作業の方々や皆様の安全を
心よりお祈り申し上げます。
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揺れの直後、町中が真っ暗になり不安な中聞こえてきた助け合う声。
気になって外に出てみたらー!?

OKAZUさん家の屋根の上に広がる無数の星たち♪
それはまぎれもなく、宇宙!銀河!!
三日月が満月のように明るくて、999のように人工衛星が走るのが見え、早くも来てしまっていた冬の使・オリオン座も大きくて、それはもう輝いていて、とてもとても勇気づけられました。

揺れも大きいけど、人の力も大きい!
だいじょうぶ、だいじょうぶ!

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『きりのなかのはりねずみ』
ノルシュテインとコズロフ作 / ヤルブーソヴァ絵 / こじまひろこ訳


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ひが しずんで、あたりが うすぐらくなってきました。
はりねずみは、こぐまのいえに でかけます
ふたりで、おちゃを のみながら 星を かぞえるのです。
はりねずみは、のいちごの はちみつにを もちました。
こぐまが だいすきなのです。
みみずくが こっそり ついてきました。

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空には、星が またたいています。
はりねずみは、水たまりを のぞきました。
「あっ、水のなかにも お星さま!」


みみずくも 水たまりを のぞきました。
でも、そこに じぶんのかおが みえたので
水を パシャパシャ かきまぜました。
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はりねずみは、ふるいどのところに やってきました
「ここにも お星さまが いるのかな?」
はりねずみは、いどのなかを のぞきこんで、
「おーい!」と、よびました。
「おーい!」と いどが こたえました。


みみずくも、はりねすみの まねをして、
大きなこえで さけびました。
「ホー ホッホー!」
すると、もっと 大きなこえが かえってきました。
「ホー ホッホー!」
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はりねずみは、あるきながら こぐまのことを かんがえました。
「こぐまくん、いまごろ おゆを わかしてるかな・・・・・・
こぐまくんたら、いつも たきつけの木の なまえを わすれるんだから、
ねずの木のことを・・・・・・。 おやっ?」

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はりねずみは たちどまりました。
きりのなかに しろいうまが うかんでいたのです。
はりねずみは、むねが どきどきしてきました。
「しろうまさん、きりのなかで おぼれないかしら?」

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はりねずみは、おもいきって きりのなかに
はいっていきました。
でも、しろいうまの すがたは みえません。
「しろうまさん、どこにいいるの?」

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カサッ カサッ ファーッ!
はりねずみは びくっと みぶるいしました。
大きな はっぱが、おちてきたのです。
はっぱのしたから、かたつむりが でてきて、
きりのなかへ、ゆっくり もぐっていきました。

こんどは、すぐそばで 「ハーッ、ハーッ!」と、
大きな いきづかいが きこえました。
きりのなかに、ぞうでも いるのでしょうか?
はりねずみは こわくなって、そこを はなれました。


はりなずみが いなくなると、
しろいうまが かおを あらわしました。
くさを もぐもぐ たべています。
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はりねずみが きりのなかを すすんでいくと、
クリン クリン クリン
すずが なるような かすかなおとが きこえてきました。
ぎんいろの がが みんなで おどっています。
はりねずみも いっしょに おどりました。

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しばらくいくと、きりのなかから みみずくが かおをだし、
「ホーッ ホーッ!」と なくと、すぐ いなくなりました。
「へんな みみずくさん!」

きがつくと、あたりは すっかり くらくなっています。
はりねずみは、きゅうに こころぼそくなりました。
ひろった こえだで、きりのなかを さぐりながら すすみます。

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コツンと、こえだが なにかに あたりました。
「うわーっ! 大きな かしの木!」
はりねずみが、おもわず 大ごえをあげると、
「うわーん!」 かしの木が うなりました。
はりねずみは びっくりして にげだしました。

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はりねずみは わすれものをしてしまいました。
「のいちごの つつみは どこだろう?」
ほたるの あかりで くさむらを てらして さがしましたが、
つつみは みつかりません。
やがて、ほたるは どこかへ とんでいってしまいました。

「はーりーねーずーみーくーん!」
こぐまの よぶこえが、とおくから きこえてきました。
はりねずみは、あわてて あるきだしました。

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でも、どちらに いったらいいのか わかりません。
こぐまのこえは、もう きこえてきません。
あちこち さまよっているうちに、はりねずみは なきたくなりました。
とつぜん、めのまえが ぐるぐるまわって まっくらになりました。
くらやみから、おそろしい ばけものが、つぎつぎに おそってきます。
「わぁーっ!」はりねずみは、くさのうえに たおれてしまいました。

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しめった つめたいものが かおに さわったので、
はりねずみは われにかえりました。
いぬが だいじなつつみを とどけてくれたのです。

「はーりーねーずーみーくーん!」
また、こぐまのこえが きこえてきました。
「おーい!」と こたえて、
はりねずみは こえに むかって かけだしました。

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「あーっ!」
はりねずみは あしを すべらせて、川に おちてしまいました。

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「いったい ぼくは どこへ ながされていくのだろう?」
とおくの むらから うたごえや バラライカのおとが きこえてきます。
はりねずみは すっかり ぬれて、水に しずんでしまいそうです。

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だれかが、はりねずみの あしに さわりました。
「きみは だれですか? どうしたのですか?」と、
ひくいこえで だれかが ききました。
「ぼく、はりねずみ。川に おっこちたの」
「では せなかに おのりなさい」

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せなかは ぬらぬらして すべりそうでした。
きしに つくと、はりねずみは 大きなこえで おれいを いいました。
「どうも ありがとう!」
「どういたしまして」
だれかは すぐに 水に もぐって、 みえなくなりました。

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はりねずみは やっと、こぐまのいえに たどりつきました。
「いったい どこに いたの? なんども よんだのに!
おゆを わかして、ずっと まっていたんだよ。
ほら あの木で、 えーっと・・・・・・」
「ねずの木」
「そうそう、ねずの木で 火をおこして・・・・・・
きみが いなかったら、だれと 星を かぞえるのさ?
ところで のいちごは? あまくて きれいな のいちご・・・・・・」
こぐまは ひとりで、いつまでも しゃべりつづけました。

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はりねずみは、こぐまの おしゃべりを ききながら、
こぐまくんと いっしょは いいなと おもいました。
それから しろいうまのことを かんがえました。
「しろうまさん きりのなかで どうしているかな・・・・・・」

(17:09)

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