やんま まのblog(仮)

カテゴリ : GIMP

先日、ついにGIMP 2.8.0がリリースされ、安定版が2.8系に移行しました。個人的にはだいぶ白けてしまっているのであまりコメントすることはないのですが、とりあえずひとつだけ。

GIMP 2.8では以前記事に書いたディスプレイフィルタの性能劣化問題が解決していません。ブラシで描くなどの操作を行う場合、広範囲に画面表示の更新が行われると急激に重くなりコマ送り(というよりかコマ落ち?)したような状態になってしまいます(実際にこの現象が発生するかどうかは条件によって異なります)。

この問題を回避するには、ディスプレイフィルタをすべて削除または無効化します。通常はカラーマネジメント表示を担当する「カラーマネジメント」ディスプレイフィルタのみが有効になっていますが、これに限って言えばカラーマネジメント環境設定の表示モードを「カラーマネジメントなし」に変更することで機能が停止しますので、そちらで設定しておけばよいでしょう。

CM_OFF

しかしまあ、2012年にもなってカラーマネジメント(表示)オフ推奨だなんて……こんなのは冗談だけにしておいてほしいものですね。

GIMPにはディスプレイフィルタという機構が用意されています。プラグインフィルタと違って編集中のドキュメントはそのままで、画面表示にのみ影響を与える特殊なフィルタです。ユニバーサルデザインに有用な「色覚障害の視覚」や写真に写ったゴミを取るときに便利な「コントラスト」など、数種のフィルタがあらかじめ用意されています。

多くの方はいちども使ったことがないと思われるかもしれませんが、カラーマネジメント表示を有効にしているとき裏で働いているのも「色管理」という名前の付いたディスプレイフィルタですから、知らず知らずのうちに恩恵を受けている方もいるはずです。

今回は、そのディスプレイフィルタについて現在の開発版における重大な問題について取り上げます。

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